忍者ブログ         
        
スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
[13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

h-hd650-3.jpg型番:HD650
メーカー:SENNHEISER
タイプ:開放型ヘッドフォン
再生周波数帯域:10 - 39,500Hz
インピーダンス:300Ω
感度:103dB
ケーブル長:3m
プラグ:6.3φステレオ(3.5φ変換アダプター付属)
質量:約260g

メーカー製品紹介ページへ



h-hd650.jpg装着感は良好です。購入当初は少し側圧が強く感じますが、使っているうちに丁度よい側圧になります。未使用時は箱等に挟んでおくといいかもしれません。頭頂部にスポンジがついているので頭頂部が痛くなることもなく、長時間リスニングが可能なヘッドフォンです。

一番最初に音を出した時は、音が団子状の塊で出てきててビックリしましたが、少しずつ音がほぐれていきました(約4時間後には塊感消滅)。最初は邦楽でのサ行において耳に突き刺さるようなキッ!っとした痛みを感じましたが、これはエージングの進行によって消えました(25~30時間でほぼ全く気にならないレベルに)。

HD650は音場が広いと聞いていたのですが、最初の10時間程はそれほど広さを感じませんでした。しかし、ドラムはあそこ、ギターはあそこ、ベースはあそこ、といったように、空間的に各楽器の音を配置するような鳴らし方のヘッドホンであるとは感じました。10時間を越えたあたりからは噂通り広大な音場が出現してきます。 その広い音場は特にクラシックやLIVE音源で強く感じることができます。LIVE音源では、広大な空間があるのを感じ、遠くまでスーっと音が消えていくのを感じられます。 通常のスタジオアルバムでは、密集してごちゃごちゃした音ではなく、それぞれの楽器の位置が整理整頓され バランスよく聞こえてきます。

h-hd650-2.jpgバランスは低域寄り。低音が柔らかく丸い音をしており、音のバランスは低音寄りな音作りのため、全体の音の印象も柔らかく丸い音と感じます。ウッドベースや重低音管楽器などのように豊かで柔らかく響く楽器がよく似合うと思います。高音は繊細さを感じ取れる細やかな音。

エージング20時間あたりで、初め気になっていた音のこもり感が取れてきますが、初めに比べてこもり感が取れたということであって、スカっと抜けの良い音になるというわけではありません。しかし、このこもった様なモヤっとした音を欠点と感じるか利点と感じるかは人それぞれだと思います。良いように解釈するならば、HD650の特徴である低域のふくよかさ、豊潤さを生かせているように思います。このような音であることによる犠牲とも言えそうなのがキレの無さ、スピード感の無さ、ノリの悪さで、これは人によっては致命的な欠点となる可能性があります。

個人的にはHD650は個性的な音で、万人受けするような無難なヘッドフォンだとは思いませんHD650の個性は人によっては「重厚で聞きやすく心地良い」 となり、人によっては「ヌボーっとしててつまらない」ともなるので、購入の際には試聴することを強く勧めます。

HD650は繊細であり刺激的な音は出ず、まったり音楽を楽しめるヘッドフォン。最適なジャンルをひとつあげるとすればクラシック。ロック、ジャズ等になるとキレ、ノリの良さを感じることができずいまいちだと個人的に感じます。



HD650 リケーブル
 

拍手[11回]

m-dt880-4.jpg型番:DT880 Edition2005
メーカー:Beyerdynamic
タイプ:半密閉型ヘッドフォン
インピーダンス:250Ω
感度:96dB
再生周波数帯域:5~35,000Hz
質量:270g

メーカー製品紹介ページへ

※生産完了モデル



m-dt880.jpg装着感はとても良く、個人的にはオーディオテクニカのATH-W1000と双璧かそれ以上の心地良さを感じます。イヤーパッドは布製で、HD650のイヤーパッドを柔らかくして、側圧を緩くした感触です。ヘッドフォンの装着感は音と同じぐらい重要だと個人的には思いますので、この装着感のためだけにDT880を使いたくなるぐらいです。

