スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
★ローゼンクランツヘッドホンモディファイの経緯
AH-D7000、ATH-W5000、edition9。
結果的に3機種全てをローゼンクランツの技術でモディファイすることとなったが、当初の目的はAH-D7000のモディファイだけであった。
AH-D7000。
他2機種と比べ、本来持つ音の方向性が違うとは言うものの、あまりにも淡々としていてつまらない音で我慢ならなかった。
身近な人はご存知だろうと思うが、私はかなりAH-D7000を売却するかモディファイ(バランス化リケーブル)するかで悩んだものだ。
実際、9:1の割合で売却するつもりだった。
それぐらいAH-D7000の音に失望していたと思ってもらって構わない。
心に響かない、魂の抜けたような音であった。
しかし、1割の希望、可能性を捨てきることが出来なかったのも事実。
僅かに見え隠れする起死回生の可能性を感じていた。
そこで、とりあえず改善の余地があるかどうかを貝崎氏に見てもらうことになった。
モディファイするかしないかは、その後考えればいい・・・
ヘッドホン解体新書の記事でも少し触れたが、ATH-W5000とedition9の音には満足しており、「AH-D7000をこのような音にしてほしい」という比較資料、サンプルとして一緒に送っただけであった。
だがしかし、ここでまさかの展開。
貝崎氏に「3機種全て音楽の体を成していない」という厳しい評価を戴き、結局全てモディファイすることとなったのだ。
とは言え、やはり一番の目的はAH-D7000のモディファイであることに変わりは無い。
各機種を送り出す前に私が貝崎氏に送ったメールの内容を公開しよう。
※
・DENON AH-D7000
これが問題の機種です。
現状、淡々としていてつまらない音がします。
他の二つのヘッドホンと比較すると一目瞭然だと思いますので、聞き比べてみてください。
音は、DENONらしいと言えばらしいのですが・・・
・オーディオテクニカ ATH-W5000
私が最も好きなヘッドホンです。
応答速度が速く、躍動感溢れるサウンド、そして臨場感、バランスに優れています。
しかし、実はバランス化に伴うリケーブルによって多少応答速度が遅くなったのが気になっています。
元々もっとキレる音だったのですが・・・
ローゼンクランツ的に言えば、一番勢いのつくところにケーブルの長さが合っていない感じです。
ケーブルの長さの微調整で改善の余地がありそうでしたら手直しして戴きたいヘッドホンです。
ATH-W5000、edition9と比べることで、いかにAH-D7000が現状つまらない音なのかがよくわかると思います。
※
まずはじめに、ATH-W5000をモディファイし、その効果を確認してヘッドホン解体新書を書き上げた。
そして、次にAH-D7000とedition9をモディファイすることになった。
その時に私が出した要望が以下のメール内容である。
※
・edition9
実際、私はこのヘッドホンをヘヴィーメタル(の中でも激しいジャンル)を聞くときにしか使用しません。
その一点においてのみ、このヘッドホンはヘヴィーメタルの攻撃的な部分をこれでもかと表現してくれます。
なので、「攻撃的な音」を追求してみてほしいのです。
現状でも特に不満の無い音なので、線材はそのままでモディファイをお願いします。
・AH-D7000
現状のまったりしすぎている音を何とかして欲しいのが一番の要望です。
あまりに淡々としていてつまらない音なので・・・
この点は調整技術で確実に改善できると思いますので、それを踏まえた上で、
D7000らしい懐の深い落ち着けるサウンドを目指してほしいです。
こちらはリケーブルから手直しして戴けたらと思います。
※
さて、このような要望を出した結果、どのような音に生まれ変わったのだろうか。
★AH-D7000のモディファイにおいて
AH-D7000は使用されているパーツ数が多い。
使用パーツが多いということは、それだけ各素材の方向性のズレが生じる可能性が高くなる。
逆に言えば、モディファイにより方向性を全て整えることでの改善効果に期待が持てる。
パーツ数が多い機種ほど個体差が出てくる可能性が高く、またそれに比例して改善効果が大きい可能性が高い。
>品質管理の甘さ
AH-D7000のモディファイの過程において、大きなミスが発見された。
右chのプラスとマイナスが逆相に配線されていたのだ。
画像を見て戴くとわかりやすい。
右ch(R)側で、本来白いマーカーがある側(左側)に黒い配線、赤いマーカーがある側(右側)に赤い配線がされていなければならないにも関わらず、赤いマーカーに近い側という解釈をしてしまって配線が逆になっている。
この勘違いはわからなくもないが、間違ったにしても、その後の確認、平たく言えば製造工程での管理の甘さであり、マニュアル化された製造システムを曝け出す事例と言っていいだろう。
ヘッドホンでは、このようなミスが他のメーカーでも稀に見られ、DENONに限った話ではないとは言うものの、また、メーカーを代表するリファレンスモデルだからという話ではないにしても、徹底した管理下のもと製造してほしいと声を大にして言いたい。
いずれにせよ、私の環境において、他機種に比べてあまりに熱の無い淡々としたつまらない音だったのは、逆相に配線されていたのが一番の原因だろう。
最初はAH-D7000の個性だろうと思っていたが、ローゼンクランツの支配力が上がっても依然として変わらなかったAH-D7000の謎が解けた気がする。
貝崎氏曰く、「音が遠かったのは逆相が原因」「右が左の1/3ほどのエネルギーしか出ていなかった」。
さて、話を戻そう。
AH-D7000はハウジングに難点あり。
AH-D7000の分厚くコーティングされたハウジング表面。
これは木の響きの良さを殺してしまい、ガチガチに塗装されていることによって自然な音色を損なう要因となってしまっている。
