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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★はじめに

オーディオに興味を持ち始めてから約3年。
私は自分の理想とする音を形にすることに成功した。
ヘッドホン道の完結、その軌跡を記録しておこう。

★はじまり

m-sr325-2.jpgオーディオに目覚める引き金となったあるひとつのヘッドホンがある。

GRADO SR-325

ヘヴィーメタルを好んで聞いていた私にとって、SR-325が奏でる金属的な高音は衝撃であった。

「・・・こんな音が出せるんだ」

オーディオに目覚めた瞬間である。

★Audio Interu(オーディオインテル)

s-P1010029.jpg私にとってオーディオインテルは欠かせない存在。
まみそぶろぐの隠れたメインコンテンツと言える

USTヘッドホン

このヘッドホンが、「オーディオは音質ではなく音楽性であること」を悟らせてくれた。
同時に、オーディオにおける「リズム感」の重要性を私に刻み込んでくれた。

オーディオを趣味として始めてすぐにUSTヘッドホンに出会えたことは幸運としか言いようがない。
USTヘッドホンに出会っていなければ、相当な遠回りをしていたことだろう。
遠回りとは「音質の泥沼から抜け出せなくなること」。
耳で直接音を聞くヘッドホンユーザーは音質、すなわち性能面に意識がいきやすい。
USTヘッドホンの音を聞くたびに思い出すこと、それは・・・

「オーディオとは"音を楽しむこと"、すなわち音楽性を大切にすること」

音質に囚われず、音楽性を最優先してオーディオシステムを構築することがゴールへの近道である。

★試行錯誤の日々

オーディオにとって大事なのが音楽性だとわかっているものの、その「音楽」を再現できる機器、オーディオアクセサリーが見つからない。
まみそぶろぐの記事の数だけ機器やオーディオアクセサリーを試してきた。
自分の納得のいく音を求めて・・・
どれだけの時間、お金を割いてきたか計り知れない。
好みに限りなく近い音は度々出会うことがあった。
しかし、イメージにピッタリと合致する音が見つからない。

「オーディオとは終わりの無い旅」

そのように考えた時もあった。

★罠

数々の機器、オーディオアクセサリーを試してきた。
いろいろと試す、そして比較する。
何を基準に比較する?音質を基準に。
最悪なことに、

「音楽を"音質"で判断するようになってしまっていた」

本質である「音楽性」を判断基準にすることを忘れて・・・

★Rosen Kranz(ローゼンクランツ)

s-PICT0132.jpg私はローゼンクランツと出会う運命にあったのだろう。
今思うとそう確信できる。
貝崎氏が我が家に訪れ、ローゼンクランツの真髄を披露してくれた。
しばし忘れていた「音楽性」の大切さを思い起こさせる熱い魂のこもったサウンド。
これこそが求めていた音、理想の音。
オーディオとは何なのか、この時ハッキリと自分の進むべき道が定まった。

自分でわかっていたじゃないか、音質ではなく音楽性が大事なのだと。
決して忘れてはならない。

「音楽性あってこその音質、音質は後からついてくるもの」

判断基準にすべきは音楽性、音質はその後で考えればよいのだ。

★OJI Special

ee27dedb.jpeg理想の音を出すためのピースはそろった。
いや、まだそろってはいない。
オーディオシステムの核とも言える機器が決まっていない。

ローゼンクランツの音はニュートラルサウンド。
ソースに含まれるどのような音もありのままに出せる土台を作り上げる。

その音を色づけしてはならない、素直に、そのままに出したい。
そこで出会ったのがOJI Special
OJIサウンドは、ソースに含まれる音を色づけせずに再生する原音忠実を理想としている。

この二つのメーカーのコラボレーションにより、ソースに含まれる音をありのままに引き出すことができるのだ。
これは決して生演奏の音と同じ音を目指す原音忠実ではない。

「CDに含まれる音を色づけせず素直に引き出すという意味での原音忠実」

奏者やボーカリストだけでなく、レコーディングエンジニアやマスタリングエンジニアの技術も含めて音楽であり芸術作品であるという考えに基づき導き出された方向性。

★そしてその時

59b1e3be.jpegそして、その時、私にとってのベストなヘッドホンは・・・

オーディオテクニカ ATH-W5000

このヘッドホンが私の最終解答。
今の私が最も望むヘッドホン、それは

「環境の音を忠実に再生できるヘッドホン」

この特性において、ATH-W5000は数あるヘッドホンの中で群を抜いている。

冷徹で無機質な音のオーディオシステムでは、これでもかと味気ないサウンドを出し、
細身でクリアーな音のオーディオシステムでは、低域が出ずクリアーで華奢なキレ味の際立つサウンドを出し、
分厚く濃厚な音のオーディオシステムでは、情報量たっぷりに厚みのある濃いサウンドを出し、
高性能なハイエンドシステムでは、低く重く実体感の強い低域から突き抜ける高域、そして高解像度サウンドを出し、
生命力溢れる生々しい音のオーディオシステムでは、他を寄せ付けない有機的な生きたサウンドを出す。

どんな音が出るかは環境次第。
これがATH-W5000。
これほど忠実に環境の音を出せるヘッドホンを私は他に知らない。

オーディオインテルの精神を胸に秘め
ローゼンクランツのアクセサリーで音を構成し
OJI SpecialとATH-W5000でその音を正確に再生する

これにてまみそのヘッドホン道完結なり!