 

 アバウトに聞いた時の印象としては落ち着いた音のヘッドフォン。音だけでなく装着感も含めトータルで、耳への負担が非常に少なく長時間聞けるという点に価値があると思います。バランスはほぼフラット。低音はうっすらと全体を支配するような、硬質的ではなく多少まろやかな低音を鳴らします。そのためか、少しタイトさに欠けソフトで、バスドラやスネア等のインパクトの瞬間の打音をあまり感じることができず刺激に欠けるので、人によってはロック等でちょっとインパクト不足を感じる場合があるかもしれません。高域は良い意味で線が細く多少刺激的な印象。悪く言うなら迫力の無い高域ですが、DT880の場合は細い高域が良い方向へ向いているように思います。この性質から繊細でありながらスパイス的な刺激を味わえます。金属感を味わえるという意味ではシンバル、ハイハット等の音は良い感じです。以上から、ひとつ挙げるなら高域が特徴的であるため、高域の鳴らし方をポイントに聞くジャンルを選択するのが良さそうです。

m-dt880-2.jpgこもり感は無く、低音や高音が特別出ているわけでもないので、Voモノは埋もれることなく良く聞こえます。湿り気、艶やかさはあるものの、もう一歩足りない印象でアッサリ気味に感じます。艶やかさに関しては楽器にも同じことが言えます。また音の膨らみ、響きもあるのですが、これに関しても一段階上を求めたくなるレベル。そのため、クラシックの山場では壮大さがMAXまで到達しきらず中途半端なところで抑制され、どうにもむず痒い感覚を感じてしまいます。音の洪水に包まれてゾクゾクする感覚を味わいたいところでアッサリと聞かされてしまう、そんな感じです。

得意ジャンルはジャズ、クラシックの小編成モノ。比較的オールジャンルで無難に高いレベルで鳴る機種で、特定のジャンルに特化して使うタイプのヘッドフォンでは無いように思います。冒頭に書いた通りDT880は落ち着いたヘッドフォンで、躍動感に欠けノリが良いとは言えません。ロック等では淡々と鳴らす印象です。ノリが無く緩いのが逆に効果を発揮するドゥームメタルや、癒し目的で聞くヒーリング的な音楽を聞く時に重宝するでしょう。 ただし、スピード感や躍動感、ノリは環境次第である程度引き出すことが可能です。ガラっとDT880のイメージが変わるので、スピード感重視のシステムにしてみるのも面白いのでオススメです。

m-dt880-3.jpgとても良質な音で、バランスの良い音作り、落ち着いた音を鳴らしてくれるヘッドフォンです。一番の難点は音量のとり難さ。アンプ無しでの使用はかなり音量が取りにくいので注意が必要です。

DT880でこの点をもう一段階レベルアップさせたいと感じる、艶やかさ、柔らかさ、膨らみ、響き等を更に向上させることがDT880をより活かすことになると思います。ふわっと柔らかく温かみのある音を出すシステムを組んでいる人、そのような音を好む人には是非使ってみて欲しいヘッドフォンですね。

拍手[2回]

m-dj1pro.jpg型番:DJ1PRO
メーカー:ULTRASONE
タイプ:密閉型ヘッドフォン
再生周波数帯域:10 - 22,000Hz
インピーダンス:64Ω
感度:104dB
ケーブル長:3m
プラグ:3.5φステレオ(6.3φ変換アダプター付属)
質量:約260g

メーカー製品紹介ページへ



m-dj1pro-2.jpg装着感はどちらかと言えば悪い寄り。装着した時に、「硬い!」と感じますが、時間が経つにつれ慣れてきてそんなに気にならなくなります。側圧も最初ちょと強いかなと感じますが、こちらもまた慣れてきて気にならなくなります。ケーブルが重いのと、後ろ方向に出ているため肩に当たるのが装着感において唯一の欠点でしょうか。  

