★SBT-4SZ
オーディオリプラスの電源タップSBT-4SZを購入。
「電源タップを経由することで音質が劣化するのを強く感じるようになり、電源タップのグレードアップの必要性を感じた」のが購入動機だ。
ノイズに関しては今まで不満を感じたことがなかったので、単純に「音質を劣化させずに電源タップを使えればいいや」程度に考えていた。
★仕様
さて、それではSBT-4SZの仕様と特徴を紹介しよう。
■材 質/航空機用特殊アルミ合金(48mm厚)
■成 形/削り出し
■仕 様/ウルトラSZ物性処理
■寸 法/150mm×190mm×48mm(W/H/D)
■コンセント/BRYANT ダブルクライオ
■内部配線/テフロン被覆高純度銀、コーティング銅、ダブルクライオ
■ハンダ/特殊合金ハンダ
■重量/2.8kg
■安全/電気用品安全法準拠
(1)タップ筐体→特殊アルミ合金製48mm厚無垢削り出し
(2)構造→アナログ系・デジタル系セパレーション構造筐体
(3)配線接続→バイワイヤー接続
(4)ノイズ対策→スーパーバリアートンネル構造
(5)振動対策・ノイズ対策向上→ウルトラSZ処理
(6)ホールド性・シールド効果→コンセントパワープレート構造
(7)ダブルクライオ→インレット・コンセント・内部配線
要約すると、しっかりした作りでノイズ対策されたタップってことだろう。
確かにズッシリと重みがあり作りはしっかりしている。
床からの振動で筐体が響きそうに思ったので、床に御影石ボードを置き、インシュレーターの上に電源タップを設置することにした。
★SBT-4SZインプレの前に
そもそも、電源タップ本体のみのインプレというのは不可能に近い。
電源タップは壁コン~電源タップ間の電源ケーブルと電源タップの筐体、内部配線やインレット、コンセントの複合アイテム。
それぞれの特色がついてしまうので、電源タップそのものの音への影響を判断するのは困難極まりないのだ。
そこで今回は複合アイテムとしての電源タップの音のインプレとする。
一般の電源ケーブルを使用できるタイプの電源タップを複数所有していれば電源タップそのものの比較も可能なのだが、このタイプの電源タップは初体験なので一個しかなく比較は無理、断念せざるえない。
m902までの電源経路「壁コン⇒Cloude Nine Full(Stealth)⇒SBT-4SZ⇒allegretto AC(以下"セット")」でのインプレという形になり、m902に壁コンから直でallegretto ACを繋いだ時(以下"直")と比較してみることにする。
そもそも、Cloude Nine Fullが間に入っている時点で比較対照としておかしなことになっているが、このように強引に比較対照を作るしか方法が無いので理解してほしい。
できるだけCloude Nine Fullの傾向を除いたタップによる影響の部分を頑張って探り出してみたいと思う。
★SBT-4SZインプレ殴り書き
まず最初に検証したのがノイズレベル。
はっきり言って私の耳では全く違いが分からなかった。
どちらが劣るとも勝るとも判断できず、変化が感じられない。
元々ノイズに関して不満を持ったことは今まで一度も無いので、電源タップを通すことでSN比が悪化せずに現状を維持できただけで満足するべきだろう。
次に音質の根本的な基本性能の検証をしてみた。
単純に音質が良くなったか劣化したかといったことだ。
Cloude Nine Fullや電源タップのコンセントによる変化を差し引いて、音質の劣化は感じ無い。
音質が良くなったこともない。
現状維持~若干の音質劣化といったところだろうか。
私の耳では音質レベルは現状維持といった印象を受けた。
次に検証してみたのはエネルギー感。
クリーン電源を投入することで力感でありエネルギー感が減少するという話をよく聞く。
はたして電源タップではどうなのだろうか。
毎度お馴染みで申し訳ないのだが、これまた変化が感じられなかった。
エネルギー感が減少したとは感じ無い。
勿論エネルギー感がUPしたとも感じ無い。
現状維持だ。
"セット"と"直"の音の違いについても書いておこう。
"セット"ではCloude Nine Fullを通しているため、横方向へ空間が広がり、響きが美しい。
しかし、"直"と比べると音ひとつひとつの実体感が薄れ、音の輪郭が曖昧になり優しくふんわりとした音になった。
"直"から"セット"にすることでCloude Nine Fullの特徴がそのまま付加されたと考えられる。
allegretto ACがちょっとCloude Nine Fullっぽくなった感じである。
個人的には"直"の音のほうがバランスが良くて理想だが、"セット"の空間表現力も魅力的。
"セット"で使用する場合はグっとくる力感をもう少し補助してあげたいところだ。
★結論
タップそのものによる音質的変化は少ないと私は思う。
ただし、壁コンを交換できない環境の場合や、SN比のそれほど高く無い機器を使用している場合は、電源タップによるノイズ除去の効果(勿論ノイズを除去できる構造を持つ電源タップに限る)が大きく現れると思われる。
その場合は率先して電源タップを導入するのも有りだろう。
しかし、既にノイズに関して不満が無いのならば、無理して高価な電源タップを使う必要はないだろう。
私のように、タップを通すことで音質の劣化を感じた時にグレードアップさせてあげる程度に考えておいてよさそうだ。
後日SBT-4SZの内蔵コンセントを交換することでタップ本来の性能を発揮させることに成功。
詳しくはこちらを参照。
コンセント交換が可能ならするべし!
