★仕様(DAC-AM フルオプション)
● D/Aコンバーター :Analog Devices社製AD1853使用 24bit 96KHz
● OPアンプ :Dualタイプ4基装着
● デジダル音声入力 :デジタル同軸×1、デジタル光×1、AES/EBU×1
● アナログ音声出力 :RCA(LR)×1、XLR(LR)×1、ヘットホン出力×1
● 周波数特性 :2Hz ~ 20KHz
● S/N比 :>105dB
● 電源電圧 :AC110V(100V定格の電圧も大丈夫)
● 外形寸法 :200(W) mm × 270(D) mm × 75(H) mm
● 質量 :2.7 Kg
● 材質 :鉄(メインパネルはアルミ)
● カラー :黒
通常のDAC-AMから以下の部分をアップグレードしてフルオプションとなる
「DAC-AM VA-3 Edition」
SANYO汎用コンデンサ×3 → Black Gate 220μF高純度・超高速×2。 Elna Cerafine×1
SANYO汎用コンデンサ×3 → Elna音響専用×1。Elna SILMIC ×2
PHILIPS普通コンデンサ×4 → Elna Cerafine
普通コンデンサ×1 → Elna Cerafine
SHOP BRAND抵抗×2 → Audio Grade 抵抗
OPアンプのソケット(Dual→Dual)×4追加半田取付
OPアンプOPA627BP(Single)×8 全て4箇所追加
★インプレの前に
>エージング
常時電源入れっぱなしの状態で約20日間(約480時間)エージングを行ってからテストに挑んだ。
というのも、DAC-AMは初鳴らし時は音が詰まって伸びず、抑揚が無くつまらない音であったからだ。
そしてこの状態が長時間続く。
10日前後(約240時間)でようやく機器本来の鳴りが出てくる。
>テスト用環境
①PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒ヘッドフォン
②PC(96/8 PST)⇒m902⇒ヘッドフォン
③PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒m902⇒ヘッドフォン
DAC-AM、m902共に付属ケーブル、ラック直置き
PCからはDAC-AM、m902共に光デジタル接続を使用
③でのm902とDAC-AMの接続はベルデンケーブルを使用
できるだけケーブルや足場による味付けが乗らない状態でテスト
①はDAC-AMをDAC、アンプとして使用、DAC-AMのヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
②はm902をDAC、アンプとして使用、m902のヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
③はDAC-AMをDAC、m902をヘッドフォンアンプとして使用。
①と②を比較することで、DAC-AMとm902の「DAC&ヘッドフォンアンプ部」を使う場合のトータル性能の比較。
①と③を比較することで、アンプ部をm902で統一、DAC-AMとm902のDAC部分の比較。
★インプレ
>①
m902では出せない音の厚み。
肉厚で深く濃密な低域、高域は繊細かつ滑らか、伸びも良し。
刺激のない柔らかく響き豊かな心地良いサウンド。
特に空気感を強く感じ、音の響き、広がりが優れているように感じる。
>①と②で比較
m902はDAC-AMと比較するとクリアーで明瞭、解像度が高い。
音の温度が若干下がる(DAC-AMは暖かい音)。
m902はクリアーな音質なこともあり、音の分離感が優れているように感じる。
m902の音の分厚さ、響き、空気感はDAC-AMと比較すると落ちる。
若干m902のほうが腰高(DAC-AMのほうが重心が低い)で、低域の沈み込みはDAC-AMのほうが上。
m902は低音が締まっており弾力がある。
高域はDAC-AMのほうがよく伸びる。
DAC-AMに比べ、m902は音が硬く硬質的。
m902は艶やかさが無く淡白な印象、このあたりがモニター仕様といったところだろうか。
弦楽器などでハッキリと差を感じる。
SN比はどちらもかなり優秀で、ノイズ感は無いと言ってしまってもいいレベル。
>まとめ
①と②で比較したとき、潜在的な性能の高さはDAC-AMのほうが上だと私は感じた。
「潜在的」と表現したのは、DAC-AMのヘッドフォン出力によって一枚マスクがかかったような音になってしまうからである。
DAC-AMのヘッドフォン出力では本来出せるはずの音が出せていない。
音楽性豊かなDAC-AM、モニターライクなm902というキャラクターの違い。
この二つの機器を比べると本当にm902がモニター仕様だということを強く感じる。
どちらが良いかは好み次第だろう。
しかし、好みとは別の部分、いや、コレも好みの範疇に入るのだろうか。
音の厚みや低域の沈み込み、高域の伸びや音の繊細さ、響きや音場感などといった部分でDAC-AMのほうが優れていると感じたので、私の感覚ではDAC-AMのほうが性能は上だと結論付けておく。
ヘッドフォン出力を使う場合でのトータルバランスで見たときに、DAC-AM単体のほうが私は好きな音であった。
この手の音が好きならば、コストパフォーマンスの高いDACでありヘッドフォンアンプとなり得る。
>③
DAC-AMのDAC部分とm902のアンプ部分の組み合わせのインプレ。
DAC-AMの音を劣化させず綺麗にそのまま増幅できているという印象。
ベースはDAC-AMの音と言っていいが、m902の特徴が若干乗る。
まず、DAC-AM単体(DAC-AMヘッドフォン出力使用時)と比べて解像度がかなり向上する。
