accustic artsのミドルクラスDAC、DAC1 Mk3(現行はMk4)。
リファレンスであるTUBE-DAC Ⅱの下位モデル。
★インプレ
空間全体を音で埋め尽くすタイプではなく、音と背景のコントラストが強く音が分離するタイプ。
音色、響きといった面で色づけが少ない。
特徴が無いのが特徴、中庸な音。
特に線が太いとか細いとか、音が分厚いとか薄いと言う事もなく、適した太さで適した厚みで鳴らしてくれる。
太く鳴って欲しいときには太く、厚く鳴って欲しいときには厚く。
余計な味付けが無い点が一番の良さだろう。
オーケストラ等で音数が増えれば増えるほど凄みを発揮する。
分離感に優れているため、音数が増えてもひとつひとつの音が混じることなく綺麗に聞こえる。
音のハーモニーを活かすタイプとは対極かもしれない。
凄い音を聞かせてくれるのではなく、「当たり前のようにイイ音を聞かせてくれる」タイプ。
性能的な凄さを感じさせてくれるわけでもなく、美音やビシバシっとした音のような特徴があるわけでもない。
そのため、打ち込みのようなジャンルでは結構「無機質さ」が目立ってしまうようにも感じる。
ソースの音を忠実に、という意味では打ち込みを無機質に鳴らせるのは優秀とも言えるが。
★総評
アッサリ系のDA53をもう少しパワフルにしたのがm902なら、同系統でもっとパワフルにしたのがDAC 1。
暖色系で響き豊か、柔らかく優しい音のDAC-AMとは全然方向性が違う。
この手の音のDACはオーディオアクセサリーの特徴が素直に出るので調整し易いのが利点。
もっと熱のある音がしそうなリファレンスのTUBE-DAC Ⅱが気になるところ。
価格的にはコレ以上はハイエンドの世界になってしまうので、おそらくこのあたりが終着点かな。
C.E.C.のDAC&ヘッドフォンアンプ。
XLR、RCA、TOS、USBと豊富なデジタル入力、小型で軽く、ヘッドフォン出力を備えている。
m902同様、私のようなPCオーディオの人にとって魅力的な機器。
デジタルフィルターやオーバーサンプリング周波数の切り替え、信号の歪みを低減する機能がついており、好みに合わせて音質を多少変化させることが可能。
★インプレ(DA53単体)
明瞭でクリアー、透明感のある音、SN比も優秀。
厚みが無く線が細く、サラサラとした音でエネルギー感はあまり感じられない。
全域にわたって味付けのない素直な音。
響きは控えめでアッサリしており、空気感や音響はあまり感じられない。
繊細で抜けの良い高域表現はDA53の特徴と言っていいだろう。
少し綺麗に鳴らしすぎる感があり、低域の迫力や音の荒々しさが出せず、力感や実体感が薄い点が気になる。
m902とよく似た音だが、m902以上に響きが少なくアッサリした音。
m902に比べエネルギー感や実体感、躍動感や力強さに欠ける。
m902は多少高域が派手なキャラクターなのに対し、DA53はサラサラと耳障りの良い高域。
音作りの方向性は同じだが、騎士のようなm902、貴婦人のようなDA53といった違いがある。
>DA53 + m902
DA53単体で弱いと感じたエネルギー感、実体感、躍動感などが改善される。
また、響き成分が増え、解像度が向上し情報量が増えることから、DA53単体で使う場合にはアンプ部分で音質のロスがあると考えてよさそうだ。
できればDA53を単体DACとして使用し、ヘッドフォンアンプと組み合わせて使用したほうが性能を発揮できるだろう。
「DA53 + m902」とm902単体の音は限りなく似通っている。
両機器を組み合わせるとm902とDA53を7:3ぐらいで足して割ったような音となる。
あえて違いを搾り出すとしたら、「DA53 + m902」のほうが僅かに解像度が高く情報量が多い。
そして僅かに音のフォーカス感が強い。
しかし、ほぼ同じと言っていい音質なので、この二つの機器を組み合わせる必要性は感じ無い。
★総評
m902とよく似た音なので、既にm902を所有している人は必要のない機器だと私は思う。
PCオーディオでヘッドフォンユーザー、クリアーで透明感のある音質を好む人の場合、「m902とDA53のどちらにするか」といった選択肢になるのではないだろうか(単体で使うと仮定した場合)。
インプレで書いたようなキャラクターの違いがあるので、好みに合わせて選ぶのもいいだろう。
しかし、DA53のコストパフォーマンスの高さが際立っている点も考慮に入れる必要がある。
この値段でこの音は満足度が高いように思う。
一応個人的な意見を書いておくと、総合力(DAC&アンプ)ではm902のほうが上だと感じる。
★仕様(DAC-AM フルオプション)
