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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★Maximum 36 ver.15a
 
まさか、自分の名前を冠した製品を手にする日がくるとは夢にも思わなかった。
ローゼンクランツ、Type36まみそ専用モデル。
全力のカイザーサウンドを堪能できるケーブル。
いったいどんな音を聞かせてくれるのだろう。
 
★Maximum 36 ver.15aの経緯
 
以下貝崎浄氏談
 

 
日頃のケーブル製品は、極限まで音楽を追求した造り方をしてしまうと周りの機材・アクセサリーが着いて来れず、最終的な音は却って逆効果になることが往々にしてあります。
そのため、設計本来の音から3%程度まで、つまり97%捨てたレベルの音で造ってあります。
それが当社とお客様双方のためとなりますので、、、
 
しかしごく稀に個人を対象とした、つまりはお得意様の内でオーディオマニアではなく音楽馬鹿である方へ特注の全力全開版を提供させて頂く場合があります。
 
聴こうと求められている音楽が同業他社のオーディオ関係製品ではまともな再現は不可能にも程があるという、オーディオ的最高難易度ジャンルを網羅されているようですので AC Power Line Maximumシリーズの完結を締めくくることになった「Maxi36 ver.15a 」、これの一号機をまみそさん専用に造っています。
 

 
このような経緯で誕生した電源ケーブル。
 
それはもう、かなりの期待を持って試聴に挑んだ。
しかし、残酷なもので私の耳は馬鹿正直で、良くないものは良くないと感じてしまう。
いくら高価なものであっても、駄目なものは駄目だと判断してしまう。


★ファーストインプレ

 >アンプに使用
 
ローゼンクランツの音に馴染んだ耳が「何かが違う」と感じ取った。
それはすぐにわかる。
ローゼンクランツの音にしては、ワイドレンジ、静寂、解像度が高い。
これらは悪いことではない。
部分的に見れば良いと言っていい要素。
 
ローゼンクランツの音というのは、中域に意識を持っていく傾向がある。
しかし、今回のケーブルは非常にレンジが広く、下から上まで平坦に鳴らすイメージ。
サラっと綺麗に鳴らす感じがする。
その影響からか、広大でスケールの大きい鳴り方となっている。
また、サラっとしたことも影響しているのだろう、優しさの表現に長けている。
 
自然で癖の無い、変な言い方になってしまうが「掴みどころの無い音」。
エネルギー感が弱く、熱さのない音。
そしてリズム感の微妙なズレ。
 
私は瞬間的に「くる」か「こない」かで音を判断するが、この音は「こない」と判断された。
 
 
>トランスポートに使用
 
次にトランスポートへ使用してみた。
 
エネルギー感はよく出ておりパワフル。
また、キレがあり音の実態感も強い。
ローゼンクランツの「らしさ」がよく出ている。
 
しかし、今度は音の抜けが悪く抑制されたような感覚がつきまとう。
それ以上に、リズム感の違和感が強い。
非常にキレのある音なのだが、リズムの波長が合わないのだ。
アンプに使用した時以上に嫌な感じを受けた。
 
 
>DACに使用
 
他の場所に使用した場合と比べると明らかに良い。
リズム感のズレが最も少なく違和感がない。
とは言ってもまだまだ僅かなズレを感じる。
実態感、音の熱さもあるが、有機的な音かと言われれば素直に頷けない。
 
現状では、以前のノーマルType36のほうが断然しっくりくる音だという結論に至った。
そして、釈然としないまま試聴を終えた。
全ては微妙なリズム感のズレ、流れのズレ、この点に尽きる。
 
※後から聞いたのですが、Maxi36 ver.15aはDAC専用だそうです
 
 
★期間を置いて
 
多忙のため音楽を聴く機会がなく2週間ほど経ったある日。
疲れを癒そうと少しだけ音楽を聴いてみた。
 
・・・・そこには本来のローゼンクランツの音があった。
 
過去ローゼンクランツ製品では特にエージングというのを意識したことがない。
最初から良さを発揮してくれていたからだ。
しかし、今回に限ればエージング効果があったのでは?と思わざる得ない。
 
