★仕様
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用したオーディオアクセサリーで有名なEau Rouge社のコンセントがER-PSXだ。
とりあえずオフィシャルサイトから商品説明文を抜粋。
ER-PSXは電極接点部分には電気抵抗の低い銀メッキ処理をし、バックプレートにカーボンファイバー積層板を用いることにより、強度の向上と振動対策をしています。
オーディオグレード壁コンセントで銀メッキを謳っているメーカーは数多くありますが、ピュア銀メッキは少なく、ロジウムメッキ処理をした銀ロジウムメッキが多いです。
その理由としては、通常の銀メッキでは酸化により黒ずみ、使用時間の経過に伴い特性が落ちるということが挙げられます。
しかし、銀メッキの上にロジウムメッキをしたものですと電気的特性の悪いロジウムの音色になってしまいます。
Eau Rougeは宝飾用のメッキ業者とのコラボレーションにより、オーディオグレードよりも遥かにクオリティーの優れた貴金属グレードのメッキ処理を行い、同時に酸化防止対策を施しました。
また電気特性の優れた壁コンセントは振動にもシビアな面を持つため、我々は荷重の最もかかるバックプレート部とコンセントベース部にメスを入れカーボンファイバー化し、壁コンセントを振動から解放しています。
この壁コンセントより得られるサウンドは、銀のイメージを覆すような、柔らかく、暖かく、そして力強いサウンドとなっています。
★壁コンのコストパフォーマンス
一個14万円もする同社のER-PSEXmk2(Eau Rouge)は別格として、価格的にトップ帯に属するのが今回購入したER-PSX(Eau Rouge)やSilver Power Port-1(Silver Referece)、そして壁コン界の重鎮である381(Wattagate)やSC-2851RU(CAT)あたりが続き、CryoMag-SSD2(PAD) ときてR-1(オヤイデ)、そして各種コンセント軍団が後に続く。
私は壁コンセントに関しては「値段=音質」とは思わない。
ケーブル類は値段に比例して音質も上がっていくイメージが強いのだが、壁コンセントはそーでもない。
なぜなら、「音質のUP」と言うよりも「音質の変化」を大きく感じさせてくれるのが壁コンだからだ。
ただ、流石にSSD2やR-1の性能が高いのは認めざる得ない。
★ER-PSXインプレ
まず最初に「落ち着いた音だなぁ」と感じた。
落ち着きのある大人なサウンド。
音場感が非常に優秀で、音場系筆頭のSSD2にも負けていない。
音の奥行き感、立体感となるとSSD2のほうが上だろうか。
しかし、違和感の無い優秀な音場感と音の広がり、音の響きを感じることができる。
すぐにわかるのがSN比の高さで、背景が無の空間と化す。
XXXが漆黒の闇からフワっと音が出てくるような感じなのに対し、ER-PSXは無の空間からスっとストレートに音が出てくる。
基本性能の高いSSD2から変えても情報量や解像度等に関しては劣ったようには感じ無い。
基本性能はかなり高いレベルにあるようだ。
低域は力感があり力強い、低域だけでなく全体的に力強い。
ドシっと安定した腰の座ったバランス。
ボワつかず力感があり、実体感のある音は魅力的。
中高域にはあまり強い個性が付加されていないように思う。
過剰にキラキラしたりギラギラしない。
かといって無機質な音質ではなく逆に有機的な音だ。
硬質であったり冷たいイメージも無い。
SSD2も強烈に個性を出すタイプではなくバランス型だが、ER-PSXはもっとバランス重視。
全ての要素をバランスよくハイレベルで実現している。
★電源タップに使用してみる
SBT-4SZのコンセントを交換してみた。
ちなみに、通常のSBT-4SZではタップを通すことで音質が劣化することは無いが良くなることもなく、現状維持といった印象を持った。
タップのコンセントのグレードを上げることでどのような変化が起こるのだろうか。
■壁コンER-PSX & タップER-PSX(▲印のコンセント)
SN比の高さにさらに磨きがかかっている。
壁コンから直で繋ぐ時と比べ、劣化どころか逆に向上している。
主に力感のUPとSN比の向上の影響からくる解像度と分離感のUPが顕著。
細かな音までエネルギッシュに拾う。
■壁コンER-PSX & タップSSD2(●印のコンセント)
電源タップのER-PSX側に繋いだ時との違いはよく聞かないと分からないレベル。
若干音が散漫となり、雰囲気重視。
音の奥行き、立体感はやはりSSD2のほうが上だ。
バランス的には少し高域寄りへシフトする。
高域が美しく音が伸びるので、弦楽器にはSSD2のほうが合うかもしれない。
壁コンにER-PSXを使うことで、ER-PSX:SSD2が7.3ぐらいの割合で融合し、SSDの弱点を上手く補えているように思う。
★タップのコンセントを交換してわかったこと
電源タップSBT-4SZに標準搭載されているコンセントがいまいち。
と考えていいだろう。
内蔵されているコンセント部分で音質が劣化しないまでも、タップの持つ性能を半減させてしまっていたようだ。
コンセントを交換してあげることでタップが本来持つ能力を引き出せたように思う。
SBT-4SZのインプレでは「音質の変化無し」と書いていたが、確かに標準搭載のコンセントの状態ではその通りだ(私の環境では)。
しかし、コンセントを交換してあげることでクオリティーがアップしたので、多少なりともタップによる効果があることは否定できない。
SBT-4SZを購入した人は是非ともコンセントを変えてみてほしい。
★総評
基本性能が高く、バランスのとれた落ち着いた音。
クリアーさや鮮烈さ、元気の良さなどを求める人にはむかないように思う。
落ち着きのある大人な音、味のある音を好む人向け。
1個4万円という高額設定でコストパフォーマンスは悪い。
コストパフォーマンスを考えるとオヤイデのR-1あたりが非常に優秀だと感じる。