● D/Aコンバーター :Analog Devices社製AD1853使用 24bit 96KHz
● OPアンプ :Dualタイプ4基装着
● デジダル音声入力 :デジタル同軸×1、デジタル光×1、AES/EBU×1
● アナログ音声出力 :RCA(LR)×1、XLR(LR)×1、ヘットホン出力×1
● 周波数特性 :2Hz ~ 20KHz
● S/N比 :>105dB
● 電源電圧 :AC110V(100V定格の電圧も大丈夫)
● 外形寸法 :200(W) mm × 270(D) mm × 75(H) mm
● 質量 :2.7 Kg
● 材質 :鉄(メインパネルはアルミ)
● カラー :黒
通常のDAC-AMから以下の部分をアップグレードしてフルオプションとなる
「DAC-AM VA-3 Edition」
SANYO汎用コンデンサ×3 → Black Gate 220μF高純度・超高速×2。 Elna Cerafine×1
SANYO汎用コンデンサ×3 → Elna音響専用×1。Elna SILMIC ×2
PHILIPS普通コンデンサ×4 → Elna Cerafine
普通コンデンサ×1 → Elna Cerafine
SHOP BRAND抵抗×2 → Audio Grade 抵抗
OPアンプのソケット(Dual→Dual)×4追加半田取付
OPアンプOPA627BP(Single)×8 全て4箇所追加
★インプレの前に
>エージング
常時電源入れっぱなしの状態で約20日間(約480時間)エージングを行ってからテストに挑んだ。
というのも、DAC-AMは初鳴らし時は音が詰まって伸びず、抑揚が無くつまらない音であったからだ。
そしてこの状態が長時間続く。
10日前後(約240時間)でようやく機器本来の鳴りが出てくる。
>テスト用環境
①PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒ヘッドフォン
②PC(96/8 PST)⇒m902⇒ヘッドフォン
③PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒m902⇒ヘッドフォン
DAC-AM、m902共に付属ケーブル、ラック直置き
PCからはDAC-AM、m902共に光デジタル接続を使用
③でのm902とDAC-AMの接続はベルデンケーブルを使用
できるだけケーブルや足場による味付けが乗らない状態でテスト
①はDAC-AMをDAC、アンプとして使用、DAC-AMのヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
②はm902をDAC、アンプとして使用、m902のヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
③はDAC-AMをDAC、m902をヘッドフォンアンプとして使用。
①と②を比較することで、DAC-AMとm902の「DAC&ヘッドフォンアンプ部」を使う場合のトータル性能の比較。
①と③を比較することで、アンプ部をm902で統一、DAC-AMとm902のDAC部分の比較。
★インプレ
>①
m902では出せない音の厚み。
肉厚で深く濃密な低域、高域は繊細かつ滑らか、伸びも良し。
刺激のない柔らかく響き豊かな心地良いサウンド。
特に空気感を強く感じ、音の響き、広がりが優れているように感じる。
>①と②で比較
m902はDAC-AMと比較するとクリアーで明瞭、解像度が高い。
音の温度が若干下がる(DAC-AMは暖かい音)。
m902はクリアーな音質なこともあり、音の分離感が優れているように感じる。
m902の音の分厚さ、響き、空気感はDAC-AMと比較すると落ちる。
若干m902のほうが腰高(DAC-AMのほうが重心が低い)で、低域の沈み込みはDAC-AMのほうが上。
m902は低音が締まっており弾力がある。
高域はDAC-AMのほうがよく伸びる。
DAC-AMに比べ、m902は音が硬く硬質的。
m902は艶やかさが無く淡白な印象、このあたりがモニター仕様といったところだろうか。
弦楽器などでハッキリと差を感じる。
SN比はどちらもかなり優秀で、ノイズ感は無いと言ってしまってもいいレベル。
>まとめ
①と②で比較したとき、潜在的な性能の高さはDAC-AMのほうが上だと私は感じた。
「潜在的」と表現したのは、DAC-AMのヘッドフォン出力によって一枚マスクがかかったような音になってしまうからである。
DAC-AMのヘッドフォン出力では本来出せるはずの音が出せていない。
