スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
まず、オスカーサウンドという会社。
聞いたことがない人がほとんどだと思われる。
オスカーサウンドは、メグ・ジャズ・オーディオとカイザーサウンドの共同プロジェクト?ということで間違っていないと思うが、一言で言えばローゼンクランツとは違った視点で作られるオーディオアクセサリーメーカーだ。
製品の設計はカイザーサウンドの貝崎氏が行っているので、音質傾向としては同じ方向性になるのだろう。
今回ご紹介するのは、穴のあいたステンレス板、オスカーブレード。
ゲームに武器として出てきても違和感のないネーミング。
一見大工道具から取ってきた何かの刃のようにも見えるが、れっきとしたオーディオアクセサリーである。
この板をオーディオ機器の上に置くと音が良くなる
と、こんな言い方をすると怪しさ爆発だが、どんな言い方をしたって怪しいものは怪しい。
それがオーディオアクセサリー。
とは言っても、この手の貼り付ける系オーディオアクセサリーは、良くも悪くも効き目が大きいと経験上知っているので、否が応にも期待してしまう。
オスカーブレードの説明には、コンポハーモナイザーと書かれている。
コンポハーモナイザー、、、初めて聞く言葉だ。
自分なりに解釈してみると、コンポから生み出される音を多彩にするアイテムといったところだろう。
制振アクセサリーと言うよりは、振動の流れを整えるのが目的と考えてよさそうだ。
使い方はいたってシンプル。
オーディオ機器の天板の両サイドの中央に貼り付けるだけ。
角がカットされている方を外側に向けて貼り付ける。
さて、その効果やいかに。
音色は変化なし。
情報量、解像度といった基本性能的な面の変化も特に感じられない。
やや音が明瞭になったように思うが・・・
タイミングの面も大きく変わったようには感じない。
何が変わったのか。
ひとつだけ、ココは変わったな、とハッキリ感じたものがある。
それは、音の広がりが拡大したこと。
綺麗に、最適に部屋中に音が広がるようになったと言えばいいのだろうか。
場の再現性による空間的リアリティーの向上とも言えそうだ。
コンポハーモナイザーというネーミングは、音色の多彩さではなく、空間に広がる音のハーモニー、すなわち音の調和を整えるという意味なのだろう。
音を綺麗に部屋いっぱいに満たしたいと考えている人は多いはずで、音の広がりを副作用なしに向上させることができるという意味では優れたオーディオアクセサリーだと思う。
使い方はオーディオ機器の天板に限らず、オーディオラックの端に置くのも同様の効果が得られるので是非試してみてほしい。
ちなみに、貝崎氏から聞いた話では、オスカーブレードの狙いは、「音のキレや力感、リズミカルさの向上」だそうだ。
私のシステムではこれらの点の向上は特に感じられず、それよりも音の広がりの改善のほうが顕著に現れた。
ひとつ気がかりなのが、オスカーブレードの効果が、どのようなシステムでも、どのような部屋でも発揮されるのかどうかだ。
私の場合、部屋も壁もオーディオシステムもローゼンクランツで支配されているため、オーディオシステムの小さな変化が音の変化として出る傾向が強い。
これは、小さな変化でも大きな効果として現れるので一見良いことのように思える。
しかし、実はローゼンクランツで統一したオーディオシステムは、表裏一体のリスキーシステムでもある。
というのは、悪い部分がひとつでも出来れば、その悪い部分が増幅されて滅茶苦茶な音になってしまうからだ。
複数のメーカーの機器やアクセサリーを組み合わせた一般的なオーディオシステムの場合、ここまでシビアなシステムにはならないので、何かひとつオーディオアクセサリーを加えることで、悪い部分が増幅されて聞けないほど酷くなることもなければ、逆に効果が小さい場合に変化に気がつかないことも十分にありえる。
スピーカーシステムの場合、ローゼンクランツに限ったことだと思うが、オーディオラックが非常に強く音をコントロールしている。
ネジ1本少し緩めるだけで音が狂うし、支柱にテープを貼れば音が広がらず、ラックを前後逆にすれば生気の抜けた音となる。
部屋全体へ音を広げる役割をオーディオラックが担っているのである。
オスカーブレードとローゼンクランツのラックとの相乗効果はあると考えて間違いないだろう。
さて、それでは部屋への音の広がりを考えなくてもよいヘッドホンシステムの場合はどうだろう?