初鳴らしから数時間は酷い音だと私は感じました。低音はブワブワと広がり、暴れる高音で、とても聞き疲れのする音です。これはこれで荒いロック等で良さを発揮するかもしれませんが、私は聞くに堪えなかったので丸一日程度(約24時間)全く聞かずにエージング放置しました。一日経つと荒さは相当改善され、ガラっとイメージが変わります。全体的に音が落ち着き、特に低音が最初とは見違える程締まっているのが一番の注目点でしょう。 

m-dj1pro-3.jpg m-dj1pro-4.jpg

作られた音だな、というのが最初の感想です。一番の特徴は低音の鳴らし方でしょう。締まっているとは言えますが、芯がありモコっとしたズンと響く低音は面白いです。狭いピンポイントでの締まりではなく、ちょっと大きめの範囲で締まって響くという表現が良いかもしれません。全体を支配する程の量感は無いものの、特徴的な鳴りの低音がしっかり主張しており存在をアピールしています。これがなかなかロックのバスドラや打ち込みでのドラムンベースの音を楽しく鳴らし、ノリを先導してくれます。ただひとつ気になったのが生ドラム。迫力はあるのですが、ちょっと大きめの範囲で締まって鳴る低音が悪い方向に出てしまい、人工的な(打ち込みっぽい)低音に修正されているように感じます。この人工的な音(作られたような音)、という感覚は全体的に微妙ですが感じます。かなり長い時間エージングが進んだ頃には、最初に比べずいぶんと柔らかくソフトな低音になったようにも感じました。高音は鮮やかだがシャリシャリというよりシャンシャン(シンバル音)する印象で、少し散漫とでも言うか、バシャっと広がってしまうような感じになります。音場は広く、音が空間に響くのを感じ取れ好印象。こもり感は無く、Voはクッキリと聞こえ(S-LOGICのせいかはわかりませんが近くでは鳴りません)、響きもあるのでなかなか良い感じです。

m-dj1pro-6.jpg個人的に欠点だと思うのは繊細さの無さ。DJ1PROに繊細さを求めるのは方向性に合わないようにも思いますが、ギターのカッティングや、シンバル音などをもう少し繊細に細かく表現してほしいところ。割り切って打ち込み特化で使用すればこの欠点はあまり気になりません。

生楽器を生っぽく聞かせるのはあまり得意ではないと感じます。その部分を補って余りある音作り、ノリの良さを持っているので、原音と違うといったことを言うのは野暮なヘッドフォンでしょう。意外とクラシックやジャズも悪くなかったので、どんなジャンルもそつなくこなせるのではないでしょうか。

音楽を楽しむという点ではとても魅力的なヘッドフォン。コストパフォーマンスは個人的にかなり高いです。この値段でこれだけ音楽を楽しめるヘッドフォンはなかなか無いでしょう。ジャズやクラシックよりは、打ち込み、JPOPS、ロックを主に聞く人にオススメしたいヘッドフォンです。

拍手[3回]

a55.jpg型番:ATH-A55
メーカー:オーディオテクニカ(Audio-Technica)
タイプ:密閉型
インピーダンス:60Ω
感度:102dB
質量:280g
ハウジング:チタンプラグ:3.5/6.3φステレオ 2way
再生周波数帯域:5 - 28,000Hz
コード:3.0m(片出し)

メーカー製品紹介ページへ

※生産完了モデル



装着感は良好、ウイングサポートで頭頂部は痛くなく、側圧は緩くもキツくもないです。気になるのはイヤーパッドの材質上夏は蒸れそうな点ぐらいでしょうか。

 バランスはカマボコ型で、本来低域があるべき位置から低域部分が中域寄りにスコっとシフトしたような感じで低域の量感不足を感じます。高域もこれまた中域寄りにシフトしたかのようで量感に欠け、加えて伸びがなく低域同様アッサリ気味に感じます。良くも悪くも低域と高域が中域寄りになったことで、刺激とは無縁の機種になっているように感じました。音の響きはそれなりにありますが、オーディオテクニカ特有の立体感のない平面的な音場は好みが別れそうです。中域の張り出し感の強い機種ですので、Voは埋もれずよく聞こえ、意外に艶っぽさもあってなかなかの好印象。密閉型ではありますが、特別音がこもっているようには感じずクリアーな音なのもイイ感じですね。

