★2007年まみそ的オーディオ事件 BEST5
2007年のオーディオライフ。
個人的に衝撃を受けたオーディオ機器やオーディオアクセサリーのBEST5を紹介。
機器やアクセサリーによる音質変化、及びそれによる音楽観への影響力等も考慮しチョイス。
2位:PCトランスポート
今までと次元の違うレベルまで音質を高めてくれたのはトランスポート部分(デジタル部分)だった。
PCトランスポートによって「自然」としか言いようのない「自然な音」を出せるようになったのが大収穫。
全要素の改善、そして音場感という言葉を使うのも馬鹿らしくなる音源が録音された「場」の忠実な再現。
その臨場感たるや今までとは別世界である。
PCトランスポートはハイエンドオーディオの世界を垣間見せてくれた。
同時にまだまだ上の世界が果てしなく存在することも教えてくれた。
オーディオは「上流から攻めるべし!」は全てにおいて共通だと再実感。
3位:ATH-W5000
私のメイン機種USTヘッドフォンに匹敵するヘッドフォンが見つかるとは想像していなかった。
しかも昔から悪いイメージしかなかったオーディオテクニカのヘッドフォンというのは皮肉なものだ。
環境の音を余すことなく出しきってくれる高性能さと余計な味付けの無い素直な音、これに尽きる。
個人的には全てにおいて何一つ不満の無い音を出せるヘッドフォン。
なぜなら、不満があればその点を環境側で改善すればいいだけの話だからだ。
今ではUSTヘッドフォンと使用頻度は五分五分、ATH-W5000は私の中でツートップの一角を担っている。
ヘッドフォンで久しぶりに衝撃を与えてくれた名機。
NBSのトップモデルであるBLⅡの電源ケーブル及びインコネ。
正直私の好みとは違うものの、その完璧に完成されたBLⅡの音楽性は誰をも魅了するだろう。
製作者の情熱が伝わってくるかのような至高の完成度を持ち、芸術作品と言ってしまっても過言ではない。
価格もトップクラスではあるが、それだけの価値は十分に持っていると私は思う。
使う使わないは別として、一本持っておきたいと思わせる素晴らしいケーブルだ。
「電源ケーブル一本でここまで音質を高めることができるのか!」と改めて電源まわりの重要性を再確認させてくれた。
5位:コンデンサ
恥ずかしながら今まで全く気にもしなかった部分。
機器の自作や改造をせず、完成品を購入使用してきていたから当然と言えば当然ではある。
コンデンサを変更、または追加することで音が変わるのは勿論、音質を大きく向上させることが可能。
この変化の度合いは電源ケーブルやコンセントを上回るのではないだろうか。
同じ電源まわりと言えば電源まわりなので、やはり電気は重要ということだろう。
コンデンサはSN比の重要性を痛感させてくれるパーツ。
SN比を改善することが高音質を求める上で非常に重要であることを教えてくれる。
Muse Cableを使用して自作した電源ケーブル。
このケーブルによりシステムに付加される要素、それは「空間の壁を消滅させる」という極めて特殊な要素だ。
私の知る限りこのようなケーブルは他に存在しない。
空間を物理的に広げるタイプのケーブルは多々あるものの、空間の壁を取り払い、果てしなく広がる空間を形成するのはMuse Cable ACだけだろう。
私の理想の音場感はMuse Cable ACによって実現された。
私にとって、システムに必ず一本入れなければならない電源ケーブルである。
★2007年総括
5位以内には入らなかったがインシュレーターD-PROPは魅力的なオーディオアクセサリーだった。
私的にはD-PROPがインシュレーターの最終解答。
突き抜けて優れた要素は無いものの、バランス感覚に優れ有機的な音にしてくれるのが好印象である。
さて、今年でオーディオ暦は2年といったところだろうか。
傍から見たら私は大して成長していないのかもしれないが、自分では少し成長できたかな、と思ったり思わなかったり。
未だ初心者レベルなのは間違いないがw
去年はUSTヘッドフォンと出会い、電源ケーブルやコンセントといった電源まわりの重要性を学んだ。
今年はATH-W5000と出会い、電源まわりの更なる経験値アップ、足場やトランスポートの重要性を学んだ。
我ながら限られた予算の中で充実したオーディオライフを送っていると思う。
自分の理想の音は頭の中で完全に固まっているので、今後はその音へ向かって突き進むのみ。
来年は理想の音実現のためのキーパーツ(電源ケーブル アレグロ等)の購入を目標としてほどほどに頑張っていこうと思う。
他の趣味にもお金をまわしたいのでオーディオは控えたいというのが本音だったりするw
てなわけで、2007年総括はこれで終わりとする。
まみそぶろぐはこれからも
コストパフォーマンス重視!安上がりでイイ音実現しましょーよ!
