このような低価格帯のオーディオ機器では、まともに鳴らないことも多々ある。
昔ONKYOのアンプ内臓パワードスピーカーを使っていたことがあったが、あれは低域の質が酷くて使い物にならなかった。
価格、性能を考えて、その範疇で上手にまとめたなぁ、と感心。
ふんわりとした印象が強く、音の厚みが感じられる。
最近は付属のイヤホンなどでもハイクオリティーなものが多いので、十分ありえる話である。
スピーカー出力だけに限定すれば、又はヘッドホン出力だけに限定すれば、もっと優れた製品があるのかもしれない。
しかし、ヘッドホン、スピーカー出力を含め、利便性、デザインなど、総合力で見たときに、このセットは上位に位置するだけの実力を持っているように思う。
ゲームやTV、映画などでは、マルチチャンネルが主流になっているし、それはオーディオでも言える話。
また、2ch再生であれば、もっとこだわる人はいっぱいいる。
そんな中で、iconの立ち位置は「デスクトップスピーカーシステム」という少し路線の違う所にある。
デスクトップスピーカーシステムとして見ると、なかなか魅力的な製品である。
★DPAT Seven 64
OJI Specialが提案するPCトランスポート。
OJI Specialの理想とする「ソースに含まれる音を忠実に再現する」という意味での「原音忠実性」を見事に形としたトランスポートで、歪みなく正確にデータを送り出すことが出来る。
歪みにより生まれる音楽性もまたオーディオだが、そんな考え方とは逆をいく高精度かつ正確なデータ転送を実現したのがDPATシリーズである。
最高峰の音質と気軽に楽しめる利便性を兼ね備えた新しい形のトランスポートだ。
※製品の詳しい内容についてはDPAT特設サイトをご覧ください
★仕様
■ ベースモデル
DPAT Seven 64-SSD(型名DPAT-764-SD)
SSDタイプディスク搭載モデル
ACダイレクト入力タイプ
販売価格 398,000円
■ 特注(オプション価格 98,000円)
・最高峰SSDへの換装
・電源強化(電源ユニット変更)
・穴無し底板(インシュレーターの使用前提)
・コアキシャル専用出力(出力をコアキシャルのみに限定)
※SSDモデルをベースに、希望に合わせて特注仕様で仕上げて戴きました
★DPAT Seven64のコンセプト(西出氏より)
・音質第一
最高峰のCDトランスポートを抜く独自のシステム構成と、現代の主流のデータ再生に特化した、それらの再生機器の最高峰を目指し、長年培ってきたCDマスタリングシステムや録音、そして、DPAT-01で得られた技術を更に進化させてDPAT Seven64は誕生いたしました。
・性能と利便性
性能を犠牲とする構成にすることなく再生に特化した構成にし、なおかつ業務用として既に世界中で使われているスタンダードなソフトウエアでDPAT Seven64を構成することで、少ないコストで扱いやすく、業務用レベルの高性能ネットワーク再生環境の提供を行っています。
また、既にある汎用のソフトウエアにDPAT Seven64を合わせることで、既に皆様がお持ちの多くの機器や、価格の安い量産機器がそのままDPAT Seven64用として使うことが可能になりました。
・DPATならではの高音質性能
ハードウエアはもちろん、OSも独自のチューニングを行うことで、どちらかというと利便性を追求した既にあるソフトウエアでも異例の高音質を得ています。
選択は実際にテストして試聴し、良い音質のソフトウエアをベースに行っています。
・OJI Specialでも ソフトウエアを開発中
DPAT-01で超高音質と評判になった「PDM Player」のDPAT Seven64版を開発中。「この一曲を 最高峰の音質で再生したい」と言うマニアのために、利便性をあえて犠牲にして音質最優先のソフトウエアの開発を行っています。