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無題
お疲れ様です!!
完結と言われちゃうとちょっと寂しいですが、はじまりからすると想像もできない事になってますよね、オーディオは迷走もしやすいし大変ですが、最終的に目的を見失わずに、満足の出来る境地までこれた事は凄いと思います、今が本当にまみそさんの音なんでしょうね。
機会があれば是非聴かせて貰いたいです。
しげ URL 2009/10/03(Sat) 編集
これからは
>しげさん

実は、これからは新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。
それは、ヘッドホンとスピーカーでのシステム構築手段の違い。
ヘッドホンで良い音を出すための方法。
これを記事にしていきたいと思います。

既に頭の中では答えが出ていてイメージできているので、あとは実験して実証していくことになります。
私の考えが正しければ、同一機種でこれだけ違いが出る、というのを多くの人に体験してもらえるような企画も考えています。
楽しみにしていてください。

私は最近のヘッドホンの高性能化路線が本当により良い音に繋がっているのかが疑問でなりません。
こんなブログに影響力はないと思いますが、これからはヘッドホンのあり方を変えるような記事を書いていけたらと思っています。
地味に大仕事ですw
まみそ URL 2009/10/03(Sat) 編集
無題
お疲れ様です。というより、おめでとうございます!といいましょうか。
私もなんだかんだでヘッドホンスパイラルに陥って4年が過ぎようとしてますが、これが答えだ!というものにはたどり着けないです…。結局新品が出ればどんなものかと物欲を刺激されている次第です(苦笑。
本当なら、STAXの007Aが、私の求める究極ヘッドホンになると思っていたのですが、「あれ?なんか違う…」となってしまって以来、長いトンネルの中を闇雲に走り続けています。
ただ、あくまでも趣味の範疇と割り切り、私はこれからも、くだらなくも迷い続けていく中でヘッドホンの楽しさというものを追い続けて、そのわずかでも誰かと共有できればと思う次第です。
まみそさんはひとまずゴールとのことですが、しかし、終わりは何かの始まり。今までの熱意は新たなフィールドで還元されるのではないかと思います。
ということで、新まみそワールドに、陰ながら期待と応援をしています!
だおさん URL 2009/10/06(Tue) 編集
名機へ変身
>だおさん

ありがとうございます。
ようやく次のステージへ進めますw
ここで終わる、否、これからが始まり、その通りです。

良い音、私の言う良い音とは高性能な音ではなく「音楽性の高い音」ですが、良い音を実現するためのプロレスというのが、スピーカーとヘッドホンでは違うと思います。
答えはイメージできているので、これからは実際に実験してみて確かめる作業です。
いまいちだなぁ、と感じるヘッドホンでも、ちょちょいと手を加えることで名機へ変身させる。
その工程の確立を目指します。
上手くいくといいのですが・・・楽しみです。

あとは、スピーカーシステムの構築ですね。
土台が出来ている今、こっちは資金次第なので問題なく完成に辿り着けるはずです。

これからもよろしくお願いします。
まみそ URL 2009/10/07(Wed) 編集
音楽性
こんばんは。
以前Philewebでも話題にしたことがあるのですが,以下の点どのようにお考えになりますか?

(1)「音楽性」をどのように定義されますか?
(2)「音楽性」は客観的に判断可能ですか?
(3)「音楽性」の高低の判断基準はなんですか?
(4)「音楽性」は楽曲やその形態によって高低が生じますか?
(5)オーディオシステムの性能はソースそのものが持つ「音楽性」の高低に影響しますか?

質問ばかりですが,非常に関心の高い領域なので,お答えいただけると嬉しいです。
ご参考までに,Philewebでのやりとりをご紹介しておきます。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/848/20080526/5004/
えるえむ URL 2009/10/14(Wed) 編集
音楽性とは
>えるえむさん

ひと昔前の私であれば、「難しい議題だなぁ」と感じていたでしょうが、今の私はこの議題に対して明確な答えを持っています。
順番に答えていきますね。

(1)「音楽性」をどのように定義されますか?

「奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる音」を音楽性が高いとする。

(2)「音楽性」は客観的に判断可能ですか?

客観的判断は無理。
感性が千差万別である限り、個人差が存在し、客観性に欠けます。
その人にとって音楽性が高いとなります。
良い音の基準が人それぞれ違うのと同じです。

(3)「音楽性」の高低の判断基準はなんですか?

(1)と同様。
音楽性の高低に最も影響を及ぼしている音楽的要素をひとつ挙げるならば、それはリズム感です。
リズム感に優れた音は、奏者の意図であり意思が手に取るように伝わってきます。

(4)「音楽性」は楽曲やその形態によって高低が生じますか?