の精神で突き進むよ?
ハイエンドオーディオなんて羨ましくないんだからね!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・羨ましい。。。
私はメインシステムとしてPCトランスポート(以下PCトラポ)を使用している。
利便性が高い点がPCトラポを使う最もたる理由だろう。
利便性が高いのは勿論、音質面でも非常にコストパフォーマンスが高い点も見逃せない。
しっかりと対策を施したPCトラポにおいてはネジ一本換えただけでも音質が向上するのを感じることができる。
当然、振動対策(インシュレーター等)や電源ケーブルの変更、コンデンサーの追加変更などをすれば、驚く程音質の「変化」ではなく「向上」をすると断言する。
そのため、PCトラポの改造は非常に面白く魅力的で、手軽に自分で音質を高めていく楽しみを与えてくれる。
PCの自作、オーディオ機器自作などを趣味とする人に是非トライしてみてほしいのがPCオーディオの世界だ。
音色やバランスなど数多くの音質的要素について考えることの意義を無くしてしまうまでの「全要素の改善」、そしてリアリティと言うよりは「自然な音」を実現するにはデジタル部分、言い換えればトランスポートのグレードを上げることが非常に効果的だと私は感じている。優れたトランスポートによる「臨場感」や「空気感」、「場」の再現性によって、「なんて自然な音なんだ」と思わずにはいられない。音が録音された「場」を見事に自宅で再現できるのだ。アンプやDAC、ヘッドフォンなどとは少し異質な音質向上をする部分だと私は思う。
★PCトラポ(現在の仕様)
※変更に伴い随時更新
○ケース
サイレントマスターJC-2301SA(ジャパンバリュー)使用。底、天板、側面等にT03-2010(J1project)を貼り振動対策。静音シート、電磁波吸収シートを併用。
○マザーボード
PCトランスポートでは定評のあるASUS CUV4X。
○CPU
Celeron 800MHzのCPUを使用。非常にスペック的には弱いが、音声を再生するためだけのPCであればCeleron 800MHzで必要十分である。クロック周波数が低いため低ノイズでPCトラポには最適。振動を排除するためにヒートシンクを厳選しファンレス化。
○メモリ
512MB、PM-MSS Pro(ジャパンバリュー)でシールド。両面にMSI-30(オヤイデ)を貼り付け電磁波対策。
○HDD
Seagate ST3160021A 120Gを二つ搭載。PH-35BH Pro(ジャパンバリュー)で防振、冷却、静音、電磁波対策。
○電源
電源まわりが非常に重要なのはPCトランスポートでも同様。音質の鍵の大部分を握っていると言ってしまっても過言ではない。電源BOXの改造には全力で挑むべし。
450W電源、アルミ筐体の電源BOXをチョイス。無駄な配線は根元からカットし切断面は圧縮チューブで保護。
電源BOXに使用されているネジを全て非磁性体のものに変更。
マザーボードへの20ピンケーブルとHDDへの4ピンケーブルのみを残し、ツイスト、シールドを施す。4ピンケーブルは12VとG、5VとGでそれぞれツイストし、シールドチューブを被せ、更にCSF-10(ACOUSTIC REVIVE)でシールド。
電源BOXのファン(×2)への供給電源ラインへニチコン製Muse(両極性)を接続してノイズ対策。
フィルムコンデンサAuriCapと日本ケミコン製積層セラミックコンデンサを12Vと5V電源にそれぞれ接続。電源安定化が目的だが、コンデンサによる音質変化を楽しむこともできる。使用するコンデンサは好みにあわせて選択しよう。(大容量のものは突入電流が大きくなるので注意、また耐圧は余裕をもって大きめのものを使うと安全)。
電源BOXの下に薄いアルミ板を挟み込み、そのアルミ板にMSI-30(オヤイデ)を貼り付ける(電源BOXに直接アルミ板やシートを貼り付けるとBOXの取り外しが困難になるのであまりオススメしない)。電源BOX本体にはfo,Qを使用して振動対策(邪魔にならない部分へ)。
電源ケーブルを良質なものにすることで更なる音質向上を見込める。ハイエンド電源ケーブルを使用するべし。
○サウンドカード
Lynx AES16 - XLR
AESデジタルで出力。サウンドカードをPG-EPA2(ジャパンバリュー)でシールド。MSI-30(オヤイデ)を上面に貼り電磁波対策を強化。
○グラフィックカード
グラフィックカードをPG-EPA2(ジャパンバリュー)でシールド。MSI-30(オヤイデ)を上面に貼り電磁波対策を強化。
○NO-PCI+