そういう開発ができるのも世界標準となるものを使っているメリットです。
※自社の機器に合わせたソフト、リモコン、接続機器などを開発して十分な利益を確保しようとするのが一般的なメーカーですが、OJI Specialではあえてそれをせず、逆の発想で別の世界で高性能な世界標準を使い、それにオーディオに特化した独自のチューニングを行い、DPAT Seven64を逆にソフトに合わせることでお客様にとってコストが安く高性能のシステムが構築できるように配慮しています。ですから、いつも使っているパソコンや装置と親和性が高く、なおかつ高性能が得られるのです。
★インプレ
基本性能部分は文句なしに最高峰。
以前使用していたPCトランスポートも相当なものだったが更に上をいっている。
具体的には、情報量の多さ、音のキレ、スピード感、このあたりは以前より確実に向上した。
解像度、空間表現力も過去最高の域と言ってもよさそうだ。
PCトランスポートらしく、SN比に優れておりノイジーさ皆無の耳に優しい音。
音量を上げても全く刺激的な(耳に痛い)音が出てこない。
クリアーな空間、フォーカス感が強く、それにより音像がビシっと定位し、強烈な実体感を生み出す。
曖昧さ、滲みといった不明瞭さがなく、シャープな音を基本としている。
揺るぎない音、音の安定感、定まった音、焦点の合った音。
そのようなイメージが強い。
しかし、キッチリカッチリ無機質な音とは正反対で、音楽性溢れる有機的な音を「ブレることなく再生する」という表現が正しいだろう。
瞬発力に優れ、インパクト感、抑揚、躍動感もしっかりと表現可能。
細部のニュアンスも誤魔化し無く再現する。
機器特有の音質の癖と言えば上記のような傾向になるが、音色に関しては色づけの無い音。
正確な音だしがOJI Specialの最大の特徴となる。
機器で味付けをしたい、甘さを出したい、柔らかさを出したい、そーいった考えを切り捨てた、ソースに忠実にありのままを引き出すことを具現化した、「これぞOJI Special」と言えるトランスポートである。
性能が高いだけに非常にオーディオアクセサリー等に敏感だ。
ケーブルやインシュレーターの影響を強く受ける。
ケーブル選択には細心の注意が必要だろう。
色づけの強いケーブルを使えば、その傾向がハッキリと現れる。
自分に合ったケーブル選択が必要となる。
音質と同等、それ以上に評価したいのがDPAT Seven 64の利便性。
まず、他PCやipod Touch等でリモートコントロールできる点が一番の便利ポイント。
普段使用しているPCで全て操作出来てしまう。
直接DPAT Seven 64にモニター、キーボードやマウスを接続する必要もなくなるので音質的にも有利。
LANケーブルを接続するだけだ。
ネットワーク上にあるNASからの再生も可能なので、データの移動、管理が非常に楽。
これだけの高音質を維持しながら、これだけの利便性を実現できている点は驚愕に値する。
個人的に、ネットラジオを高音質で流せるのも地味に嬉しかった。
NASからのストリーミング再生、SSDからの再生でも十分な音質を確保できるが、更に音質にこだわりたい人のためにメモリー再生が存在する。
メモリーにデータを移動させ、そこから再生する。
これこそがDPAT Seven 64の真骨頂。
メモリーフォルダへデータを移動させて再生するだけなのでそれほど手間ではない。
★まとめ
自作で高価なパーツを使ってオーディオ専用PCを作ると意外と予算が嵩むもの。
また、OSのチューニングなども加えると、時間も手間もかかってしまう。
そう考えると、これだけの音と利便性を備えたトランスポートがこの値段で手に入るのは驚きであり、「採算とれてるの?」と逆に心配になるほどである。
オーディオを堅苦しいものではなく「気軽に楽しめるオーディオ」にしてくれる機器。
音質は勿論大事であるが、それよりも楽しく、気軽に、ストレスなく音楽を楽しむことが大事。