音楽性豊かなDAC-AM、モニターライクなm902というキャラクターの違い。
この二つの機器を比べると本当にm902がモニター仕様だということを強く感じる。
どちらが良いかは好み次第だろう。
しかし、好みとは別の部分、いや、コレも好みの範疇に入るのだろうか。
音の厚みや低域の沈み込み、高域の伸びや音の繊細さ、響きや音場感などといった部分でDAC-AMのほうが優れていると感じたので、私の感覚ではDAC-AMのほうが性能は上だと結論付けておく。
ヘッドフォン出力を使う場合でのトータルバランスで見たときに、DAC-AM単体のほうが私は好きな音であった。
この手の音が好きならば、コストパフォーマンスの高いDACでありヘッドフォンアンプとなり得る。
>③
DAC-AMのDAC部分とm902のアンプ部分の組み合わせのインプレ。
DAC-AMの音を劣化させず綺麗にそのまま増幅できているという印象。
ベースはDAC-AMの音と言っていいが、m902の特徴が若干乗る。
まず、DAC-AM単体(DAC-AMヘッドフォン出力使用時)と比べて解像度がかなり向上する。
これがm902をアンプとして使った時の一番の違いだろう。
音の厚みや空気感を維持しつつも音が明瞭になり、より音場の見通しがよくなる。
低域の締まりや音の分離感などもDAC-AM単体時より向上。
m902のSN比の高さやキレやシャープさ、躍動感がうまい具合に融合されている。
DAC-AMのヘッドフォン出力の弱さを補って余りある向上っぷり。
DAC-AMは単体ではなく、ヘッドフォンアンプと組み合わせて使ったほうが良さそうだ。
しかし、その時に問題となるのが相性である。
DAC-AMは味付けの濃いDACのため、機器やアクセとの相性の良し悪しが出やすいのが難点。
個人的にはスッキリ系のアンプや電源ケーブルと組み合わせたほうが相性が良いと感じる。
m902視点で見るならば、m902を有機的に、音楽性を付加したような音になる。
モニター臭さがずいぶんと抑えられ、厚みがあり安定感のある聞きやすい音となる。
m902単体ではカリカリしすぎていると感じる場合には、この手の単体DACと組み合わせることでバランスを取れるのではないだろうか。
★総評
DAC-AMは初めて音を出した時には「これは・・・どーしようもないな」と思ったほど酷い音だった。
音が伸びずに詰まっており、特に音の抑揚の無さが酷く、音楽を楽しめるような音ではなかった。
そして、この状態が本当に長い間続いたものだ。
改善の兆しが見えてきたのは10日目(約240時間)あたり。
音が流れるようになってきたのだ。
さて、約20日間(約480時間)使用した段階での評価だが、DACとしてのDAC-AMはm902よりも高性能だと私は感じる。
勿論好みによる部分も大きいが、「まとめ」でも書いたとおり、細かな部分でDAC-AMのほうが優れていると感じる部分が多かったからだ。
他にもDA53やAT-DHA3000、DenDACなどと比較してもDAC-AMは頭ひとつ、ふたつ抜けた性能を持っているように感じる。
また、今回のテストでm902のアンプの優秀さも実感することができた。
SN比に優れ解像度の高い音、そして音がモニター調にシフトする。
m902は味付けの少ないアンプのため、様々な機器と上手く組み合わせることができるように思う。
★ノーマルDAC-AM vs フルオプションDAC-AM
さて、ノーマルのDAC-AMとフルオプションのDAC-AMにどれほどの差があるのだろうか。
実際にノーマルDAC-AMとフルオプションDAC-AMを用意して比較してみた。
下の画像の左がノーマル、右がフルオプションだが・・・見た目は「S」のシールがあるかないかの違いだけで、実際には機器の中を見てみないと違いを確認することはできない。
>比較インプレ
全く同一の機器なので当然と言えば当然だが、同じ方向性の音である。
厚みがあり暖かく柔らかく、空気感が強く響き豊かで広がりのある音。
正直、プラシーボレベルの違いしか無いだろうと考えていたのだが、思っていた以上に違いがあった。
まず、単純にフルオプションのほうが解像度が高く、音の滲みが無くクリアーで細かな音まで潰れずに繊細に表現可能。
また、解像度を上げながらも音の厚みや濃度が増している点が面白い。
低域はより下まで伸び、高域も気持ちよく上まで伸びていく。
フルオプションと比べるとどうしてもノーマルはピーキーな印象を受ける。
一番の違いは音場感。
音場が広がり、響きが非常に豊かで空間の広さを感じることができる。
ノーマルと比べ、フルオプションは雄大で懐が深く余裕をもって音を鳴らしきるといった表現が適切かと思われる。