玄人志向のシールドボードNO-PCI+を使用。ノイズ除去に大きな効果を発揮する。オリジナルはSANYO製OS-CONが載っているが、コンデンサを全て日本ケミコンのアルミ固体コンデンサへ換装。コンデンサを変更する場合は容量と耐圧に注意。
○PCIデバイスまわり
空いているPCIソケットにPCIソケットシールドPCI-Shield(ジャパンバリュー)、同じく空いているPCIスロットにアルミアルマイト製PCIスロットカバーPCI-6Lid(ジャパンバリュー)を装着。
○CDドライブ
ノイズ、振動源になるので撤去。データは他PCでリッピングして移動させる。
○LANカード
ノイズ源になるので無し。LAN環境が無く不便極まりないので注意。
○マウス、キーボード
ノイズの少ないPS/2接続のものを使用。また消費電力の少ないものをチョイスすると尚良し。光学式マウスではなくボール式マウス、多機能キーボードではなくシンプルなキーボード。
○内部配線
内部配線は全てツイストし、シールドを施しできるだけ固定させる。また配置に合わせて最短の長さに調整。
○ネジ・ワッシャー
ネジ・ワッシャーはポリカーボネイト、真鍮等、非磁性体のものを使用。FineScrewセット(ジャパンバリュー)などを利用し、マザーボードやHDD、電源BOX、PCIデバイス等全てのネジを非磁性体のものに変更してノイズ発生を抑える。ワッシャーによる振動対策も同時に行う。
○OS、ソフトウェア
音声を再生できるだけでok。余計なソフトウェアや機能は全て削除し消費メモリを減らす。アイコンを全削除しデスクトップを漆黒にするといった簡単なところから、システム構成ユーティリティでの徹底した不要機能の削除、レジストリの変更、そしてオーディオプレイヤーの設定(ASIO出力等)。こんなことで・・・と思うかもしれないが、確実に音質を向上させることができる大事な部分。
○足場
サイレントマスター用のインシュレーターZSG-AIN(ジャパンバリュー)を装着。フェルトマットの上にアピトンボード(500(W)mm×450(D)mm×90(H)mm)を置き、SUSインシュレーターを挟んでPCを設置。
★仕様
KRIPTON社のチタンインシュレーター(スパイクボード) IS-700ti
フラットタイプ
直径50×厚さ10mm
83g/個
DLC(非晶質ダイヤモンド)はチタンの約2倍の伝播音速を持ちます。このDLCをプラズマイオンプレーティングで、硬度の大きいピュアチタンの表面にコーティングすることにより、機器の振動を床に逃がす作用が大幅に向上し、一層クリヤな音質が得られるようになりました。
チタン金属の固有振動のダンピングと床との滑り止めの効果を発揮するシリコンゴム素材Oリングを採用しました。この素材は、強度、耐圧力性、移行性に大変優れた素材です。
フラットタイプとソフトスパイクタイプの2種類を用意いたしました。ソフトスパイクタイプは、点接触ながら接触面を大きな円弧にした構造のため、機器を傷つけずにスパイク効果を得ることができます。お好みの音や設置状況によって、表・裏どちらの面でもご使用いただけます。
★インプレ
※インプレの前に、この手の変化をするインシュレーターは、スピーカーでありヘッドフォンの特性によって改善か改悪かがハッキリとわかれる点を頭の隅に意識しておいてほしい。
音がビシッと締まり緩さがなくなり、高解像度でクリアーなサウンドへ変化する。
基本的には金属系インシュレーター全般で起こる変化に準ずる。
○「音がぼやけている」「散漫としている」といった不満を解消したい
○音を引き締めたい
○音をハッキリ分離させたい
○解像度を上げたい、細かな音まで明確に描き出したい
○SN比の改善、クリアーな音にしたい
○音像を明確に、距離感からくる奥行き感を出したい
このような改善を求める場合に有効なインシュレーター。
この手のインシュレーターでよくある響きをバッサリ削ぎ落とすということはなく、響き成分を残せている点はケーズラポのチタンインシュと同様。
HiFi指向インシュレーターの中では非常に優れた部類に属するだろう。
チタンという素材の優秀さを感じることができる。
さて、上記のような点は利点であると同時に欠点ともなり得る。
響きや余韻、空気感や臨場感などを重視する場合にはこの系統のインシュレーターは逆効果であるからだ。
低域が引き締まる影響でピラミッドバランスからビルのようなストレートバランスへ変化し、重心の位置は変わらないものの、感覚的には腰高に感じてしまい、全体的な音の繋がり、空気感や臨場感が減退、音の広がりからくる音場の広さが減退する、といった欠点が生じる。