それを実現してくれるのがDPAT Seven 64である。
★Lynx AES16 - XLR
デジタル出力に定評のあるサウンドカード。
音の立ち上がりが高速でハイスピード。
豊富な情報量により空気感を強く感じられ、音ひとつひとつのエネルギー感が強い。
低域と高域が「性能」「質」共に見事。
低域と高域の存在感であり実体感の向上が著しく、これだけのためにAES16を導入する価値があると言ってもいいぐらいだと個人的には感じる。
基本的に凄みで圧倒するタイプのサウンドカードだが、それでいて自然な音、そして密な空間、広い音場を形成する。
★RME 96/8 PSTと比較
RMEとLynxはずいぶん音の傾向が違うようだ。
RMEはクリアーで繊細、解像度が高くサラサラとした質感、清涼感のある自然さを感じさせてくれる。
Lynxは音の持つエネルギー感が強く、凄みで押し寄せてくるタイプ。
音のキャラクターは置いておいて、性能面を見るならば、情報量、解像度、レンジ感、どれもAES16のほうが明らかに上。
96/8 PSTからAES16へのグレードアップは音のキャラクターがガラっと変わってしまうのでリスクが大きいかも。
個人的に96/8 PSTのコストパフォーマンスを高く評価している。
PCトランスポートでデジタル出力の入門としてオススメのサウンドカード。
★RME HDSP 9652と比較
HDSP 9652は一言で言えば96/8 PSTのパワーアップ版。
音の傾向は全く同じなので、96/8 PSTからの正統なグレードアップには最適ではないだろうか。
解像度の向上、情報量の増加から、より強く空気感を感じられるようになる。
また、より自然な音となり、臨場感や場の雰囲気も更にリアルになる。
RMEの音作りで最高峰のサウンドカードと言っていいだろう。
そんなHDSP 9652とAES16を比較するならば、キャラクターの違いとしか言いようが無い。
どちらの音が好みか、それに尽きる。
クリアーで高解像度、綺麗で繊細な音が好きなのであればHDSP 9652。
実体感の強い音、エネルギー感の強い密な音を求めるのであればAES16。
オーディオシステム構築において実体感を付加させるのは難題だと私は思うのだが、この問題をAES16ひとつで解消できてしまうので、そーいった意味でAES16は美味しいアイテムだと感じる。
正直、何十万もする高額な電源ケーブル導入によって実体感を付加させることを考えればAES16は安いとすら感じる。
★AES16用ケーブル
AES16の付属ケーブルは見ての通り・・・うじゃうじゃ。
再生専用でAES16を使用する場合、基本的にデジタルOutを一つ使うだけ。
せっかく16In/Outという多くのIn/Outを持つAES16だが、申し訳ないが利用しない人にとっては無駄な機能でしかない。
このキャット・オブ・ナインテイルみたいな付属ケーブルは使い難いのでケーブルを自作する人が多いと思われる。
ちなみに、私はAES16用ケーブルの線材にMuse-Cableを選択した。
簡単にケーブルの製作方法を書いておくことにする。
>必要な材料
・D-Sub 26ピン オス(及びカバー)
・XLRコネクター オス XCCタイプ
・線材(インピーダンス:110Ω)
※AES16のPortA、Out1を使用する場合
XLRコネクター側 / 1番⇒Gnd、2番⇒Hot、3番⇒Coldでハンダ付け
D-Subコネクター側 / 5番⇒Gnd、14番⇒Cold、22番⇒Hotでハンダ付け
※他のOutputを使用する場合は以下の画像参照のこと
製作難易度が非常に高い。
問題となるのがD-Subコネクター側。
針のようなピンへのハンダ付けをしなければならないので、太い線材では極悪の難易度となる。
できるだけ細い線材を選択したほうが製作が楽だろう。
