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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★緋襷(ヒダスキ)

dai-1.jpg

「緋襷」という備前焼のインシュレーター。
6個1セットで18900円で販売されている。
「もっと小分けで売ってくれよ!」と思うのは私だけじゃないはず。


★インプレ

ヒダスキ(緋襷)インシュレーターによる音の変化は、あえて言うなら木材が最も傾向的には似ていると感じた。
響きを抑えて解像度やSN比を上げるタイプのインシュレーターとは違い、逆に響きを活かすという意味で木材が似ている。
カーボンのように響きを極力減らさずクリアーな方向にもっていくことのできるバランスのとれた素材もあるが、ヒダスキは素材の響きを乗せながらクリアーな方向にもっていくタイプのインシュレーター。
更に細かく評価するなら、ヒダスキの場合は「響きを極力減らさず空気感を付加する」という表現が最もしっくりくる。
実際の響き成分は増えず、音がクリアーになることから、響きは若干減っていると考えたほうがいいだろう。
しかし、「空気感」が付加されることで、響きをより強く感じやすくなるので、響き成分が増えたのだと聴覚上は感じるのだと私は思う。

さて、何から書けばいいのやら。
第一印象で最も印象深かったのが低域だったので、まずは低域について書いていこう。


>低域

ヒダスキの低域は例えるなら「和太鼓」。
響き成分がたっぷりありつつも、力強くダンダンと体に響いてくるような低域。
締まりがあるとは言えないが、極太かつ力強い低域で、まさに「和太鼓」と表現できるような低域だ。
このタイプの迫力ある低域は体験する価値あり。
低域改善度の高いメタルバブルと比較してみると、量感、力感、芯の太さなどが似通っている。
メタルバブルとの低域の違いは付帯する響きの量。


>高域

響きの纏わりつく高域。
高域においても音のハーモニーを感じることができるが、高域の音数が増えてくるとうるさく感じる場合がある。
リプラスの石英インシュレーターと比べると微妙にシャリシャリした音で、このあたりにヒダスキ特有の癖が乗るようだ。
この高域の音色の癖でヒダスキインシュレーターの評価が大きく分かれそうである。
石英インシュは高域の繊細な表現ができるが、線が細く迫力に欠けるため、どちらがいいということはない。


>響き

最初に書いたとおり、「響きを極力減らさず空気感を付加する」のがヒダスキインシュレーター。
そのため、空気感や雰囲気は残すどころか、インシュレーター無しの状態より強く感じることができる。
ヒダスキは響きを残しつつも解像度を上げてクリアーな音へと変化する。


>解像度

黒檀、マグネシウム、真鍮、石英、アルミ、ゴム、カーボン、EVA、などと比較してみたが、解像度はヒダスキが最も高いと感じる。
ただし、インシュレーターは材質だけでなく大きさや形状でも音が変わってくるので、一概にヒダスキが最も解像度が高いとは言い切れない。
あくまでも私の所有しているインシュレーターでの話である。
石英やマグネシウムも非常に解像度が高いが、ヒダスキはこれらより解像度が高い。
音のバランス、傾向的に意外と似ているのがマグネシウム(メタルバブル)で、音の厚みがありつつも解像度が高い。
ただし、音の深みや味わいを出すにはクリアーすぎないカーボンが優れていると個人的には感じる。


>低域の沈み込み、高域の伸び

低域は沈み込み、高域が伸びる効果を見込めるインシュレーターは多々あるものの、「響きを伴いながら」といったタイプは珍しいのではないだろうか?
リプラスの石英インシュレーターも非常に高域の伸びであり抜けが良いが、ヒダスキはまた違ったタイプ。
常に音に響きが纏わり付いている点が大きな相違点だろう。


>音の質感など

いくら響きを残すとは言え、クリアーな方向へ変化するわけで、音はクールな印象になる。
音に温もりや柔らかさなどを求める場合には木製インシュレーターのほうが適切だろう。
また、高域の項目でも書いたが、若干シャリシャリした音になり、音の潤い感が無くなるように感じる。
あまり有機的な音ではないようだ。