ただし、これは最初に書いたとおり、スピーカーやヘッドフォンによっては欠点が顕著に出ないケースがあり、ヘッドフォンで例をあげるならば、ATH-W5000では欠点が出るがedition9では欠点が全く出ずに利点のみを引き出すことができる。例えば音場感ひとつ取ってみても、このニ機種は「響きにより音場の広さを出す」「音像の明確さにより距離感で広さを出す」という違いがあり、ATH-W5000では響き成分が減少し音像が前面へ出てくるのに対し、edition9では余計な響き成分をカットすることで音像が明確になり距離感がハッキリし、奥行き感が増すという真逆の傾向が出る。
IS-700tiを使用して最も感動したのがスネア等のインパクト時の気持ちよさ。
タンッ!と硬質で張りのある快活なインパクト音により、キレとノリの良さを生み出し、ロックやジャズをこの上なく上手く聞かせてくれる。
これはギターのカッティング等でも同じことが言える。
ヘッドフォンに例えるならSR-325のようなイメージだろうか。
最後に、これはわざわざ書くほどのことでもないのだが、少し気になったので一応書いておく。
私の場合に限るのかもしれないが、地味に高域に刺激を感じるのが気になった。
これはケーズラボのチタンインシュでも同様に感じる。
刺激だとハッキリ感じられるレベルの刺激ではないのだが、地味に違和感を感じるといったもの。
これもまたedition9では一切感じ無いのだが、ATH-W5000やUSTヘッドフォンといった響きを活かすタイプのヘッドフォンでのみ感じる。
私の予測にすぎないが、響き成分にチタンの特性が乗りやすいのではないだろうかと考える。
edition9のような音の減衰速度の速いタイプでは気にならないのかもしれない。
私のシステムに問題があるのかもしれないし、私が体質的にチタンの特性が合わないのかもしれないので特に気にする必要はないだろう。
E-SquareのSoleil PureteとLune Pureteのバランス(XLR-XLR)ケーブル。
★Soleil(ソレイユ)XLRケーブルインプレ
フォーカス感に優れ、高解像度でピシっと音像を描き出すのが特徴。
全体的に音が締まっており線は若干細め、シャキっとした印象。
ただし、シャッキリ一辺倒ではなく、程よい柔らかさや滑らかさがあり、音楽性もそれなりに感じられる。
どちらかと言えばスッキリ爽やかで綺麗な美音系。
濃さや味わいなどを出すタイプではない。
バランスは極めてフラット。
空間表現はなかなか良好、音像の定位感もgood。
低域は若干軽いが締まっておりキレもあり、躍動感を感じられて好印象。
中高域はクリアーで解像度が高いのを感じられ、非常に細かな表現まで繊細に描き出す。
私的にはあまり音楽性が豊かと言えるような音ではないと感じるが、値段以上の基本性能を持っている点を高く評価したい。
★Lune(リュンヌ)XLRケーブルインプレ
Soleil Pureteとは明らかに方向性が違う。
Soleil Pureteと比較する形で書いていくと、Lune Pureteは音の線が太く厚みがあり、柔らかさや温かみを感じられる音。
バランスは低域寄り、多少緩くなるが量感のある低域で重さや密度感を感じられる。
中高域の繊細さは減少し、音場感、定位の明確さも弱まるが、その代わりに全体的な密度感や厚みが強まる。
Soleil Pureteを性能重視型とするならばこちらは音楽性重視型。
個人的にはLune Pureteのほうが好みで満足度は高い。
音楽性豊かで温かく柔らかく、ふんわりと心地良い音を味わうことができる。
★総評
どちらも2万円前後という低価格帯とは思えないパフォーマンスを持っている。
非常にコストパフォーマンスが高い。
癖が無くシステムに導入しやすいのはSoleil Purete。
Lune Pureteは個性が強く影響力が大きいので、この音が好みでない場合は導入するのにリスクを伴うだろう。
Lune Pureteの部分的な要素だけを付加させるのは難しいように感じる。
手軽に低価格でハイクオリティな音質を手に入れることができるので、ケーブル入門には必要十分すぎる優れたケーブルだと感じる。
ⅣシリーズはⅢシリーズと比べると若干目覚めは良いように感じる。
繋いですぐでもそこそこ鳴ってくれるが、それでもやはり24時間程度は通電してから使用したほうが良さそうである。
ちなみに初期エージングには半年ぐらいかかるとのことで、忍耐力を必要とする電源ケーブル。
個性的なキャラクター。
「これぞNBSの真骨頂!」と言える鳴りと言ってよさそうだ。
強烈な低域、鮮烈な高域、ハイスピードでエネルギッシュ。
低域フェチには堪らない最高レベルの低域を出せるケーブル。
基本性能はStatement ⅢとBrack Label Ⅱの間にあるがStatement Ⅲ寄り。(Brack Label Ⅱは別格)
