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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★PowerCD

s-P1010109.jpg  s-P1010111.jpg

1993年発売、外付けCD-ROMドライブ。
PC用のCD-ROMドライブとしてではなく、単体で音楽再生やフォトCDの再生が可能。
AppleComputerとPHILIPSの共同制作で、CD読み取りのメカ部分、DAC部分にはPHILIPS製のものが使われている。


★インプレ

※極力Power CDそのものの音を検証するためヘッドフォン出力使用

1993年発売という古いCDプレイヤー(CD-ROMドライブ)のためか、良い意味で古臭い音が鳴る。
肉厚でアナログライクな音、密度感がありグイグイ音が迫ってくるようなパワーを持っている。

ハッキリ言って現在の最新のポータブルCDプレイヤーと比較してもレベルが違うのは明らかで、比較するなら据え置きCDプレイヤーでないと失礼だろう。

ポータブルプレイヤーにしてこれほど解像度が高く、音が分離し、しっかりと音ひとつひとつを聞き取れるのは驚異的である。
情報量が多く多数の音の再生を実現しているにも関わらず、そこそこ音が分離している点は「本当にポータブルプレイヤー?」と思わずにはいられない。
SN比も優秀で、空間を感じられる音場感があることにも驚かされる。
低域はブリブリと粒立ち良く、繊細さは無いが芯のしっかりした力強い高域、肉厚で密度感の高い中域。

迫力や圧倒感といった前面方向への押し出し感、パワー面に優れつつも聞き疲れのしない柔らかな輪郭の音はとても心地良く気持ちよい。


★まとめ

s-P1010110.jpg

やはり特徴は音の厚み、そして力強さだろう。
ガツンとくるストレートな力強さではなく、響きを内包したソフトさを兼ね備えたパワフルさ。
この手の音が好きな人は探してみる価値があるかもしれない。

巷では音が良いとの評判だが、入手困難なため過大評価されている部分はあるだろう。
しかし、確かに現行のポータブルCDプレイヤーと比較しても音は良い。
普通のポータブルCDプレイヤーを買うぐらいならこっちのほうが音が良いので使い道はあるだろう。

1993年に発売されたPCの周辺機器であるCD-ROMドライブから、こんな音が出ることに不思議さを感じる。
いったい何を考えてこんなものを作ったのだろうか?
謎めいた逸品、Power CD。

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CDP購入
だいぶ遅くなってしまったのですが、DENON DCD-SA1を購入しました。本当に遅くなってしまいました。もうすぐモデルチェンジくさいです。20kgなので重くて大変です。

ポン置きでちょっと聞いただけなのですが、意外でした。今までのCDPやDACに比べて大幅に値段の高い機種なので、音は激変すると思っていたのですがそうでもなかったです。え?こんなもん?という感じです。おかしいなぁ?分解能がやや高くなったのは確かなんですが、大感動はなかった。

最初の一聴がこんな調子じゃきちんとセッティングしてもそれなりだろうなぁ・・・。ティアックのスカキンのプレーヤーからCECのCD3300に替えた時は音の激変があったのですが・・・。CD3300がコスパ良すぎなのかもしれませんね。

この最初の印象は謎が多いです。DACってこんなもんなのかなー?CDPは価格による音質差は比較的小さいという話は聞いたことがあるんですよね。皆さんのDAC&CDP体験はどんなもんだったのでしょう?
魔人 2010/09/26(Sun) 編集
DCD-SA1
魔人さん、お久しぶりです。
DCD-SA1購入おめでとうございます。
SA1は僕も次期CDP候補に考えていた機種です。
以前に試聴した時の印象だと、癖の強い音質でしたが、それがまた魅力的にも感じました。
鳴り方が他のCDPと違うって言いますか、オンリーワンの音質が楽しめる機種ですね。
エソテリックとは真逆の音質かもしれませんが、名機には違いが無いと思います。
taka 2010/09/27(Mon) 編集
Re:DCD-SA1
takaさん、亀レスですが・・・
オーディオというのは高級になると微小な違いに多額の投資をする世界になってしまうわけですが、費用対効果が最大になる価格帯はCDPが10~15万、アンプも10~15万、スピーカーが1本10~15万くらいじゃないですかね?それ以上のは費用対効果は良くないのかも・・・?初級から中級へのランクアップは大きな向上が感じられて、中級から上級だと飛躍の度合いが小さく感じられるのではないでしょうか?

魔人 2010/09/28(Tue) 編集
費用対効果
>魔人さん

お久しぶりです!

DCD-SA1ついに買ったんですね。
おめでとうございます。

音楽なんて楽しんだもの勝ちですから、良いと感じられれば高くても安くてもどっちでもいいものです。

自分が気に入った音であれば、1万円でも100万円でも払えるのがオーディオマニアでしょう。

今回のDCD-SA1は最上流の機器ですから、音色と言うよりは性能面の向上があったのではないかと思います。
ですから、音色が変わって変化のわかり易いアンプやヘッドホン、スピーカーと比べると、あまり変わっていないように感じるのだと思います。

一度試してみて欲しいのが、DCD-SA1の音に慣れたあとに、元の環境に戻してみることです。
そこで、「ああ、これは元に戻れないな」と感じられれば、それだけの価値があったということだと私は思いたいですね。

私の場合だと、例えばローゼンのデジタルケーブル。
一本40万、変化はほとんど無し。
でも、元には戻れないんです。
戻れない、すなわち、それだけの価値があるのでしょう。
そんなものです。

極めて微小な違い、ほんの少しでもより良い音へ。
確かにハイエンドになればなるほど費用対効果は小さく、ちょっとの違いのために何十万やら何百万かかる世界です。

そこで、悔いの無い買い物をしたいですよね。
オーディオは自己満足の世界、どれだけ自分の心を満たしてくれるか、そこにお金を出すようなもの。
残念な音なら1万円でもガッカリしません?

費用対効果、安くて大きな効果、これは嬉しいものですが、あまり考えずに、自分にとって最善なものを選択したいものです。
まみそ 2010/09/29(Wed) 編集
魔人さん
費用対効果ですが、難しいですね。
確かに一万円クラスでも良い物はありますし、50万円クラスでも駄目なやつも存在しますから。
それでも、100万円クラスの機器で揃えたシステムの音質に十万円クラスの機器で揃えたシステムでは到底太刀打ち出来ないのも事実だと思います。
CDPとDACだと日々日進月歩ですから価格の比較が難しいですが、アンプとスピーカーは価格の差がはっきり出てしまいます。
アンプとスピーカーだけは最初から高級機を狙うのが吉だと僕は思います。
taka 2010/09/29(Wed) 編集
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