AH-D7000のハウジングの面を触った時のような、ぬめっとした感触をそのまま音としてイメージするのが分かりやすいだろう。
ハウジングの外側と内側の響きに差が生まれ、上手く響きが抜けていかないようになってしまっており、見た目の美しさを重視した結果、音質が失われてしまっている典型的な例である。
・モディファイのポイント
一番の改善ポイントは常に同じ。高い音楽性を引き出せるように。
キレの無いねっとりした音を改善するため、音に輪郭や力強さを加えられるようなケーブルをチョイス。
パーツの方向性の管理により、勢いと抜けの良さを生み出す。
可能な限りAH-D7000の欠点を打ち消す方向でモディファイ。
★インプレ
ATH-W5000の改善っぷりを体験した後だけに、AH-D7000のモディファイには非常に大きな期待を寄せていた。
そんな想いを胸に早速試聴。
人形に生命が宿るかのように、AH-D7000に息吹が吹き込まれる。
生きた音が出るようになったこと、この変化が最も大きい。
しかし、どうしても気になる音質の違和感。
貝崎氏は「音楽性が高まれば、必然的に音質も良くなる」と言うが、私にはどうしてもこの音に「○」という判断を下せなかった。
全体が繋がったようなモヤモヤした音の鳴り方が私の言葉を詰まらせる。
ケーブルを交換したことによる影響だろうか。
ケーブルのエージング、そして耳の慣れも考慮し、しばらく鳴らしこみと聞き込みを続け、落ち着いてから改めて評価することにした。
一ヵ月後改めて再評価。
元々低域が強く、低域に意識がいってしまうようなバランスであったが、音楽のど真ん中がストレートにぶつかってくるようなバランスに変化。
音楽の本質を鷲掴みにできるような鳴りっぷりは、ローゼンクランツらしさが良く出ている。
低域には僅かだが輪郭、そして跳ねるような弾力感が生まれ、アタック感がしっかり感じられるようになった点は驚かされる。
音が遠くで鳴っている感覚がかなり軽減され、モディファイ前に比べるとずいぶん近くで鳴るようになった。
振動がスッっと綺麗に抜けていかないため、よく言えばホール的な「体感できる低域」となっている。
音抜けが良く壁を感じ無いATH-W5000やedition9と比べると、良くも悪くも箱庭的な鳴り方。
この点はハウジング表面の塗装を溶かし、振動が綺麗に抜けるようにしないと改善されないのではないか、と貝崎氏談。
粗い音は粗く、歪んだ音は歪んで、多様な音を再現できるようになったのは、環境側の音を引き出す能力、環境追従性が高くなった証拠だろう。
AH-D7000の音をベースにしつつも、以前に比べれば遥かに私のオーディオシステムの音を出せるようになっている。
総評としては、落ち着きのある雰囲気はそのままに、感情表現が上手くなってノリの良さが加わった感じ。
淡々としたイメージは払拭された。
★editioni9モディファイにおいて
edition9は公式バランスリケーブルされた状態。
この状態から、ATH-W5000と同様、ケーブルの線材はそのままに、ケーブル処理とユニットのモディファイで追い込んでいく。
貝崎氏が言うには、公式のバランスリケーブル、ケーブルの処理は完成度が高く良く出来ているとのこと。
また、パーツ数が少ないこともあり、ユニット部の完成度も高いとの評価。
貝崎氏によると、edition9のハウジングの形状は理にかなっているそうだ。
理想形と言っていいかもしれない。
一般的なドーム型のハウジングでは、パラボラアンテナを逆にしたかのように、振動が反射して戻ってきてハウジング内に溜まり、抜けが悪くなってしまう。
その点、edition9のような円柱形では振動が綺麗に抜けて好結果に繋がるようである。
ただ、理想的な構造を持っていたとしても、それを活かすも殺すも他の部分とのバランス次第なのではないかと感じた。
・モディファイのポイント
一番の改善ポイントは常に同じ。高い音楽性を引き出せるように。
edition9の攻撃的な特徴に更に磨きをかけつつも、よりオールマイティに何でも聞けるような音に、というコンセプト。
低域がドーン・・・と沈んでいってしまうのを改善、耳へスパーンとキレ良く飛び込むような低域へ。
★インプレ
実は今回の3機種のモディファイの中で最も驚かされたのがedition9。
この結果は正直意外であった。
edition9は、元々の音に満足しており、これ以上どうしようもないだろうと自分の中で考えていた機種。
と言うよりも、edition9は私の中である種の完成形として確固たる地位を築いていた。
edition9はどちらかと言えば無機質な音で、それがこの機種の個性であり良さだと捉え、この個性を私は実際歓迎し楽しんでいた。
その個性が破壊された。
イイ意味で。
edition9がモディファイによって何が変わったか。
それは無機質な音から有機質な音へ。
たったこれだけ違いと言うなかれ、この違いが大きな変化を生む。
元々性能の高さが高評価されているedition9、その相乗効果もあったのだろう。
命の宿ったedition9は、奏者の音楽性の理想形を真っ直ぐに伝えてくれるヘッドホンとなった。
その点に関しては、ATH-W5000を超えている。
どちらも素材の持つ音が個性として出ており、ATH-W5000は臨場感に優れており、edition9はストレートな表現力。
スケールが大きく、音の繋がり、そして包容力のあるATH-W5000は安心感を感じられる。
対して、真っ直ぐに音楽性を伝えてくれるedition9。
今まで散々ATH-W5000を絶賛し、edition9を軽視してきた私が言うぐらいだから、どれだけedition9が良くなったのかを察してほしい。
音で見ると、やはり中域を重視した鳴り方に変わっている。
ボーカルが前面へ出てきて目前で展開される。
これは全てのローゼンクランツモディファイ機で共通。
3機種の中では最も音抜けが良く、ハウジングの存在を全くと言っていいほど感じ無い。
振動が篭ることなく綺麗に抜けている。
