★リケーブル
ヘッドフォンのリケーブル。ヘッドフォンのケーブルを他のケーブル(線材)に変更し、基本性能の向上であったり音色や質感、音場感等々を変化させることができる。一般的なヘッドフォンはケーブルが着脱式ではないため簡単にリケーブルするのは不可能。しかし、中にはケーブルが着脱式になっており、手軽にケーブル交換ができる機種が存在する。その代表格がSENNHEISER(他にはAKGやULTRASONE等)のヘッドフォンだろう。今回はその中でもユーザーが比較的多いと思われ、尚且つ交換可能なケーブルが多数存在するHD650を使用してケーブルによる音の違いを検証してみることとする。ちなみに、HD25では基本性能の低さ(HD650比較)から、ケーブルの能力を持て余すケースが出てくるため、ケーブルの性能を可能な限り引き出すことを目的とする意味でもHD650を選択している。
ケーブルを換えれば当然音が変わってしまう。ケーブルが着脱可能である構造が設計者の真意なのか否かは定かではないが、望む望まずに関わらず、受け手である我々の判断により、与えられた自由は有効に活用させてもらおうではないか。
★HD650標準ケーブル
細く柔らかく取り回しは最も楽。コネクタの接続感も問題なし。
この音がHD650の音。柔らかく丸い豊かな低域、高域は繊細、全体的にぬるくてまろやか、音が空間に綺麗に広がるのを感じられ、立体的な音場を形成する。ふんわりとしていてとにかく心地良い。情報量がそこそこで迫力を出し切れないのも考え方によっては有りで、気軽にリスニングする際には標準ケーブルが一番適しているように思う。ノリの悪さという致命的な欠点を除けば、コストパフォーマンスの高い優れたケーブル。
解像度 7
情報量 7
レンジ感 7
音場感 7
★Blue Dragon V2(現行モデル V3)
自由自在にクネクネ曲がるわけではなく太さもそこそこあるので多少邪魔に感じる。Cardasコネクタ、Furutechプラグ共に接続感はgood。
標準ケーブルを正当進化させた音。標準ケーブルと比較すると解像度の向上が著しく、曇りが晴れたかのように明瞭な音となる。その代償として標準ケーブル特有の幻想的な雰囲気は減少。低域寄りバランスで重心が低くドッシリと落ち着いており、厚みのある重厚なサウンドとなる。低域から高域まで柔らかさのある耳障りの良い心地良い音。低域は量感たっぷりでウッドベースのような太い音を上手く鳴らすことができる。高域に派手さは一切なく、どちらかと言えば地味な部類に入るだろう。強く主張してこず、繊細というわけではなく、気品良く絶妙のエネルギー感で存在感を感じさせてくれる。全体感の強い鳴りのため、音の繋がりや調和に優れており臨場感を出すのを得意とする反面、定位感や分離感はどちらかと言えば苦手で、音場感は標準ケーブルと比べると若干下回る。HD650らしさを保ちながら多少ノリの悪さを改善できるケーブル。Silver Dragonで「もう少しまろやかな音色にしたい」と感じた場合にはBlue Dragonが良い選択になるだろう。
解像度 8
情報量 8
レンジ感 8
音場感 6+
★Silver Dragon V2
造りはBlue Dragon V2と同様。自由自在にクネクネ曲がるわけではなく太さもそこそこあるので多少邪魔に感じる。Cardasコネクタ、Furutechプラグ共に接続感はgood。
クリアーで明瞭、Blue Dragon V2を少しだけZU Mobius寄りにシフトしたような音。基本性能はBlue Dragonとほぼ同等。音が若干引き締まるのでBlue Dragonほどの重厚感はないが、それでも厚みのある音を出すタイプに属するケーブル。Blue Dragonを高域方向へ少しシフトさせたようなバランスで、低域の量感は減少、高域は逆に僅かにだが量感が増し、全体で見るとフラットで自然なバランスとなっている。クリアー系だが決して中域が音痩せすることがない点も嬉しい限りだ。Blue Dragonのような音の柔らかさが抑えられているぶん音ひとつひとつのメリハリが増し、実体感のある音になり、低域は程よく締まり、高域は凛々しくエネルギー感がある中に繊細さを垣間見ることができる。