ドラムの第一音が出た瞬間に体が反応する。
あの時とは別物。
窮屈な抑制感はなくなり、平坦さは消えて美味しいところを鷲づかみにする鳴り方へ。
 
なによりリズム感がビタっと合っている。
この変化が一番大きい。
抑揚と体がリンクし音楽に乗れるリズム感。
 
当初はキレや鋭さが目立っていたが、ずいぶんと肉厚で空間的な鳴り方に変化し、全体の調和が取れるようになった。
その場の空気感、空気の流れ、音の流れを感じられる音とでも言うのだろうか。
細部まで繊細に表現できるようになった点は新たな境地。
特に「優しさ」の表現力は今までにないものが感じられる。
ただし、優しい音だから柔らかいといったことはなく、逆に通常のType36よりも剛直。
余計な緩みを削ぎ落とし、より味付けを排除する傾向が強まっている。
あらゆる表現力を持ちながら、その中で優しさの表現力が上手くなったという言い方がいいだろう。
 
強烈なエネルギー感、スピード感、勢い。
まるで激流の如く音が流れ、大地の底から湧き上がる地響きの如く音が身を貫く。
その曲をどのように表現したいのかが手に取るように理解できる。
 
ただ、以前の音と比べてそんなに良くなったと言えるのだろうか?
という疑問が頭から離れない。
まだ答えを出すには早計であると頭のどこかで警笛が鳴っている。
 
一回元のケーブルに戻してから再評価しよう。
 
 
★ケーブルを元に戻し再評価
 
違いがよくわかる・・・
 
>ノーマルType36
 
・スッキリ
・軽い
・キレが際立つ
・無機質
・空間の見通しが良い
 
>Maxi36 ver.15a
 
・エネルギー感が物凄い強い
・パワフル、スピード感がある
・有機的、肉々しい
・表現力が豊か、多彩、細かなニュアンスを感じとりやすい
・エネルギーが満ちすぎて開放感に欠ける
・音数の多い音源において音が密すぎる
 
ノーマルType36は当然ローゼンクランツ特有の有機的な音を持っているが、それ以上にMaxi36 ver.15aが有機的で肉々しい音を出す。
明らかに違うのがエネルギー感の強さ。
Maxi36 ver.15aは過剰なまでに「生命力」的なエネルギー感が強い。
音数の多い音源で感じたことなのだが、ヘッドホンシステムではこの膨大なエネルギーを処理しきれない。
エネルギーが密すぎて、まるで満員電車のようだ。
この点に関しては、ノーマルType36のほうが適度な余白が余裕を生んでバランスが良い。
 
ボーカルひとつとってみても、文字通り「肉声」と言えるような声を聞かせてくれるMaxi36 ver.15aのほうが音楽性は間違いなく高いと断言できる。
しかし、悲しいかなヘッドホンの限界。
この膨大なパワーをヘッドホンのような小さな筐体で鳴らすのは無理がある。
 
 
★結論
 
ヘッドホンシステムにおいてはノーマルType36のほうがトータルバランスで良さを引き出せる。
全力ケーブルであるMaxi36 ver.15aのほうが良いとは言い切れない。
ヘッドホンシステムに限れば、個人的にはノーマルType36のほうがバランスが良いと感じた。
 
ただし、「バランスが良い」のであって、どちらが心に響く音かと言えばMaxi36 ver.15aだと断言する。
第一音を聞いた瞬間にゾクリとしたドラムの音は本物の証。

ノーマルType36に戻したものの、Maxi36 ver.15aの音が恋しくなってすぐに元に戻した。
戻して再度確認。
この音の生命感は異常。
血が通った音と表現してきたローゼンクランツの音、更にそこに魂、そして意思がしっかりと入り込んでいる。
それほどまでに生々しいサウンド。