耳への負担が少なく聞きやすい。
また、おそらく抜けが良くなったことが影響していると思われるのが音場感の向上。
元々持つ立体的な音場感はそのままに、伸びきる音、それにより広さを感じられるようになっている。
ヘヴィーメタルでも激しい曲限定でしか使用していなかったedition9だが、今のedition9はあらゆるジャンルで使ってみたくなる。
以前と違い、アコースティックな音源やボーカルが堪能できるようになったedition9。
しっかりと音楽性を引き出せるようになったことが一番の原因だろう。
edition9から出てくる音に、これほどの温もりや生命力、安らぎを感じられることは、本来のedition9の音を知っている人であれば誰もが驚くに違いない。
線材が変わっていないのにこれだけの変化があったedition9。
ケーブル処理の重要性、方向性の管理の重要性を思い知らされた。
★まとめ
いずれの機種も生まれ変わったと言っていいだろう。
音楽性をどれだけ引き出せるか、という点が別物となっている。
特に感動したのはedition9。
最も違和感を感じ無い鳴り方をする。
音抜けの良さがずば抜けており、音の流れが非常に綺麗な点がポイント。
edition9はキレの良さが特徴の一つであるが、今のedition9は流れによるノリの良さへと変わっている。
奏者がどう表現したいのか、実際に出てくる音を超えた音楽の本質である音楽性をこれでもかと伝えてくれる。
惜しいのは装着感の悪さ、いくら音が良くても頭が痛くなるのは大きなマイナスポイントだ。
どの機種も音楽を楽しめるクオリティーを持っているので、今までのようにほとんど使わない機種というのはなくなるだろう。
どのヘッドホンを手にとっても楽しく音楽を聞くことができるから。
AH-D7000、ATH-W5000、edition9。
結果的に3機種全てをローゼンクランツの技術でモディファイすることとなったが、当初の目的はAH-D7000のモディファイだけであった。
AH-D7000。
他2機種と比べ、本来持つ音の方向性が違うとは言うものの、あまりにも淡々としていてつまらない音で我慢ならなかった。
身近な人はご存知だろうと思うが、私はかなりAH-D7000を売却するかモディファイ(バランス化リケーブル)するかで悩んだものだ。
実際、9:1の割合で売却するつもりだった。
それぐらいAH-D7000の音に失望していたと思ってもらって構わない。
心に響かない、魂の抜けたような音であった。
しかし、1割の希望、可能性を捨てきることが出来なかったのも事実。
僅かに見え隠れする起死回生の可能性を感じていた。
そこで、とりあえず改善の余地があるかどうかを貝崎氏に見てもらうことになった。
モディファイするかしないかは、その後考えればいい・・・
ヘッドホン解体新書の記事でも少し触れたが、ATH-W5000とedition9の音には満足しており、「AH-D7000をこのような音にしてほしい」という比較資料、サンプルとして一緒に送っただけであった。
だがしかし、ここでまさかの展開。
貝崎氏に「3機種全て音楽の体を成していない」という厳しい評価を戴き、結局全てモディファイすることとなったのだ。
とは言え、やはり一番の目的はAH-D7000のモディファイであることに変わりは無い。
各機種を送り出す前に私が貝崎氏に送ったメールの内容を公開しよう。
※
・DENON AH-D7000
これが問題の機種です。
現状、淡々としていてつまらない音がします。
他の二つのヘッドホンと比較すると一目瞭然だと思いますので、聞き比べてみてください。
音は、DENONらしいと言えばらしいのですが・・・
・オーディオテクニカ ATH-W5000
私が最も好きなヘッドホンです。
応答速度が速く、躍動感溢れるサウンド、そして臨場感、バランスに優れています。
しかし、実はバランス化に伴うリケーブルによって多少応答速度が遅くなったのが気になっています。
元々もっとキレる音だったのですが・・・
ローゼンクランツ的に言えば、一番勢いのつくところにケーブルの長さが合っていない感じです。
ケーブルの長さの微調整で改善の余地がありそうでしたら手直しして戴きたいヘッドホンです。
ATH-W5000、edition9と比べることで、いかにAH-D7000が現状つまらない音なのかがよくわかると思います。
※
まずはじめに、ATH-W5000をモディファイし、その効果を確認してヘッドホン解体新書を書き上げた。
そして、次にAH-D7000とedition9をモディファイすることになった。
その時に私が出した要望が以下のメール内容である。
※
・edition9
実際、私はこのヘッドホンをヘヴィーメタル(の中でも激しいジャンル)を聞くときにしか使用しません。
その一点においてのみ、このヘッドホンはヘヴィーメタルの攻撃的な部分をこれでもかと表現してくれます。
なので、「攻撃的な音」を追求してみてほしいのです。
現状でも特に不満の無い音なので、線材はそのままでモディファイをお願いします。
・AH-D7000
現状のまったりしすぎている音を何とかして欲しいのが一番の要望です。
あまりに淡々としていてつまらない音なので・・・
この点は調整技術で確実に改善できると思いますので、それを踏まえた上で、
D7000らしい懐の深い落ち着けるサウンドを目指してほしいです。
こちらはリケーブルから手直しして戴けたらと思います。
※
さて、このような要望を出した結果、どのような音に生まれ変わったのだろうか。
★AH-D7000のモディファイにおいて
AH-D7000は使用されているパーツ数が多い。
使用パーツが多いということは、それだけ各素材の方向性のズレが生じる可能性が高くなる。
逆に言えば、モディファイにより方向性を全て整えることでの改善効果に期待が持てる。
パーツ数が多い機種ほど個体差が出てくる可能性が高く、またそれに比例して改善効果が大きい可能性が高い。
>品質管理の甘さ