バランス的な違和感はあるものの、このカマボコ型バランスということを前提とした上で見れば、これはこれでバランスの取れた音作りでありますし、特に目に付く嫌な癖のようなものはなく、刺激の無い聞きやすい音を出す機種だと言えるでしょう。

ポップスやアニソン、打ち込みを聴くのに適しているように思います。Voメインで聞く場合にはなかなか良さそうです。低域と高域がどうしてもアッサリしてしまうので、ロックやジャズでは迫力や刺激といった部分が不足気味に感じます。音場感の問題からクラシックも厳しいものがあります。

低価格なことを考えるとかなり健闘しているのではないでしょうか。嫌な癖がなく聞きやすいですし、ヘッドフォン入門用には良さそうな無難な機種でしょう。

拍手[0回]

★ベルデンケーブル(shima2372氏ver)

Lpower.jpg L34H-red.jpg

shima2372氏製作のベルデンケーブルを使用した電源ケーブル、及び電源タップ。

これといった特徴が無く、いたって普通。
付属の電源ケーブルからshima2372氏の電源ケーブルに変えても「んー、こんなものか」「違いがよく分からない・・・」「気休め程度で使っておこう」といった程度にしか思わないのが正直なところだ。

しかし、個性あるケーブルやタップを使った後にshima2372氏の電源ケーブルに戻した時、初めて良さがわかる。

強い癖が無く素の音。
性能はそれほど高くないが、「自然」「違和感の無さ」「聞きやすさ」といった感覚を受ける。
何一つとして売りがない音のように思えるが、とにかく聞きやすい。
正に安全牌、超無難な音作りで、絶対的に聞きやすく、変な癖や個性を付けないのが特徴なのだ。

手軽に安定した安心できる音を出してくれるshima2372氏の電源ケーブルや電源タップは非常に価値があるように思う。

変な味付けがつかないので、機器の音の検証をするときなどに使うといいのではないだろうか。

拍手[4回]


★HUBBELL HBL5352i

s-pic1.jpg

HBL5352iは無メッキ型であるのが特徴。
ピュアな音、余分な固有音を付加しないのが売りのコンセンである。
要するに、個性の無いコンセント、味付けの無いコンセント。


★インプレ

商品説明通り、「余計な付帯音が消えて音そのものがハッキリ出るようになった」ことが一番の特徴。
おそらく壁コンそのものによる味付けはほとんど無いのではないだろうか。
壁コンの特性が出たというより、電源ケーブルとヘッドフォンアンプの性能をストレートに引き出せたという感じがする。
そのため、ずいぶんとモニターライクな音だと感じる。
引き締まっておりゴリっとした重心の低い低域を出せる点は高評価。
ロックやメタルといったジャンルと相性が良い。

拍手[4回]

『はじめに』

人それぞれ感性や感度、音の嗜好が違うのは勿論、加えて音の印象を正確に人に伝えることなど不可能ですので、このレビューの内容をそのまま鵜呑みにするのは言語道断であり、レビューの内容を参考程度として、同時に数あるソースの中のひとつとして捉えて戴きたいです。レビューというものは客観性を重視して書かれたものであっても、少なからず筆者の主観や基準が入り込んでしまうものです。

このレビューは私の中でのUSTヘッドフォン情報の集大成とも言えますし、私のUSTに対する情熱を文章化したものとも言えます。そのためレビューとしての価値は低く、まみそのUST感想文とでも考えてもらって構いません。内容を信じる信じないは当然読者の皆様の自由です。私はこのように感じるというだけの話です。オカルトだと思われる方も中にはいるでしょう。ただ、USTの生み出す音が私にとって最良であることは事実であり、私と似たような音の嗜好を持ち、私と似たような感性であり感度を持つ人がいるならば、是非ともUSTサウンドを体験してみて欲しいと思っています。