高域に関しては好みもあるだろうが、個人的には煌びやかで綺麗だと感じる。言い換えれば色づけされているとも言えるが、適度な味付けで嫌味はなく、隠し味程度の微妙な色づけ。空間表現はBlue Dragonより上手で、標準ケーブルと比べても若干広くなったと感じられるレベル。標準ケーブルと比べるとノリの良さが改善されているが、A Pure Soundほどのハイスピード感があるわけではない。Blue Dragonで「もう少しピシっとしてて明瞭で煌びやかな音色にしたい」と感じた場合にはSilver Dragonがオススメ。
解像度 8+
情報量 8
レンジ感 8
音場感 7+
★A Pure Sound V3 Headphone Cables(brack)
太さはBrack DragonやSilver Dragonと同じぐらいなのだが、こちらは硬くて取り回しが悪い。今回紹介するケーブルの中では最も硬い。
解像度が高く、クリアー、ハイスピードタイプの音傾向だが、高性能からくる説得力は十分感じられる。一言で言えばZU Mobius系に属する。ZU Mobiusほどカッチリした音ではなく、ふんわりとした響きと広がりを持っており、洗練さを若干抑えたぶんだけ安らぎを与えてくれる。バランスは極めてニュートラル。低域はローエンドまでしっかり出ておりビシっと締まっていて濃く力強く実体感がある。高域は基本的には繊細だが低域同様実体感があり粒立ちが良いのが特徴。高域において痛い音は出さないが、ふわっと音が響く特徴の影響で時に派手さを生み出すことがある。徹底した繊細さを求めるのならば、高解像度による繊細さを出せるZU Mobiusを選択したほうが良いだろう。銀らしいシャープさ、クリアーさ、瞬発力、ノリの良さ、明快さ、明るさ、煌びやかさを持ちながら、銅らしい残響成分を持ち、音の調和表現が上手く、耳に優しい聞きやすさがある。銀のちょっと尖った要素を上手く緩和してくれているように感じる。雄大さや重厚さ、暖かみや柔らかさを出せるケーブルではなく、押し出しが強く直接的かつストレート、音場感が苦手という点を考慮すると、HD25との相性が良いと感じる。HD25においての音場感について補足しておくと、HD25はHD650ほど空間表現力に優れていないため、A Pure Soundを使用した際に音が密集してゴチャゴチャする傾向がある。これは逆に良いように考えれば、ストレートな押し出し感を出せていてロックなどに相性が良いとも言えるので、良し悪しは人によって変わってくるだろう。
解像度 8+
情報量 9
レンジ感 9
音場感 6
★ZU Mobius mk2
今回紹介するケーブルの中では扱いやすい部類に入る。コネクタ~分岐点まではケーブルが柔らかく、使い心地の良さに繋がっている。コネクタ、プラグ共にガッチリとした接続感。プラグ側の線材の接続はZU Mobius独自の方法を採用しているようで、あまり強度が強いとは思えない。全体的に造りがデリケートな部分はある。また、Zu CableはコネクタがHD650に合わせてあるためHD25での使用は不可能。
クリアーで解像度が高く、粗さが全く感じられず細かな音まで潰れることなく明確に描き出す。レンジ感が優れており、高域の伸びは申し分なく、低域もローエンドまでしっかり出ていて説得力がある。HD650の潜在能力を存分に引き出してくれる高性能なケーブル。低域は引き締まりキレが良く弾力を持ち、HD650のノリの悪さを見事に改善。中高域は銀線らしく洗練されていて機敏、高解像度からくる繊細さがあり、若々しくピンと張った艶を持っている。ピシっと快活、明るく明瞭な音となってしまい、HD650が本来持つまったり感は消滅するので、本来のHD650の音が好きな人にはオススメできない。しかし、ZU MobiusによりHD650のキャラクターが大きく変えられてしまうものの、音場感に関しては今回紹介しているALOを除くケーブルの中では頭ひとつ抜けており、見通しよく広大で立体的な素晴らしい空間を形成することができるので、HD650の音場感を活かすという視点で見るならば、ZU MobiusはHD650らしさを伸ばせているとも言える。なんにせよ、「HD650 + ZU Mobius」という組み合わせはオールジャンルで活躍してくれるだろう。値段が高いと感じる人がいるかもしれないが、この性能であれば適性価格だと個人的には思う。ぶっちゃけ「HD650 + ZU( + m902)」の神話にメスを入れてやろうと老獪な企みを持っていたのだが・・・完敗です。