AH-D7000のモディファイの過程において、大きなミスが発見された。
右chのプラスとマイナスが逆相に配線されていたのだ。
画像を見て戴くとわかりやすい。
右ch(R)側で、本来白いマーカーがある側(左側)に黒い配線、赤いマーカーがある側(右側)に赤い配線がされていなければならないにも関わらず、赤いマーカーに近い側という解釈をしてしまって配線が逆になっている。
この勘違いはわからなくもないが、間違ったにしても、その後の確認、平たく言えば製造工程での管理の甘さであり、マニュアル化された製造システムを曝け出す事例と言っていいだろう。
ヘッドホンでは、このようなミスが他のメーカーでも稀に見られ、DENONに限った話ではないとは言うものの、また、メーカーを代表するリファレンスモデルだからという話ではないにしても、徹底した管理下のもと製造してほしいと声を大にして言いたい。
いずれにせよ、私の環境において、他機種に比べてあまりに熱の無い淡々としたつまらない音だったのは、逆相に配線されていたのが一番の原因だろう。
最初はAH-D7000の個性だろうと思っていたが、ローゼンクランツの支配力が上がっても依然として変わらなかったAH-D7000の謎が解けた気がする。
貝崎氏曰く、「音が遠かったのは逆相が原因」「右が左の1/3ほどのエネルギーしか出ていなかった」。
さて、話を戻そう。
AH-D7000はハウジングに難点あり。
AH-D7000の分厚くコーティングされたハウジング表面。
これは木の響きの良さを殺してしまい、ガチガチに塗装されていることによって自然な音色を損なう要因となってしまっている。
AH-D7000のハウジングの面を触った時のような、ぬめっとした感触をそのまま音としてイメージするのが分かりやすいだろう。
ハウジングの外側と内側の響きに差が生まれ、上手く響きが抜けていかないようになってしまっており、見た目の美しさを重視した結果、音質が失われてしまっている典型的な例である。
・モディファイのポイント
一番の改善ポイントは常に同じ。高い音楽性を引き出せるように。
キレの無いねっとりした音を改善するため、音に輪郭や力強さを加えられるようなケーブルをチョイス。
パーツの方向性の管理により、勢いと抜けの良さを生み出す。
可能な限りAH-D7000の欠点を打ち消す方向でモディファイ。
★インプレ
ATH-W5000の改善っぷりを体験した後だけに、AH-D7000のモディファイには非常に大きな期待を寄せていた。
そんな想いを胸に早速試聴。
人形に生命が宿るかのように、AH-D7000に息吹が吹き込まれる。
生きた音が出るようになったこと、この変化が最も大きい。
しかし、どうしても気になる音質の違和感。
貝崎氏は「音楽性が高まれば、必然的に音質も良くなる」と言うが、私にはどうしてもこの音に「○」という判断を下せなかった。
全体が繋がったようなモヤモヤした音の鳴り方が私の言葉を詰まらせる。
ケーブルを交換したことによる影響だろうか。
ケーブルのエージング、そして耳の慣れも考慮し、しばらく鳴らしこみと聞き込みを続け、落ち着いてから改めて評価することにした。
一ヵ月後改めて再評価。
元々低域が強く、低域に意識がいってしまうようなバランスであったが、音楽のど真ん中がストレートにぶつかってくるようなバランスに変化。
音楽の本質を鷲掴みにできるような鳴りっぷりは、ローゼンクランツらしさが良く出ている。
低域には僅かだが輪郭、そして跳ねるような弾力感が生まれ、アタック感がしっかり感じられるようになった点は驚かされる。
音が遠くで鳴っている感覚がかなり軽減され、モディファイ前に比べるとずいぶん近くで鳴るようになった。
振動がスッっと綺麗に抜けていかないため、よく言えばホール的な「体感できる低域」となっている。
音抜けが良く壁を感じ無いATH-W5000やedition9と比べると、良くも悪くも箱庭的な鳴り方。
この点はハウジング表面の塗装を溶かし、振動が綺麗に抜けるようにしないと改善されないのではないか、と貝崎氏談。
粗い音は粗く、歪んだ音は歪んで、多様な音を再現できるようになったのは、環境側の音を引き出す能力、環境追従性が高くなった証拠だろう。
AH-D7000の音をベースにしつつも、以前に比べれば遥かに私のオーディオシステムの音を出せるようになっている。
総評としては、落ち着きのある雰囲気はそのままに、感情表現が上手くなってノリの良さが加わった感じ。
淡々としたイメージは払拭された。
★editioni9モディファイにおいて
edition9は公式バランスリケーブルされた状態。
この状態から、ATH-W5000と同様、ケーブルの線材はそのままに、ケーブル処理とユニットのモディファイで追い込んでいく。
貝崎氏が言うには、公式のバランスリケーブル、ケーブルの処理は完成度が高く良く出来ているとのこと。
また、パーツ数が少ないこともあり、ユニット部の完成度も高いとの評価。
貝崎氏によると、edition9のハウジングの形状は理にかなっているそうだ。
理想形と言っていいかもしれない。
一般的なドーム型のハウジングでは、パラボラアンテナを逆にしたかのように、振動が反射して戻ってきてハウジング内に溜まり、抜けが悪くなってしまう。
その点、edition9のような円柱形では振動が綺麗に抜けて好結果に繋がるようである。
ただ、理想的な構造を持っていたとしても、それを活かすも殺すも他の部分とのバランス次第なのではないかと感じた。
・モディファイのポイント
一番の改善ポイントは常に同じ。高い音楽性を引き出せるように。
edition9の攻撃的な特徴に更に磨きをかけつつも、よりオールマイティに何でも聞けるような音に、というコンセプト。
低域がドーン・・・と沈んでいってしまうのを改善、耳へスパーンとキレ良く飛び込むような低域へ。
★インプレ
実は今回の3機種のモディファイの中で最も驚かされたのがedition9。
この結果は正直意外であった。
edition9は、元々の音に満足しており、これ以上どうしようもないだろうと自分の中で考えていた機種。
