型番:MDR-SA5000
メーカー:SONY
タイプ:開放型ヘッドフォン
再生周波数帯域:5 - 110,000Hz
インピーダンス:70Ω
感度:102dB
質量:260g
ケーブル長:3.5m(両出し)/6N-OFCリッツ線
プラグ:6.3φステレオ
装着感は良好。重量が軽く、ヘッドバンドは幅広で頭頂部が全く痛くならないのは良いのですが、イヤーパッドが硬めで耳まわりがカッチリした装着感なのは少し気になります。見た目は近代的でクール、ある意味高級感を感じられます。
基本性能は非常に高いです。価格からは考えられない高性能ぶりで、総合的に見ればトップクラスのヘッドフォンに迫る基本性能を持っています。情報量や解像度、音の分離感も優秀なのですが、それ以上に帯域の広さが際立っています。特に高域方向への伸びは目を見張るものがあります。(正直嘘臭いスペックを疑っていたのですが、あながち誇大表示でもなさそうです。)バランスは僅かに高域寄りですがほぼフラット。低域は必要量出ていますし、締まっておりビシビシとアタック感のあるもので高品質。高域は繊細で気持ちよく伸びます。ダイナミック型で性能的な意味でこれほどの高域を実現していることに素直に感動。全体で見ると、味付けが無く素の音を聞かせてくれるヘッドフォンで、艶やかさや柔らかさ、演出的な響きといった味付けの無い音色。線は若干細めで芯がありカッチリした音、オーディオ的な音ではなくどちらかと言えば機械的な無機質な音です。無機質とは言ってもモニターライクなイメージは無く、独特のオーディオ的な味を持っていますが、このような味わいを持った無機質な音こそ本来のモニターライクと言える音なのかもしれません。高い性能に裏づけされた良い意味での「粗さ」を出せるヘッドフォンで、綺麗に聞きたい場合には適さないものの、ロックやメタル、ジャズ等ではギターやVoなどの音の粗さを実にリアルに表現できます。ジャギっとしたメタリックでエッジの効いたギター音、男性Voでの掠れによる緊張感を伴った声音を堪能することができます。この「音の粗さ」をリアルに出せる点がMDR-SA5000の最大の特徴であり利点、癖、味付けと言えるかもしれません。音場は明確かつ明瞭、響きから広さを感じさせるタイプではなく、定位感から広さを形成するタイプ。音場は広く優秀な部類に入ると思います。なかなか速い音の立ち上がりからキレが良く、キレの良さからくるノリの良さを持っています。
性能が高いので何でもそつなく高品質に鳴らすことができますが、音楽を聞く時にオーディオ的な要素(味付け)を求める場合には適さないヘッドフォンだと感じます。音の持つ「粗さ」を活かせる曲がMDR-SA5000の得意とするところではないでしょうか。個人的にメタルに適したヘッドフォンとしてPS-1、SR-325、ATH-AD2000、editioin9、HD25、K1000がありますが、音の粗さでもってメタルの良さを引き出せるという意味でSA-5000はこれらの機種と肩を並べるメタルフォンだと私は思います。余計なオーディオ的な味付けのない素の音を出せるという意味ではK1000に似ているかもしれません。また、音場感が違いますが、パワフルさを抑えて線を細くしたATH-AD2000とも言えそうです。
一見味付けが無く癖の無いヘッドフォンのように見えて、「粗さ」や「高域の伸び」といった珍しい部分を魅力として持っている個性的な機種。なかなか使い難いヘッドフォンのように思いますが、環境とソースがはまるとカッコイイ音を鳴らしてくれます。基本的には癖の無い音であることは間違いないので、艶やかさや柔らかさ、豊かな響きなどといった要素を求める人には合わないでしょう。同時に心地良くまったりと音楽に浸りたい場合にもあまり向かないと思います。個人的にはATH-AD2000が音、性能、価格の面で良いライバル機だと思います。同系統の方向性に属するニ機種ですが、「粗さ」を求めるならMDR-SA5000、多少オーディオ的でパワフルさを求めるならATH-AD2000でしょうか。使い分けが十分可能なレベルで差はあります。
>トップクラスのヘッドフォンに迫る基本性能を持っています。
つまりトップクラスには僅かに届いていないという事ですかね。SONYの音はかなり好きなんですけどね。
次世代待ちかな〜。
このあたりの機種はW5000とかe9といったトップクラスと大差ない(厳密に言えばありますけどねw)レベルにあるので満足度は高いと思いますよ。
W5000やe9は情報量が非常に多く、頭ひとつリードしてる感がありますね。
SA5000はなんといっても「粗さ」を出せる点が評価高いです。
これがSA5000の癖であり味付けなのかもしれませんが、他のヘッドフォンで綺麗に鳴らしすぎるところを粗く鳴らせるヘッドフォンです。
なかなかイイ意味で粗さを出せるヘッドフォンというのは少なく、経験上これほど高品質な素の音を出せるのは他ではK1000ぐらいしか知りません。
面白いヘッドフォンだと思います。
SR325iの音場を広くして基本性能上げたような音のように感じました。325iより高域よりですが、個人的にはメタル適正度は最高クラスのように感じます。BlackDragonバランス化リケーブルしてHD25と世代交代させようかと考えております。今現在販売している高級ヘッドホンではこれが最後の購入となるかな。
メタル全般ならAD2000、スピードメタル系が好きなら325iとかSA5000、K1000がいいですね~。
コア要素の強いメタルなら重さを出せるHD25とかe9。
PS-1は中間に位置する感じでしょうか。
意外ですね~。ペアで1万超え・・・。たかがメッシュのイヤパッドがですよ。どーなっとんの?
ついでにATH-W1000用のも3個注文しましたよ。こちらはペアで1,980円ですからね。良心的です。革製のはどーもメンテナンス性が悪くて好きじゃないですね~。
メンテナンス・・・は正直今まで一度も考えたことなかったりします。
なにしろ週末ぐらいしかまともに音楽聞かないので、イヤーパッドもそんなに痛みません。
普段PCで作業する時はイヤホンですしw
蒸れそうなパッドは痛むのはやそうな気はしますね。
このヘッドホンは、何度も購入を検討していたので、自宅の環境で聞くことができたのが凄く嬉しかったです。魔人さん、マジサンクス。
女性ヴォーカル物などで高域を張り上げる部分は素晴らしく伸びますので、それだけで感動します。惜しむべきは艶っぽさが全然ないところです。(W2002の艶を少しでいいから分けて欲しい)
分解能が非常に高く、音場も広く、あっさりとした音なのでやたら無機質さを感じます。曲によっては、スカスカした感じに聞こえたりなんかも。
このヘッドホンで相性いいなと思ったのは、テクノや、スピード感あるメタルですね。カチカチした感じと、味付けのないシンプルでストレートな音色が良く合います。またSACDを聞くと、SACDの持つ豊富な情報量を堪能できます。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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