★インプレ
「PB-BOSS = 熱気ある音、激しい音」というイメージを想像していた。
実際使用して音を聞いてみて、良い意味で裏切られた。
少し誤解を招く表現かもしれないが、PB-BOSSは雄大で落ち着きのある大人なサウンド。
これが私の持った第一印象である。
勿論、ローゼンクランツの持つ「熱さ」はあるが、それを包み込むスケールの大きさを持っているのがPB-BOSSの特徴。
分厚く実のある音、音に重みが加わり安定感が増し揺るがない。
Voが味わい深く、内なる感情を見事に表現できている。
音の精神年齢が高くなったとでも言うのだろうか。
決して老けた声になるのではなく、声から伝わる内面性の変化、経験を積んだ声、又は経験が伝わってくるような声となる。
ノリの良さを誇張することなく、ノリの要素が「流れ」に乗っている。
心にしっとりと馴染むノリの流れ。
ここでもスケールの大きさ、懐の深さを感じられる。
音を整える能力はローゼンクランツインシュレーターの中でも屈指であろう。
一糸乱れぬ統一感、全体の一体感が素晴らしい。
ノリの良さを流れに溶け込ませ、自然かつ違和感なく聞かせる点もバランス感覚の良さを物語っている。
以上のような特徴を全て抱合して、「包容力の感じられる音」となるわけだが、それが最初に述べた第一印象「大人なサウンド」に繋がるのだろう。
人に抱かれた時に感じる安心感、優しさ、温もり。
そのような感覚で音楽を聞けるようになる。
ストレートに半ば強引に感情を伝えるのではなく、PB-BOSSを入れることで「波のように優しく」感情が伝わってくるのだ、じんわりと。
全てを吐き出すPB-CORE(トランスポート)、美音のPB-REX Ⅳ(DAC)、スケールの大きさでバランスを整えるPB-BOSS(アンプ)。
私は、この三種のインシュレーターを使うことで上手く音をまとめあげることが出来た。
比較的軽量機器で構成されるヘッドホンシステムでは、この三種のインシュレーターは合性が良いようである。
ローゼンクランツのインシュレーターは、ボードの影響も強く受けるため扱い難いようにも思う。
しかし、上手く機能した時にはしっかりと「熱さ」や「流れ」、そして躍動感を感じられる音へと変化する。
高解像度やクリアーさ、分離感の強さなど、性能面を追及する人には絶対に合わない音。
そして、音楽性を最重視する人にはマストアイテムとなりえる可能性を秘めたインシュレーター。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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