と言うよりも、edition9は私の中である種の完成形として確固たる地位を築いていた。
edition9はどちらかと言えば無機質な音で、それがこの機種の個性であり良さだと捉え、この個性を私は実際歓迎し楽しんでいた。
その個性が破壊された。
イイ意味で。
edition9がモディファイによって何が変わったか。
それは無機質な音から有機質な音へ。
たったこれだけ違いと言うなかれ、この違いが大きな変化を生む。
元々性能の高さが高評価されているedition9、その相乗効果もあったのだろう。
命の宿ったedition9は、奏者の音楽性の理想形を真っ直ぐに伝えてくれるヘッドホンとなった。
その点に関しては、ATH-W5000を超えている。
どちらも素材の持つ音が個性として出ており、ATH-W5000は臨場感に優れており、edition9はストレートな表現力。
スケールが大きく、音の繋がり、そして包容力のあるATH-W5000は安心感を感じられる。
対して、真っ直ぐに音楽性を伝えてくれるedition9。
今まで散々ATH-W5000を絶賛し、edition9を軽視してきた私が言うぐらいだから、どれだけedition9が良くなったのかを察してほしい。
音で見ると、やはり中域を重視した鳴り方に変わっている。
ボーカルが前面へ出てきて目前で展開される。
これは全てのローゼンクランツモディファイ機で共通。
3機種の中では最も音抜けが良く、ハウジングの存在を全くと言っていいほど感じ無い。
振動が篭ることなく綺麗に抜けている。
耳への負担が少なく聞きやすい。
また、おそらく抜けが良くなったことが影響していると思われるのが音場感の向上。
元々持つ立体的な音場感はそのままに、伸びきる音、それにより広さを感じられるようになっている。
ヘヴィーメタルでも激しい曲限定でしか使用していなかったedition9だが、今のedition9はあらゆるジャンルで使ってみたくなる。
以前と違い、アコースティックな音源やボーカルが堪能できるようになったedition9。
しっかりと音楽性を引き出せるようになったことが一番の原因だろう。
edition9から出てくる音に、これほどの温もりや生命力、安らぎを感じられることは、本来のedition9の音を知っている人であれば誰もが驚くに違いない。
線材が変わっていないのにこれだけの変化があったedition9。
ケーブル処理の重要性、方向性の管理の重要性を思い知らされた。
★まとめ
いずれの機種も生まれ変わったと言っていいだろう。
音楽性をどれだけ引き出せるか、という点が別物となっている。
特に感動したのはedition9。
最も違和感を感じ無い鳴り方をする。
音抜けの良さがずば抜けており、音の流れが非常に綺麗な点がポイント。
edition9はキレの良さが特徴の一つであるが、今のedition9は流れによるノリの良さへと変わっている。
奏者がどう表現したいのか、実際に出てくる音を超えた音楽の本質である音楽性をこれでもかと伝えてくれる。
惜しいのは装着感の悪さ、いくら音が良くても頭が痛くなるのは大きなマイナスポイントだ。
どの機種も音楽を楽しめるクオリティーを持っているので、今までのようにほとんど使わない機種というのはなくなるだろう。
どのヘッドホンを手にとっても楽しく音楽を聞くことができるから。
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おつかれさまです。
更新楽しみに待っていました。
e9とW5000良さそうですね。
是非、聞いてみたいです。
先日、HD800を購入したのですが、
性能の高さは凄いけど、音楽性に満足できないので、貝崎氏にみてもらおうか迷ってます。
MS-PROの買戻し計画もあって、そっちも見てもらおうか迷ってます。
editionシリーズは、装着感を改善したニューモデルに期待です。
PS1000含めて、最終的に所有台数は2台にしようと思っていましたが、
editionの新作を含めて3台でフィニッシュとなりそうです。
そういえば、先日フジヤでe7を試聴しましたが、音のバランスを改善したe9という印象で、個人的には、e8やPS1000のほうが、好みでした。
とても、30万円は出せません。
外観は、好みなんですけどね。
でも、この機種のおかげで、今の高級機ブームがあるわけですからね。
e7をみつめながら、いろんな思いにふけりました。
e9とW5000良さそうですね。
是非、聞いてみたいです。
先日、HD800を購入したのですが、
性能の高さは凄いけど、音楽性に満足できないので、貝崎氏にみてもらおうか迷ってます。
MS-PROの買戻し計画もあって、そっちも見てもらおうか迷ってます。
editionシリーズは、装着感を改善したニューモデルに期待です。
PS1000含めて、最終的に所有台数は2台にしようと思っていましたが、
editionの新作を含めて3台でフィニッシュとなりそうです。
そういえば、先日フジヤでe7を試聴しましたが、音のバランスを改善したe9という印象で、個人的には、e8やPS1000のほうが、好みでした。
とても、30万円は出せません。
外観は、好みなんですけどね。
でも、この機種のおかげで、今の高級機ブームがあるわけですからね。
e7をみつめながら、いろんな思いにふけりました。
音色で選ぶ
>かんたさん
ヘッドホンは音色で選んであとはモディファイ。
それぐらいの考えだとヘッドホン選びが楽になるんじゃないかな、と思います。
好きな音色のものを選んで、音質は後から上げればok。
もちろん相乗効果が見込めるので、性能が高いに越したことはないです。
ヘッドホンは音色で選んであとはモディファイ。
それぐらいの考えだとヘッドホン選びが楽になるんじゃないかな、と思います。
好きな音色のものを選んで、音質は後から上げればok。
もちろん相乗効果が見込めるので、性能が高いに越したことはないです。
W5000とe9のカイザーVer.