ヘッドホンでもオスカーブレードによる音の変化はあるのだろうか。
結論から言えば変化はある。
ヘッドホンの場合、どのような違いが生まれるかと言えば、それは音の抜け方に影響してくる。
耳で直接音を聞くヘッドホンのほうが、効果を感じやすいのではないかと思う。
ヘッドホンシステムで、「どうも音抜け、音の伸びがいまいちだな」と感じている人に試してみてほしいオーディオアクセサリーだ。
どのようなオーディオシステムでも効果があるのかどうかは実際に試してみないと何とも言えないが、少なくとも私のシステムでは効果を感じることができた。
ただし、効果絶大とは言えないとも書いておく。
ローゼンクランツ製品で言えば、カイザーオーディオラック/Gen2であったり、サウンドステーションⅡ(オーディオボード)のほうが効果的に音の広がりを生み出すことができるが、そもそも価格が違いすぎるので比較するのは酷というもの。
オスカーブレードは、安価なオーディオアクセサリーなりに、音の広がりを生み出すアイテムだ。
スピーカーであれば音の広がり、ヘッドホンであれば音の抜けを改善してくれる。
まだまだ効果的な使用方法が他にもあるかもしれないので、いろいろな場所に貼り付けて試してみるのも面白いだろう。
聞いたことがない人がほとんどだと思われる。
オスカーサウンドは、メグ・ジャズ・オーディオとカイザーサウンドの共同プロジェクト?ということで間違っていないと思うが、一言で言えばローゼンクランツとは違った視点で作られるオーディオアクセサリーメーカーだ。
製品の設計はカイザーサウンドの貝崎氏が行っているので、音質傾向としては同じ方向性になるのだろう。
今回ご紹介するのは、穴のあいたステンレス板、オスカーブレード。
ゲームに武器として出てきても違和感のないネーミング。
一見大工道具から取ってきた何かの刃のようにも見えるが、れっきとしたオーディオアクセサリーである。
この板をオーディオ機器の上に置くと音が良くなる
と、こんな言い方をすると怪しさ爆発だが、どんな言い方をしたって怪しいものは怪しい。
それがオーディオアクセサリー。
とは言っても、この手の貼り付ける系オーディオアクセサリーは、良くも悪くも効き目が大きいと経験上知っているので、否が応にも期待してしまう。
オスカーブレードの説明には、コンポハーモナイザーと書かれている。
コンポハーモナイザー、、、初めて聞く言葉だ。
自分なりに解釈してみると、コンポから生み出される音を多彩にするアイテムといったところだろう。
制振アクセサリーと言うよりは、振動の流れを整えるのが目的と考えてよさそうだ。
使い方はいたってシンプル。
オーディオ機器の天板の両サイドの中央に貼り付けるだけ。
角がカットされている方を外側に向けて貼り付ける。
さて、その効果やいかに。
音色は変化なし。
情報量、解像度といった基本性能的な面の変化も特に感じられない。
やや音が明瞭になったように思うが・・・
タイミングの面も大きく変わったようには感じない。
何が変わったのか。
ひとつだけ、ココは変わったな、とハッキリ感じたものがある。
それは、音の広がりが拡大したこと。
綺麗に、最適に部屋中に音が広がるようになったと言えばいいのだろうか。
場の再現性による空間的リアリティーの向上とも言えそうだ。
コンポハーモナイザーというネーミングは、音色の多彩さではなく、空間に広がる音のハーモニー、すなわち音の調和を整えるという意味なのだろう。
音を綺麗に部屋いっぱいに満たしたいと考えている人は多いはずで、音の広がりを副作用なしに向上させることができるという意味では優れたオーディオアクセサリーだと思う。
使い方はオーディオ機器の天板に限らず、オーディオラックの端に置くのも同様の効果が得られるので是非試してみてほしい。
ちなみに、貝崎氏から聞いた話では、オスカーブレードの狙いは、「音のキレや力感、リズミカルさの向上」だそうだ。
私のシステムではこれらの点の向上は特に感じられず、それよりも音の広がりの改善のほうが顕著に現れた。
ひとつ気がかりなのが、オスカーブレードの効果が、どのようなシステムでも、どのような部屋でも発揮されるのかどうかだ。
私の場合、部屋も壁もオーディオシステムもローゼンクランツで支配されているため、オーディオシステムの小さな変化が音の変化として出る傾向が強い。
これは、小さな変化でも大きな効果として現れるので一見良いことのように思える。
しかし、実はローゼンクランツで統一したオーディオシステムは、表裏一体のリスキーシステムでもある。
というのは、悪い部分がひとつでも出来れば、その悪い部分が増幅されて滅茶苦茶な音になってしまうからだ。
複数のメーカーの機器やアクセサリーを組み合わせた一般的なオーディオシステムの場合、ここまでシビアなシステムにはならないので、何かひとつオーディオアクセサリーを加えることで、悪い部分が増幅されて聞けないほど酷くなることもなければ、逆に効果が小さい場合に変化に気がつかないことも十分にありえる。
スピーカーシステムの場合、ローゼンクランツに限ったことだと思うが、オーディオラックが非常に強く音をコントロールしている。
ネジ1本少し緩めるだけで音が狂うし、支柱にテープを貼れば音が広がらず、ラックを前後逆にすれば生気の抜けた音となる。
部屋全体へ音を広げる役割をオーディオラックが担っているのである。
オスカーブレードとローゼンクランツのラックとの相乗効果はあると考えて間違いないだろう。
さて、それでは部屋への音の広がりを考えなくてもよいヘッドホンシステムの場合はどうだろう?
ヘッドホンでもオスカーブレードによる音の変化はあるのだろうか。
結論から言えば変化はある。
ヘッドホンの場合、どのような違いが生まれるかと言えば、それは音の抜け方に影響してくる。
耳で直接音を聞くヘッドホンのほうが、効果を感じやすいのではないかと思う。
ヘッドホンシステムで、「どうも音抜け、音の伸びがいまいちだな」と感じている人に試してみてほしいオーディオアクセサリーだ。
どのようなオーディオシステムでも効果があるのかどうかは実際に試してみないと何とも言えないが、少なくとも私のシステムでは効果を感じることができた。
ただし、効果絶大とは言えないとも書いておく。
ローゼンクランツ製品で言えば、カイザーオーディオラック/Gen2であったり、サウンドステーションⅡ(オーディオボード)のほうが効果的に音の広がりを生み出すことができるが、そもそも価格が違いすぎるので比較するのは酷というもの。
オスカーブレードは、安価なオーディオアクセサリーなりに、音の広がりを生み出すアイテムだ。
スピーカーであれば音の広がり、ヘッドホンであれば音の抜けを改善してくれる。
まだまだ効果的な使用方法が他にもあるかもしれないので、いろいろな場所に貼り付けて試してみるのも面白いだろう。
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ヘッドフォンやオーディオアクセサリーの感想などを筆ペン先生がぶった斬るWebサイト。
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