ヘッドホンでは特に低域を余裕を持って鳴らすことができないのだが、早くスピーカーで鳴らしてみたいものだ。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

MessageⅡ : アナログケーブル

AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合


★AC-RL(Maximum)Type32

s-PICT0163.jpg電源ケーブル最後の砦はタップ用電源ケーブルAC-RL(Maximum)Type32。
これにて電源環境のローゼンクランツ化は完結である。

電源タップ用電源ケーブル。
それは全ての機器へ電気を供給する大元、根源、源。
その影響は全てへ、その効果は全てへ。

この時点ではまだアナログケーブルがローゼンクランツではないが、それ以外は全てローゼンクランツケーブルとなっている。
Type32の導入によって、「更にリズム感が良くなった」、「躍動感が出た」、「熱っぽくなった」といったローゼンクランツの特徴の強化よりも、それ以上に音が持っている力、潜在的エネルギー感の強化が最も印象的であった。
人を見た瞬間に「エネルギッシュな人だな」と感じた経験はあるだろうか。
その感覚に近く、音がエネルギーに満ち溢れ、音がオーラを纏いエネルギーを発散している。

美しい音は美しく、汚い音は汚く。
柔らかい音は柔らかく、硬い音は硬く。
優しい音は優しく、激しい音は激しく。
端整な音は端整に、歪んだ音は歪んで。

あらゆる音をあるがままに引き出せるローゼンクランツの素性が、ようやく完成の域に近づいているのを感じる。
オーディオにおいて、前者のような綺麗、心地良い、整った音というのは簡単に作ることができる。
しかし、後者のような一見マイナス要素に思えるような音を、高い次元で形とできているメーカーは数少ない。

心地良い音、クリアーなサウンド、綺麗な音を目指しているのでは絶対的に到達できない音。
憎悪、狂気、苦悩、恐怖、怒り、悲しみ、といった「負の感情表現」が秀逸である。
それはVoや楽器全てで言えること。
味付けを排除した音が生み出す極限の生々しいサウンドだ。

私の知る限り、ローゼンクランツの音は感情の宿った音の頂点に君臨し、他を寄せ付けない。

s-PICT0161.jpg最初に述べたエネルギー感の強さ。
これだけのエネルギー感はおそらく膨大な情報量によるものだろう。
全てが音に埋め尽くされているような分厚いサウンド、私が幼少期に聞いていたアナログレコードの音を思わせる。
この音を表現するならば、次のような言葉がしっくりくる・・・「押し寄せてくる大波」。
まるで大きな波が押し寄せてくるように音楽が向かってくる。
密で質量を伴ったエネルギーを秘めた音の波である。

低く重い低域から突き抜け伸びる高域まで余裕を持って鳴らすレンジの広さを持ちながら、そのレンジの広さを意識させない音のまとまりを備えている。
定位感に優れており、音をしっかりとコントロールできている証拠だろう。
ワイドレンジになると、どこか安心感のない心許ない音になることがある。
その点、ローゼンクランツの音は地に足のついた安定感あるどっしりした音をしている。

難点をあげるならば、あまりに全ての音がありのままに出すぎること。
人によってはもう少し綺麗な部分だけチョイスしたサウンドがいい・・・と感じるかもしれない。
そのような場合には、インシュレーター等でバランスを整える必要があるだろう。


★まとめ

"パワフル"という力技的なイメージではなく、潜在的に持っているエネルギー感が飛躍的に向上したこと。
また、ほぼ全てローゼンクランツケーブルで支配されたことによる色づけの排除、それによる生々しい音。
同様の理由から、「負の感情表現」が劇的に向上し、加えて相対的に正の感情表現が際立ち、よりダイナミックな幅広い感情表現が可能となっている。
音質ではなく、演奏や声の表現の幅が広いといった意味での「感情スケール」の大きい魂を揺さぶるサウンドだ。
ローゼンクランツのタップとタップ用電源ケーブルは二つでひとつ。
セットで導入するのが良さそうだ。