非常に高い基本性能を持っており、Statement ⅢからStatement Extreme Ⅳへ変更したときに特に感じるのが帯域の広さとSN比の優秀さで、基本性能の中でもこの二点に関してはハッキリと違いを感じられる。
高域が高解像度で繊細なのも注目ポイントなのだが、それ以上に低域表現に非常に特化したケーブル。
ビシっと締まり、実在感のある重い低域でありながらキレを出せている。
Statement Ⅲ、Statement Extreme Ⅳ、Brack Label Ⅱの中で「重さ」と「歯切れの良さ」を最も高いレベルで両立できているのはStatement Extreme Ⅳ。
Statement Ⅲはここまでビシバシな音ではないし、Brack Label Ⅱは味わい深い低域。
キレ味鋭くスピード感があり、非常に疾走感を感じられる音。
これは高い解像度と高SN比がなければ実現できない。
Brack Label Ⅱも非常にハイスピードなのだが、あちらはスピード感を潜在的に持っているのに対し、Statement Extreme Ⅳはスピード感を誇張してくるタイプで、より強くレスポンスの速さからくる疾走感やキレ、ノリの良さを感じられる。
基本的にNBSは音場感に特化しているとは言い難い。(Brack Label Ⅱは除く)
広大、雄大、といったタイプの音場ではないのだが、NBS独特の「LIVE感を重視した空間表現」で、前へ出るべき音は前へ、後ろで鳴るべき音は後ろで、といった感じで各音源の位置関係が明確、横方向への広さはそれほど無いが、しっかり奥行き感があり「NBS特有の音場」を形成する。
広大というわけでもないのに狭い、窮屈といった印象を全く受けないのはNBSサウンドの特徴だろう。
ヘッドフォンに例えるならeditioin9のような電源ケーブル。
性能の高さを存分に感じさせてくれるタイプで、エネルギー感、押し出し感、迫力、キレ、疾走感、ノリの良さ、インパクト、実体感、実在感、音の分離感などを求めている人にオススメ。
システムに一本入れることで、躍動感溢れる元気の良い音にすることができる。
ロックやメタル、ジャズ等をメインで聞く人にはリファレンスとなるケーブルではないだろうか。
個性的なので使いこなしが難しいケーブルだが、上手く導入できればついつい体を動かしてしまうようなノリの良さを手に入れることができる魅力的なケーブル。
目覚めの悪いケーブルで、本来の鳴りが出現するまで時間を要する。(エージングのことではない)
繋いだばかりの頃は凝縮された音で音場感も悪いが、少しずつ音がほぐれて音場感も良好になってくる。
どうもNBSのケーブルは共通して目覚めが悪く、またエージングにも非常に時間がかかるようだ。
癖の無いバランス感覚に優れたケーブル。
同じNBSのBrack Label ⅡやStatement Extreme Ⅳと比較するとNBSらしい低域は若干控えめ(逆に言えば癖が強くなくて聞きやすい低域)なため、中高域へ意識がいきやすく、低域だけでなく中高域の良さを強く感じられ、意識的な面から見てもバランスタイプだと言える。
流石にBrack Label ⅡやStatement Extreme Ⅳと比較するとレンジの狭さ、SN比の低さといった基本性能の弱さを感じてしまうものの、価格の割りには非常に高い基本性能を持っているのはNBSのケーブルに共通して言えることで、この価格帯にしては必要以上の基本性能を持っているので満足度は高い。
低域方向へよく音が伸び、高域への抜けの良さも良好。
決してスッキリ系と言えるような音色ではないのだが、個人的には程よくスッキリしているという印象を受ける。
中高域のクリアーさ、抜けの良さからそのようなイメージを受けるのだろうか。
Statement Ⅲだけで見れば全く気にならないことなのだが、Brack Label ⅡやStatement Extreme Ⅳと比べると僅かに窮屈な感覚がある。
これは構造による違いの可能性が考えられる。
Brack Label ⅡとStatement Extreme Ⅳがケーブルの末端部分が細くなっているのに対し、Statement Ⅲはケーブルの端までガッチリシールドが施されている。
NBSのⅣシリーズ(及びBrack Label Ⅱ)はⅢシリーズまでと比べて音楽性重視で聞きやすい、使いやすく(システムに導入しやすい)なっているようだ。
「NBSらしさ」はそれほど強くないのだが、それでもしっかり「NBSらしさ」を感じられる音作りで、基本的には押し出し感が強くVoなどは前面へ出てきて手に取るように感じられるが、そのような鳴りでありながら押しの強さや嫌味を全く感じさせず(強引さが無い)、NBS独特の音場感で密度感がありながらも窮屈さを感じさせずに鳴らしきるあたりは「NBSサウンドだなぁ」と頷いてしまう。