XLRコネクター、D-Subコネクター共に番号がふってあるのでわかるとは思うが、一応D-Subコネクターの番号振りの画像を載せておくので、必要な場合は画像をクリックして大きな画像にして確認してみてほしい。
画像左の状態でのハンダ付けは困難極まりないので、妥協策として使用するピン以外を抜き取ってスペースを確保するのもアリだろう。
私はメインシステムとしてPCトランスポート(以下PCトラポ)を使用している。
利便性が高い点がPCトラポを使う最もたる理由だろう。
利便性が高いのは勿論、音質面でも非常にコストパフォーマンスが高い点も見逃せない。
しっかりと対策を施したPCトラポにおいてはネジ一本換えただけでも音質が向上するのを感じることができる。
当然、振動対策(インシュレーター等)や電源ケーブルの変更、コンデンサーの追加変更などをすれば、驚く程音質の「変化」ではなく「向上」をすると断言する。
そのため、PCトラポの改造は非常に面白く魅力的で、手軽に自分で音質を高めていく楽しみを与えてくれる。
PCの自作、オーディオ機器自作などを趣味とする人に是非トライしてみてほしいのがPCオーディオの世界だ。
音色やバランスなど数多くの音質的要素について考えることの意義を無くしてしまうまでの「全要素の改善」、そしてリアリティと言うよりは「自然な音」を実現するにはデジタル部分、言い換えればトランスポートのグレードを上げることが非常に効果的だと私は感じている。優れたトランスポートによる「臨場感」や「空気感」、「場」の再現性によって、「なんて自然な音なんだ」と思わずにはいられない。音が録音された「場」を見事に自宅で再現できるのだ。アンプやDAC、ヘッドフォンなどとは少し異質な音質向上をする部分だと私は思う。
★PCトラポ(現在の仕様)
※変更に伴い随時更新
○ケース
サイレントマスターJC-2301SA(ジャパンバリュー)使用。底、天板、側面等にT03-2010(J1project)を貼り振動対策。静音シート、電磁波吸収シートを併用。
○マザーボード
PCトランスポートでは定評のあるASUS CUV4X。
○CPU
Celeron 800MHzのCPUを使用。非常にスペック的には弱いが、音声を再生するためだけのPCであればCeleron 800MHzで必要十分である。クロック周波数が低いため低ノイズでPCトラポには最適。振動を排除するためにヒートシンクを厳選しファンレス化。
○メモリ
512MB、PM-MSS Pro(ジャパンバリュー)でシールド。両面にMSI-30(オヤイデ)を貼り付け電磁波対策。
○HDD
Seagate ST3160021A 120Gを二つ搭載。PH-35BH Pro(ジャパンバリュー)で防振、冷却、静音、電磁波対策。
○電源
電源まわりが非常に重要なのはPCトランスポートでも同様。音質の鍵の大部分を握っていると言ってしまっても過言ではない。電源BOXの改造には全力で挑むべし。
450W電源、アルミ筐体の電源BOXをチョイス。無駄な配線は根元からカットし切断面は圧縮チューブで保護。
電源BOXに使用されているネジを全て非磁性体のものに変更。
マザーボードへの20ピンケーブルとHDDへの4ピンケーブルのみを残し、ツイスト、シールドを施す。4ピンケーブルは12VとG、5VとGでそれぞれツイストし、シールドチューブを被せ、更にCSF-10(ACOUSTIC REVIVE)でシールド。
電源BOXのファン(×2)への供給電源ラインへニチコン製Muse(両極性)を接続してノイズ対策。
フィルムコンデンサAuriCapと日本ケミコン製積層セラミックコンデンサを12Vと5V電源にそれぞれ接続。電源安定化が目的だが、コンデンサによる音質変化を楽しむこともできる。使用するコンデンサは好みにあわせて選択しよう。(大容量のものは突入電流が大きくなるので注意、また耐圧は余裕をもって大きめのものを使うと安全)。
