メーカー:GRADO
タイプ:開放型ヘッドフォン
インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域:18 - 24,000Hz
プラグ:6.3φステレオ
※生産完了モデル
私が初めて購入した高級ヘッドフォンGRADO SR325、購入時期は2002年頃だったでしょうか。語りたい思い出話が多々ありますが、レビューという場ですのでレビューに徹したいと思います。
装着感は悪いです。初めはザラザラしたイヤーパッドが強烈な側圧で耳に押し付けられるため1時間もつけていると限界が訪れていました。しかし、バンド部をグイグイと広げることが可能なので側圧は緩くできます。自分の頭のサイズに合わせて調整すると良いでしょう。自作のスポンジイヤーパッドに変更したり、PROline 2500のイヤーパッドを間に挟んだりすると快適になります。私は通常のイヤーパッドを使用していますが、慣れたのでしょうか耳は痛くなりません。ただし、1時間程でヘッドフォンの重みが頭頂部にかかり、刺すような痛みが襲ってきます。それと、通常のイヤーパッドは月日が経つにつれモロモロと崩れてきますので、定期的な交換が必要かと思われます。見た目は多くの人が貧相で安っぽいと感じるかもしれませんが、メタラーにとってはメタリックな銀色ハウジングが何ともツボにくる良品となることでしょう。
解像度は高く、細かな音までよく聞こえます。音の傾向はドンシャリ。締りのあるタイトな低音と、キンキンした高音。特に高域は特徴的で、金属以上に金属らしい金属音がします。かなりの長い間刺激的なキンキンした高音ですが、エージングが100時間も経過する頃には、いつの間にやら美しいと思える金属音へ変化していることに気がつきました。また、疾走感のあるメタルにおける、マシンガンの連射音の如く勢いとキレのあるバスドラはSR325ならでは。明るく抜けが良い音も特徴。スカっと晴れ渡った空のように音が抜けていきます。
欠点は音場の狭さ。耳の横の握りこぶし大の範囲内で、全ての音が鳴っているイメージです。音が広がっていくような感覚が味わえませんので、こじんまりした印象。しかし、密集しているにもかかわらずそれぞれの音の分離具合は良好です。装着感だけでなく、音の面でも個性的で疲れるので、長時間リスニングにはむいていないと思います。
得意ジャンルはヘヴィーメタル、中でもスピード感がありキラキラしたメタルが合います。メロディックスピードメタル以外にも、メロディアスなブラックメタルや、メロディックデスメタル、スラッシュメタルなど、疾走感のあるメタル全般を気持ち良く聞けます。個人的には他のジャンルでは特別良さを引き出せているようには思いませんでした。
SR-325は既に生産完了しており、オークションを利用するなりしないと入手ができません。現行モデルはSR-325iとなっています。SR-325iがある今、わざわざSR-325を手に入れる必要性は無いでしょう。過去の名機ですね。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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