やはりアレですか。高い買い物をした割に変化が感じられなかったため、ちょっとムカついてしまったと・・・。お気持ちは解ります。
チクマかオヤイデの3万クラスから始めていれば良かったかも・・・ですね。
ところで変化が感じられなかった理由ですが、おそらく壁コンセントを既に交換済みだからだと思います。壁コンで振動がかなり抑え込まれているため、もう音質の向上が頭打ちなのだと思います。ノーマルの壁コンでSBT-4SZを導入した場合には変化は明確になってくるはずです。
自分のトコは古いボロ壁コンのせいか、冬オナさんの安タップでもかなりの違いが出ました。壁コン・タップ・クリーン電源・・・この3つの内、どれか一つを導入すれば、音質の向上が頭打ちになり、他の2つを導入しても変化が僅かなものに留まる・・・とは考えられないでしょうか?私もクリーン電源を導入した時、やはり変化が僅かだったため、意外な思いをしました。
私は趣味でタップを2つ買う予定です。アコリバとフルテックの奴です。グリーンカーボランダムのアコリバ、コンセント・筐体一体型のフルテック、セパレート構造のリプラス・・・各メーカーにウリがありますね。
でもま、SBT-4SZはミドルクラスではなくハイクラスでしょう。他社ハイエンドと同等品です。もう他のタップは買わなくても良いくらいです。後はコンセントを交換して遊ぶだけじゃないですか。そんなに悪い商品とは思いませんし、損したって事もないと思います。
魔人さんのご指摘通り、やはりSN比に関しては頭打ちだったように思います。今までノイズで不満を感じたことは一度もなかったので・・・
>壁コン・タップ・クリーン電源・・・この3つの内、どれか一つを導入すれば、音質の向上が頭打ちになり、他の2つを導入しても変化が僅かなものに留まる・・・
ですね~。
例えば壁コンを交換できる環境にある人なら壁コンから直が一番音が良いように思いますし、壁コンを交換できない場合はタップでもクリーン電源でも大差は無いのでしょうね。
現状でノイズが気にならなくて満足しているならグレードアップする必要は無いかな、と思います。おそらくグレードアップしても投資に見合わない微々たる差でしょう。ガラっと音を変えてしまう電源ケーブルやコンセントに投資したほうが満足度も高く楽しめると思います。
まぁでも音質を劣化させることなく全ての音響機器に電気を供給できるようになった点は一歩前進です。今まではタップを通すことで音質劣化していましたからw
音質を劣化させずに下手に色づけもせずにそのままストレートに出せるというのもある意味凄いことですからね。
ここまで変わらないのか!?と驚く程に変化無しでしたが、またひとつ勉強になりました。授業料ということで納得しますw
SBT-4SZですが、中級クラスと言っても他社製品と比較すると高級タイプになりますから、当面はこのタップで行けるのではないでしょうか。
また、このタイプは内部配線に6Nクラスの物を使用していますのでエージングに時間がかかると思います。一般的には100時間ぐらいと言われているようですが。
しかし、SBT-4SZクラスですからまったく変化が無いとも思えないので物は試しに、テレビなどをつないでみて、テレビのヘッドホンジャックの音で効果を確かめてみてはどうでしょうか?