これがm902をアンプとして使った時の一番の違いだろう。
音の厚みや空気感を維持しつつも音が明瞭になり、より音場の見通しがよくなる。
低域の締まりや音の分離感などもDAC-AM単体時より向上。
m902のSN比の高さやキレやシャープさ、躍動感がうまい具合に融合されている。
DAC-AMのヘッドフォン出力の弱さを補って余りある向上っぷり。
DAC-AMは単体ではなく、ヘッドフォンアンプと組み合わせて使ったほうが良さそうだ。
しかし、その時に問題となるのが相性である。
DAC-AMは味付けの濃いDACのため、機器やアクセとの相性の良し悪しが出やすいのが難点。
個人的にはスッキリ系のアンプや電源ケーブルと組み合わせたほうが相性が良いと感じる。
m902視点で見るならば、m902を有機的に、音楽性を付加したような音になる。
モニター臭さがずいぶんと抑えられ、厚みがあり安定感のある聞きやすい音となる。
m902単体ではカリカリしすぎていると感じる場合には、この手の単体DACと組み合わせることでバランスを取れるのではないだろうか。
★総評
DAC-AMは初めて音を出した時には「これは・・・どーしようもないな」と思ったほど酷い音だった。
音が伸びずに詰まっており、特に音の抑揚の無さが酷く、音楽を楽しめるような音ではなかった。
そして、この状態が本当に長い間続いたものだ。
改善の兆しが見えてきたのは10日目(約240時間)あたり。
音が流れるようになってきたのだ。
さて、約20日間(約480時間)使用した段階での評価だが、DACとしてのDAC-AMはm902よりも高性能だと私は感じる。
勿論好みによる部分も大きいが、「まとめ」でも書いたとおり、細かな部分でDAC-AMのほうが優れていると感じる部分が多かったからだ。
他にもDA53やAT-DHA3000、DenDACなどと比較してもDAC-AMは頭ひとつ、ふたつ抜けた性能を持っているように感じる。
また、今回のテストでm902のアンプの優秀さも実感することができた。
SN比に優れ解像度の高い音、そして音がモニター調にシフトする。
m902は味付けの少ないアンプのため、様々な機器と上手く組み合わせることができるように思う。
★ノーマルDAC-AM vs フルオプションDAC-AM
さて、ノーマルのDAC-AMとフルオプションのDAC-AMにどれほどの差があるのだろうか。
実際にノーマルDAC-AMとフルオプションDAC-AMを用意して比較してみた。
下の画像の左がノーマル、右がフルオプションだが・・・見た目は「S」のシールがあるかないかの違いだけで、実際には機器の中を見てみないと違いを確認することはできない。
>比較インプレ
全く同一の機器なので当然と言えば当然だが、同じ方向性の音である。
厚みがあり暖かく柔らかく、空気感が強く響き豊かで広がりのある音。
正直、プラシーボレベルの違いしか無いだろうと考えていたのだが、思っていた以上に違いがあった。
まず、単純にフルオプションのほうが解像度が高く、音の滲みが無くクリアーで細かな音まで潰れずに繊細に表現可能。
また、解像度を上げながらも音の厚みや濃度が増している点が面白い。
低域はより下まで伸び、高域も気持ちよく上まで伸びていく。
フルオプションと比べるとどうしてもノーマルはピーキーな印象を受ける。
一番の違いは音場感。
音場が広がり、響きが非常に豊かで空間の広さを感じることができる。
ノーマルと比べ、フルオプションは雄大で懐が深く余裕をもって音を鳴らしきるといった表現が適切かと思われる。
ノーマルはフルオプションと比較すると響きが控えめで、音場が狭く音が前面に出てくるため、インパクトや迫力、ストレート感はノーマルのほうが強く、ロックなどを聞くときにはノーマルのほうが適応度が高そうだ。
ノーマルを機器が持つ方向性に沿って正当進化させたのがフルオプションであり、フルオプションをベースにシステムバランスを整えたほうがより高見を目指せるだろう。
★DAC-AM mamiso Edition
DAC-AMの改造を更に推し進めたオリジナルDAC-AM。
音質の大部分を占めるコンデンサを変更して音質向上を狙う。
「DAC-AM VA-3 Edition(改造前)」の主なコンデンサは以下の通り
Black Gate 220μF高純度・超高速×2
Elna Cerafine×1
Elna音響専用×1
Elna SILMIC ×2
Elna Cerafine
Elna Cerafine
Black GateのコンデンサはESOTERICの機器に使われていることで有名で、音質的にも定評があるので換える必要はないと判断。
Elnaはmarantzで使われていることで有名、SILMICの評判は良いのだが、Cerafineの評判はいまいち。
この部分を換えてみることにする。
計6箇所のCerafineをニチコンのコンデンサMuseに変更。
Museの中でも最高グレードのKZを選択。
※DAC-AM基盤(赤枠⇒変更部分)
更に、内部配線を全てツイスト及び2重シールドを施した。
★DAC-AM mamiso Editioinインプレ
mamiso Editionの感想書くのスッカリ忘れてた・・・
前の音がどんな感じだったのか忘れてしまった。
とりあえずmamiso Editionの現在、刺激皆無、なめらかで柔らかくトロトロした音で鳴っている。
ワイドレンジで低いところから高いところまでよく出ており、W5000やGS1000ではその帯域の広さっぷりがよくわかる。
濃い音で味付けが強すぎるようにも思うので、他の部分でクリアー傾向へ調整したほうがバランスがとれそうだ。
DACの電源ケーブルをスッキリ系にするのもありだろう。
ミドルクラスのDACと同等のクオリティを持っているのではないだろうか?