解像度 10
情報量 10
レンジ感 10
音場感 9
★ALO 18G Cryo
太い、重い、硬いの三重苦。A Pure Soundと同等、それ以上の扱い難さ。音質重視な人向けのケーブル。
解像度、情報量、レンジ感はZU Mobiusより僅かに上。「これ本当にHD650?」と疑ってしまうほどにリアリティのある音を出せる高性能ぶり。ZU Mobiusと比較するとキャラクターは対照的で、こちらは重厚で密度感の高い音。ワイドレンジかつ情報量が多く、解像度が高いことから、同じ重厚タイプのSilver DragonやBlue Dragonとは格が違うのを一聴して感じ取れる。低域は重く低く、実体感と豊潤さ、心地良さを両立しており、弦の揺れまで感じ取ることができる解像度の高さを持っている。高域は繊細で艶やか、こちらもまた解像度の高さを存分に感じさせてくれる。高域は独特のふんわりと心地良い響きを伴いサラサラとした質感。全体的に柔らかく艶っぽい暖かさを感じる音だが、基本性能が高いため音の説得力が強く決して緩い印象を与えない。心地良くもメリハリの効いた音は音の立ち上がりの速さが影響しているのだろう。音場感は頭一つ二つ抜けており、情報量の多さから残響成分をふんだんに感じられる影響で、広さ的にはZU Mobiusと変わらないのだが、より強く空間を感じられるようになったという表現が適切だろう。HD650の音場感を最大限引き出せる音場系ケーブルとも言えそうだ。このケーブルの強みは響きの表現の上手さだろう。響きによって細かなニュアンスを感じさせてくれ、またハーモニーの美しさ、リアルな臨場感を生み出すことに成功している。クリアー明瞭タイプの極みがZU Mobiusならば、こちらはHD650らしさを継承した重厚で心地良いタイプの極み。HD650好きが音質重視でリケーブルするならALOがオススメ。音質のみで評価するならば、私の場合ALOが最も好みの音であった。
解像度10+
情報量10+
レンジ感10+
音場感10
★オーグラインケーブル(自作)
情報量が多くエネルギッシュで密度感が高いのと同時に繊細さも併せ持っているのが特徴。厚みのあるタイプではなくどちらかと言えばクリアーなタイプなあたりはオーグラインが銀線ベースであることを思わせる。低域は重く低くビシっと引き締まっており実体感の強さはA Pure Soundと並んでトップクラス(厳密にはA Pure Soundのほうがより締まっていて実体感が強い)。高域は刺激皆無で標準ケーブルと同等かつ同種の繊細さを持っており、独特の艶があり色づけされているので好みが分かれそうだ。独特の艶やかな音色、重く実体感のある低域、この二つがオーグラインの主な特徴となる。低域方向へは低いところまで伸びるのに対し、高域方向へは低域と比較するといまいち伸びない。スピード感に優れておりキレが良くノリが良い点も見逃せない。迫力があり、ズシズシと体に響く実体感の強い低域を活かすという意味でHD25との相性が良いだろう。銀の特徴をベースとしながら銀の尖った要素を抑えるという音作りはA Pure Soundとよく似ており、あえてこの二つを比較するならA Pure Soundはストレート、オーグラインは繊細で優しい。A Pure Soundと違い、HD25においてもある程度空間の広さを形成し、綺麗に音が配置されるため、音の実体感ではA Pure Soundに劣るものの、音の存在感はオーグラインのほうが勝っているように感じる。A Pure Soundとオーグラインは今回紹介しているケーブルの中で、実体感のある低域を出せるツートップと言って間違い無いのだが、細かく分別するのならば、実体感のA Pure Sound、存在感のオーグラインとなるだろう。