正直Statement Extreme以上のケーブルを所有しているのならば必要の無いケーブルだろう。
NBSサウンドを味わいたい、尚且つ初めてのNBS、そんな人にオススメなケーブル。
上位モデルへグレードアップすることでよりNBSサウンドを堪能できるので是非試してみてほしい。
バランス型で進化させたければBrack Label Ⅱ、剛直なNBSサウンドを味わいたいならStatement Extreme Ⅳが最適。
型番:ATH-W100
メーカー:オーディオテクニカ(Audio-Technica)
タイプ:密閉型ヘッドフォン
ハウジング:北海道産アサダ桜無垢材
再生周波数帯域:5 - 30,000Hz
インピーダンス:48Ω
感度:100dB
質量:320g
ケーブル長:3.0m(片出し)
プラグ:6.3φステレオ
※生産完了モデル
手のひらサイズのまんまるな木のハウジング。可愛らしく愛着を持てる形状です。装着感は最高レベル。オーディオテクニカのWシリーズはいずれも装着感が素晴らしいです。ただし、イヤーパッドが蒸れそうなのは注意が必要でしょう。プラグが木製なだけに留まらず、ケーブルまで茶色にし、「木」のイメージで統一されている点に妙に感心してしまいました。
ちょっと古臭い音作りで、HiFiさを誇示するタイプではありません。このヘッドフォンを言葉で表すなら「ソフト」の一言に尽きます。バランスはフラット~中低域寄り。低域は低いところまで出ないので人によっては「軽い」と感じる可能性があるものの、量感はそこそこありニュートラルで質感的にはATH-W1000の低域に似ています。中高域は優しくふんわりとした音調で、エッジが柔らかく滑らかで耳障りの良い心地良い音。低域同様に高域方向への帯域も狭いようで、高いところまで出ず伸びないので、全体で見たときに音の抑揚感が弱く、若干ではありますが淡々とした鳴りに感じます。決して高いとは言えない基本性能がATH-W100の特徴の大部分を決定付けていると言ってしまっても過言ではなく、それほど高くない解像度により「粗さ」があるのですが、この「粗さ」を利点として活かせているヘッドフォンだと感じます。「粗さ」をふわっとした空気感、雰囲気に変換し、加えて「音の繋がり」、「柔らかさ」といった要素を引き出し、聞きやすさに繋がっているように思います。これぞ密閉型と言える響きを活かした音響的な鳴りで、響き成分が多いためかオーディオテクニカにしてはそれほど平面感は強くありません。また、「響き成分」と「粗さ」の相乗効果で全体感が強くマイルドな音調となっています。
人によって評価が分かれそうな音です。性能面の視点から見ると「ラジオみたいな音」と感じる人もいるでしょうし、音楽性の面から見ると「味わいのある聞きやすい音」と感じる人もいると思います。全体感が強く解像度もそれほど高くないので、高解像度、高い分離感などを求める人には向かないヘッドフォンだと思われます。逆にヘッドフォンに心地良さや聞きやすさ、性能からくるリアリティよりも「いかに気持ちよく音楽を聞けるか」を重視する人にはオススメしたい機種ですね。
得意とするのはソフト路線、アコースティックなソース。スロー、ミドルテンポのジャズや女性Voモノ、ムーディーな声やウッドベースなどを上手く表現することができます。あまり派手なもの、刺激の必要な曲、スピード感のある曲などには合わないように感じました。また、聞き疲れのしない音なので、BGM的に音楽を聞き流したい時にも良さそうです。
単純に性能だけで見た場合には魅力に欠ける機種かもしれませんが、「性能面に不満があっても、それ以外の部分で魅力を十分に感じる」という意味でRS-1と似たような部類に属するように思います。Wシリーズ内での話しになりますが、ATH-W1000やATH-W5000をHiFi的な要素を重視した音作りとするならば、ATH-W100は「木」のイメージを意識した「Wシリーズの王道をいく音作り」と言いますか、「味わい深さ」、言い換えるなら「音楽性」を重視した音作りのように感じます。確かにハイエンドヘッドフォンの高い基本性能あってこそのリアリティというのはありますが、チューニングの妙、感性に訴えかけるような味のあるアナログチックな音を体感できるヘッドフォンというのも魅力的なものです。
東京サウンドの真空管ヘッドフォンアンプ。
双三極管12AU7のプッシュプル方式で、非常に高出力、駆動力のあるアンプ。
なかなかコンパクトで場所をとらないのはgood。
★仕様
出力:650mW+650mW
使用真空管:12AU7x2
入力端子:RCAピンL・R
スルーアウト端子:RCAピンL・R
ヘッドフォン端子:標準ジャック(前面)、ミニジャック(後面)
周波数特性:10Hz~60KHz
残留ノイズ:0.1mV以下
