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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★AT-DHA3000

オーディオテクニカのフルデジタルヘッドフォンアンプ。
筐体が大きく重量感がある。
デジタル入力専用のヘッドフォンアンプで、DACを内蔵しており、ヘッドフォンアンプとしてのみの使用は不可能。

s-P1010156.jpg


★仕様

型式  フルデジタルステレオヘッドホンアンプ
 
DAコンバータ  24ビットオーバーサンプリング フルーエンシ型DAコンバータ
入力端子(デジタル)  同軸×1系統
光(角形)×2系統
スルー出力端子(デジタル)  同軸×1系統
光(角形)×2系統
入力サンプリング周波数  32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz
ヘッドホン出力端子  φ6.3標準ステレオジャック×1
φ3.5ステレオミニジャック×1
推奨負荷インピーダンス  16Ω~600Ω(ヘッドホン1台使用時)
32Ω~600Ω(ヘッドホン2台使用時)
最大出力  250mW+250mW(16Ω負荷、LOWポジション)
125mW+125mW(32Ω負荷、LOWポジション)
180mW+180mW(49Ω負荷、MIDポジション)
65mW+65mW(300Ω負荷、HIGHポジション)
 
周波数特性(+3dB、-2.5dB)  10Hz~20kHz(サンプリング周波数48kHz時)
10Hz~40kHz(サンプリング周波数96kHz時)
全高調波歪率  0.03%以下(1kHz、180mW出力時、49Ω負荷)
チャンネル間セパレーション  68dB(20~20kHz、49Ω負荷)
利得  LOW 6.0dB、MID 10.0dB、HIGH 13.5dB
SN比  90dB(JISA、MID、49Ω負荷)
デジタルイコライザーコントロール
BASS±4dB
TREBLE±4dB
電源  AC100V、50/60Hz(インレット入力)
消費電力  34W
外形寸法  H93×W310×D230mm(突起部除く)
質量  5.3kg
付属品  OFC電源ケーブル(2m)

メーカー商品紹介ページへ


★インプレ

s-P1010157.jpg「本当にヘッドフォンアンプ?」と思える程に強力な駆動力を持っており、スピーカーも鳴らせそうに思える。
この強大なパワーにより、悠々と全てのヘッドフォンを鳴らしきることが可能。

無音時のノイズ音が多少気になるが、余程の爆音にしない限り問題なく使えるレベル。
性能面において特に不満を感じる部分はなく、優秀な性能を有しているように思う。

とてもバランスのとれた音調。
僅かに低域の量感が少なく、中高域に重点を置いた音作りのように感じる。
このあたりはATH-L3000を活かすためにバランスを調整しているのかもしれない。
明瞭な音でありながら音の厚みがあり、アッサリしているわけでもなく濃い音というわけでもない。
艶やかさがあると言うわけでもなく艶やかさが無いわけでもない。
音が締まっているわけでもないが、緩いこともない。
音の広がりや響きは必要十分。
音は細くなく、どちらかと言えば太く力強さを感じる。
刺激的な音は出ず、柔らかく聞きやすい部類に属する。
これと言った突出した個性のないヘッドフォンアンプ。
この個性の無さが最大の良さだろう。
全ての要素が中間ポイントを突いてきている。

やはりこのアンプの特徴はパワフルさにあるのではないだろうか。
これほどパワーのあるヘッドフォンアンプは他にないだろう。
余裕のありすぎる駆動力により、厚みや力感を出しつつ、それでいて明瞭でクリアーな音質を実現できている。

s-P1010158.jpgm902と比較すると音場感、音の広がり、響きが優れており、空間的に余裕をもって鳴らしている印象を受ける。
解像度が高く明瞭、高域が若干派手で、低域の締まりと量感、躍動感があるのはm902。
なんでもこなせるAT-DHA3000、ロックやメタルと相性抜群なm902といった感じだろうか。
AT-DHA3000はDAC&アンプの一体型として見ると非常に優れたクオリティーを持っており、一体型としての完成度はm902を上回るように私は思うが、勿論これは人それぞれ好みによって変わってくるだろう。

イコライザー機能がついており、低域や高域を微調整可能。
私は必要性を感じ無いが、人によっては便利な機能となりそうだ。

editon9やATH-L3000といった、濃い音でありながらもクリアーさを必要とするヘッドフォンとの相性が良い。
低域で厚みや濃さを出しつつ、中高域で解像度が高くクリアーな音質を引き出すことができる。
もう少しメリハリをつけたい、もう少し柔らかさが欲しい、などといった時はケーブルやインシュレーターなどで微調整するといいだろう。
バランスのとれた音なので、自分好みの音へもっていくのが楽な点も見逃せない。

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インプレお疲れ様
>AT-DHA3000

インプレは毎週末に1個と思っていたのですが、早いですね。立て続けに・・・。

やはり中庸な音ですか。S/N比が低いのとSACDに対応していないのはフルデジの宿命なので仕方ないですね。

ひょっとして明日にはもうDA53のインプレ公開ですか?
魔人 2007/10/13(Sat) 編集
AT-DHA3000素晴らしいですね
>魔人さん

今日は休みだったのでAT-DHA3000のインプレを仕上げることができました。
これはいいですね~。
AT-DHA3000だけあれば大満足な音が出ます。
バランス感覚に優れていて、あらゆるヘッドフォンを上手く鳴らせるヘッドフォンアンプでしょうね。

DA53は現在使用中です。
今はメタルを聞いているのですが相性抜群で、ぐんぐん評価が上がってきています。
明日も聞き込んでインプレ、できれば公開する予定です。

今回いろいろなDACを聞いてみてわかったのは、「m902はなかなかできる子」です。
一時はm902ってひょっとしてとんでもなくゴミDAC積んでいるんじゃ・・・という不安もありましたが、これはこれで素晴らしいDACだと今は思います。
DACとは何なのか、わかってきた気がしますね。
本当にいい体験をさせて戴き感謝しています。
まみそ 2007/10/13(Sat) 編集
無題
はじめまして。DHA3000の中古が欲しくて色々検索してたらここにきました。
一つ質問なのですが、記事の中にある「ヘッドフォンアンプとしてのみの使用は不可能」とはどういうことなのでしょうか。CDP→アンプ→ヘッドホンの構成がしたくてこのアンプの購入を検討してるので気になってしまいました。。。
たたのえ 2008/01/16(Wed) 編集
AT-DHA3000はフルデジタルアンプ
たたのえさん、はじめまして。

AT-DHA3000はフルデジタルアンプですから、アナログ入力がなくデジタル入力のみです。
つまり、ヘッドフォンアンプだけの機能ではなく、DAC&ヘッドフォンアンプということになります。
CDPから繋ぐ場合はアナログ接続は不可で、CDPをトラポとして使用してAT-DHA3000をDAC&アンプとして使うことになり、CDPのDACを使わないことになります。
ですから、高価なCDPを現在使っているのでしたら少し勿体無いかなぁ、とも思います。
AT-DHA3000と組み合わせる場合はCDPにトランスポートとしての性能を重視したほうが良さそうです。

AT-DHA3000は非常に素晴らしい機器だと個人的に思いますので、予算が許すのであればオススメです。
非常に満足度の高いアンプですよ。
まみそ 2008/01/16(Wed) 編集
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