と個人的には感じる。
昨日で丁度20日目、昨夜仕上げたインプレを見直し、本日ようやく公開です。
一度10日目あたりにインプレを完成させていたのですが、今回公開したインプレはその時のものとは全く違う内容となっています(いい意味で)。
これほど公開に時間がかかってしまった一番の理由は「エージングによる変化」が大きかったことです。
本当にまともに鳴り出したのはつい最近です。
今だからぶっちゃけ言いますが、初鳴らしから2週間ぐらいは酷かったこと酷かったことw
甘くない羊羹みたいな音でしたよ。
まだアクセを含んだトータルの音質ではm902単体時の音を超えることはできていませんが、これはDAC側にもMuse-Cable ACを使うことで解決するでしょう。
一度DAC側にMuse-Cable ACを使ったことがあるのですが、優雅で雄大、それはもう素晴らしいものでした。
Muse-Cable ACは接続に使用しているYラグのメッキがどうにも癖が乗るように感じるので、新たなYラグを注文して作り直します。
二本目のプラグも準備完了、製作した際にはまた記事として報告します。
現状のシステムでのゴールは私の頭の中では完成しています。
カーボンボードと相性の良いインシュも見つけることができました、これも近いうちに記事として載せます。
また、あるアイテムをDACとm902の間に使い、先日購入した仮想アースと併用することで好結果が得られたので、これも導入予定です。
なんとか無事今のシステムでバランスを取り、m902単体の時の音を上回る目処がついてホっとしています。
インプレを読んだ限りではクラシックやヴォーカルモノに合いそうな?逆にロックとの相性はイマイチ?
>カーボンボードと相性の良いインシュも見つけることができました、これも近いうちに記事として載せます。
また、あるアイテムをDACとm902の間に使い、先日購入した仮想アースと併用することで好結果が得られたので、これも導入予定です。
まだまだ怪しげなアイテムが後ろに控えているようでw
楽しみにしております。
>インプレを読んだ限りではクラシックやヴォーカルモノに合いそうな?逆にロックとの相性はイマイチ?
そうですね。
ロックとの相性は悪いですが、私の理想としている音はロック向けの音ではないのはわかりきっているので、最初から切り捨てています。
ただ、女性Voモノは最高ですよ。
小田和正とかも合いますw
一般的な意味でのロックに合う音とは確かに全然違います。
しかし、私の理想の音は当然私が良いと思える音なので、私がこの音でロックを聞いた場合、私にとっては全然楽しめる音なんです。
自分の理想の音は自分限定で万能な音になるってことです。
あと、edition9を使えばロックも結構いけると思います。
e9は箱に入って眠りについていますが・・・
ベースとして自分の理想の音をシステム側で作り、あとはヘッドフォンの使い分け、でしょう!
これがヘッドフォンユーザーの利点ですよ。
使い分けと言っても私はUSTとe9しか残っていませんけどねw
DenDACを越えるためだったと記憶していますが
DAC-AMはDenDACを越えましたか?
情報量では圧倒的にDenDAC>m902だったのですよね?
魔人さんのインプレも考慮に入れると
DA53>CD3300>DenDAC>m902
となっていましたね。
DAC-AMは情報量でDenDACを上回りましたか?
私事ですが、当時の私は未熟者でした。
(今でも未熟者だというツッコミはナシでw)
やはり機器をひとつ経験するってのは本当に大きいです。
他の経験も含めてオーディオの考え方が成長しましたよ。
さて、情報量に関してですが、単純に「情報量」という要素のみを取り出すのが非常に難しいことだと今は感じています。
m902は決して情報量は少なくありません。
これは静電気除去ツールSN-02を使用した時に、埋もれて聞こえていなかった微小音が出てきたことで確信しました。
つまり、帯電により音にマスクがかかり、本来聞こえるべき音、情報が消えて(マスクされて)しまっていたのです。
帯電してない正常な状態のm902ならDenDACと同等の情報量を出せるということです。
と言うか、「情報量は出せているけど静電気によって音が聞こえなくなってしまっている」と考えてください。
以前はDACの比較において「情報量」の一点で比較したものですが、m902とDenDACに情報量の差が無かったことが判明した以上、評価は白紙にせざる得ません。
極論を言えば、どれが良いかは好み次第、というのが最も正しい答えになると思います。
ただ、DenDACは拡張性が皆無なので、あの音で限界なんですよね。
以前所有していなくて現在所有しているアクセサリーに「Muse-Cable AC」があります。
これは本当に私にとって革命的アクセで、これを使うことで限りなく私の理想の音となります。
ですから、現状だとm902でもDenDACを上回っています、勿論好みという視点での話です。
性能面で見れば、優劣をつける部分ではなく好みによる問題だと思うので個人的にはあまり言いたくないのですが、あえて言うならばDAC-AMが一歩抜けてるかな、と感じます。
ただ、もう一度言っておきますが、これは好みによる部分が大きいでしょうから、人によってはm902のほうが優れている、というケースも無きにしも非ずでしょう。
とりあえず、私個人の感想として、DAC-AM + m902の組み合わせはDenDACを大きく上回るはずです。
これはDAC-AM側にもMuse-Cable ACを使ってみないとわからないので、今は断言しませんが。
>余談
Muse-Cable ACの二本目ですが、プラグはwattagateの330、350を準備しています。
これをm902側に使う予定です。
M1/F1のプラグのほうはDAC-AMに使う予定。
いろいろ試していてわかったのですが、どうもDAC-AMはスッキリクリアーな方向へもっていったほうがその効果が際立ってとても効果的なようです。
逆に、m902は有機的な厚みのある暖かい音にもっていったほうがバランスがとれるようです。
例えば、私の所有しているアレグレットACがm902には相性イイのにDAC-AMで使うと酷い音になることからもわかります。
アレグレットは重心を程よく下げるために必要不可欠なので壁コン~タップ間に使用。
これで電源まわりは完結です。
後にアップグレードするとしたら、アレグレット⇒アレグロですかね。
あと、これは足場でも言えることで、m902はふんわりとした音が出るタイプのインシュを使うと非常に魅力的な音になるんですよ。
カリカリにしすぎると、確かにm902らしくはあるのですが、個人的にはナシです。
m902が本来持つ特性は特性として、ベースで出させつつ、アクセで逆方向へもっていくことで、とてもバランスのよい音になります。
「m902が持つ音の締まりやクリアーさがあるからこそ、この調整方法が可能」だということです。
これは余談なので気にしないでくださいw
非常に淡白で冷静すぎるほど冷静な比較です。
私としては以前の記事のほうが生の声が伝わってきて好きだったのですが、なぜこのように考えが変わったのかも記事にしてくれると、より納得できると思います。
さて情報量ですが、この言葉も解像度と同様、使う人によってかなり定義が異なってきますよね。
「音楽を聴いた時、どれだけ音を多く細かく拾っているか」
ということでコンセンサスはとれているでしょうか。
そしてSN-02を使用した後のm902とDenDACでは情報量の点において同等だと。
さらにDAC-AMがこの二者よりも性能が良い(情報量が多い)ものの、それは好みによって逆転する程度の差であると。
そういうことでよろしいでしょうか。
>余談
>例えば、私の所有しているアレグレットACがm902には相性イイのにDAC-AMで使うと酷い音になることからもわかります。
以前は、どの機器もそのケーブルの色に染まるため、DAC-AMとm902の違いが判らないと仰いませんでしたか?