>音場

音がクリアーになるインシュレーターでは決まって音場が明瞭になり明確になる。
その影響で音場の広さが広くなったように感じる。
ヒダスキも同様に音場が広がるが、高いSN比で見通しよく音そのものが伸びていくタイプと言うよりは、響き成分でもって広さを把握するタイプ。
スーっと音が遠くまで響いていくのを感じることができる。
上下方向への音場の広がりが良好なのだが、奥行き感(前後感)が弱く、Voなどが前面に出てくる。
私の好みはVoを奥へ奥へ追いやりたいタイプなので、この傾向は致命的である。


★総評

17c0cf45.jpg

高域の癖が若干気になるが、むしろ高域に癖の付かないインシュレーターのほうが稀である。
解像度が高く、インシュレーターの中でもかなりクリアーな部類に属する。
反面、音に深みや味わいを求める場合には不向きだと感じる。
ただし、このあたりは機器やケーブル等で補うことは可能だろう。

「響きを極力減らさず空気感を付加する」のがヒダスキインシュレーターの全てを物語っている。
響き成分をたっぷり含んだ低域や、高域でも感じることができるハーモニー感などは最もたる例だろう。

漆黒の静寂感、ビシバシに締まりのある音を求める人にはあまりオススメできない。
また、温かみや柔らかさ、全体的な音の繋がり、落ち着いた音などを重視する人にもオススメできない。
クリアーな方向性を好み、なおかつ音の響きを損ないたくない人に使ってみてほしいと思える、そんなインシュレーターだ。

最後に、見た目が饅頭のようで激しく外観を損なうので、見た目を重視する人は使わないほうが正解。

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とりあえずヒダスキ
とりあえず現状でのインプレです。
インシュレーターはエージングではなく、馴染むということがあるように思います。
馴染んでくることで低域がより出てきて音に味わいや深みが出てきません?
音が馴染んできたら少し修正する可能性がありますが、とりあえず現段階でのインプレです。

個人的にはメタルバブルと同じぐらいの評価。
黒檀は聞きやすいもののクリアーさが物足りず、石英は線が細く力感不足なのが不満(インシュのサイズが小さいからだと思うw)だが、高域の質は素晴らしい。

カーボンボードにインシュを使わず直置きがかなりバランス良くて好きなんですよね。
カーボンボード⇒カーボン受け⇒カーボンスパイクとかがいいのかなぁ?と空想してみたり。

もう足場は音変わりすぎて混乱してくるw
どれもこれも一長一短でいいんだよなぁ。
まだまだ先は長そうです。
まみそ 2007/09/20(Thu) 編集
Mgは木
傾向が木材に似てるヒダスキが,Mgインシュレーターの印象に近いと言うのは,興味深い話ですね。

Mgインシュレーターの供給元,サンシャインの進藤代表によれば「Mgの性質は金属よりむしろ木に近い」と,Mgに造詣が深い博士から言われたそうで。

そのうちまみそさんに,カーボンインシュレーター(スパイクではないけど....)を,送りつけようかな(笑)。
blackbeauty@会社 2007/09/20(Thu) 編集
Mg、ヒダスキ、木
blackbeautyさん、相変わらず目の付け所が鋭いですねw
自分でインプレ書いておきながら、Mgと木の関連性は全く頭にありませんでしたよ。
私のインプレによると、確かにヒダスキを間に挟んでMgと木が似たような傾向があるとも考えられますね。

メタルバブルとヒダスキは非常に似通っているのですが、細かく違いをピックアップしていくと面白いかもしれません。ちなみに木製インシュは「響きを活かす」という傾向は似ているものの、かなり違う音です。

カーボンは無難で安全牌みたいな音ですね。
普通に聞きやすい音ですし。
まみそ 2007/09/20(Thu) 編集
ヒダスキ
インプレ乙です。
これほど事細かなヒダスキのインプレは初めてみました。

ヒダスキを使う上で注意することがあるとすれば、上に乗せた機材をできるだけズラサナイ。
擦れて傷がつきやすいです。

桐箱なんてどうでもいいからバラ売りしてほしいですよねw
2007/09/20(Thu) 編集
足場の経験
ボードやシートを含め、足場の経験も少しずつではありますが増えてきましたので、だんだんインシュレーターってものが何なのかを掴めてきています。
経験が増えればインプレの精度も上がってくると思います。
今は修行の時期ですね~。

今のところ私の中ではカーボンが自分にとってベストかなぁ、と感じています。
水晶はまだ試してないので一度経験してみたいですが、それよりカーボンフルセット(ボード+受け+スパイク)の足場を試してみたいですね。