音楽性の高いシステムでは、グルーブ感を強く感じられます。
演奏技術による表現力の差などもハッキリ出てくるため、良い演奏と悪い演奏の差がよく出ます。

(5)オーディオシステムの性能はソースそのものが持つ「音楽性」の高低に影響しますか?

どこまでを性能とするかによると思いますが、性能が音楽性に大きく関わっているとは思いません。
性能が低くても音楽性は高められます。


こんな感じでしょうか。
性能は二の次、音楽性を最も意識してオーディオシステムを組んでいる今の私にとって、迷い無く答えられる議題でした。

漠然と、素直に聞いてて楽しい、そんな自分の直感に従ってシステムを組むことが音楽性を高めていく近道なのではないかと思います。
まみそ URL 2009/10/15(Thu) 編集
ご回答ありがとうございます。
なるほど。ご回答ありがとうございます。
まみそさんのご回答を確認させていただきつつ,レスをさせていただこうと思います。
全体的に私が以前Philewebのページで冒頭に述べたことと似ている部分もありつつも,決定的に異なるようでもあるのが興味深いです。

>素直に聞いてて楽しい、そんな自分の直感に従ってシステムを組む

これは大変重要なことだと思います。自分の好みから外さずにどうやってレベルアップしていくかがオーディオの難しく楽しいところではないでしょうか。


(1)「音楽性」の定義について
質問は「音楽性」についてでしたが,音についての回答になってしまっていたので,「音によって、奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる程度=音楽性」と理解しました。
しかし,まみそさんにとっては「音楽性」はシステムの音質評価のパラメータの一つというわけでもなさそうですね。

(2)「音楽性」は客観的に判断可能かについて
主観的な判断によるので客観的には判断できない,というご意見ですね。個人の感性による主観的評価にならざるを得ない以上,音楽性の高低についてもまた主観となる,というのは至極納得のいく結論です。

(3)「音楽性」の高低の判断基準について
「音楽性」の高低に最も影響を及ぼしている音楽的要素としてリズム感が挙げられるとすると,究極的には「音楽性」は他のいくつかのパラメータに分解できるのでしょうか。
この点,リズム感の善し悪しはまみそさん的には音質の評価項目に入っていないということのようなので,「音楽性」の構成要素はまみそさんにとっては全てオーディオ的性能の構成要素ではない,ということになりそうですね。
ちなみに,私はリズム感の善し悪しは音質傾向の一つ(低域の評価)としています。

(4)「音楽性」は楽曲やその形態によって高低が生じるかについて
これは質問の仕方が悪かったですね。申し訳ないです。たとえばClasicとRockなど,楽曲が属するジャンルや,邦楽(J-POP)と洋楽(POPS),サザンの曲とB'zの曲で,「音楽性」に違いはあるのか?という質問でした。
加えて,まみそさんのご見解は楽曲そのものがもつ音楽性とまみそさん的「音楽性」との関係はどのようなものになりますか?

(5)オーディオシステムの性能はソースそのものが持つ「音楽性」の高低に影響するかについて
性能が低くても「音楽性」は高められるとおっしゃるところから推論するに,まみそさんはオーディオ的性能の高低と「音楽性」の高低は別個の指標だとお考えのようですね。
ということは,「奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる」かどうかはオーディオ的性能とは相関関係にないということになるでしょうか。
オーディオ的性能と「音楽性」を個別に考えるにいたった切っ掛けや,その区別の方法などお聞かせ願えれば幸いです。
えるえむ URL 2009/10/15(Thu) 編集
音楽性について2
>えるえむさん

私のコメントから分析して戴きありがとうございます。
「そうそう、それが言いたかった!」と今思いながらコメントを読んでいますw

さて、まず私の中での「性能」は解像度、情報量、レンジ感の三つだけです。
私の場合、これ以外は性能に含みません。
音色、音の柔らかさや甘さなどは、「味付け」という解釈です。
リズム感、音楽性もまた性能には含みません。

これを踏まえた上でコメントしていきますね。

>究極的には「音楽性」は他のいくつかのパラメータに分解できるのでしょうか。

音楽性を測るパラメータとしては、今の私はリズム感だけで良いと思いたいところですが、そうもいかないですね。
リズム感を更に要素として見るならば、応答速度、音の立ち上がりの速さ、こーいった表現になります。
ただ速ければいい、というわけでもないのを経験上感じていて、リズムの質、ここを客観的に見れば、リズム感+αの何かが関係しているのだと思います。
いやしかし、究極的にはリズム感だけで測っていいようにも思います。
個人的にはそうであるような気がします。

(4)「音楽性」は楽曲やその形態によって高低が生じるかについて

これは生じない、ですね。
どんな音楽形態でも同じです。
要は、奏者の意図、感情が伝わる、これがポイントで、そーいった意味でジャンル、形態に左右されることはありません。
差が出るのは、奏者の技術、歌で言えば感情のこもった歌、そーいったところで差が出ます。