ノーマルはフルオプションと比較すると響きが控えめで、音場が狭く音が前面に出てくるため、インパクトや迫力、ストレート感はノーマルのほうが強く、ロックなどを聞くときにはノーマルのほうが適応度が高そうだ。
ノーマルを機器が持つ方向性に沿って正当進化させたのがフルオプションであり、フルオプションをベースにシステムバランスを整えたほうがより高見を目指せるだろう。
★DAC-AM mamiso Edition
DAC-AMの改造を更に推し進めたオリジナルDAC-AM。
音質の大部分を占めるコンデンサを変更して音質向上を狙う。
「DAC-AM VA-3 Edition(改造前)」の主なコンデンサは以下の通り
Black Gate 220μF高純度・超高速×2
Elna Cerafine×1
Elna音響専用×1
Elna SILMIC ×2
Elna Cerafine
Elna Cerafine
Black GateのコンデンサはESOTERICの機器に使われていることで有名で、音質的にも定評があるので換える必要はないと判断。
Elnaはmarantzで使われていることで有名、SILMICの評判は良いのだが、Cerafineの評判はいまいち。
この部分を換えてみることにする。
計6箇所のCerafineをニチコンのコンデンサMuseに変更。
Museの中でも最高グレードのKZを選択。
※DAC-AM基盤(赤枠⇒変更部分)
更に、内部配線を全てツイスト及び2重シールドを施した。
★DAC-AM mamiso Editioinインプレ
mamiso Editionの感想書くのスッカリ忘れてた・・・
前の音がどんな感じだったのか忘れてしまった。
とりあえずmamiso Editionの現在、刺激皆無、なめらかで柔らかくトロトロした音で鳴っている。
ワイドレンジで低いところから高いところまでよく出ており、W5000やGS1000ではその帯域の広さっぷりがよくわかる。
濃い音で味付けが強すぎるようにも思うので、他の部分でクリアー傾向へ調整したほうがバランスがとれそうだ。
DACの電源ケーブルをスッキリ系にするのもありだろう。
ミドルクラスのDACと同等のクオリティを持っているのではないだろうか?
と個人的には感じる。
★検索ワード
アクセス解析の機能のひとつに「検索ワード」というものがある。
検索サイトでどんな検索ワードを打ち込んでまみそぶろぐに来たのかがわかる。
まみそぶろぐを立ち上げた初期の頃から、常に上位にランクインし、その日のトップ検索ワードになることも多々あったのが、実は「DenDAC」なのだ。
★仕様
DenDACは私の愛用するUSTヘッドフォンを販売しているオーディオインテルの製品。
正確にはオーディオインテルの製品ではなく、傳田聴覚システム研究所とシステムエルエスアイ株式会社によるコラボレート製品。
オーディオインテルはDenDACの取扱店でしかない。
DenDACの設計者は元バーブラウンの技術者で、今はシステムLSI(株)に勤務している工学博士の近藤氏という方だそうだ。
DenDACにバーブラウンのDACが採用されているのも納得。
DenDACの詳しい説明は紹介ページ参照。
見てもらうとわかるが、コンデンサにはエルナー社製のものが使われている。
DenDAC情報目当てでまみそぶろぐに訪れる人が多いという事実が、非常に意外であり興味深く、面白いなぁ、と前々から感じていた。
DenDACの情報を探している人が多いようなので、一度DenDACについて詳しくレビューしてみようと思う。
★昔の感想
まず2007/03/20の時点での私のDenDACの感想は以下のようなものだった。
特徴としては、臨場感があり情報量が多く、低域が強く厚みのある音。
だが、既に高級オーディオシステムを組んでいる人には必要ない。
m902があるわけだし、DenDACを使って音楽聞く必要は無いだろうと判断し、ずっと使っていなかった。
約3ヶ月ぶりにDenDACをPCのUSBポートに挿し込み、ヘッドフォンを繋いでみる。
改めて評価するために。
★インプレ
DenDACは厚みがあり温かみのある柔らかい音、アナログ的な音。
特に強く感じるのは響きの豊かさ。
そのため空気感を強く感じ、臨場感が高い。
逆に音の透明感はそれほど感じず、クリアーさはあまり感じられない。
スッキリ系とは真逆の密度感の高い音。
音の方向性としてはDAC-AMと同系統。
クリアーさと音の厚みや密度感を両立しているのは「m902+DAC-AM」やAT-DHA3000だが、DenDACはそれらとはまた違った印象を受ける。
空気感と音響に特化したような音。