適合ヘッドフォンインピーダンス:100Ω(16~100Ω)⇔100Ω以上(100~600Ω)
寸法:130Wx170Hx230Dmm
重量:3.4Kg
★インプレ
真空管らしい音ではあるものの、パワフルで肉付きの良い音で、「真空管=心地良い音」というイメージで聞くと少し違和感を感じる人もいるかもしれない。
決して心地良さが無いということではない。
心地良さ一辺倒でなく、半導体アンプ的なビシっとしたメリハリも兼ね備えていると解釈してほしい。
厚み、力感があり、音がぼやけることはなく適度に締まり、インパクトや躍動感を感じられる鳴り。
「半導体アンプと真空管アンプの美味しいところを合わせたようなアンプ」という印象を持った。
バランスはほぼフラット、どちらかと言えば中低域寄りで中域重視、高域は控えめ。
m902と比べると低域が低いところまで出ていないので物足りないが、厚みでカバーできているのでそれほど気にならない。
19AQ5単管ヘッドフォンアンプと比べれば低域はしっかり出る。
高域は若干控えめで派手さに欠け、刺激は無く優しさを感じるソフト系の高域。
SN比はなかなか優秀で、音楽を聞いててノイズ感が気になることはまず無いだろう。
解像度はそれほど高いとは思わないが、低いということも無くそれなりのレベル。
Valve X SEの鳴り方も影響し、あまり繊細な表現を得意とするアンプではないと感じた。
全体感が強く音をハッキリ分離するタイプではない。
このあたりは真空管の特徴でもあると思うのだが、音の厚みも相俟って全体で見たときの迫力に長けたアンプ。
響き成分がなめらかで非常に魅力的、このあたりは真空管ならではの特徴だろうか。
厚みがあり押し出しの強い鳴り、真空管らしい聞き疲れの無さも持っている。
これといった強い癖や個性はなく、非常にバランスのとれたスタンダードな音づくり。
万能タイプでどのようなジャンルの音楽にも対応できるだろう。
真空管ヘッドフォンアンプに興味のある人の入門用として安心してオススメできるヘッドフォンアンプ。
★Brack Label Ⅱバランス(XLR-XLR)ケーブル
Brack Label Ⅱのバランス(XLR-XLR)ケーブル。
NBSを代表するケーブルで、ケーブル界のトップクラスに位置するケーブルと言っていいだろう。
今回使用するのはBrackLabel2のDEMO用ケーブル。
製品版との違いは見た目だけで音は同じだと思われる。
★インプレ
電源ケーブルのBrack Label Ⅱと同様の特徴を持っているので、電源ケーブルのインプレをそのまま流用しても問題ないだろう。
情報量が多く厚みのあるサウンド、線が太くドッシリとした低域をベースに極上の実在感を感じられる。
それでいて、高い解像度により中高域は非常に繊細に表現される。
特にVoはLIVE感満点で、「熱くてリアル」な歌声を聴くことができる。
このような線が太く厚みがあり実在感のある音という言葉の表現から、筋肉質な音だとイメージする人がいるかもしれないが、筋肉質なイメージは全くなく、とても自然でナチュラルな音であるのがBrack Label Ⅱの最大の優位点だろう。
Brack Label Ⅱの電源ケーブル同様、「実体感」「実在感」「重さ」を付加させたい人にオススメのケーブル。
オーディオシステムへの影響力は電源ケーブルと同レベルで非常に大きく、かなりBrack Label Ⅱの音であり鳴り方が乗ってくる。
Brack Label Ⅱの音が好きな人ならば問題ないだろうが、インコネの場合は電源ケーブルのように挿す場所を変更して調整することが不可能なので、Brack Label Ⅱの部分的な要素だけをシステムに付加させたいという人の場合は注意が必要だろう。
Brack Label Ⅱの電源ケーブル。
NBSを代表するケーブルで、ケーブル界のトップクラスに位置するケーブルと言っていいだろう。
今回使用するのはBrack Label ⅡのDEMO用ケーブル。
製品版との違いは見た目だけで音は同じだと思われる。
★太さの比較
Brack Label Ⅱ、STATEMENT EXTREME Ⅳ、STATEMENT Ⅲ、allegretto AC、Muse-Cable AC
Brack Label Ⅱがいかに太いかがわかるだろうか。
★インプレの前に
電源ケーブルのテスト環境はm902に壁コンから直結。
この環境が最もケーブルの特徴を出せるため今回も使用。
壁コン~タップ間での使用時のインプレも含め、総合的に評価。
出口は勿論ヘッドフォン。
★インプレ
まず、取り回しが悪い点は言っておく必要があるだろう。
太い、重い、曲がらないの三重苦で、場合によってはケーブルに合わせて機器の配置を変更しないと繋がらない。