m902で良い音になり、DAC-AMで酷い音になるなら明確に違いがあると思いますが…。
傾向の違うケーブルをそれぞれ別々に試した結果、どちらもバランスがとれて結局は同じ音になったという意味でしょうか。
だとすると、やはり高価なケーブルに投資するのは躊躇われますね。
機器を買い換えた時、それがm902とDAC-AMぐらい正反対のキャラだったら、まったく傾向の違うケーブルがもう1本必要になりますから。
機器を買い換えても使い回しできるのなら一生モノとして重宝するかもしれませんが…。
>あと、これは足場でも言えることで、m902はふんわりとした音が出るタイプのインシュを使うと非常に魅力的な音になるんですよ。
ふんわりとした音というのがピンときませんが、温かみや響きのことでしょうか。
インシュは全般的にそういったものを減衰させる印象があるのですが、木製インシュなどはその限りではないのでしょうか。
メタルバブルも艶が乗ると仰ってましたね。興味深いです。
>「音楽を聴いた時、どれだけ音を多く細かく拾っているか」
私も全く同じ考えです。
極端に言えばAでは出ていない音がBで出ていたらBのほうが情報量が多いということです。
>さらにDAC-AMがこの二者よりも性能が良い(情報量が多い)ものの、それは好みによって逆転する程度の差であると。
これは少し訂正させてもらうと、DAC-AMの情報量も同レベルです。
インプレに書いた通りの理由で性能が高い、と個人的に感じるということ。そして、これは好みによって逆転する、ということです。
>以前は、どの機器もそのケーブルの色に染まるため、DAC-AMとm902の違いが判らないと仰いませんでしたか?
これは私の説明不足ですね、言葉が足りませんでした。
私は常に自分の頭の中にある理想の音に向かって音を追い込んでいきます。この理想の音というのは確固たるもので不変です。
ですから、m902だろうがDAC-AMだろうが理想の音に向かって追い込んでいけば同じような音になっていくわけです。
ただし、その追い込み方、手段は全く違います。
私はDAC-AMを購入してから以前メインで使っていた電源ケーブルを二本売却しています。
それはDAC-AMを使ったシステムでは上手く機能しなかったからです。
使う機器、使うケーブルであり使うインシュが違ったとしても、私は理想の音へ向けて音を追い込んでいきますから、どうしたって同じような音になっていくんです。
そんなの不可能だろうと思われるかもしれませんが、違った組み合わせでも同じような音にすることは可能なのです。
>だとすると、やはり高価なケーブルに投資するのは躊躇われますね。
それは一理ありますね。
正直私の場合は機器を換えたら一から全てやり直しです。
一本のケーブルをどの機器に使っても理想の音が出るほどオーディオは簡単なものではありません。
少し話が逸れますが、まず、自分の理想に近い音を出せる電源ケーブルを見つけること。
がひとつ。
これを見つける旅をしないといけません。
私はMuse-Cable ACがこの上なく理想の音で、運良く見つけることができました。
アンプやDACなどに使うケーブルはこのようなケーブルを使ったほうがいいでしょう。
なぜならアンプやDACに使うとケーブルの影響が強く出るからです。
理想のケーブルを見つけることができたならば、これは一生モノとなります。
次に、「このケーブルだけは絶対に外せない」と思えるものが存在します。
それは例えば音場感が物凄い優れているとか、音に厚みが物凄い出るとかいったもので、それを出すためには絶対に使う必要がある、というものです。
こーいった個性の強いものは使いどころが非常に難しく、機器が変われば使いどころが変わってくるわけです。
以前はアンプに直接使って好結果だったものでも、機器が変われば相性が悪くいまいちになってしまう、しかし外すわけにはいかない、そんな時には使う場所を変えるんです。
CDプレイヤーに使うなり、壁コン~タップ間に使うなりして、そのケーブルの良さを上手くシステムの音に付加させてやれる場所を探します。
どこに使ってもしっくりこない場合は他のケーブルを使うしかないですけどね。
とにかく、全く使いまわしができないということはありません。
話を戻しますが、そんな理由から一概にハイエンドケーブルの購入が必ずしもリスクが高いとは言い切ることはできません。
私の場合はトータルで音質向上を狙いますから、当然ケーブル込みで音を整えていきます。
ですから、私にとってはケーブルに投資するのは当たり前のことです。
前にも書きましたが、私は単体DACを導入すればバランスが崩れてケーブル環境を整えなおして金かかるなぁ・・・とわかっていましたから、新たな機器を導入するのに躊躇していたんです。
アクセを全く使わず機器だけで音を完成させる場合には縁の無い話ですけどね。
機器だけで音を作るか、全てを含めて音を作るか、という考え方の違いがある以上、意見が合うことはないでしょうし、全然それで構わないのです。
人それぞれシステムの作り方が違ってて当然ですから。
>ふんわり
ってのは主に響きです。
これはそのうち記事にしますので、その時に。
いろんなタイプのインシュがあるものですよ。
SN-02の静電気除去って、電子機器内部に使用しても大丈夫なんでしょうかね?