『オーディオの世界』 

オーディオの世界は実に面白い。知れば知るほどオーディオ機器の奥深さを痛感し、音の魅力に魅せられ、自分の理想とする音を求めてありとあらゆる手を尽くすものです。CDプレイヤーやアンプ、ヘッドフォンやスピーカーといった代表的なオーディオ機器以外にも、DACやCDトランスポート、電源ケーブルや電源タップ、壁コンセント、各種アナログ・デジタルケーブル類、インシュレーター・・・などなど、それぞれに数多くの種類が存在し、またそれぞれが音に変化を与える事実は、体験したことのある人ならば重々承知のことでしょう。

理論と現実が伴わないのもオーディオ世界の面白さです。理論的には音が良くなるはずなのに、実際に試してみると(自分の感覚上での)悪化しているなんてこともよくあります。言い方を変えるならば、新たな機器を導入したことによって起こされた音の変化が、自分の意図していた音にはならなかったという経験はないでしょうか。勿論それは、変更したその一点だけの問題ではなく、様々な要因が絡んで悪化しているとも考えられますし、自分の音の嗜好とは逆の方向へ向かってしまった(=音が悪化した)とも考えられます。

なんにせよ、オーディオシステムのセッティングは非常に奥深く難しく、万人にとってベストな組み合わせなど存在しません。人それぞれ自分好みの音が存在するわけですから、各々がベストなセッティングを自らの手で、耳で追及していかなければならないのです。極論を言えば他人の意見など無意味です。(実際に経験せずに)理論で語るのではなく自分の耳を信じ、お金と労力、時間をかけて様々な機器を実際に試し、経験を積んで自分好みの音を探す。他人に何を言われようが、自分が良いと思える音が最良なのです。「自分にとってより良い音を追い求める」のがオーディオの醍醐味なのだと私は思います。


『UST(Ultra Sound Technology)』 

さて、こんなオーディオ界にあるひとつの特殊な技術を紹介しましょう。オーディオインテルによるUST(Ultra Sound Technology)という技術です。詳細はオーディオインテルのUST紹介ページを参照して戴けたらと思いますが、ここでも簡単に説明しておきます。

UST効果とは「可聴電波」であり(正確には「可聴電波」の可能性がある)、UST本体からは全く音は出ませんが、スピーカー(ヘッドフォン)から出る音がUSTに纏わりつきUST方向へ移動します。これを利用して音場をコントロールします。「可聴電波」とはオルゴールから発生する音(電波)で、音速レベルでなく光速レベルの電波であり、エコールームにおいてもエコーが発生しません。

何を言っているのかサッパリわからないですよね。私もわかりません。このように怪しげで謎な技術であることが原因でオカルト扱いされるのがUSTです。個人的な意見を言わせてもらうならば、このオカルティックなイメージによって大きくスタートで出遅れてしまう悲運なヘッドフォンです。失礼な言い方ですが、もっと真っ当な技術であれば認知度であり普及率が変わってくるのは間違いありません。

このような事情もあって、出来る限り詳細にUSTヘッドフォンについて紹介し、USTがどのような技術であるのか、USTヘッドフォンがどのような特徴を持っているのかを知ってもらうことをレビューの目的のうちのひとつとして位置づけています。少しでも多くの人に良い意味でUSTサウンドを届けるために、逆に少しでも多くの人が過ちを犯さないように(リスクを負わないように)、対極の二つの役目をレビューに意義付けたいと思っています。


『UST効果』 

現時点でUSTの実態を証明することはできないようですが、UST効果は「可聴電波」である可能性が高いようです。とすれば、波動伝播でありますから、音速レベルではなく光速レベルで判断する必要が出てきます。これが正しいとするならば、人は光速レベルでの変化を感じ取る能力を持ち備えていることとなります。これが第六感といわれるものなのかもしれません。