解像度 8
情報量 9
レンジ感 8
音場感 7+
★オーグライン Pt(自作)
オーグラインに更にプラチナを混合したケーブル。値段はオーグラインの4倍もするが、音質的にはほとんど同じ。基本的なクオリティーの差は感じ無い。オーグラインに比べ、音に芯があり実体感が強まり、多少エネルギー感が強いように感じる。オーグラインと比べ値段ぶんの優位性があるとは思えないので個人的にはオススメしない。オーグラインPtを選択するのは自己満足以外のなにものでもない。万能型HD25を求めるのであれば、非常に適した線材である。
解像度 8
情報量 9
レンジ感 8
音場感 7+
★まとめ(+独り言)
ここまでやっておいて言うのもなんだが、いくらリケーブルしようがHD650がHD650であることに変わりはない。基本性能を数値化することで「差」を強調してはいるが、限りなく「微小な違いの範囲内での差」であることに注意してほしい。ハッキリ言ってどれでもほとんど一緒と言ってしまってもおかしくない、それぐらいの差なのだ。なにしろ元となるヘッドフォンは全て同じであり、当然ベースとなるのは常にHD650であるわけだから。言い換えれば、元々のHD650が好きでないのならば、もっと自分の好きな音を出せるヘッドフォンを買ったほうが手っ取り早いし賢い、と私は考える。
>独り言(スルー推奨)
私を含め、高額なケーブルに付け替えてまでHD650を使用するのは酔狂者と言っても過言ではないだろう。もちろん人によって考え方は違う。多額の投資をしてリケーブルし、HD650を使うのが間違いだとは言わないし、正解だとも言えない。ただひとつ言えるのは、ここまでしてHD650を使う人はよっぽどHD650が好きな人なんだろうなぁ、というのが個人的な感想である。確かにZU MobiusやALO 18G Cryoでは大きな基本性能の向上により、HD650とは思えないほどのクオリティーを発揮することが出来たが、元から高性能な機種を使用したほうがいいのでは?と考えてしまうのは私だけではないはずだ。「HD650ならではの良さがある」という意見も否定はしない。しかし、私からすれば例えばATH-W5000を使用して環境側で音質を調整したほうが遥かに高みを目指せるわけで、リケーブルしてまでHD650を使う利点を見出すのは難しい。そもそも、私自身がHD650をそんなに好きではないからこのような考えが出てくることに対しては疑う余地が無いと自分でも感じており、HD650を好きな人であれば、リケーブルしてまでHD650を使うに値するだけの理由を見出せるのだろうとは思う。私の中にこれだけのケーブルを試してみたのは無駄ではなかったという考えもある。これは別に自分を慰撫するためだとか、自分を肯定したいがためではなく、この企画を始める前に、自分にとってのHD650の限りなくゼロに近いマイナスからプラスに転ずる可能性を朧げながら感じ、希望を持っていたからにほかならない。そして、結果的にZU MobiusやALO 18G Cryoは見事その期待に応えてくれた。中でもALOはHD650としての完成形を見せてくれたと感じたことは事実。ただし、そのHD650の可能性はHD650という限られた世界の中での話であって、ヘッドフォン界全体で相対的に見るならば、最初に語ったようなHD650のリケーブルの意義に対する疑問が生まれ、数多くのヘッドホン全てというマクロ的な視点とHD650のみの限られたミクロ的な視点の混同から生まれる葛藤が存在する。リケーブルとはそのヘッドフォン内の話であり、HD650であればHD650の中でだけの話に留めておくべきなのか、それともHD650という範疇を超え、ヘッドフォン全体と並べて比較してもよいのか。HD650の音とはHD650の標準ケーブルを使用した時の音、リケーブルを施した時点でHD650ではないのか、リケーブルしたHD650はHD650ではないのか。様々な思いが駆け巡り、明確な答えを導き出すのは難儀である。ま、あれだな、実際やってみて自分にとって良いと思えればそれで良いじゃないか?