端が細くなっており、多少曲がるようになっているのが唯一の救い。
非常に太いケーブルのため、目覚めが悪く本来の音が出るまでに時間を必要とする(エージングのことではない)。
私的には繋いでから2日間は通電したほうが良いと感じた(おそらく未接続時間の長さによって変わってくると思われる)。
繋いだばかりの頃は密度感が高く濃い凝縮された音だが、時間が経つにつれ音がほぐれてスッキリし、音場が広がりバランスも良くなってくる。
音が安定するには更に時間がかかる。
解像度、SN比、情報量、帯域の広さ、レスポンス、全てにおいて驚くべき性能の高さを誇る。
性能面で五分五分だと感じるのは私の経験上EPIPHANY X2ぐらいだろうか。
タイプは全く違うがどちらも非常に高い基本性能を持っている。
この性能により出される音にリアリティがあるのは確かなのだが、原音ではなく「Brack Label Ⅱの音でリアル」だと言える。
このレベルの性能を持ったケーブルは使いこなしが非常に難しく厄介。
同クラスのケーブルでシステム全体を固めないと性能をフルに発揮することができない。
例えるなら、「20万円クラスのケーブルでも足手まといとなってしまう」ので併用するのは禁物である。
最高レベルの帯域の広さを持っており、これほどまでに低い低音まで出る点、高域が綺麗に抜けていくのには素直に感動した。
SN比が極めて高く、音の雑さがなく、うるささを感じ無いのでついつい音量を上げてしまう。
情報量が多いことにより臨場感が抜群で、現場で音楽を聞いているかのような錯覚に陥る。
そしてレスポンスの速さも見逃せない特徴で、EPIPHANY X2に匹敵する音の立ち上がりの速さを持っており、これにより微妙なニュアンスを感じとることができ、ハイスピードでノリが非常に良い。
音場感を得意とするケーブルと比較しても見劣りしない音場の広さ、立体的な空間表現力を持っており、音場最重視の私からしても不満の無いレベル。
非常にバランス感覚に優れ、あらゆる要素をハイレベルで両立しており、音楽性豊かで自然でナチュラルな鳴り、かつモニター的な性能の高さも持っているケーブル。
一番の特徴は「実体感」「実在感」を出せること。
これが本当の意味での「実体感」であり「実在感」なんだろうなぁ、と感じさせてくれる最高レベルの「実体感」「実在感」。
「重さ」(質量感)があり説得力のある音。
全く嫌味のない自然な音でありながら、その状態にリアリティがグっと注入される。
EPIPHANY X2は超微小な音までエネルギッシュで主張感が強まるのに対し、Brack Label Ⅱは「重さ」による実体感でエネルギッシュと言うよりは質量によって実在感を出すタイプ。
音の実体感が強いことにより、目前で歌っているような、演奏しているような感覚を味わうことができる。
ヘッドフォンに例えるならATH-L3000のようなキャラクターを持ったケーブル。
この音が「リアル」なのかどうか疑問ではあるが、「リアル」であるかどうかは関係なしに、この作られた「音楽性」は素晴らしいものであると感じる。
「Brack Label Ⅱの音」が限界まで追い込まれ、最高の完成度に仕上がっており妥協は一切感じられない。
製作者の熱意であり情熱までもが伝わってくる、それほどに完成度の高い音だ。
まとめると、最高レベルの基本性能を有し、高解像度、高SN比、圧倒的な情報量、ハイスピード。
そこに「実体感」「実在感」「重さ」を付加しつつ、非常にナチュラルで自然な音で繊細な表現も可能。
「厳選素材による生地と餡子、その餡子がパンパンに詰まった食べ応えのある鯛焼きだが、甘さ控えめで上品な味」といった音。
Brack Label Ⅱの能力をしっかり活かすためにはシステム全体を釣り合うレベルまで引き上げる必要がある。
中途半端なケーブルを併用するとクオリティーが落ちてしまうからだ。
ハイエンドシステムを既に組めている人で、「実体感」「実在感」「重さ」を付加させたい人にはオススメのケーブル。
個人的には「システムに一本入れて実体感や重さを付け加える」程度にしておくのがバランスを考えると良さそうだと感じる。
★余談
NBSのケーブルは個性が強い、癖が強い、音が濃いというイメージを持っていたのだが、そのイメージを覆された。
個性、癖が強いと感じることはなく非常に音楽性豊かで自然で聞きやすい音。
正直言って私の理想とする音とは違うものの、これは好みを超越して誰でも感動できる音だと思う。
価格が高いとは言え、この音ならば満足度は高い。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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