最後に、ヘッドホンというのは便利なもので、音の出口、ヘッドホンを交換するだけで、簡単に性能を上げたり下げたりすることができます。
ヘッドホンの性能に関わらず、私の言う音楽性の高い機種が存在したこと、これがひとつの理由です。

あと、きっかけですが、私は性能を追い求めていた時期がありました。
超ワイドレンジ、高解像度等です。
しかし、レンジが広くても、解像度が高くても、どうも音楽に引き込まれない。
そんな時に出会ったのがローゼンクランツで、その音は奏者が何をしたいのか、何をしようとしているのか、それが伝わってくる音でした。
レンジが狭くなっても、解像度が落ちても、そんなことはどうでもよいと思えるほどに引き込まれる音。
これがきっかけです。

この時から、私は性能を考えるのは二の次になり、音楽性ありきの性能、という考え方に変わりました。
まず大事なのは聞いていて楽しいこと、性能を求めて音楽性を見失うのは一番やってはならないこと。
そう思います。
まみそ URL 2009/10/16(Fri) 編集
ご回答ありがとうございます。2
ご返答ありがとうございます。まみそさんのお考えがかなりはっきりしてきたように思います。



>まず私の中での「性能」は解像度、情報量、レンジ感の三つだけです。

>レンジが広くても、解像度が高くても、どうも音楽に引き込まれない。

このあたりにまみそさんの従前の悩みが透けて見えるようですね。
まみそ邸の音を聴かせていただかずに申し上げるのもどうかとおもいますが,あえて踏み込んで申し上げれば,ワイドレンジ感を得ようとする余り,中低域~中域がくぼんでいる,いわゆる中抜けなサウンドになっていたのではないかと思います。



>リズム感を更に要素として見るならば、応答速度、音の立ち上がりの速さ、こーいった表現になります。

私は逆に,そういった要素は全てオーディオの性能だと思っています。
時間軸上の変化についても最近は比較的容易に測定することができるようになりました。代表的には,インパルスレスポンスやステップレスポンス,グループディレイ,ウォーターフォールといったものですね。
私は帯域バランスと過渡特性というのは音楽鑑賞においてかなり重要な音響機器の性能であると考えておりまして,最近はスピーカーの指向性の広さも重要なのかなーなどと考えているところです。
低域のリズム感を向上させる端的な方法がアンプのグレードを上げることですが,これは立ち下がりが変化するからではないかと思います。



>要は、奏者の意図、感情が伝わる、これがポイントで、そーいった意味でジャンル、形態に左右されることはありません。

なるほど。曲そのものよりも,演奏者に着目されているんですね。



>まず大事なのは聞いていて楽しいこと、性能を求めて音楽性を見失うのは一番やってはならないこと。

聴いていて楽しいのは非常に重要ですね。最初は自分の好みがハッキリせずに情報過多で周りに流されたりすることもありがちですが,自分の好みをじっくり探して大事にすることは,結局長くオーディオとつきあうために必要なことではないかと思います。
えるえむ URL 2009/10/17(Sat) 編集
横から失礼します。
久しぶりに訪れて見ましたが、面白い話題をしているので、少し書かせて下さい。

えるえむさん初めまして。
音楽性を語るのは難しいですね。
私の場合は、音楽性=個性のある演奏(音)という定義を持っています。
これは元々の考えが、オーディオではなく、生の演奏、演奏者としての考えからきているものですので、一般的な見方とは異なりますが。
オーディオ機器で例えますと、MARK LEVINSONやGOLDMUND、DENONのようにオーディオとしての個性の強い機器(ハウスサウンドを持っている器機)を音楽性の高い器機であると、私は考えます。
まみそさんが言われる、「奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる音」というのは、本人に確認できないので、厳しい言い方をしますと空想の世界です。
そして、その空想を作ってしまう所がオーディオマニアが嫌われる悪い部分でもあり、趣味として楽しむ事ができる良い部分でもあると思っています。
しかし実際に器機によって、表現力が豊かに聴こえたり、淡々と音が流れていると感じたりすることは事実です。
それを楽しめるのがオーディオの魅力でもありますので、まみそさんが言われる事も理解はできます。
ですが表現力が豊かに聴こえるから、これは音楽性のある器機で、淡々と音が流れるから音楽性が無い器機だと言うのは、オーディオの音楽しか知らないハッキリ言って生の演奏を知らない人。
私はそう断言します。
私の場合オーディオ機器選びは音です。
好きな音が出るかどうか、判断基準はそれだけです。
その音で音楽が聴ければ、それだけで十分です。

音楽性=個性のある演奏という定義から、私のオーディオにおける音楽性は客観的に判断する事は可能です。
強いハウスサウンドを持っている器機が音楽性のある器機だからです。

音楽性の判断基準は、上記の通り(笑)

余談となりますが、
JPOPやRockがclassicやJAZZより音楽性が低いとか、今はそのような考えはありません。
ただ、録音によって差は出てくると思われます。
ここで言う差とは、オーディオ再生において、表現力を付加して豊かに再生できるかという事になりますが。
ちなみにclassic業界では、classic以外は音楽ではないと考えている人も多くいます。
お恥ずかしい話ですが、私も若い頃はそのような考えを持っていました。
何故かと考えてみますと、classic界の人はclassicしか知りません。
朝から夜までclassicの勉強ばかりしていますので、そうなるのも仕方がありません。
これはオーディオにおいても同じ事が言えると思いますけどね。