ポータブルCDプレイヤー→数百円のケーブル→真空管HPAという環境で、真空管HPAの電源を二種類のタップに抜き差しして比較。
まずはクラシックのピアノソロで比較したのですが、SN比の差は・・・わかりませんでした。どちらも非常に優秀なSN比だと感じます。やはり壁コン部分で相当ノイズがカットされているように思います。e9でチェックしてみたのですが、音質的な差もよくわかりませんでした。
次にハードロックで比較、同じくノイズに関しての差は感じられず、音質的にはSBT-4SZのほうが粗さがなくちょっとクリアーかな、と感じましたが、これは各タップに使われている電源ケーブルの影響で間違いないでしょう。しかし明確な差は感じませんでした。
e9はチェッカーとしては不向きであるため、いつものようにUSTをチェッカーとして使用したところハッキリと差が確認できました。SBT-4SZのほうがかなり解像度が高く、細かな音まで再現され、音の分離感も高いです。両タップの音質のクオリティーの差を感じました。
SBT-4SZは音質を劣化させないと言ってよさそうです。
が、使われている電源ケーブルのレベルが全然違うので、電源ケーブルの違いなのでは?という疑問もあります。
タップのおかげなのかケーブルのおかげなのかはわかりません。
しっかり検証するには同タイプのタップを用意し、一般的な壁コンに接続する環境で比較するのがよさそうです。
我が家の環境ではノイズ面に関しては大きな差が出ないようです。ただし、音質はしっかり劣化することなく維持できているのは確かです。この点に価値がありますね。
ところで↓こんなの見つけました。安いですねぇ~♪
National製コンセント
http://www.kimuramusen.co.jp/cgi-bin/shop.cgi?gcode=3000
・・・と思ったら
shima2372・winter072・jeyker2003・・・それ以外の出品者も皆これ使ってたんですねぇ~。ステンレスプレートも皆同じWN7606という型番。最近これを使った自作派がヤフオクで増えましたw 後追い商法は邪道ではないかと・・・。でも、最初に目を付けたのはshima2372・winter072さんみたいですが・・・。・・・と思ったらこれより遥か昔、オヤイデもNational製のヤツでタップ作ってたみたいですね。大昔のオヤイデのタップとヤフオクの自作タップは見た目もクリソツですよ。大元はオヤイデなのかも知れません。
私も冬オナタップのコンセントをアメリカン電機のヤツに換えてみようかとか考え始めてます。
なにしろ安い!そしてノーマルコンセントから変更したら確実に音質のUPを感じられ、コストパフォーマンスは最高でしょう。
このコンセントは変な癖が無いので非常に使いやすいですよね。流石に高価な壁コンと比較してしまうと特別解像度が高いだとか、情報量が凄いといったことはありませんが、値段を考えれば十分な基本性能を持っているように思います。
個人的に最もツボなのはオヤイデのXXXだったりしますが、壁コンにはSSD2を使っています。これは大元である壁コンは情報量重視でSSD2、音色は壁コン以降で作ればいいや、という考えからです。音色的にはXXXのほうが好きなんですけどね。やはり上流になるほど解像度や情報量を重視したほうが下流の性能を発揮できますから。
あれはあの長方形のコンセントの形にピッタリ合わせてあるプレートですね。
王国が消滅したんですか?どうしたんでしょうね?どうやら、こちらが皆さんの避難場所になりつつあるようですが。
ところでコンセントですが、381とER-PSXだとよく似た傾向のコンセントだと思いますが、あえて違いを探すと、ER-PSXの方が低音の厚みがあります。やはりER-PSXは、宝飾用の銀をコーティングされているだけあって、銀の音色がよく出ています。ただ、スピード感は381の方が上でしょうね。低音の迫力や音の厚みを求めるならER-PSX、スピード感や高音の気持ち良さなら381と言った所でしょうか。
肉氏は某所でかすかに動いていましたからw
>ER-PSX と381
なるほどー。
微妙に違いがある、というインプレを見つけたのでよく似た傾向のコンセントなんだろうか、と想像していたのですが、やっぱり結構似たタイプのようですね。381は金メッキだからちょっと色づけ感があるのかな?とも思います。
HUBBELLのHBL5352iでグゥっと沈み込む強烈な低域を体験したことがありますが、このレベルの低域を出せていて、なおかつ音場感を損なっていなかったらメイン壁コンになる可能性有り!!