試してみたいけどそれが不安です。
>見つける旅
ケーブル探しの旅は果てしなく遠い・・・。
これは本当に運ですよね。巡り合わせというか。
幸いインコネは柳田に巡り合えました。一生モノです。
電源ケーブルは現状すごく良い妥協点って感じで、ここから踏み出すのは思い切りが要りそうです。
スピーカーケーブルは暗中模索・・・どこへいくのか・・・。
人気メーカーで探すのが一番無駄はないんですけどね。中古の弾は多いし手放しやすいし。
でもきっと買わないw
別にそうと決めているわけではありませんよ。アクセサリーも込みで音を完成させるより、機器だけで完成させたほうがCPに優れるのではないかと問いかけたことはありますが。
別の所でもお尋ねしましたが、同じ額を投資した場合、どちらが音質的に有利かは知りたいですし、その上で進む道を決めたいと存じます。
例えば予算が20万円として、CDPとHPAに10万円ずつ使うか、それぞれを5~8万円のモノに落として、余った4~10万円をアクセ類に回したほうがいいのかという問題です。
まみそさんは後者を支持しておられるのですよね。
>自分の理想に近い音を出せる電源ケーブル
これは一生モノだと仰いますが、機器との相性が悪い場合は有り得ないのでしょうか。
年月を経て、CDPやHPAを取り替える時期も来るでしょう。
いくら自分の理想に近いケーブルといっても、好みの機器+好みのケーブルで良くなるとは限らないと教わりました。
ですので、取り替えた機器との相性が悪いことも有り得るのではないでしょうか。
対策としては、そのような機器は選ばない、または失敗したら機器のほうを取り替える、となるのでしょうか。
ケーブルが主で、機器が従になりませんか。それでも構わないとは存じますが。
いずれにせよ好みのケーブルを見つける旅は険しそうですね。
ヘッドフォンは試聴できますが、こういったアクセサリー類は試聴できませんよね。
やはり手を出しづらくはあります。一種の博打です。
失敗しても勉強になったと思える人や、遠回りすることも楽しめる人は、それこそがオーディオの醍醐味だとも言えるのでしょう。
そういった人でしか、こうした高音質の世界へは踏み込めないのでしょうか。
私は趣味人ではなく、消費者としての意識が強いです。
例えば家電製品であれば、お金を支払えばそれに見合ったクオリティをどんな人にも提供します。
しかしオーディオ製品の場合、同じ額を支払っても、組み合わせや使いこなしによって、音質というクオリティに大きな差が生じます。
だからこそ趣味としての側面が強く、言い方を悪くすれば、消費財としてのクオリティが不安定とも言えるのではないでしょうか(お気に障る表現でしたら、すみません)
消費者として高音質を望んだ時、お金を支払うだけでは手に入れられない領域も存在するのでしょうか。
お金以外に知識や経験も必要で、それを得る過程も楽しめる趣味人にならねば、高望みをしてはいけないのでしょうか。
m902単体でも同じような音を再現できるのなら、DAC-AMを追加したり、将来的にDAC64を狙ったりするのには、どのような意義があるのでしょう。
「理想の音」とはあくまで音色のことであり、性能面での音質をレベルアップするにはDACの追加が必要だというお考えでしょうか。
まみそさんは後者を支持しておられるのですよね。
その通りです。
>自分の理想に近い音を出せる電源ケーブル
まず、これを見つけることがとんでもなく困難極まりないです。
何百万使っても見つけられない人は見つけられないのではないでしょうか。
私の場合はUSTヘッドフォンの音が好みで、同じオーディオインテルが販売しているMuse-Cableに興味を持ち、使ってみたところUSTみたいな音だったので、「これがインテルの考える理想の音なんだろうなぁ」と感じたものです。
その流れでMuse-Cableを使って電源ケーブルを作ってみたところ、想像以上の素晴らしいものでした。
こんなに早く理想の音を出せるケーブルに出会えたのは運が良かったとしか言えません。
>対策としては、そのような機器は選ばない、または失敗したら機器のほうを取り替える、となるのでしょうか。
ケースバイケースじゃないですかね。
私ならその状況になってみないと答えは出せません。
要はその状況から自分の理想の音にもっていくのにどーしたらいいか、で考えますから、機器だけで完全に理想の音が出せるのならそれで完結ですし、機器だけでほぼ理想の音だったら機器の性能を引き出すタイプのアクセで補強するでしょうし、機器だけで理想の音を出せないのならアクセで理想の音に近づけます。
とんでもなく好みからかけ離れた音の機器ならば買い換えるでしょうが、そんなものはまず購入しないでしょうw
状況によりけりです。
>失敗しても勉強になったと思える人や、遠回りすることも楽しめる人は、それこそがオーディオの醍醐味だとも言えるのでしょう。
失敗することが一見遠回りに見えて実は近道だったりするものです。
私のように早い段階でMuse-Cableという理想のケーブルを見つけられたのは運が良かっただけです。
一発で好みのシステムを組めるにこしたことはありませんが、それは難しいでしょう。
失敗を繰り返すことで選択肢が削られていき、ゴールが近くなってきますから、ある意味近道とも言えます。
>m902単体でも同じような音を再現できるのなら、DAC-AMを追加したり、将来的にDAC64を狙ったりするのには、どのような意義があるのでしょう。
更に上の世界を見てみたくないですか?