話を戻しますが、オーディオ業界で言う一般的な音楽性とは、お化粧の濃い音である、と私は思います。
音楽性のある音でしょ?と言われ、ハイエンドショップにて総額数百万、数千万のシステムを聴きましたが、確かになるほどと思う音でした。
そしてその傾向としては、表現力が付加され、情報量が多く、ピラミッドバランスでウォームな音であると思います。
よって、EMMラボやGOLDMUNDといったスピード重視でクールよりのサウンドは、音楽性が無いと評価される事が多々ありますね。

逆にプロの方は、私の知る限り音を淡々と鳴らす器機を使用されている方が多いです。
外国の方は分かりませんが、日本のクラシック界の場合は、アキュが圧倒的です。
音が良い他に、特に特徴の無いものが好まれるようです。
ある意味淡々と鳴らすオーディオでどれだけ楽しく聴かせる事ができたのか、という聴き方なのかもしれません。
まぁ、そのように聴いている方がいるかは謎ですが、プロの方はその曲が作られた時代背景や音楽の三要素を元に曲のフレーズの山や間を聴く事が多いと思いますよ。

後、クォリティ(レンジや情報量)が低くても、一定の範囲の情報量を操作する事により、一般的なオーディオの言う音楽性を付加する事は可能ですね。

「音楽性」は楽曲やその形態によって高低が生じますかは、私の定義の音楽性では生じないですが、一般的なオーディオでいう音楽性(私論)では生じると思います。
これは音楽のジャンルではなく、録音によって高低が生じる可能性があると思いますね。
例えば、最近の録音はハイビット、ハイサンプリングで録音され、CDにする時にダウンコンバートされていますよね。
またコンバータも現在はD/Dコンバータを通し、アップコンバートされてアナログ変換される事が主流です。
これにより、表現力の度合い、詳しく言うとピアノやフォルテが大げさに表現される傾向があります。
P-0s等でCDをアップサンプリングした音を聴いた事がありますでしょうか。
粒子が細かくなっているので、息継ぎやピアノ、フォルテの表現が本当にリアルで驚きます。
眼を瞑って聴くと一瞬本物の演奏と間違える程、リアルな音がそこには存在します。
ですが、決してその音は生の音ではありません。
明らかに「作られた音、音楽」なんです。
私は生演奏の後、その演奏の録音を聴いた事が幾度かありますが、演奏家も「このように演奏していたら良いね」と言われる程に、高い器機であればあるほど、演奏表現力の付加が強くなる傾向にあると感じました。
マイクの場所、録音の空間(残響)等によっても変わってくると思います。
えるえむさんがおっしゃられるように、録音媒体の再生というのは再生芸術の一種であって,その場の演奏をきりとったものとは似ているようで断絶がある、というのは、全くその通りだと思います。

最後に付け加えさせていただきますが、決してまみそさんの考えを否定している訳ではありません。
ただ、オーディオ機器によって音楽性がどうとか言い出すと、オーディオに取り付かれた重症患者となります。
ローゼンクランツでは楽しく聴けるが、他では楽しく聴けなくなると末期症状です。
それこそ、音を聴いているのだと思いますよ。
前にも書かせていただいた事がありますが、オーディオ器機を選んで聴いている私たちは、少なくてもやはり音を聴いているんです。
音楽とオーディオは、離して考えるべきなのだと思います。
そもそも、オーディオの原点は、録音を再現する事でした。
マイクで拾った音を直接スピーカーから出す。これがピュアオーディオの原点です。
そこに音楽性がどうとか、そいうものはありませんでした。
いつの間にか、ケーブルをツイストしたりする事で音が変わる事が分かり、迷走が始まってしまったのでしょう。
誰しもオーディオを始めた当初は、良い音で再生する事が目的だったはずです。
それ以上の事を求めるのは、変な例えとなりますがピカソの絵に自分で色を付けて、素晴らしいと言っているようなものです。
個人の趣味でこっそりするのは自由ですが、それをみなに赤で色付けたから素晴らしい、輪郭を強調てみたら魅力ないとか言うのは……分かりますよね。
普通の人から見たら、笑えます。
一般的なオーディオの音楽性議論とはそういうものだと思います。

音楽はそれだけで完成された芸術ですから、月並みですがオーディオは個人が楽しく聴ければそれで良いのです。
何かと問題のムンドマニア 2009/10/18(Sun) 編集
Re:横から失礼します。
何かと問題のムンドマニアさん,はじめまして。

こうした言葉尻を捉えた議論はほとんどの場合は重たく避けられる事が多いですが,このような物議を醸しかねない質問にも快くお答えくださったまみそさんには改めて感謝申し上げる次第です。
まみそさんは以前からご自身のお考えをまとめて公表されたり,議論すること自体にかなり寛容にお考えのようにお見受けしましたが,こうした雰囲気を醸成されているからこそ,ムンドマニアさんともこのように意見交換をする事が出来たのではないかと思っております。