音が響き満ちるのを存分に味わうことができるので、この手の音が好きな人にはオススメ。
逆にインパクトや力感、実体感、メリハリ、クリアーさなどを求める場合には向かないだろう。
★結論
DenDACは消しゴムみたいに小さな大きさで、これをPCに挿すだけでそれなりの音をすぐに楽しむことができる。
音も普通にイイと感じれるレベルのものはあるし、手軽にPCで音楽を楽しみたい方にはオススメ。
しかし、出力がミニフォンジャックのみという点、これ以上音質を引き上げることが不可能な拡張性の無さという点から見て、オーディオシステムに組み込むのは無理がある。
また、音質面から見ても、それなりのシステムと比較すると流石に落ちる。
個人的には特に電源部分による差が大きいのではないかと感じる。
クリーンな電気を供給されたオーディオシステムとUSBにより供給される電気とでは差がありすぎる。
外部電源を取れてライン出力があり、外部アンプを使用できるようにすれば、かなり音質改善が可能なのではないだろうか。
電源部を強化、コンデンサの増設など考えればいろいろ思いつくが、売りである携帯性が損なわれるので得策とは言えない。
やはり、この大きさでこの音質であることに価値があるのだろう。
★PCトラポの性能によってDenDACの音質は変わるのか否か
後日検証予定
※予想
DenDACへ供給される電気の質が違うため、音質への影響は大いにありえる。
また、PCトラポのノイズが少ないことも影響すると思われる。
この考えからいくと、PCの電源の質によってDenDACのパフォーマンスが変わってくることになる。
検証する価値がありそうだ。
★DenDACテクニック
>USBポート
DenDACを挿すUSBポートによって音が変わるのをご存知だろうか?
タワー型PCの前面についてるUSBポートなんぞを使った時には酷い音になるのだ。
明らかに情報量が落ちスカスカな音となってしまう。
おそらくPCの内蔵配線を通過することで音質の劣化(データの損失)が起きていると思われる。
DenDACはオンボードのUSBポートを使うべし。
また、DenDACを挿すUSBポートの付近(真横)のUSBポートを同時に使うか否かも音質に影響を及ぼす。
>DenDACから直で
DenDACの出力はヘッドフォン出力。
直接ヘッドフォンを接続するのが基本的には最も高音質を得られる。
DenDACの出力から中途半端なケーブルを使ってアンプに繋いだりすると、そのアンプがいかに優れたアンプであっても、ケーブル部分での劣化が激しく、DenDACに直接ヘッドフォンを繋いだ時よりも音質が劣化する可能性が極めて高い。
ケーブルの質を高めることである程度は劣化を抑えることは可能だろうが、DenDACの音質、用途、価格を考えると、あまり賢い使い方とは言えないだろう。
DenDACはオンボードUSBボードに繋ぎ、直接ヘッドフォンを繋いで使おう!
★改造
これ以上の改善の余地はなさそうなDenDAC。
本当にどうしようもないのだろうか?
否、私から見れば多少の改善ポイントは残されている。
・振動対策
・ノイズ対策
・コンデンサ換装
この3点。
振動対策は個人的に好印象なQR-8(Acoustic Revive)を貼り付けるのが良さそう。
ノイズ対策は電磁波吸収材を貼り付けることで対策できる。
MSI-30(オヤイデ)やers1.3(Stillpoints)などで包み込むことでノイズ対策が可能だ。
コンデンサを変更するのは音色そのものが変わってしまうのでリスクが高い。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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AH-D7000
AH-D5000
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GRADO
PS1000
GS1000
PS-1
RS-1
SR-325
HiFiMAN
HE-6
Monster Cable
Beats by Dr.Dre
SENNHEISER
HD800
HD650
HD25-1
HD25-13 Ⅱ
HD414
SONY
MDR-SA5000
MDR-CD3000
MDR-EX1000
STAX
SR-007A + SRM-007tA
SR-404 LIMITED
SRS-4040
ULTRASONE
Edition10
Edition9
Edition9バランス仕様
PROline2500
DJ1PRO
Victor
HP-DX1000
その他
USTヘッドフォン(EXH-313他)