HD650のリケーブルはHD650が基本的に好きであることが重要だろう。そして、HD650で感じている「僅かな不満」がもしあるのならば、その僅かな不満を解消するという目的でリケーブルするのは賢い選択だと思う。根本的にHD650が好みと合わないのであれば、別ヘッドフォンを選択することをオススメしたい。
最後に、もしリケーブルをするのなら、値段と入手のし易さを考慮し、HD650のキャラクターを大きく変えてしまわないという意味ではSilver DragonやBlue Dragonが優秀だと思う。音質最重視で金に糸目を付けないのであれば、ZU MobiusやALO 18G CryoはHD650以上のHD650を感じさせてくれるので試してみる価値は十分にある。ただし、これらの高性能ケーブルはそれなりの環境が無いと真価を発揮できない(特にレンジ感)。ポータブル環境等ではオーバースペックになってしまい勿体無いように思うので、購入の際にはよく熟慮し決定してほしい。性能が高いとは言えないHD25にしても、Silver DragonやBlue Dragonがスペック的に相性が良い。他にCardasやOehlbach、Equinox、CLOUなど、HD650で使用できるケーブルがメーカーから販売されているので、それらを選択するのもいいだろう。
※HD650レビュー
※HD25レビュー
※HD25-13 Ⅱレビュー
私のお薦めはやはり
ALO Cryoで繋いだm902とDAC64Mk2の構成ですね。
これを超えるためにはヘッドフォンよりSP環境を作るべきだという結論に私は行き着いたわけですが・・・。
ともあれここまでの詳細なレビューをして頂くとは!お疲れ様でした。
m902,DAC64Mk2,NBSの電源ケーブルなど・・・凄い高価な環境を構築している人が何故かヘッドホンはHD650だったりする・・・という事です。
もっと高価なヘッドホンがいくつかあるよ?と薦めたくなってしまうんですよね。
このHD650の魔力はどこから生まれているのでしょうね?
まとめに書いたとおり「微小な違いの範囲内での差」ですからあまり気にしないようにw
まぁでもZUとALOは明らかに高性能でしたね。
>ntzg4さん
ALOは本当に良い経験させてもらいました。
こちらこそありがとうございます。
こんな疲れるインプレは最初で最後ですw
>魔人さん
やっぱりHD650が神格化されてるってのがあるんじゃないですかね。
今はどーだか知りませんが、数年前はネット上では絶賛の嵐でしたからね~。
あと、価格帯が絶妙じゃないですか?
私のような貧乏人からすると、HD650の値段は頑張ってギリギリ手が届く範囲にある絶賛されてるヘッドホンってことで思い切ってポチりたくなっちゃいます。
同じような人が多いのかも。
私が言うのもなんですが、10万以上のヘッドホンとか馬鹿じゃないと買えませんよ。
HD650の正統派サウンドは好きなんで自分にはALOが合いそうですね。
けど、ケーブル交換するなら他に買うべきヘッドホンがあるんじゃないかって気がするのも事実。
先ほど日記にも書きましたがE9とかGS1000とかHP-DX1000のような超ハイエンド級のものが何か一つ欲しい所。ATH-W5000も良いんですが、ATH-W1000が霞んでしまいそうで優先度が下がりますw
けど値段的にまずHD25が欲しいですな。
うぐぅ~さんぐらいHD650を愛しているのであればALOは最高だと思いますよ。
ハイエンド機種の必要性も感じなくなるかも。
元のHD650が好きな人がインプレするとどーなるのか興味あるので機会があれば是非やってみてください。
ですが独り言の項で「結局HD650はHD650だ」と仰っているのが印象的でした。まみそさんはケーブルやアクセサリーに嵌っている方ですし、音の傾向はアクセサリーでなんとでもなると仰っていますから、こういうことを書くとは思っていなかったんですよ。
>魔人さん
HD650より高いヘッドホンはありますが、ハイエンド組んでる人って色々聴いた上でHD650に行き着いた感じじゃないですか?レビューサイトの人もHD650を溺愛している人が多いですし、やはり独特の魅力があるのでしょうね。
昔買った時のはすぐ売りました。
リケーブルでどんだけ変わるんだろ?