さて,ムンドマニアさんのコメントはあまりに素晴らしく,私から特に申し上げることもないといいますか,賛意を表するくらいしかないのですが,少し。



>オーディオとしての個性の強い機器(ハウスサウンドを持っている器機)を音楽性の高い器機

この視点も納得のいくものです。癖と音楽性は紙一重で,どちらも個性なのですが,気に入れば「音楽性」と褒め称え,気にくわなければ「癖」と切って捨てるというパターンに陥りやすい気がします。
極々パーソナルな趣味として成立している限りはそれでよいのですが,それが客観性をいくぶんかでも持つようなニュアンスで語ってしまうと,衝突の火種になりかねませんね(笑)。オーディオショップではよく見られる光景らしいですが(爆)。

とはいえ,昨今はトランジスタアンプの特性はどれも似たり寄ったりで,スピーカーが最も振れ幅の大きな機器であったわけですが,現在は音響測定も非常に容易にシミュレートできるようになった関係で,オーディオブランドの音作りが非常に似通ったものになりつつあるように思います。
実際に,某ショップの方も,メーカー毎の個性が段々薄まってきている気がするとおっしゃっていました。
そういう意味では,測定結果を重視してより再現性の高いものを目指すと,「音楽性」は失われてしまうのかもしれません。



>「奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる音」というのは、本人に確認できないので、厳しい言い方をしますと空想の世界です。

この確認できるか出来ないかというのは,オーディオという趣味を位置づける上で非常に重要だとおもいます。換言すれば,「正しさ」とは何かということです。
「正しさ」を他者に預けてしまったら,その他者は主観で判断するのだとしたら,もはやオーディオは個人の趣味たり得ないのではないかと思います。オーディオに限りませんが,お店のいいなりで訳もわからずお金を貢いでいるのと一緒です。

ただ,おそらくまみそさんがおっしゃりたいのは,「奏者の意図であり意思、どのように演奏したいのか、そのニュアンスが伝わってくる」とまみそさんが確信できるような,そんなまみそさんにとって説得力のある音のことなのだろうと思います。
問題になるとすれば,それを「音楽性」という三文字で置き換えて誤解を生じさせることがないのか,ということでしょうか。この点については,ムンドマニアさんが最後の方でおっしゃっているので私から付け加える必要はないでしょう。

音の印象をBLOG等を通じて表現する行為の意味を考えると,いつも悩ましいです。最近はその悩み故か,インプレの文章がどんどん簡潔になってきてしまい,情報量としては低くなってきているのがいかんなぁとも思うのですが…(苦笑)。



>音楽性=個性のある演奏という定義から、私のオーディオにおける音楽性は客観的に判断する事は可能です。

これはオーディオ機器同士の並行評価とムンドマニアさんの演奏者としての経験が判断の基底にあるのでしょうか。



>オーディオ再生において、表現力を付加して豊かに再生できるかという事になりますが。

これを,音楽媒体に記録されたものをロス無くだしているのか,付与しているのかという判断は非常に難しいものがありますが,少なくとも表現力がまして聞こえる機器やシステムがあるのは事実ですね。

>私は生演奏の後、その演奏の録音を聴いた事が幾度かありますが、演奏家も「このように演奏していたら良いね」と言われる程に、高い器機であればあるほど、演奏表現力の付加が強くなる傾向にあると感じました。

実は特性をみてみるとフラッグシップ機のほうが癖がある,なんて話もありますが,リスナー側からみた,その音楽・演奏の再構築という意味で,とてもエゴイスティックにその理想を求めていくと,いかに記憶を美化するかということに行き着くのかもしれません。私にとっては,FMアコースティックスのサウンドは,まさにスーパーリアルサウンドでして,現実を超えた美しい記憶をよみがえらせるような音だと感じています。




いやー,それにしても,大変素晴らしいご意見を伺うことができてほんとうに良かったです。色々と勉強させていただきました。改めてまみそさんとムンドマニアさんに御礼申し上げます。
えるえむ URL 2009/10/18(Sun) 編集
いろいろと
>ムンドさん

お久しぶりです。

まず初めに、過去のムンドさんのコメントを転機に私の中での迷いが晴れ、現在の音に短時間で到達することができました。
ありがとうございました。

「音楽性」という一言にのみスポットを当ててみただけで、これだけ定義内容に差異があることに驚いています。
この調子だと「音楽性」という言葉の定義だけでも無数に存在し、更に拡大解釈すれば数多のオーディオ用語で構築されているオーディオの世界、言いかえれば「人の音の捉え方」が想像以上に違っているであろうことが予想できますし、同時にオーディオ機器やアクセサリーのレビューというものの存在意義の希薄さ、認識のズレが大きいことを再認識させられました。

「音楽性=個性」というのは、これもまた感性に頼る部分なので、何をもってして個性とするかが人によって違ってくるとは思いますが、「ニュアンス、意思」といった要素に比べれば容易にと客観視でき、判断基準として優れているように思います。