単純にそれだけです。
DAC64を導入したらもっと凄い世界があるんじゃないか?という夢を見ているわけです。
実際は違うのかもしれませんがw
それは試してみないとわからないですね。
dac64を導入したシステムで自分好みの音に追い込んで完成させた時、「m902単体で組んだ音とそんなに変わらん」という可能性もあるでしょう。
>消費者としてのオーディオ
これってコンポが当てはまるんじゃないかなぁ、と思います。
あれは「アンプやプレイヤーやスピーカーが全部揃ってこの音です」ってトータルで音が作られていますから。
「このコンポの音気に入った!」と感じて購入して家に設置したら全く同じ音が出るでしょうし。
もっと幅を広げた電源ケーブルやインシュレーターなども含めてのセットってのがあってもいいかもですね。
コンポも馬鹿にできないですからね。
何十万もするコンポがいっぱいありますから。
>【別の所でもお尋ねしましたが、同じ額を投資した場合、どちらが音質的に有利かは知りたいですし、その上で進む道を決めたいと存じます。】
>【例えば予算が20万円として、CDPとHPAに10万円ずつ使うか、それぞれを5~8万円のモノに落として、余った4~10万円をアクセ類に回したほうがいいのかという問題です。】
アクセサリーを使えば高価な機器を超えられる・・・という場合、機材の価格差が小さい場合には超えられるでしょうが、価格差が大きいと無理だと思います。
5万のCDP+1万のインシュで6万のCDPは超えられるかもしれませんが、10万のCDPを超えられるでしょうか?5万のCDP+1万のインシュ+3万の電ケー+1万の壁コンなら10万のCDPを超えられるのか?・・・は実際にやってみないと解らないですよね。
私ならCDPとHPAに10万円ずつ使って将来に発展性の余地を残しておきますね。将来お金が出来た時にアクセを買い足します。
機材派の考え方は『基の素材が駄目なら、おのずと天井に限界がある』『素質の無い人を訓練しても限界がある』というようなものでしょうか?
>【私は趣味人ではなく、消費者としての意識が強いです】
消費者としての意識の方が強い場合はどこかで妥協するしかないでしょう。予算が20万しかない場合は20万円分の音しか手に入りません。そこで打ち止めです。それで妥協しておくべきです。
IRTHさんはアクセより機材の方に重点を置いた方が無難だと思います。ひょっとしてm902が嫌いになってしまったのでしょうか?買い替えを考えているとか・・・?今ですとDigital Link
/III +GCHA とかDAC1 USBなどPCオーディオが出来る機材がありますが・・・。もし今、IRTHさんやまみそさんがm902も何も持っていなかったとしたら、どれを買うのでしょうか?
>【消費者として高音質を望んだ時、お金を支払うだけでは手に入れられない領域も存在するのでしょうか。
お金以外に知識や経験も必要で、それを得る過程も楽しめる趣味人にならねば、高望みをしてはいけないのでしょうか。】
資金と知識どっちが大事か?という問題ですが、2chピュアオーディオ板の人が言うには『資金の方が大事』との事です。オーディオ趣味の世界では知識よりも資金のある人の方がより高みに行けるとの事です。
お金があればほとんどの物が手に入るのではないですか?アクセなど試し放題ですし・・・。資金が無いと経験すら積めません。お金さえあればいくらでも高望み出来るのがオーディオじゃないでしょうか?
我々は予算に限界があるため、その範囲内でやりくりするしかないわけです。予算が無いなら高望みは出来ません。
>m902も何も持っていなかったとしたら、どれを買うのでしょうか?
当然、一番すっごいの買いますw
ってのは金が無尽蔵にあったらの話で、現実的にはやっぱり予算や将来性、利便性(PCオーディオだから)などを考えてm902になるんじゃないですかね。
自分の予算の範囲内で一番良さそうなやつを買います。
前にも言いましたが、一番効率いいのはトップクラスのものを買うのがいいですから。
ただ、悲しいかな金銭面の理由で理想と現実は伴わないので妥協するしかありません。
m902を買う、その後に金を溜めつつケーブルを買って、また金溜めてインシュレーター買って・・・といった感じで、今までやってきたことと同じことをするでしょうね。
全然金無くてm902なんかとてもじゃないけど買えない!って状態だったら、DenDACあたりで我慢してると思いますw
>機器だけで完全に理想の音が出せるのならそれで完結ですし、機器だけでほぼ理想の音だったら機器の性能を引き出すタイプのアクセで補強するでしょうし、機器だけで理想の音を出せないのならアクセで理想の音に近づけます。
ということは、機器だけで完結できた場合には、理想のケーブルは使うまでもない、ということでしょうか。
しかしまみそさんは一方で、トータルでの音質向上を標榜してらっしゃいます。
機器だけで完結できたとしても更に上を目指し、そこへ理想のケーブルを組み込みたくなるのではないですか。
そうでないのなら、やはり機材が主で、ケーブルが従ということにはなりませんか。
まあ、機器を取り替えた際における仮定の話ですので、あまり深く考えずにお答え下さると幸いです。
>>失敗しても勉強になったと思える人や、遠回りすることも楽しめる人は、それこそがオーディオの醍醐味だとも言えるのでしょう。
>失敗することが一見遠回りに見えて実は近道だったりするものです。
遠回りか否かを気にしているのではなくて、それを醍醐味だと言えるか否かを気にしているのです。
私個人はそう言えるほど楽しめません。