SSD2も価格なりに満足できるクオリティーを持っている。
ER-PSXは半額ぐらいが妥当だろう。
ただし、この落ち着きのある音はER-PSXでしか出せない音なので、この手の音が好きな人は無理してでも買う価値があるのではないだろうか。
今回は期待通りの効果があったようでなりよりです。
僕の場合は、TRIANGLE POWER 6のセンターに381で両サイドにER-PSXという使い方をしています。ちょうど一月前ぐらいに交換しましたが、最初、30時間ぐらいはアンプを付けっぱなしにして、エージングをしました。それから40時間後ぐらいから一気に音が変わった印象があります。今ではエージングも進み、破壊的な低音が出ています。特に、ER-PSXの低音は凄まじいですよ。
期待していた以上に大当たりです。
タップのコンセントを交換し、タップを通すことで音質UPするようになったのは思わぬ収穫でしたw
低域はビシバシ出るけど押し付けがましく無く、全体のバランスを崩すことなく出ますね。
また、音場感もなかなか良く、これだけエネルギー感がありながら嫌みがなく上手く空間に音が溶け込んでいます。力感、厚み、密度感といった部分と空間表現を両立できているコンセントですね。
やはり何かひとつに突出しているよりも、バランス重視な音作りのモノが使いやすいなぁ、と改めて思います。ケーブルでもそうでしたが、部分的に突出したモノは組み合わせが難しすぎる・・・はまれば凄いですけどね。
これで現状のシステムは完成です。
単体DACの導入でもしない限りいじることはないと思います。(コレをやるとバランス崩れて全部変えていかなきゃならなくなりそうで怖くてできません)
インシュレーターやコンセントベース/プレートといった細かなアクセは試していくかもしれませんがw
実際に購入した人の書き込みは全然ありませんでしたが、オーディオ理論的に見るとリプラスは素人同然のようです。
私のようにオーディオ理論にあまり興味が無く、実際に自分の耳で聞いて判断するタイプでないと手が出にくいメーカーなのかもしれません。
確かに商品として売られている状態ではコンセントが微妙なのか音質の劣化は無いまでも向上を感じられなかったのは事実。
しかし、コンセントを交換することで、壁コンから直で繋ぐよりも音質UPしたのも事実。
オーディオの世界ではオーディオ理論的に高音質になるようにすることが必ずしも高音質に繋がるとは限らないものです。
リプラスは怪しげなメーカーなのかもしれませんが、決して悪い商品てことは全然無いと思うので、もうちょっと評判良くなってもいいんじゃないか?と思わなくもないですね(あまりにも評判が酷すぎるので)、まぁ正直私自身が満足してればそれでいいので評判とかどーでもいいんですけどねw
大好評のアコリバのタップも一度試してみたいものです。
アコリバ自身はSBT-4SZに疑問を呈しているようにも見受けられます。『アルミブロックに細い穴を開け、そこに配線材を通す事によりノイズを遮断出来ると言っている?』と書かれています。↓のタップ比較表の上から7番目です。
http://www.acoustic-revive.com/japanese/rtp6/rtp6_02.html
ま、アコリバの『トルマリンイオン』も科学的な根拠があるのかは承知してはいませんが・・・。でもコンセントのCCR-DXは確実なものだとは思います。
私もリプラスのHPを見た時は魅力的に見えたんですけど・・・。どうも私はまみそさんを煽ってしまった一人のようですね。最初SAA-6SZ-MK2を買うと言っていたのに、BOXタイプを購入したのは私の影響か?とも思ってしまいます。
若干でも心に引っかかる所があるなら、ヤフオクで売却する事も考えた方が良いのでは?売るなら早ければ早いほど、高く売れるでしょうし・・・。
でも何でもそうですが、他人の意見に左右されるのは良くありませんね。買うにしても売るにしても・・・。最後は自分の意思なんで・・・。
私もリプラスの評判を調べてみようと思います。ちなみに独立配線のタップは他社にもありますが、コンセント一つ一つが個室に入っているのはリプラスだけですね。それが最大の特徴だと思うんですよ。コンセントを個室に収める事による効果というものを私は科学的に説明はできませんが、やはり電磁波とかの影響を受けないようになるのでしょうか?
ただ、実際に使ってみての感想としては、現状維持どころか音質向上を感じられるので大満足です。
おそらく使用されてるコンセントがいまいちなんでしょうね。
過去に使ってきたタップでは明らかに音質の劣化を感じていたので、それらと比べたら良質なタップであることは間違いありません。
オーディオ理論的にどうなのかは「?」なのが正直なところですが、音質的に見れば非常に優れたタップだと私は思います。
私のオーディオ論でもある「現場いってこい!」そのものですw
理論より実際に聞いてどうなのかが重要ですから。
ノイズ除去効果があるわけないと酷評されるリプラスのいかついコンセントボードやプレートも、かなりの効果があると言う人もいますね。
余談ですが、とあるオーディオショップに相談したことがあるのですが、コンセントボードやプレートは、リプラスのような金属系の厚手のものでは音がドッシリ安定し密度感が向上するようで、対してEau Rougeのようなカーボン素材ではスッキリ系の音になることが多いようです。
実は、このオーディオショップにタップに関して相談した時、このショップではリプラス製品を扱っていない(オヤイデ、アコリバは扱ってました)にも関わらず、千曲の傾向や、リプラスの傾向であり良い製品であるとアドバイスしてくれたので、やはり評価すべきメーカーなのかなぁ、と思います。なにより私が体験上悪いイメージが無いですしねw
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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