私の場合、生演奏の音というのは一切考慮せずにオーディオの音を作り上げています。
オーディオシステムを追い込んでいった結果、生演奏に近い音になっているのか、そうでないのか、それは結果論でしかありません。
私がオーディオの音を作るときに最も大事にしていること、それは、

>好きな音が出るかどうか、判断基準はそれだけです。

まさにこの言葉そのものです。
最初に述べたお礼がこの言葉に繋がります。
ムンドさんのこの言葉によって、私は目が覚めて今の自分にとって好きな音に到達できました。

そもそも、私はブログの説明の中の自分のオーディオ論の項で「実際に聞いてイイと思えるならそれでイイのだ。」と自分で書いています。
一時期その考えから逸れて性能を追っていたところ、ムンドさんのコメントに出会った次第です。

音楽性の定義が違うものの、私とムンドさんの音の考え方の根本は同じなのだと思います。
好きな音が出るかどうか、これが大事です。
そして、最後にムンドさんが仰っている「オーディオは個人が楽しく聴ければそれで良いのです。 」という言葉に集約されます。
これは私も全く同じ考えです。

レビューの話になりますが、これもブログ説明からの抜粋で、レビューは「個人目的での情報管理サイト」というメインの目的以外に、正直言えば自分の良いと思える音を知ってほしいという思いがあります。
実際、私のブログに影響を受けた多くの方からメッセージを戴いており、それらの言葉は大変励みになっています。
しかし、レビューを書く時に、音楽の最も大事である感性的な部分を文章化することの難しさ、リスクを考えると、それこそえるえむさんの言う通りインプレの文章がどんどん簡潔になってしまいます。
客観的に判断できる部分のみのインプレという、オーディオインプレとしては本末転倒なレビューになってしまうわけです。
ローゼンクランツに関して言えば、味付けの無い音なので、音の特徴が全くと言っていいほどありません。
硬いとか柔らかいとか、冷たいとか暖かいとか、そーいった要素がないのです。
なので、感性的なインプレに傾倒してしまうのと同時に、それが最大の特徴であり、それはオーディオにとっては良いことであるにも関わらず、最も人に伝わり難い部分、結果、音楽性という便利な言葉に頼りたくなる、という過程を経ています。
個人的には会心の出来のインプレであっても、会心の作であればあるほどおそらく人に伝わっていないのかもしれませんw
悲しいかな、例え音楽の本筋から外れていようとも、感性的表現を排除した客観視できる要素を羅列したようなインプレのほうが間違いなく人には伝わるものです。
そのインプレが音楽的に価値のあるインプレであるか否かという問題は置いておいて。
難しいものです。
まみそ URL 2009/10/19(Mon) 編集
音楽性は、心の中?
まみそさん、えむえるさん、ムンドマニアさん

こんにちは。
掲示板の方へは久しいZetaです。えむえるさんは初めましてですね。
久しぶりにアクセスしたら、オーディオに励む人にとっての根源的な問題について議論がなされていて、非常に興味深く拝見させて貰いました。

既に遅刻してしまった感がありますが、私も自分なりの「音楽性」について考えてみたので、書き込みしておきます。

私は音楽というのは、まみそさんやムンドさんが最終的におっしゃってるように「好きなように、楽しく聴く」というのが理想であり、当然であるとも思っています。
なので私にとっての「音楽性」というのは、「音楽を聴いている時の楽しさ」として考えられると思います。
つまり聴いていて楽しめてれば、それは音楽性が高いと言うことであり、逆につまらなければ、音楽性が低いということです。

そしてその音楽性(楽しさ)というのは何によって高くなったり低くなったりするかと言えば、
一 音源そのもの(つまり音楽、CD)
二 それを聴く人の感性、記憶、気持ち
三 オーディオ機器
の3つだと思っています。

音楽というのは、まず音楽がなくては話になりません。誰だってオーディオ機器を買うのは「この曲をもっと楽しみたい!」という気持ちがあるからです。つまりソフトがあってこそのハードということです。
よって、好きなジャンルの、好きな歌手や指揮者・演奏者の、好きな曲を聴くことによって、その人の満足度(音楽性)は高まると思うのです。
次の「二」ですが、音楽というのは聴いている時の気持ちや、その音楽と結びついている記憶によって、楽しさ(音楽性)は「激変」すると私は思っています。これは、私の場合は耳の精度が良くないせいかもしれませんが、一般的にもよくある事でしょう。
例え安いラジカセで聴いた曲ですら、なにか楽しかった思い出を伴うならば、それによるその楽しさ(音楽性)の向上は、数百万、数千万の機器で聴くことによる満足感の向上よりも大きいはずです。
最後の「三」ですが、オーディオ機器によって音楽性が向上するというのももちろん有りだと思います。やはりメカニックなガサガサした音で聴くよりも、生々しい音で聴けた方が満足感(音楽性)は向上するでしょうし、その他の基本性能の向上によっても、音楽視聴の楽しさは向上すると思います。
ただ、全体的に見た場合に、音楽性の比率は
音楽自体  40%
視聴者自身 35%
機器    25% 
くらいだと「私は」思っています。
つまり、いかなる環境であろうとも、音源(CD)とその人の感性・記憶があれば、音楽性の75%は発揮(?)出来ると思うのです。
世間一般の人は、私達のようなバカ高い機器は持てませんが、十分に音楽を愛しています。それは高い機器よりも、音楽自体を好きという気持ち、そしてその音楽に対する思いがあるからだと思うのです。