しかし失敗も含めて楽しめる人なら、へこたれずに理想の音へと近づけていけるでしょうし、そういう人でないとそこへは辿り着けないのかな? と問いかけたかったわけです。
私は消費者としての意識が強く、オーディオを趣味とする気はあまりありません。
でありながら情報収集をし、音質の向上を模索しているのは、自分自身で納得できる音をまだ得ていないからです。
クライオヒューズの項で、まみそさんが私に下さったコメントの内容にも関連しておりますので、それも含めてこちらでお答えします。
>私は現在インシュレーターの旅を続けていますが、裏ではいろいろなショップに相談したり、ネット上で情報を集めたりもしています。
私もネット上で情報を集めております。勿論ここだけでなく、様々な場所を巡って。
ショップにも電話で相談に乗っていただくことはあります。田舎なので、直接赴くことはありませんが。
しかしそういった背景があるとしても、ここでのアドバイスがおざなりになってはいけないと、私は思うのです。
勿論、まみそさんがおざなりなアドバイスをしたなどとは言いませんし、アドバイスを受け取る側がどの程度それを参考にするかは判りません。
ただ礼儀として、相談する側もアドバイスする側も、どのような経緯であれ真摯であるべきだというのが私の主張だったのですが、ここでの交流はもう少し軽いものなのですね。
私は馴染めそうにありませんが、皆さんのそういった交流を乱したくはないので、今後その点への突っ込みは控えたいと存じます。
>実際に体験してより良いものを探しています。
全てを体験するのがベストなのでしょうが、お金が限られている場合、事前に情報収集して、試すモノと試すまでもないモノを取捨選択しなければいけないですよね。
要はそのバランス感覚の問題で、私から見るとまみそさんは積極的に取り組まれておられると存じます。
私は情報収集と取捨選択のところでグズグズしてしまいますね。貧乏性なのと、先ほども申した通り、オーディオをあまり趣味として見ていないのも一因となっております。
>車とかに比べたら全然マシですが、それでもオーディオを趣味とすると金かかります。
もともと趣味にするつもりはありませんでした。ただ自分の納得する音を得られればそれで良かったのですが、思いの他そのハードルは高く、オーディオを趣味となされている方々と同じやり方をせねばならない段階まで来てしまったというのが正直なところです。
だから私は趣味人ではなく消費者であり、皆さんから見れば異端に映るのではないかと思います。
納得する音を得るまでは、苦行にも似た日々を送ることでしょう。
お金以外に知識や経験も必要なのかと問うたのも、本来はそれを必要としない消費者の立場であったからです。
>>消費者としてのオーディオ
>これってコンポが当てはまるんじゃないかなぁ、と思います。
あー、なるほど。確かにそうですねぇ。
でもコンポはヘッドフォンを聴く環境じゃないですからね。まみそさんが仰るようなセットを、どこかのメーカーが販売してくれないでしょうか。
私みたいな層にはかなりウケると思うんですが。
私は議論好きなのではなく、単に粘着質なのだと思います。
長文投稿が多く、魔人さんにもご迷惑をおかけしたことと存じます。この場を借りてお詫び申し上げます。
>機材派の考え方は『基の素材が駄目なら、おのずと天井に限界がある』『素質の無い人を訓練しても限界がある』というようなものでしょうか?
これは純粋な機材派の考えではないのではないでしょうか。
どちらかと言えば、『アクセサリーの価値とその導入を認めている機材派』『アクセサリー派寄りの機材派』のように思えます。
私の考える純粋な機材派は、『(自分にとって)最良の機材があれば、それだけで完結できる』『アクセサリーを導入せずとも機材だけで理想の音を作れる』といったものです。
魔人さんと私とで言葉の解釈に齟齬があるでしょうし、何が正しいとは言えませんが、私としてはそのように思いました。
>予算が20万しかない場合は20万円分の音しか手に入りません。そこで打ち止めです。それで妥協しておくべきです。
"20万円分の音"というのが、どんな機材やアクセサリーを使っても同レベルならば話は簡単なのですが、そうとは限らないから難しいんですよね。
恐らく20万円分の機器を買って終わりにするより、きちんとセッティングまで考えて投資したほうが、どちらも"20万円分の音"でありながら、後者のほうが良い音を出すでしょう。
同じ予算であっても、その使い方によってそれなりの差が出るのでは。"20万円分の音"が、本当に20万円足り得ているのか否か。その見極めが難しいから安易に妥協できないわけです。
限られた資金の中で最大の効果を発揮する音質を求め、その点では妥協しないというのが、現在の私の姿勢です。
消費者でありながらそう望むのですから、私は趣味人の真似事(と言うと、聞こえが悪いかもしれませんが…)をしなければいけません。その点は覚悟しています。
>ひょっとしてm902が嫌いになってしまったのでしょうか?
嫌いというか、私の望む音質にはまだ達していないなという感じです。
特に音場の広がりに不満があります。m902が決して音場表現が得意でないことは承知していましたが、当初はそんなに気にならないだろうと考え、購入に踏み切りました。
しかし音楽鑑賞をするうちに、自分にとって音場というのは重要な要素だと気づき、どうにかしたいと思ったわけです。
また最近、m902以外のアンプを導入しまして、これがある意味でm902よりも好みの音色だったため、もっと環境を追い込む必要があるなと考えました。
性能としてはm902のほうがいいんですけどね…。
>m902も何も持っていなかったとしたら、どれを買うのでしょうか?