まみそさんにお借りし、堪能しました。
PS3かないまるVer.→DLⅢ→KA-10SHという環境なので、実力の半分も発揮できてないと思いますが、てーげーレビューいきたいと思います。
e9カイザー
e9の弾むような低音が沈み込み、圧力ともにパワーアップして、それでいてキレキレになってる。ドムドムと弾みまくる形容しがたいほどの、高品質な重低音の質感。量感も抜群だけども、完璧に制御しきっている。中音、高音ともに、重厚かつキレのある圧力ある音。解像度が極めて高く、とにかく音が生生しい。音抜けが、開放型のようによく(GRADOほどではないが、)、音場が狭苦しいといった感じは全くない。分解能の高さは、ノーマルe9と大差ないが、よりリアリティのある有機的な音になっているので、もともとのポテンシャルの高さとの相乗効果は、凄まじいものがある。装着感も、個人的には全く問題なく、非の付け所がないが、あえて欠点をあげれば、音に凄みがありすぎて、勢いのある曲にしか使えないということ。メタルや、トランスなんかとの相性は、これ以上ないほどで、それこそ神の領域ともいえる音楽を聞かせてくれる。
W5000カイザー
ノーマルW5000と比べ、全域に渡り、音に厚みが増している。それでいて、キレが保たれている。音の繋がりもスムーズ。基本性能は、まみそ氏が語るように、ダイナミック型最高峰。特に、とにかく豊富な情報量によって、良質な音楽に包まれているようなゴージャスな気分に浸ることができる。e9カイザーほど、音に力感や凄みがないので、オールジャンルで楽しめるというのも、素直に嬉しい。凄みがないと書いたが、性能の高さによる凄みは十分過ぎるくらい堪能できる。e9カイザー同様、音抜けがよく、開放型のような音場を形成する。ウィークポイントは、どこか無機質な人の声の表現だろうか。しっとりした生の女性ヴォーカルなんかを聞く場合は、GRADOやSTAXのほうが、相性が良いといえると思う。装着感は、良好。
e9カイザー、W5000カイザーともに、密閉型ヘッドホンの中で、間違いなく最高峰の2機種であり、これを試聴できる機会をくれたまみそさんには、ただひたすら感謝です。
また一歩、ヘッドホン道の、真のゴールに近づけました。来年は、まみそ邸にて、真の実力を発揮したe9カイザーと、W5000カイザーを聞けたらいいなと思います。
それでは、また~。
PS3かないまるVer.→DLⅢ→KA-10SHという環境なので、実力の半分も発揮できてないと思いますが、てーげーレビューいきたいと思います。
e9カイザー
e9の弾むような低音が沈み込み、圧力ともにパワーアップして、それでいてキレキレになってる。ドムドムと弾みまくる形容しがたいほどの、高品質な重低音の質感。量感も抜群だけども、完璧に制御しきっている。中音、高音ともに、重厚かつキレのある圧力ある音。解像度が極めて高く、とにかく音が生生しい。音抜けが、開放型のようによく(GRADOほどではないが、)、音場が狭苦しいといった感じは全くない。分解能の高さは、ノーマルe9と大差ないが、よりリアリティのある有機的な音になっているので、もともとのポテンシャルの高さとの相乗効果は、凄まじいものがある。装着感も、個人的には全く問題なく、非の付け所がないが、あえて欠点をあげれば、音に凄みがありすぎて、勢いのある曲にしか使えないということ。メタルや、トランスなんかとの相性は、これ以上ないほどで、それこそ神の領域ともいえる音楽を聞かせてくれる。
W5000カイザー
ノーマルW5000と比べ、全域に渡り、音に厚みが増している。それでいて、キレが保たれている。音の繋がりもスムーズ。基本性能は、まみそ氏が語るように、ダイナミック型最高峰。特に、とにかく豊富な情報量によって、良質な音楽に包まれているようなゴージャスな気分に浸ることができる。e9カイザーほど、音に力感や凄みがないので、オールジャンルで楽しめるというのも、素直に嬉しい。凄みがないと書いたが、性能の高さによる凄みは十分過ぎるくらい堪能できる。e9カイザー同様、音抜けがよく、開放型のような音場を形成する。ウィークポイントは、どこか無機質な人の声の表現だろうか。しっとりした生の女性ヴォーカルなんかを聞く場合は、GRADOやSTAXのほうが、相性が良いといえると思う。装着感は、良好。
e9カイザー、W5000カイザーともに、密閉型ヘッドホンの中で、間違いなく最高峰の2機種であり、これを試聴できる機会をくれたまみそさんには、ただひたすら感謝です。
また一歩、ヘッドホン道の、真のゴールに近づけました。来年は、まみそ邸にて、真の実力を発揮したe9カイザーと、W5000カイザーを聞けたらいいなと思います。
それでは、また~。
是非
>かんたさん
インプレありがとうございます。
かんたさんの家でもしっかりと違いが感じられたようで安心しました。
ケーブル類もローゼンにすると、無機質な感じは一切しなくなるので、是非まみそシステムの音を一度聞いてみてほしいです。
それにしても、e9の変わりっぷりは驚きですよね。
インプレありがとうございます。
かんたさんの家でもしっかりと違いが感じられたようで安心しました。
ケーブル類もローゼンにすると、無機質な感じは一切しなくなるので、是非まみそシステムの音を一度聞いてみてほしいです。
それにしても、e9の変わりっぷりは驚きですよね。
費用は
>peruaさん
どこまでするかによりますが、
一番効果があると思われるユニットの加速度組み立てだけなら3万ぐらいだと思います。
線材のリケーブルなら2万、ケーブルのモディファイで3万ぐらいでしょか。
ユニットをいじらず、リケーブルだけなら5万で済みますが、あまり効果は大きくないのではないかと個人的には思います。
私はリケーブルはそれほど必要性を感じません。
あえてしないのもアリだと思います。
参考までに、他のところでリケーブルすると、5~7万ぐらいかかりますね。
線材次第ではもっと高額になったり、逆に安くもなります。
線材そのものよりも、ケーブルの処理の仕方のほうがよっぽど重要で、それによって主にリズム感や音の抜け、流れが整ってダイナミックで躍動感のある音となります。
もしローゼンモディファイにチャレンジするのであれば、ユニットの組み直しだけをお勧めします。
線材を変えずにどんな変化があるのか、といった貴重な体験ができますよ。
どこまでするかによりますが、