まみそさんにとっての好みは「リズム感(?)」なので、リズム感によって音楽性が向上するのだと思います。そしてそれはローゼンクランツによって実現されるため、まみそさんにとってはローゼンクランツが音楽性が高い製品群なのでしょう。
また、ムンドさんは「個性的な演奏」なので、個性的な演奏を聴くことによって音楽性が向上するし、その理想の機器がゴールドムンドなのでしょう。
もちろんお二人の事は全く分かりませんので、失礼な定義付けのようなことは避けておりますσ(^_^;)。
ちなみにムンドさんの「個性的な演奏」というのは、演奏をする人ならではの視点かもしれませんね。参考になりました。

と、ここまで偉そうに書いておきながら。
機器の影響は25%とか言っておきながら。
それでも私達はオーディオに投資するのです!(笑)
まぁやっぱし生々しいボーカルが聴けるのはいいですよね。
ってことで、みなさん好きなようにオーディオを(というかオーディオで音楽を)楽しみましょう!
ZETA 2009/10/22(Thu) 編集
良盤探し
>ZETAさん

ZETAさん、核心を突いたコメントありがとうございます。

イイ音かどうかの判断は、直感的に楽しく聞けるか否か、それだけで判断します。
ですから、音楽性の定義とは、究極的にはZETAさんの言う定義になるのだと思います。

ZETAさんは音楽性の40%を音楽自体、音源だとしていますが、これは私も最近強く感じていることです。
良い録音、又は良い音作りを出来ているものと出来ていないものの差が大きいことに驚かされます。
ゆとりのある音作り、全ての音が前面に出てくるような音作り、その差は大きいですよね。
ゴチャゴチャした音だったり、綺麗に整理された音だったり、そのあたりはエンジニアの腕の見せ所でしょう。
ヘッドホンシステムが完成した今、良盤探しというのが次のステップのひとつになりそうです。
まみそ URL 2009/10/25(Sun) 編集
音源
まみそさん

>ゆとりのある音作り、全ての音が前面に出てくるような音作り、その差は大きいですよね。

そうですね。それがカイザーサウンドの試聴室に行った時に最も驚いたことです。
正直、あの試聴室訪問時の一番大きな収穫は、カイザーサウンドの音を聞けたこと以上に、音源(収録・編集方法)による違い、昔と現代の音源の違いというのを目の当たりにした事だと思っています。

悲しいかな、オーディオシステムは自分で構築できても、音源だけはどうやっても作り直すことが出来ません。音楽系の職に転身して頑張るか、スタジオとアーティストを買い取るしか方法がないのですから(笑)。
どんなに金を積んでも越えられない壁、それが音源です。
特にまみそさんの好きなジャンルだと厳しいですよねw

とりあえず私は図書館のCDコーナーで頑張ります。

ZETA 2009/10/27(Tue) 編集
ヘッドホン道 完結! PS1000襲来!!
MX400に感動してから始まったヘッドホン道がついに完結しました。
何百台というヘッドホンを聞いてきただろう。
STAXや、USTに感動しながら、いつしか開放型しか受け付けない耳になっていました。
そんな私が、たどりついたヘッドホンが、変態紳士と名高いGRADOのヘッドホンの中でも、キングと呼ばれるPS1000です。
広大な音場に、満ち溢れる情報量、力感と熱さがほどばしる芯のあるぶ厚い音。
解像度、レンジ、分解能、音楽性、こと音に関しては、どこをとっても文句のつけようがない完璧としか言いようがない素晴らしいヘッドホンです。
そこに、GRADO特有の開放感が加わりますから、気持ちのよいことこの上ないです。
それでいて、更に、editionシリーズとPS1、HD25の低音のいいとこだけを取って、量感たっぷりにしたような唯一無二の最高品質の重低音が聞けます。
重すぎる重量、すぐにズレタリするけど、そんなのは我慢できます!多分。。
どんなジャンルにも適応しますが、やはりHR/HMとの相性は、ずば抜けています。
ヘッドホン道 完結!ということで、コメント書くの慎重になっていたんですが、ペインキラーを聞いたら、書かざるをえない衝動にかられましたw
熱すぎます、このヘッドホン。
かんた 2009/12/08(Tue) 編集
JP
>かんたさん

PS1000購入したんですね。
おめでとうございます。

ペインキラーはやはり名曲中の名曲ですよね。
売ろうと思っていたヘッドホンがあっても、ペインキラーを聞くと思い留まってしまいます。
JP最高!
まみそ URL 2009/12/13(Sun) 編集
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