何も買わないかもしれません(苦笑)
自分が納得できるまで試聴して、その上で値段分の価値があると認めたモノなら購入します。
そこまで試聴するのはほぼ不可能ですが、理想としてはそうしたいところです。
まあ、現実には無理なので、博打気分で何か買っちゃうでしょうけど。
そういう意味ではGS-Xですね。
自分に英語能力があるなら買ってみたい製品です。
将来性という点ではm902よりも優れているのではないでしょうか。今後の高級ヘッドフォンはバランス化へ進んでいくのではないかと思います。音も私の好みに合いそうです。
HD650をバランス化してGS-Xにつないでみたいですね。誰か、GS-Xを購入する手引きをしてくれないかな。
>お金があればほとんどの物が手に入るのではないですか?
これは私の言葉足らずでした。
これまでの私のレスをご覧になれば、もうおわかりのことと存じますが、私の言う「お金」とは、その上に「限られた」という注釈がつきます。
限られた資金の中で高望みをする時に、知識や経験も必要になるんじゃないかという趣旨です。
お金を支払うだけの消費者と、同じ額を支払う上に知識も経験もある人とでは、得られる音質に差があるのではないかと。
機器の選択、組み合わせ、使いこなし等でどこまで差が出るかは判りませんが、それこそが"お金を支払うだけでは手に入れられない領域"に思えるのです。
そしてその領域に踏み込み、最大の効果を発揮させたいという意味での"高望み"なわけです。
>機器だけで完結できた場合には、理想のケーブルは使うまでもない、ということでしょうか。
その通りです。
ただし、機器だけで自分の理想の音と完全一致するという条件付きです。
完全に一致しているのならそのままでいいでしょう。
もし、完全に理想の音だと思っている機器に奢ったケーブルを使ってみて「良くなった」と感じるのであれば、それは自分の理想の音がしっかりと把握できていないということです。
つまり、この場合は私の言う「機器だけでほぼ理想の音」の状態にあたります。
>ここでの交流はもう少し軽いものなのですね。
ここの常連さんは私を含め、とてもオーディオ熟練者と言えるようなレベルに達していません。
言ったら皆初心者レベルでしょう。
オーディオを仕事としているショップのオーナーと比べたら経験も知識も全く及びませんし、それはつまり言葉の重みが違ってきます。
ショップでなくても、私より経験豊富な人はごまんといるでしょうから、それらの人に比べたら私の意見など甘っちょろいもんです。
勿論私の経験の範囲内で真摯に対応しますが、その内容は必然的に軽いものとなるのは仕方がないでしょう。
ですから、そんなに重要視するほどのものではないと思います。
私が度々言っていることですが、私と考え方の違う人の意見は非常に参考になり勉強になります。
自分の考えを再考し、考えを改めたり、より固めることができ、自身の成長に繋がります。
逆に自分と同じ考えの人の意見はスルーするぐらいの勢いで、ほとんど重要視しません。
同意見なら議論する必要が無く、得る物が少ないですからね。
「この人も同じ考え方なのか」で終了です。
そんなわけで、IRTHさんには本当に感謝しています。
DAC-AMは検討してるので興味あります。
また、m902との接続でmuseとmuse バランスで、どのような違いがあるのかも聞きたいです。
よろしこ~。
あけおめです。
mamiso editionですが、実は今故障中ですw
この間改造した時に、主電源ラインの配線のハンダ付けが上手くできていなかったようで、切断しかかっていました。
今回修理のついでに、インレットのグレードアップと内部配線及びヒューズをオーディオグレードに引き上げようかと考えています。
この際トランスも換えてしまいたかったりw
DAC-AMは内部基盤を見ればわかるのですが、ノーマルですと本当に価格なりですw
ハンダの質も悪いですし、細かい部分で予算を削ってるのが見てわかります。
ですから、買うならフルオプション、自分でコンデンサや抵抗を換えれるのであれば、ノーマルを買って自分で換えれば安く仕上がります。
もっと良いパーツを使う、もっと自分好みのパーツを使うことができますしね。
さて、mamiso editionですが、やはりメインとなるのはDAC-AMの音、オペアンプによるものです。
それをベースに特に強く出ているのがエルナーのコンデンサシルミックの音です。
mamiso editionでコンデンサをMuseに換えることで、フルオプションと比べるとスッキリ系へシフトし、元々持つ暖色系なイメージは薄れてしまっています。
ただ、以前はm902内蔵DACでもDAC-AMでも好みの差でどっちでもいいかな、程度の差でしたが、今はDAC-AMを通したほうが単純に高音質であると断言できるだけの差はついていますね。
DAC-AMを購入するのであれば改造を前提としてならオススメします。
自分でいじれるのであれば、面白く魅力的な製品です。
まぁでもノーマルも悪くないですよ。
価格だけの価値は十分あると思います。
>バランス
バランスのほうが情報量が多く、特に低域がよく出るようになるのが特徴ですね。
音の立ち上がりが早くキレがよくなるという違いもあります。
せっかくなのでバランス接続しておいたほうが良いかと思います。
DAC-AMはmuse AC単線だときついんでしょうか?
購入検討しているヘッドホンアンプは30wとかがほとんどなんで無理っぽいんですよね。
ただ怖いので二本verのを使ってます。
単純に線材の本数が増えれば増えるほど、そして長さが短ければ短いほど大容量に耐えられます。
Muse ACの場合は必要最低限の長さで作ってみてください。
ただ、それなりの長さがあったほうが、という考え方もケーブルの製作においては存在するので、1.8メートルぐらいあったほうが音が良くなるかもしれません。
更なるシールドは必要ないと思うのですが、2重3重とシールドを重ねることでSN比が向上するかもしれませんが、硬く太くなるのが厄介ですね。
いろんなverを作ってみたいのですが、線材が安くないだけにいくつも作れないんですよねw
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