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★Device1 SE

s-PICT0054.jpgDevice1と同様に、極めて高いSN比、静寂感を感じさせる音。
この静寂感、静かでうるささを感じ無い音という特徴はDeviceシリーズ共通。

Device1と同傾向の音だが、聞いてすぐにわかったのがレンジが更に広くなっていること。
特に低域方向、ズドーンと落ち込む低域は怖さを感じるほど。
量、質、重さ、どれを取っても超一級で、底の見えない縦穴に落ちていくようなイメージ。

音のスピード感、キレ味の鋭さはDevice SEでも健在。
子気味良く跳ねるような感覚を味わえる。

フォーカス感が強くタイト、音像が締まっており、キレ、鋭さを活かす傾向が窺える。
Device1よりも若干シャープな印象。

s-PICT0056.jpgDevice1のほうが臨場感重視、Device1 SEは音像重視。
全体の音の繋がり、自然感はDevice1に分があるように思う。
Device1 SEは若干音がシャープになった分だけ、音がよりハッキリ分離するようになり、細かな音を顕微鏡のように映し出す。
Device1の音の方向性を更に突き詰めたのがSEといったところだろうか。
非常に完成度が高く、ニュートラル系ケーブルでは間違いなくトップクラス。
Device1の音が好きな人ならばまず間違いなく気に入るだろう。
Device1の延長上、更に発展させた音だと思ってもらって間違いない。


★まとめ

クリアーさ、静寂感、スピード感、キレ、フォーカス感、シャープさを出したい人にお薦め。
音色に甘さや柔らかさ、暖かみなどを付加させるタイプではない。
Device1同様、トランスポート等上流機器への導入が効果的。
情報量、レンジ感、解像力、分解力、基本性能を大きく向上させることが可能。
性能面だけで見ればこれ以上のケーブルはそうそうないだろう。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

MessageⅡ : アナログケーブル

AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合


★AC-Music Conductor Type35

コントロールアンプ専用電源ケーブル。
CDプレイヤー、CDトランスポートでも可。

タップにEmotion、DACにType36、アンプにType33の状態で試聴。
タップ、DAC、アンプのケーブルを固定。
CDトランスポートにType33、Type35を使い比較試聴。
Type33からType35にケーブル交換してどのように変化したかを書いていくことにする。

★Type33からType35へ

s-PICT0138.jpg基本的にType33と同様の音(参照)。
Type33を使用した時のほうが個々の音がハッキリと際立つ。
Type35では全体感を重視していると言うか、まとまりがあり調和感がある。
Type33のほうが音の押し出し、インパクト感、アタック感が強い。
Yype35は音にまとまりが出たぶんだけインパクト感は若干減少、そのぶん全体の一体感がある。

小さな違いと言えなくもないが、明らかに鳴り方は違う。
各楽器の躍動感が強くて個々の主張が強いのはType33。
Type35は楽器ひとつひとつが各自主張するのではなく、各楽器の統率がとれている。
貝崎氏はType35を「指揮者の役割を持たせたケーブル」と表現しているが、全体をまとめあげるという意味で、その効果であり役割は、指揮者と共通する部分があるように思う。

s-PICT0136.jpg私はよく音像型と音場型で大きく区別するが、Type33は音像型、Type35は音場型と言えなくもない。
Type33のほうが各音の定位感に優れており、空間の見通し、クリアーさ、空間表現力に長けている。
Type35は全体感、音のハーモニーを重視、つまり臨場感重視、空間に厚みが感じられる、これもまた違った意味で空間表現力が上手いと言える。