ってのを試してみたくて再購入、今回の記事に繋がります。
ちなみに、昔の環境でも今の環境でもHD650の印象が全く同じだったことに驚きました。
おそらく、HD650は環境に左右されにくいタイプなんじゃないかなぁ、と思いますがどうですか?(音色とか鳴り方の面で)
W5000とか313みたいな環境側で自在に調整できるタイプとは違うように思います。
でも、HD650というかゼンハイザーの音って雲がかかったような音じゃないですか?
これを何とかしようとすると、アンプで無理やり捻じ伏せる形になるんですよね。となるとアンプにかなり投資することになります。これがHD650はアンプ食いだとか、HD650は○○じゃないと鳴らせないみたいな話になる理由じゃないですかね。
僕はあの音がHD650の持ち味で、製作者が意図した音だと思うんですけど。どんな環境でもHD650の味が出ると言う意味では環境に左右されないかもしれませんね。
雲のかかったような音をアンプでクリアにするわけですよね。だったら最初からクリアな音のヘッドホン買えば良いのでは?と思うのですよね。AD2000・SA5000・W5000など。
まみそさんが言ってたように「リケーブルするならW5000買ったほうが良い」というのと同じで・・・。
HD650+Mobius+m902という定番は何かの狂騒だったのではないか?・・・・という疑念を払拭できないです。回り道した揚句、「何だ。これならW5000一個買えば済んでたじゃん」なんていうオチだったら、どうしましょう?
まず、ヘッドホン単体という枠の中で話をするという前提のもとで、インプレ冒頭の「ケーブルが着脱可能である構造が設計者の真意なのか否かは定かではないが~~~」って部分は、速水さんと全く同じ考えによるものです。
つまり、もうちょっと補足するならば、リケーブルは営業目的で設計者の意図とは別に付け加えられた付加機能なのではないか、という疑問があったわけです。
リケーブルはHD650という枠の中で、ちょっとした小さな不満を解消するための解決法。
これで済ませば何も悩みはしないんですよね。
しかし、視点を広げてリケーブルHD650を他のヘッドホンと比較しだすと厄介なんですw
こんな音にするなら最初から別の~(ry、となってしまいますから。
ですから、これらの話の答えを出すとなると、それぞれルールを敷き、そのルール内で逐一答えを用意する必要があるんだろうなぁ、と私は思います。
まぁ感性を主とするオーディオの世界ですから、答えなど存在しないというのが真理でしょう。
無駄な議論と言ってしまえばそれまでなんですけどねw
そんな中でも人の考えは少なからず自分の考えに影響を及ぼすわけで、見ていて楽しく面白いものです。
しかし、HD650はリケーブルできる構造にしたことと、交換できるケーブルが多数存在することで必要以上に魅力と謎を持ってますねw
http://aloaudio.com/store/catalog/product_info.php?cPath=35&products_id=207
ここで買えますよ。値段に驚かないで下さいね・・・。
そういえば売り切れていた6feetが復活してますね。長いのが欲しければ8feetもあるし、短いのが良ければKenさんに交渉すれば用意してくれるかも知れません。
ALOはZUと性能差がほとんど無いので、そーいった面での衝撃は無いと思うのですが、キャラクターが正反対で、HD650の「らしさ」をこれでもか!と引き出せるケーブルですので、試してみる価値はあると思います。
ZUとALOがあれば、HD650一本でオールジャンルに対応できると思いますよ。
ただ、ZUと違って取り回しが困難なのは要注意ですw
こちらのブログを参考に、ZU Mobius mk2を購入してみました。ブログを拝見して「多分、こんな感じの音になるのかな」と期待していたとおりの音が出てきました。とても感謝しています。
ところで、現在、私はNECのパソコンからUSBでm902に接続しているのですが、「単体のDACを挟めば、もう少し音がよくなるのかな」という気もしているところです。
ただ、机も狭いので余り大きなものは置けないのですが、予算20万円ぐらいまででHD650の広大な音場感を殺さず(もしくは向上させ)かつヴォーカルの生々しさが増すようなDACというのは、何かありますでしょうか。
初めてのコメントでいきなり質問をして大変恐縮ですが、よろしければアドバイスをいただけると助かります。
DACはその後でもいいかな、と思います。
できればUSB接続を回避したいのですが、メーカー製パソコンなので、おそらく同軸出力にするのは難しそう。
