★インプレ
情報量が多くワイドレンジ、解像度も高い。
音の主張感が強く全面的に音を押し出してくる。
音のフォーカス感が強く、どちらかと言えば輪郭を作るので、全体感で聞かせるタイプではない。
響きは削がれることなく感じられるが、音がぶわっと膨らまないため、音がしっかりとコントロールされており整っている印象を受ける。
自然な音と言うよりはHi-Fiな音を作り上げたような音で、全域に渡って銀の全身タイツを着たような味付けが感じられる。
音色は明るいと表現するよりも明瞭な音と表現したほうが適切だろう。
高域はサラサラと繊細な感じではなく、キラキラと煌びやか。
音場は若干狭め、特に前後と上下方向が苦手なようで、低域の位置が落ち込まず、前後感覚も出にくい。
響きを活かした臨場感重視の音を目指している人にはあまり向いていないように思うコンセント。
ER-PSXと比べるとSCR-2851RUのほうが解像度は高い。
情報量はER-PSXのほうが僅かに多いだろうか。
レンジ感は同等、高域はER-PSXのほうが気持ちよく伸びるように感じる。
SCR-2851RUの高域はしっかり制御されている感があり、突き抜けるような伸びは感じられない。
低域の量はER-PSXのほうが多い、SCR-2851RUは範囲が狭く締まっている。
バランスで言えばER-PSXはピラミッド型~フラット、SCR-2851RUはフラット。
共に低域の重さ、沈みこみは優れているのだが、ER-PSXは量感があり支配的、SCR-2851RUは低域は低域で分離されている感じ。
ほとんど違いはないのだが、僅かにER-PSXのほうがスピード感が速いような気がしないでもない。
個人的に鳴り方、音色の両面で癖のあるコンセントだと感じるため、壁コンとして使用するのにはリスクを感じる。
システム全体にこの癖を乗せるのは勇気がいる。
タップに使用し、ワンポイントでアンプやDACへ繋ぐ、そんな使い方がいいのかもしれない。
用途としてはフォーカス感の向上を狙えるコンセント。
ただし、音場感を整えるのが難しいため、ワンポイントでの使用、及びケーブル等による調整でどこまでバランスを取れるかが鍵となりそうだ。
3万円を超える高額コンセントなだけに、購入を考えている人にとってこのインプレが参考になれば幸いである。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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