ジャズやロックといったジャンルの楽器においてはType33のほうが良さを引き出せるように思う。
しかし、絶対的にType35のほうが上手いのがVoである。
これだけはType33に勝ち目がない。
声の成分が空間に響き広がっていく様を上手く表現できるのはType35。
特にコーラスになるとその差は圧倒的で、Type35は非常に綺麗に声が調和し空間を埋め尽くす。
同様の理由で、Type35のほうが多数の音が重なってきた時に実力を発揮する。
とにかく音のハーモニーの表現力が上手く、これが最大の特徴ではないだろうか。

★まとめ

今回使用したCDトランスポート、CECのTL51Xでは実力不足感が否めない。
Type33と比較すると、Type35では若干音が曇ってしまう。
もっと高品質なCDトランスポート、私の環境で言えばPCトランスポートのような高解像度、高分解能を確保できる環境とType35を組み合わせた時には、澄み切った空間、そこにある空気感、それがあってこその臨場感を出すことができると予測できるので、Type35はType33と比べると少し敷居の高いケーブルなのではないか?とも感じた。
Type35は、優秀なCDトランスポート、CDプレイヤーを導入した時には是非使用したいと思わせるケーブルである。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

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AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合

★③AC-RL(Maximum)Type33

ヘッドホンアンプへ接続。

トランスポートへType33、DACへType36を使用。
タップはEmotionを使用。

★③AC-RL(Maximum)Type33レビュー

s-PICT0132.jpgインコネやタップはローゼンクランツでは無いとは言うものの、流石に3本の電源ケーブルをローゼンクランツにすると「らしさ」が出てくる。
2本目のType33の導入で一番変わったのは音の出だしのインパクト感。
例えるなら、走り出す時、スタートダッシュ、初めの一歩、グっと足に力が入るあの感覚。
そのグっと力が入るインパクト感がよく感じられる。

これによって何が変わるのか。
音の流れに抑揚が付き、生き生きとしたダイナミックかつ躍動感溢れる音となる。
例えば人が声を出す時、ドラムを叩く時、サックスを吹こうとする時、その動作に移る瞬間の意識的な力加減。
「出すぞ、叩くぞ、吹くぞ」といった人の意思が伝わってくるようになるのだ。
音楽で言えば「グルーブ感」の強化、ローゼンクランツの特徴が芽を出してきたわけだ。

s-PICT0134.jpg単純に要素として見て「音の立ち上がりが速い」「ノリが良い」「ダイナミック」、そんな言葉では言い表せない人の表現力の多彩さを思い知らされる表現豊かな音。
それはゆったりとした曲ではゆったりと心地良く、激しい曲ではパワフルに荒々しく音が出ることから判断できる。
あらゆる音に、あらゆる感情に対応できるのがローゼンクランツサウンド。
荒々しさも、優しさも、激しさも、穏やかさも、対照的な要素を全て出せるのはローゼンクランツならではだろう。

もうひとつ、ローゼンクランツのケーブルが増えてきたことで、少しずつ統制がとれて音質そのものも向上してきている。
全体のモヤモヤ感が更に晴れてクリアーになり素直に音質が向上したと感じられる。
この影響で音の分離感がよくなり、空間表現、音の配置、定位感が明確になってきた。
音の細部の表現力もずいぶんと向上したように感じる。

★まとめ

ローゼンクランツは音楽性先行型タイプで音質は後からついてくるもの。
解像度、分解能、レンジ感、そーいった音質面だけで見ればまだまだ上をいくケーブルは多く存在すると思われるが、トランスポート、DAC、アンプの電源ケーブル3本を入れた時点で、音質面で見てもかなりのレベルにもっていくことが出来ることを確認できた。

音質も大事だが、高い音楽性、音ひとつひとつの生々しさ、これに尽きる。
音楽性ありきの音質、これがオーディオにとって大切であることを忘れてはならない。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

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AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

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AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合

★②AC-DA(Maximum)Type36

s-PICT0164.jpgオーディオシステムの心臓部とも言えるDACの電源ケーブルを交換。
この効果は主に基本性能部分に現れる。
細かな表現が可能となり、特に情報量の向上が著しい。