そこで、足場(インシュレーター)を攻めてみてはいかがでしょうか。
音場を大事にするのであればD-PROPがお薦めです。
熱い音にしたいのであればローゼンクランツ(+木製ボード)ですね。
予算的には5万以内で済みます。
その後はm902の電源環境の整備をするのが効果的だと思います。
>できればUSB接続を回避したいのですが、メーカー製パソコンなので、おそらく同軸出力にするのは難しそう。
ご推察のとおりです。メーカー製で、しかも机のスペースの関係から液晶一体型にしたものですから、拡張の余地はまったくありません。
>そこで、足場(インシュレーター)を攻めてみてはいかがでしょうか。
>音場を大事にするのであればD-PROPがお薦めです。
ありがとうございました。仕事帰りに早速こちらの製品を扱っているお店に行って来ました。
私の使用環境を説明したところ、C-PROPを3つか、C-PROPを2つとD-PROPを1つという組み合わせのどちらかがよいのではと勧められ、最終的にはどちらの組み合わせもできるようにC-PROPを3つとD-PROPを1つ購入してきました。
そして、早速、家で色々と試してみたのですが、お店で聴かせてもらったときには明らかに音の奥行きや透明感が増したのに、私の使用環境では何故か明確な変化を感じとることができません。
お店ではCDプレイヤー(機種は確認してきませんでした)とヘッドホンアンプ(CECのHD53Rだったかと思います)の組み合わせだったのですが、やはり私の場合、上流の環境が悪いため下流で工夫しても効果が出にくくなっているのでしょうか。
せっかくアドバイスをいただいたのに、こんな御報告になってしまい、大変申し訳ありません。もし、「ここが原因では」ということなどあれば、お聞かせいただけると大変ありがたいのですが。
上流は関係ないとは言いませんが、もっと別の要因があると思います。
以下の二つの点を注意してみてください。
・m902の付属の足は全て外す
・C-PROP、D-PROPの下の素材を硬質なものにする
というのは、D-PROPは振動を逃がすタイプのインシュレーターなので、上手く下に伝えてあげる必要があります。
そのための二つの注意点です。
ココがしっかり機能しているとm902の発熱も結構抑えられるようになります。
また、m902をPCの近くに置いていたりしないでしょうか。
PCは大きな振動源なので、PCから離す、PCの振動が伝わらないようにするといったことも大事です。
安定した土台を作り、そこにD-PROPを使って振動を逃がしてあげる、そんなイメージです。
それと、電源に関してですが、PCとm902を同一の電源タップからとっていないでしょうか。
PCとm902を別の電源からとるだけでも結構変わると思います。
一般的にPCはノイズを撒き散らしており、それのオーディオ機器への混入を最小限に抑える必要があります。
報告お待ちしております。
>お薦めした身として変化がなかったというのは責任を感じてしまいます。
そんなことをおっしゃられてしまうと、こちらの方こそ恐縮してしまいます。
確かにアドバイスはいただきましたが、試聴の上、効果があることを確認して購入したのですから、最終的にはあくまで自分の判断と考えています。
先日、コメントをさせていただいたのは、ただ本当に単純に「お店では効果が実感できたのに、何で家では実感できないんだろう」という疑問について、ご意見を伺いたかったということだけです。
前回、大きくは①インシュレーターの効果を出すために留意すべきこと、②音質向上のために基本的に留意すべきこと、の2つについてアドバイスをいただいたものと理解しています。
そこで、少々長くなりますが、それぞれについて状況を御報告させていただければと思います。
①インシュレーターの効果を出すために留意すべきこと
>m902の付属の足は全て外す
m902の設置場所によっては効果が感じられるのではないかと思い、あちこち場所を変えながら、じか置きしたりインシュレーターを履かせたりと試行錯誤をしているところのため、まだ足は外していません。
試聴した際には足付きのままでも効果を感じることができましたので、もう少しこのまま試行錯誤を続け、設置場所が決まったところで足を外そうと考えています。
>C-PROP、D-PROPの下の素材を硬質なものにする
いまのところ設置場所としては、従来どおり机の上にパソコンと並べて設置することになりそうです。なお、机の天板は約15ミリ厚の合板で、強度はあると思いますが、硬度という点では正直、疑問があります。
②音質向上のために基本的に留意すべきこと
>m902をPCの近くに置いていたりしないでしょうか