ヒダスキはDACのほうで使って、おそらくm902のほうは撤去します。
どうにもカーボンボードと相性のいいインシュレーターってのが見つからないんですよね。
インシュをボードと機器の間に使うとカーボンボードに直の状態より悪化してしまいます。
かなり難題ですココは。
まみそ 2007/09/20(Thu) 編集
ヒダスキ撤去
結局ヒダスキは全撤去してしまいました。

私のシステムの場合、Voが前面に出てきてしまうのと、音の質感が好みと合わず違和感を感じてしまうのが撤去した原因です。

現在はm902がカーボンボードに直置き、DAC-AMはメタルバブルを使用の状態。
この組み合わせか、もしくはDAC-AM側をサンシャインシート+メタルバブル+アーシングシステムが私的には良い感じです。

あと、メタルバブルは音に落ち着きや深み、妙な艶であり潤いを感じることができ、これが好みのツボにはまるんですよね~。
まみそ 2007/09/21(Fri) 編集
水晶
まみそさん、水晶には行かないのですか?
美味しいものは一番最後に・・・って事でしょうか?
私はアコリバの水晶を購入し、ここでインプレを行おう
と思っていましたが、SN-02とNordostのインコネを注文してしまった為に金欠となってしまいました・・・。
しばらくは無理です。

ヒダスキは見た目がね・・。まみそさんの写真を見ると
なんか、もう、凄まじいですね(汗)
全撤去してしまったのは音だけの問題ではなかったのではと思ってしまいますw
ゾーイー 2007/09/21(Fri) 編集
足場の完成はいつになるやら
水晶は・・・そのうちいきます。
気になっているインシュレーター⇒「アコリバ水晶、ケーズラボのチタンインシュ、メタルバブルのLサイズ、カーボンスパイク」の4種類は必ず買って試してみます。
もうここまできたら納得いくまで探求するしかないでしょうw

それより早くMuse-Cable ACの二本目を作らないと音楽に没頭できませんので、これを最優先ですね(線材が高いのでなかなか作れないw)。

DAC-AMを導入してからバランスを整えるための散財が酷いです。
ゴールが近そうで遠い遠い。。。。

ここだけの話、ちょくちょくm902のセレクターでm902単体の音とDAC-AM使った音とを切り替えてるのですが、悲しいかなほとんど違いがなかったりするんですよねw
思いっきりアクセサリー類の音に染まってしまっている感があります。
まみそ 2007/09/21(Fri) 編集
凄い!
>気になっているインシュレーター⇒「アコリバ水晶、ケーズラボのチタンインシュ、メタルバブルのLサイズ、カーボンスパイク」の4種類は必ず買って試してみます。
もうここまできたら納得いくまで探求するしかないでしょうw

たくましいw

私もアコリバ水晶、ケーズラボのチタンインシュは購入するでしょうね。同じくケーズラボのマグネットで宙に浮かせるインシュも気になります。写真だとオーディオボードの下に設置していますね。でも高い・・・。
ゾーイー 2007/09/21(Fri) 編集
素の音
>ここだけの話、ちょくちょくm902のセレクターでm902単体の音とDAC-AM使った音とを切り替えてるのですが、悲しいかなほとんど違いがなかったりするんですよねw
>思いっきりアクセサリー類の音に染まってしまっている感があります。

一度、電源まわりを標準ケーブルやベルデン製のものに戻し、アクセサリー類もなるべく外した「素の状態」で聴き比べてみては如何でしょうか。
その方が差異が分かりやすいのでは?と素人ながらに考えます。

ともあれDAC-AMのレビュー楽しみにしています。
IRTH 2007/09/21(Fri) 編集
Re:素の音
>一度、電源まわりを標準ケーブルやベルデン製のものに戻し、アクセサリー類もなるべく外した「素の状態」で聴き比べてみては如何でしょうか。

勿論これは既にやっています。
240時間経ったあたりで、音が落ち着いてきたな、と感じたので一度付属ケーブルや光ケーブルを使い、インシュ無しの状態で比較して暫定インプレを書いています。
約480時間経ったあたりを目安にもう一度比較検証してインプレを仕上げる予定です。

ちなみに、素の状態だとm902とDAC-AMの音は違います。
が、アクセで固めると違いがわからないぐらいに同じような音になってしまいますw
私の結論は・・・インプレをお楽しみに。
まみそ 2007/09/21(Fri) 編集
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