それよりも注目すべきは、やはりローゼンクランツ特有のノリの良さ。
聞いていて楽しい、リズム感の極地。
生命感を感じられる生なリズム感を生み出せるのがローゼンクランツの特徴。
無機質的にスピード感を上げてリズム感が良くなるのとは訳が違う。

私は、「リズム感はオーディオにおける最重要要素」だと思っている。
この考えを教えてくれたのはオーディオインテル。
そう、USTサウンドである。
リズム感に注目し、リズム感を大事にした音作り。
これが生々しく躍動感溢れる音を生み出し、細かなニュアンス、奏者の意思までも伝えてくれる。

ローゼンクランツの音もまたリズム感を追求した音。
インシュレーター、ケーブルなどのオーディオアクセサリー全てに、このリズム感を狙い通りに付加できているのはローゼンクランツ製品だけだろう。
狙った音を正確に具現化できる技術を持っているからこそ可能な神業である。

★まとめ

s-PICT0166.jpgシステムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割が「音に命を吹き込むこと」であるならば、二本目導入の役割は「基礎工事~土台作り~」といったところだろうか。
土台で全てが決まると言ってしまってもいいほど基礎工事は大事な工程。
ガッチリとした土台があってこそ立派な家が建つというものだ。

トランスポートとDACの電源ケーブルで強固な土台を作り、次の段階で完成形の型となる家を作り、内装外装を綺麗に整え、水道や電気が通り、居心地のよい居住空間を作り上げるかのように、ローゼンクランツのケーブルが増せば増すほど確実に音が完成していくわけだ。
ローゼンクランツケーブル二本目の導入は通過点に過ぎず、これによって完成には至らないことを理解してほしい。
次の階段へ歩を進めよう。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

MessageⅡ : アナログケーブル

AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合


★①AC-RL(Maximum)Type33

PCトランスポートへ接続。
まみそシステムにとって一本目のローゼンクランツケーブルとなる。
オーディオシステムは上流から攻めると効果が大きく効果的。

PCトランスポート以外はBMIケーブルEmotion等を使用。


★①AC-RL(Maximum)Type33レビュー

s-PICT0132.jpg以前ケーブルをALLローゼンクランツの状態にしたときは、下流からケーブルを交換していった。
その時と同様に一本目の導入では基本性能が下がり、また特に音場感が急激に狭くなる傾向が見られる。
閉鎖的で音が広がらず凝縮されたような印象。
その代わりに音が濃縮された影響か実が詰まって存在感が増し、血が通い有機的な音となる。
ハイエンドケーブルから交換した場合、似たような変化が感じられるのではないだろうか。

解像度の低下、音が粗くなってしまう点は残念なところ。
加えて音が広がらず凝縮されてて閉鎖的。
これだけ高価なケーブルを導入して悪化する点があっては残念極まりない。
おそらく、全てをローゼンクランツケーブルにしたときの音を知らない人であれば、この時点で導入を回避してしまうだろう。

ローゼンクランツケーブルは数を増やし支配力が増すほど、まるで浄化されるかのように濁りが消えていく。
最終的に、ふと気付けば性能面だけにスポットをあてたとしてもハイエンドケーブルを凌駕する領域まで達すると言っても過言ではない。
その時だけの音で判断せずに忍耐強くローゼンクランツケーブルを増やしていってほしい。
瞬間のパフォーマンスで判断せずにトータルパフォーマンスで判断する必要があるのがローゼンクランツのケーブルである。

s-PICT0134.jpg音が粗くなる、音が凝縮される。
このような変化の全ては序章であると私は感じる。
ローゼンクランツの方向性はニュートラルサウンド。
つまり、綺麗すぎる音、美音すぎる音、言い換えればどのような曲でも綺麗に美しく鳴らしてしまうような音では困るわけだ。
ローゼンクランツの音は美しい音だけでなく、汚い音や激しい音、怒りのサウンドも表現できなければならない。
そのために一度ニュートラルな状態に戻す。
その土台作りの第一歩を踏み出したと考えるのが適切だろう。