電源BOXの下に薄いアルミ板を挟み込み、そのアルミ板にMSI-30(オヤイデ)を貼り付ける(電源BOXに直接アルミ板やシートを貼り付けるとBOXの取り外しが困難になるのであまりオススメしない)。電源BOX本体にはfo,Qを使用して振動対策(邪魔にならない部分へ)。
電源ケーブルを良質なものにすることで更なる音質向上を見込める。ハイエンド電源ケーブルを使用するべし。
○サウンドカード
Lynx AES16 - XLR
AESデジタルで出力。サウンドカードをPG-EPA2(ジャパンバリュー)でシールド。MSI-30(オヤイデ)を上面に貼り電磁波対策を強化。
○グラフィックカード
グラフィックカードをPG-EPA2(ジャパンバリュー)でシールド。MSI-30(オヤイデ)を上面に貼り電磁波対策を強化。
○NO-PCI+
玄人志向のシールドボードNO-PCI+を使用。ノイズ除去に大きな効果を発揮する。オリジナルはSANYO製OS-CONが載っているが、コンデンサを全て日本ケミコンのアルミ固体コンデンサへ換装。コンデンサを変更する場合は容量と耐圧に注意。
○PCIデバイスまわり
空いているPCIソケットにPCIソケットシールドPCI-Shield(ジャパンバリュー)、同じく空いているPCIスロットにアルミアルマイト製PCIスロットカバーPCI-6Lid(ジャパンバリュー)を装着。
○CDドライブ
ノイズ、振動源になるので撤去。データは他PCでリッピングして移動させる。
○LANカード
ノイズ源になるので無し。LAN環境が無く不便極まりないので注意。
○マウス、キーボード
ノイズの少ないPS/2接続のものを使用。また消費電力の少ないものをチョイスすると尚良し。光学式マウスではなくボール式マウス、多機能キーボードではなくシンプルなキーボード。
○内部配線
内部配線は全てツイストし、シールドを施しできるだけ固定させる。また配置に合わせて最短の長さに調整。
○ネジ・ワッシャー
ネジ・ワッシャーはポリカーボネイト、真鍮等、非磁性体のものを使用。FineScrewセット(ジャパンバリュー)などを利用し、マザーボードやHDD、電源BOX、PCIデバイス等全てのネジを非磁性体のものに変更してノイズ発生を抑える。ワッシャーによる振動対策も同時に行う。
○OS、ソフトウェア
音声を再生できるだけでok。余計なソフトウェアや機能は全て削除し消費メモリを減らす。アイコンを全削除しデスクトップを漆黒にするといった簡単なところから、システム構成ユーティリティでの徹底した不要機能の削除、レジストリの変更、そしてオーディオプレイヤーの設定(ASIO出力等)。こんなことで・・・と思うかもしれないが、確実に音質を向上させることができる大事な部分。
○足場
サイレントマスター用のインシュレーターZSG-AIN(ジャパンバリュー)を装着。フェルトマットの上にアピトンボード(500(W)mm×450(D)mm×90(H)mm)を置き、SUSインシュレーターを挟んでPCを設置。
DAPメインという某氏から面白い相談を受けたのでご紹介。
相談内容は
★wavファイルとAudioMasterで焼きなおしたwavの比較
つまり、「CDからリッピングしたwav」と「そのwavをAudioMasterでCDRに焼き直し、それからリッピングしたwav」との比較をして欲しいと。
この二つのファイルを送ってもらい、どちらがどちらのファイルか知らない状態で比較。
要はブラインドテストってわけだ。
私はAudioMasterで焼くことでどーいった変化があるのかは全く知らない。
AudioMasterの存在も今回初めて知ったので、AudioMasterに関する情報は一切無し、白紙の状態。
何の雑念もなく純粋にブラインドテストすることができるってもんだ。
★ファイルを送ってもらっている間に雑談
AudioMasterで焼き直すことで音質が良くなるらしい。
しかし面倒な作業だ。
わかるほど差が出るのだろうか?