とりあえず、私もER-PSXを試してみたいと思います。
でもタップって大きくて重いですよね。下手なDACとかHPAより重いんですから。SBT-4SZも重いでしょう。でもモノとしての存在感とか重厚感が凄いです。
MTB-6のカスタムでR1が選択できるようになったら、それを買ってタップ集めは終わりにします。
RTP-6の音質ですが、MTS-6よりは情報量が増えたような気がします。空間の表現力も上がっています。ただ、MTS-6を初めて使った時のような、もやっとした音ですね。やっぱりエージング必要なんですかね。前オーナーはほとんど使ってなかったみたいなんで・・・。
その後のまみそさんのSBT-4SZはどんな感じですか?相変わらずですか?
↓またアニソンなんですが、20年以上ぶりにこのOP観ました。『アレ?結構曲の展開が良いぞ』なんて思いまして・・・。忍者が好きなんですねぇ、私は。
さすがの猿飛 Opening
http://www.youtube.com/watch?v=-LiTgw6-cj4
↓このPVの中谷美紀は良いですねー。普段の中谷美紀には興味ないんですけど・・・。
砂の果実 / 中谷美紀 with 坂本龍一
http://www.youtube.com/watch?v=CDZyLKAI1FM
コンセントは自分の好きなやつに換えてしまいましょう。
R1は今月発売ですね、私はシマムセンで予約してあります。あまり期待していませんが、気になるので一応使ってみます。
>もや
内部配線材とコンセントのエージングで解消されると思います。
>SBT-4SZ
ちょっと無駄な小細工を施してありますw
内部の線材と内部のboxの壁にトライガードを巻いたり貼ったりしています。
トライガードの原理は以下の通りです。
「トライガードは、自由電子の少ない半導体の電極を、無数に分散した物です。電極は固有抵抗が大きく、通常の誘導電位では自由電子が移動せず、誘引した電位をそのまま保持する事が出来ます。電極の一つ一つがコンデンサと同じ働きをする事で、導体間に起きる誘導、ストレートキャパシティを、トライガードが肩代わりして遮断します。
トライガードは迷走電流を防ぐだけではなく、材質的に高周波の遮断と静電気の除電にも有効で、ノイズ防止に優れた働きをし、情報量を減らす事無く信号伝達をより確実にします。」
変化は・・・わかりませんw
気休め程度ですね。
>アニソン
さすがの猿飛のopは私は1ヶ月ぶりぐらいに見ますねw
スッカリ忘れていた記憶が掘り起こされるのはゾクゾクしますよね。
OCB-1EXSってケーブルが付いてるやつですね。
今回の音質面への影響はケーブルとタップに使われているコンセントの影響で間違いないです。
これ以上のタップはそれこそ、コンセントから直と比べてタップを通すと音質が落ちる、と感じるまで必要ありませんので、OCB-1EXS、長く使えると思いますよ。
>ラック
全体の足場を安定させてあげる、と言う意味であったほうがいいでしょうね。
後々ボードやインシュを入れれば更に発展させることもできますし、とりあえず的なポジションのアイテムです。
オーディオラックは「とりあえず」と言うには高すぎるラックばかりですがw
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
AKG
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ATH-A55
ATH-ESW10
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DT880 Edition2005
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DENON
AH-D7000
AH-D5000
FOSTEX
T50RP
GRADO
PS1000
GS1000
PS-1
RS-1
SR-325
HiFiMAN
HE-6
Monster Cable
Beats by Dr.Dre
SENNHEISER
HD800
HD650
HD25-1
HD25-13 Ⅱ
HD414
SONY
MDR-SA5000
MDR-CD3000
MDR-EX1000
STAX
SR-007A + SRM-007tA
SR-404 LIMITED
SRS-4040
ULTRASONE
Edition10
Edition9
Edition9バランス仕様
PROline2500
DJ1PRO
Victor
HP-DX1000
その他
USTヘッドフォン(EXH-313他)