その第一歩を一番感じられるのが「音に血が通い有機的になること」だろう。
今までになかった生命感、音に命が吹き込まれることは性能面で音を評価することより遥かに重要なことであることを理解してほしい。
システムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割、それは「音に命を吹き込むこと」だと私は思う。
一時的に性能面の低下はあるものの、こんなことは些細なことであり気にする必要はない。
「ローゼンクランツのケーブルを増やすほどに音楽性が増し、気付けば性能面も最高峰に達していた・・・」と最後には思えるはずである。

音楽性と言ってもどのような音なのか想像しにくいと思われるので簡単に説明しておこう。
一言で言えば人間のようだ。
音楽が血のように流れ、音の隅々まで血が通い、肉となりパワーを生み出す。
静と動、その強弱、瞬発力、躍動感。
流れるような動きもできれば力強いインパクトのある動きも可能。

ローゼンクランツケーブルの役割は健康な人間に治癒していくようなもの。
人間はそのままオーディオシステムに置き換えられる。
血が綺麗になり浄化される、それは基本性能の向上を意味する。
血が綺麗になれば血の流れがスムーズになり体がキレてくる、それは音の流れがなめらかになり、音のキレや瞬発力、躍動感、抑揚表現などの向上を意味する。
鍛えられた筋肉、それは音のパワーの強弱表現を意味する。
エネルギー感溢れる人間になること、それは実在感、存在感のある音に繋がる。
人間が多種多様な感情表現を出来るのと同様に、ローゼンクランツの音もまたあらゆる感情を表現できる。
まるで体全体で感情を表現するかのように、音が細かなニュアンスまで伝えてくれるようになる。

★まとめ

ローゼンクランツのケーブルは音質を要素で評価できるものではない。
一本入れただけでクリアーなサウンドになるとか、音が柔らかくなるとか、音が冷たくなるとか、そのような変化がないからだ。
方向性としてはあらゆる音を引き出せるニュートラルなサウンド、それがローゼンクランツの音。
レビュー内でも書いたが、この言葉で締めたいと思う。
システムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割、それは「音に命を吹き込むこと」である。

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★Emotion AC

72289fa0.jpegKubala-Sosnaの電源ケーブル。
日本には代理店が無いためまだまだ知名度が低いケーブル。

まず基本性能。
数々の電源ケーブルを今まで試してきたが、Emotionはハイエンドと比較するに値する基本性能を有していると感じる。

音の傾向としてはEmotion RCAと似ており、暖色系でありながらモヤっとしないクリアーなサウンド。
響きを重視し、音がよく広がり、情報量も多く音に包まれるような感覚を生み出せる。
そのような特徴を持つ場合に多々感じられるモヤモヤ感がないのは高い解像度によるものだろう。

Emotion RCAでは濃い目の味付けだと感じたが、電源ケーブルはインコネと比べると影響力が少ないおかげか、それほどシステム全体をEmotion色に染め上げない。
とは言え、どこに使用しても音が濃く、実体感が強まる傾向がある。
音が濃くなっても音がくどくならないのがEmotionの特徴。
濃さによる息苦しさは感じられず、嫌味のない自然に馴染める音に有機感、生命感を付加してくれる。
allegretto ACほど強力に有機的な音になることはないが、方向性としては同じ。

★まとめ

s-PICT0089.jpgハイエンドケーブルと遜色ない性能、そして高い音楽性による格調高さを持ちながら、価格が$1000と破格であること。
おそらく日本で売られることになると20万クラスのケーブルになると思われるが、そう考えてもコストパフォーマンスが高い。