机の大きさの関係からPCとの距離は10センチ程度しか離れていません。もうちょっと頑張れば15センチぐらいまでは離せるかなと思いますが、それ以上は難しそうです。
>PCとm902を同一の電源タップからとっていないでしょうか
恥ずかしながらご推察のとおりです。しかも、3Pを2Pにする変換アダプターを挟んだ上、変換アダプターから伸びたアース線は宙をさまよっている状態です。アースの処理までは無理としても、電源タップは分けようと思います。
以上が、試行錯誤中の部分も含めた現段階の状況です。
しかし、まるでこちらにいらっしゃって現場を見られたかのような、余りにも的確なご指摘に驚くとともに、いちいちごもっともなご指摘に、こちらとしては恥じ入るばかりです。
「できるだけ手軽な方法で、よい音を」と考えていたのですが、「手軽」ということと「手を抜く」ということでは意味が違うということを、改めて感じさせられました。
まずはご指摘いただいたところから、少しずつ改善をしていこうと思っています。
付属の足がついていると、どうしてもその部分に振動が流れていってしまいます。
そのため他のインシュレーターを使用した場合、振動が分散してしまい、どこへいったらいいかわからず困ってしまうんですね。
付属足を外すことで綺麗にD-PROPへ流れるようになります。
オーディオってお金をかけずにできることが意外とあって、「え?そんなことでこんなに改善できるの?」ってなったりします。
どんなことでもいいのでいろいろ試してみるのは凄いいいですね!
その作業、経験があって、知らず知らずのうちにセッティングスキルが上がっていくものです。
それではまたの報告お待ちしております。
ALO audio OCC 18awg Sennheiser HD600/650 Headphone cable 6 foot
ALO audio OCC 18awg Sennheiser HD600/650 Headphone cable 8 foot
ALO audio SXC 18awg Sennheiser HD600/650 Cable 8' length
ALO audio SXC 18awg Sennheiser HD600/650 cable BALANCED 6 foot
ALO audio SXC audio 18awg Sennheiser HD600/650 Cable 6' length
似たような商品がたくさんあってどれを選べばいいのか分かりません。
このブログで紹介しているのはどれになるんですかね?
このブログで紹介しているのは昔からあるやつで、ALO audio OCC 18awg Sennheiser HD600/650 Headphone cableになります。
長さは忘れましたが。
ALO audio SXC 18awg Sennheiser HD600/650 Cableは後から発売されたもので、おそらく音傾向が違うのでしょう。
適当な予想ですが、もっとクールな音なんじゃないかと思います、見た目的にw
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
AKG
K3003
K1000
K701
K501
K340
K290 Soround
K240 Sextett 二代目
ALESSANDRO
MS-1
AUDEZ'E
LCD-3
Audio-Technica
ATH-W5000
ATH-L3000
ATH-W3000ANV
ATH-W2002
ATH-AD2000
ATH-A2000X
ATH-W1000
ATH-CKW1000ANV
ATH-PRO700MK2ANV
ATH-W100
ATH-A55
ATH-ESW10
beyerdynamic
DT880 Edition2005
BOSE
Bose on-ear headphones
DENON
AH-D7000
AH-D5000
FOSTEX
T50RP
GRADO
PS1000
GS1000
PS-1
RS-1
SR-325
HiFiMAN
HE-6
Monster Cable
Beats by Dr.Dre
SENNHEISER
HD800
HD650
HD25-1
HD25-13 Ⅱ
HD414
SONY
MDR-SA5000
MDR-CD3000
MDR-EX1000
STAX
SR-007A + SRM-007tA
SR-404 LIMITED
SRS-4040
ULTRASONE
Edition10
Edition9
Edition9バランス仕様
PROline2500
DJ1PRO
Victor
HP-DX1000
その他
USTヘッドフォン(EXH-313他)