普通に考えたら音質劣化しそうなものだが・・・
などと話している間にファイル転送完了。
ファイル1とファイル2を戴いた。
どちらがオリジナルで、どちらがAudioMaster使用後かは勿論わからない。
私は聞いた瞬間に違いを把握し、そこから細かな違いを見つけていくタイプ。
よって比較に時間はかからなーい!
2~3分比較試聴して違いのポイントをピックアップ。
★比較
単純に解像度や分離感といった基本的な部分は2のほうがいいように感じた。
2はVoが浮き彫りになるように輪郭がクッキリ(これは全ての楽器で感じた)してメリハリあるサウンドに。
ただし、分離しすぎて音の繋がりが無くなり、全体感が1と比べて無いように感じた。
1は角が無くて丸みがあり、全体的な音の繋がりがあり聞きやすい。
悪く言えば音がぼやけているとも言える。
逆に2はHiFi的な音。
低域がぼやけずにスッキリハッキリビシっと締まるのは2。
1のVoはぼやけた感じでまろやかで聞きやすいが、2では付帯音がスッパリ取れてVoの本体だけを抽出したような音、2はそのせいかキツさを感じる。
好みの差はある、という前提の上で、私は1のほうが好き
★ネタ明かし
ここで某氏からネタ明かし。
1がCDからリッピングしたもの
2がAudioMasterで焼きなおしたCDRからリッピングしたもの
とのことだった。
★どっちがイイ?
確かに、単純に一般的な意味での高音質なら2だろう。
しかし、高解像度、高分離感、といった部分を突き詰めるのが必ずしも最良とは言い切れないのがオーディオの世界。
2はどうにも音楽的・・・な音からは離れてしまっているように個人的には思う。
分析的な意味で音質を評価するなら2は1より優れているが。
どちらがイイかは好みによって人それぞれだろう。
少なくとも私の場合は1の音のほうが聞きやすくて好きだった。
★AudioMasterによって音は変わる
AudioMasterというのが何なのかよくわからないが、とにかく確実に音質は変わると私は感じた。
AudioMasterを使うことで音が変わるのは実証できたわけだ。
いやしかし、こんなことで音が変わるなんて面白いなぁ。
世の中いろいろ面白いモノがあるものだ。
本当に某氏には貴重な体験をさせてもらって感謝感謝である。
後から調べてみたのだが、どうもAudioMasterってのはコレのようだ。
「AudioMASTERとはCDの原盤並の高音質音楽CD作成を実現する新開発の高音質記録モードです。CD-Rディスクの記録エリアをぜいたくに使用して 記録するピットやランドを長くとり、再生時に音質を低下させる原因となるジッタを最小限を抑えます。クリアで原音に忠実なサウンドを実現します。」
まぁあれだ、こーいった試みの繰り返しでオーディオの分野ってのは発展していくんだろうなぁ。
その心意気や良し!!!!
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
AKG
K3003
K1000
K701
K501
K340
K290 Soround
K240 Sextett 二代目
ALESSANDRO
MS-1
AUDEZ'E
LCD-3
Audio-Technica
ATH-W5000
ATH-L3000
ATH-W3000ANV
ATH-W2002
ATH-AD2000
ATH-A2000X
ATH-W1000
ATH-CKW1000ANV
ATH-PRO700MK2ANV
ATH-W100
ATH-A55
ATH-ESW10
beyerdynamic
DT880 Edition2005
BOSE
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DENON
AH-D7000
AH-D5000
FOSTEX
T50RP
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PS1000
GS1000
PS-1
RS-1
SR-325
HiFiMAN
HE-6
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Beats by Dr.Dre
SENNHEISER
HD800
HD650
HD25-1
HD25-13 Ⅱ
HD414
SONY
MDR-SA5000
MDR-CD3000
MDR-EX1000
STAX
SR-007A + SRM-007tA
SR-404 LIMITED
SRS-4040
ULTRASONE
Edition10
Edition9
Edition9バランス仕様
PROline2500
DJ1PRO
Victor
HP-DX1000
その他
USTヘッドフォン(EXH-313他)