一番効果があると思われるユニットの加速度組み立てだけなら3万ぐらいだと思います。
線材のリケーブルなら2万、ケーブルのモディファイで3万ぐらいでしょか。
ユニットをいじらず、リケーブルだけなら5万で済みますが、あまり効果は大きくないのではないかと個人的には思います。
私はリケーブルはそれほど必要性を感じません。
あえてしないのもアリだと思います。
参考までに、他のところでリケーブルすると、5~7万ぐらいかかりますね。
線材次第ではもっと高額になったり、逆に安くもなります。
線材そのものよりも、ケーブルの処理の仕方のほうがよっぽど重要で、それによって主にリズム感や音の抜け、流れが整ってダイナミックで躍動感のある音となります。
もしローゼンモディファイにチャレンジするのであれば、ユニットの組み直しだけをお勧めします。
線材を変えずにどんな変化があるのか、といった貴重な体験ができますよ。
まみそさん, お久しぶりです。
コメントのperuaです.私は今年から日本へ来ました.今度11.29 HEADPHONE FESTIVALに 参加します. 私は録音仕事をします. EDITION9ヘッドフォンを持っています. twitterまでフォロしました. ありがとうございます。
edition9 HD25風味
どうも(*^o^*)5日間のお正月休みを堪能している かんたです。
HD25ー1の鳴り方は、私の求めるHR/HMを鳴らす音にどんぴしゃなんですが、
性能の低さと口径の小ささによる鳴り口の狭さからくる音の軽さなどから、
どうしてもチープな音になってしまいます。
重低音に魅力のあるe9をHD25風味な音にするとしたら、どんなケーブルがいいですかね?
キンキンキラキラな銀線より、地味だけどドッシリ感のある銅線が好きです。
ALO Reference 16だと、派手でバッキバキになりすぎますか?
なんだかんだで、以前 まみそさんから譲り受けたオーグptの衝撃が忘れられません。
>かんたさん
私も正月休みは5日間です。4日から仕事です。
>e9をHD25風味な音にするとしたら
リケーブルでそこまで自在には音質操作は出来ないような気がします。リケーブルはハードル高いので、着脱式のシグネイチャープロを買ってケーブル交換したほうが良くないですか?
かんたさんは相変わらず爆音で音楽を聴いているのですか?ヘッドホン難聴というのもあります。耳の奥の有毛細胞が破壊されると修復力がなくてヤバいそうなので気を付けて下さい。
ところでPS1000にはもう見切りを付けてしまって再購入の予定はないのでしょうか?自分は一番好きなヘッドホンですよ。バランス型のGS1000iも購入予定です。
とりあえず、かんたさんはシグプロを買うのが最良の選択肢でしょう。
>e9をHD25風味な音にするとしたら
リケーブルでそこまで自在には音質操作は出来ないような気がします。リケーブルはハードル高いので、着脱式のシグネイチャープロを買ってケーブル交換したほうが良くないですか?
かんたさんは相変わらず爆音で音楽を聴いているのですか?ヘッドホン難聴というのもあります。耳の奥の有毛細胞が破壊されると修復力がなくてヤバいそうなので気を付けて下さい。
ところでPS1000にはもう見切りを付けてしまって再購入の予定はないのでしょうか?自分は一番好きなヘッドホンですよ。バランス型のGS1000iも購入予定です。
とりあえず、かんたさんはシグプロを買うのが最良の選択肢でしょう。
お久しぶりです
>かんたさん
お久しぶりです。
お元気そうでなによりです。
休める時にガッツリ休みましょう!
さて、e9のリケーブルについてですが、やってみないとわからないってのもあって、難しいところですね。
それよりも、魔人さんが仰っているように、リケーブルが容易なシグネイチャーを使ったほうが、いろいろ試せて良さそうです。
e9は安くないですし中古しか手に入らないし、リスクが高すぎでしょう。
ALO Reference 16はLCD-2と組み合わせるとバッキバキになりますが、LCD-3だとシャープで輪郭がつく程度ですから、おそらく線材の傾向としては、HD650用のALOをもっとシャープにした感じ、ぐらいだと思います。
でも、確かに気になりますね、この線材とe9の組み合わせは。
話逸れますが、LCD-2はメタルとかロック聞くならオススメですよ。
アンプによってどれぐらい音変わるかってのは一度試してみないと駄目ですね。
まだメインシステムでしか聞いたことがないので。
お久しぶりです。
お元気そうでなによりです。
休める時にガッツリ休みましょう!
さて、e9のリケーブルについてですが、やってみないとわからないってのもあって、難しいところですね。
それよりも、魔人さんが仰っているように、リケーブルが容易なシグネイチャーを使ったほうが、いろいろ試せて良さそうです。
e9は安くないですし中古しか手に入らないし、リスクが高すぎでしょう。
ALO Reference 16はLCD-2と組み合わせるとバッキバキになりますが、LCD-3だとシャープで輪郭がつく程度ですから、おそらく線材の傾向としては、HD650用のALOをもっとシャープにした感じ、ぐらいだと思います。
でも、確かに気になりますね、この線材とe9の組み合わせは。
話逸れますが、LCD-2はメタルとかロック聞くならオススメですよ。
アンプによってどれぐらい音変わるかってのは一度試してみないと駄目ですね。
まだメインシステムでしか聞いたことがないので。
魔人さん、まみそさん
コメントありがとうございます(*^o^*)
私は1月4日までお休みです。
普段寝不足な分、ここぞとばかりに寝まくってます。
従兄弟と、祖父母にお年玉あげて、懐は寂しいですw
魔人さん、本当はe10の形を密閉にして、音はe9をブラッシュアップしたe11が、実売20万円以下で出れば、それ買って終わりなんですけどね。
ひとまず、signature 買うかDJ1にしとくかは検討中です。
はい、相変わらず爆音です。なのでPS1000は買いません。
それと圧力はやはり密閉だろうと。それでいてロック向き高性能はゾネ一択なんですよ。
人間はいつ死ぬかわかりません。
難聴になったら、その時考えます。
後悔しません。
まみそさん、LCD-2とe9、ペインキラーやZeppelinを爆音で聞く陶酔感 どっちが上ですか?