実はこのケーブルの良さを全く出せずに苦悩し、結局機器側が足を引っ張っていると判断してDACを買い換えたという過去がある。
(他の人にケーブルを使ってもらって感想を聞いたら全然違う感想だったとか、いろいろな過程を経ての話)
なので、Emotionはケーブルによって色づけするのではなく、機器の性能を高く引き出せるタイプなのではないかと思う。
そんなわけで、ハイエンド機器を使用している人には是非試してほしい。

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★ORCA Limited Mk3i

a252267d.jpegBMIのORCA Limited Mk3iとHammerhead Gold Mk4に共通して言えるのがストレスフリーな癖の無い音であること。

解像度の高さとレンジの広さはハイエンドと言えるものを持っており、電源ケーブルの中では間違いなく最高レベル。
特にレンジの広さは目を見張るものがあり、高域方向への突き抜け感、開放感は気持ちよい。

方向性としては優しく軽やかでサラサラした音を基調としており、ヘッドフォンで例えるならコンデンサー型のような傾向がある。
そのため、ガツンとした力感、重さ、エネルギッシュな音を出すことができないのが欠点となる。
個人的には「重さ」を他の部分で補う必要があると感じる。

887673b0.jpeg全体感の強い鳴りで、音の繋がりを得意とする。
音場の前後感、特に上下と左右への広がりは優秀。
響きのコントロールが上手い。

私の場合、アンプに使用した時が最も良さを引き出せた。
どちらかと言えば下流向けのケーブルではないだろうか。

個人的にはこの手の傾向のケーブルのみで音を完成へ導くことはできないように思う。
勿論私の好みでの話だが、濃さや重さといった点を出せるケーブルと組み合わせることでバランスが取れると感じる。
ORCA Limited Mk3iは他ケーブルと組み合わせることを前提として極めて優秀なケーブルと言えそうだ。
Brack Label Ⅱのような一本だけで完成された音楽性を持つタイプとは何か違うような気がする。

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★Hammerhead Gold Mk4

9843594c.jpegBMIのORCA Limited Mk3iとHammerhead Gold Mk4に共通して言えるのがストレスフリーな癖の無い音であること。

解像度の高さとレンジの広さはハイエンドと言えるものを持っており、電源ケーブルの中では間違いなく最高レベル。
低域の解像度が非常に高く、なんとも表現しにくいのだが「低域が塊にならない」というのが適切だろうか。
ここまで低域が分解されて鳴るケーブルはなかなか無いだろう。

BMIのORCA Limited Mk3iと比べると音場が狭く濃密な音。
ORCA Limited Mk3iで物足りないと感じていた音の濃さ、力感、エネルギー感を克服しているように思えるが、過剰な重さや実体感をつけれるタイプではなく、音は濃いが重いか軽いかと言われれば軽いと感じるような耳に優しい音。
ORCA Limited Mk3i、Hammerhead Gold Mk4共にガツンとした音を出せないケーブルなので、この点は他で補う必要を感じる人がいるかも。

s-PICT0085.jpg音は綺麗に広がるのだが、サウンドステージそのものが若干狭い。
迫ってくるような音が好きな人には良いかもしれない。
ORCA Limited Mk3iを音場型とするならばHammerhead Gold Mk4は音像型。
しかし、エージングが進むことによって音がほぐれて広がり、音場が良好になっていくので、あまり気にする必要はなさそう。(エージングの進んだ状態のものと比較試聴済み)
ただし、音がほぐれて広がるようになる代償として、音の凝縮感からくる音の濃さ、重さ、実体感は多少減少する。

私の場合、タップに使用した時が最も良さを引き出せた。
どちらかといえば上流向けのケーブルではないだろうか。

「全体的に音がアッサリしてて味わいが足りない」、そんな時にタップに使うと音が濃くなり味が出る。
ただし、音が濃くなるぶんだけクリアーさは減るので、それをモヤっとすると感じる人もいるかもしれない。

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