LCD-2だとしたら、もっと話題になってもいい機種の気がします。
とりあえず、一度試聴してきます。
あと、相変わらずレビュー書くのお上手なんですが、一時期の神がかり的な表現をされてた頃と比べると、
まみそさんの情熱が薄れたというか、レビュー読んでも心に響かなくなっています。
もちろん文句をつけてるわけではありませんし、まみそさん自身も70点て表現してますしね。
メタル適正の記事やUSTヘッドホンの記事とか好きでした。
がんばって書かなきゃいけないと思って書くのではなく、心から楽しんで書いてるっていうのが伝わってきました。
でも、まみそさんも今の自分にはオーディオを楽しむだけの余裕がないって書いてますもんね。
私も同じです。
ノスタルジックに浸ってしまいすみませんm(_ _)m
レビューのクオリティとか
>かんたさん
>LCD-2とe9、ペインキラーやZeppelinを爆音で聞く陶酔感 どっちが上ですか?
密閉型と開放型、しかもLCD-2は平面駆動なので、だいぶ傾向が違いますが、陶酔感・・・どうでしょうね。
人によるでしょうが、おそらくe9のほうが陶酔できる人のほうが多いのではないかと思います。
LCD-2は、何に似てるかと言ったら、たぶん一番近いのは低音が出るようになったAKGのK1000を平面駆動の鳴り方にしたもの、って感じです。
K1000聞いたことあるかんたさんならイメージできるかと思います。
ただ、前のコメントでも書いた通り、このヘッドホンはアンプによる差がありそうな感じなので、そこは検証が必要ですね。
まみそアンプだと9時ぐらいのボリューム位置で余裕でLCD-2鳴るのですが、もしかしたらこれぐらいパワフルさがあってこそ鮮度の高い音が出るのかもしれません。
まだ他のアンプで比較検証してないので謎ですね、よくわかりません。
ちなみに、個人的にはペインキラーはLCD-2のほうが好きです。
私の場合、音色よりスピード感とかリズム感のほうを重視するところがあるからだと思います。
レビューのクオリティーは、確かに自己採点で70点です、ツイートよく見てますねw
というのも、通常ベースを書いてから、何度も表現や文章構成を修正して完成度を高めていくのですが、そのためにはかなりの時間がかかります。
情熱どうこうってよりは、結局どれだけ時間をかけれるかでクオリティーが決まります。
本当はもっと練ってから公開したいのが本音ですが、毎月記事を公開しよう!と今年は決めたので、そこそこで妥協しての公開になりますね。
あとはどれだけ衝撃を受けたかってのもあります。
最近は特別衝撃受けるようなものが無いので、そのあたりは文章に出ます。
最近だと、E10のレビューは完成度高いのではないかと思います。これは衝撃的だったので。
>LCD-2とe9、ペインキラーやZeppelinを爆音で聞く陶酔感 どっちが上ですか?
密閉型と開放型、しかもLCD-2は平面駆動なので、だいぶ傾向が違いますが、陶酔感・・・どうでしょうね。
人によるでしょうが、おそらくe9のほうが陶酔できる人のほうが多いのではないかと思います。
LCD-2は、何に似てるかと言ったら、たぶん一番近いのは低音が出るようになったAKGのK1000を平面駆動の鳴り方にしたもの、って感じです。
K1000聞いたことあるかんたさんならイメージできるかと思います。
ただ、前のコメントでも書いた通り、このヘッドホンはアンプによる差がありそうな感じなので、そこは検証が必要ですね。
まみそアンプだと9時ぐらいのボリューム位置で余裕でLCD-2鳴るのですが、もしかしたらこれぐらいパワフルさがあってこそ鮮度の高い音が出るのかもしれません。
まだ他のアンプで比較検証してないので謎ですね、よくわかりません。
ちなみに、個人的にはペインキラーはLCD-2のほうが好きです。
私の場合、音色よりスピード感とかリズム感のほうを重視するところがあるからだと思います。
レビューのクオリティーは、確かに自己採点で70点です、ツイートよく見てますねw
というのも、通常ベースを書いてから、何度も表現や文章構成を修正して完成度を高めていくのですが、そのためにはかなりの時間がかかります。
情熱どうこうってよりは、結局どれだけ時間をかけれるかでクオリティーが決まります。
本当はもっと練ってから公開したいのが本音ですが、毎月記事を公開しよう!と今年は決めたので、そこそこで妥協しての公開になりますね。
あとはどれだけ衝撃を受けたかってのもあります。
最近は特別衝撃受けるようなものが無いので、そのあたりは文章に出ます。
最近だと、E10のレビューは完成度高いのではないかと思います。これは衝撃的だったので。
プロフィール
名前:
まみそ
競馬:
性別:
男性
「まみそぶろぐ」って何?:
ヘッドフォンやオーディオアクセサリーの感想などを筆ペン先生がぶった斬るWebサイト。
売ります・買います
★出品中のアイテム
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。詳細はコチラ
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ヘッドフォンレビュー
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K3003
K1000
K701
K501
K340
K290 Soround
K240 Sextett 二代目
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MS-1
AUDEZ'E
LCD-3
Audio-Technica
ATH-W5000
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ATH-W2002
ATH-AD2000
ATH-A2000X
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