「可聴電波」が原因かどうかはわかりませんが、UST効果は誰でも感じられるものではないようです。プロの音楽家やオーディオマニアの人であっても、USTの効果を全く感じ無い人もいるとのことです。
「そんなわけあるか!」と懐疑心に満ちた目で見る人が大多数であるのは言うまでもありませんが、効果を感じられるか感じられないかで驚く程真っ二つに意見が分かれるのを過去何度も見てきています。

この点は特に注意して戴きたい注意点で、これが万人にUSTヘッドフォンをお薦めできない最大の理由です。


『USTヘッドフォン』 

USTヘッドフォンはUST技術を組み込んだ機器の代表作と言っていいでしょう。USTヘッドフォンは大きくわけて3つ用意されています。SONY MDR-E931LPをベースにUST技術を組み込んだUSTイヤフォン。オーディオテクニカ ATH-A900をベースにUST技術を組み込んだUSTヘッドフォン(以下900UST)。伝聴研とのコラボレーションにより誕生した300個限定発売のオリジナルUSTヘッドフォン EXH-313(以下313)。

なぜSONY MDR-E931LPやオーディオテクニカ ATH-A900がベースとして使われているのかと言えば、過去に様々な機種にUSTを組み込んだ結果、最もUSTらしさを発揮できるのがこれらの機種であったからです。USTは元々のヘッドフォンから更なる音質向上をさせるものとは一概には言い切れません。よりハイエンドな機種に組み込めば良いというものではないのです。ハイエンドモデルにUST技術を搭載しても、相性が悪くUSTの真価を発揮できなかったり、音質が逆に劣ってしまったり、故障してしまうこともあります。音質面以外にコストパフォーマンスという観点から見ても、MDR-E931LPとATH-A900の二機種に組み込むという選択はベストだと考えられます。オリジナルUSTヘッドフォンのEXH-313は、USTを組み込むことを前提として作られたオリジナル機種であるため、「基本性能とUSTらしさが最も高いレベルでバランス良く共存している機種」だと言えます。


『ver』

過去にver1.4やver1.5が存在し、ver2.0の試行錯誤の末、結局ver1.5の良さとver2.0の良さを合わせたver3.0が現verとなっています(2007年8月)。ちなみにver1.5は臨場感重視、ver2.0は音場感重視でした。旧verからver3.0への変更が可能(チューニング代が掛かります)ですが、ver1.5はver1.5で貴重だと思いますし、ver2.0も同様に貴重だと思います。微妙な差ではありますが各verに違いがあり、必ずしもver3.0のほうが良いとは言えません。

USTイヤフォンは更に進化し、type.x(ドットエックス)となっています(2008年12月)。
加えて、UST効果をお手軽に体験できる廉価版type.s(ドットエス)が用意されています。


『USTの特徴~USTは養殖魚~』 

まずはUST全体で共通するUSTの特徴について説明します。まず最初に言っておくべきは「USTは特殊な鳴り方」「特殊な音色」であることでしょう。USTの特徴を言葉で表現するのは非常に困難なのですが、「特殊な鳴り方」「特殊な音色」であるのは間違いありません。

ただし、数あるヘッドフォン全てが独自の鳴り方、音色を持っており、それがヘッドフォンの個性になっているわけですから、USTだけが特別だとは言えないでしょう。しかし、USTの鳴り方、音色は他に類を見ない鳴りであり音色なので、「特殊」であるという表現が適切かと思います。

楽器の出す音というのは間近で聞くのと距離をとって聞くのとでは違うものです。「直接的に聞くか間接的に聞くか」という違いです。つまり、直接的に間近で聞いたときの楽器の音色及び鳴り方と、コンサートホールでVoや楽器の音がホール全体に響いた音⇒「音響的な鳴り、及びその響いた音」の音色は違います。このような区別をした時にUSTヘッドフォンは「音響的な鳴り方」に属します。

この「音響的な鳴り方(そのもの)」、「音響的な鳴り方での音色」の二つの点を人工的に再現しているのがUSTです。UST技術によって音場をコントロールし、人工的に作ってはいるものの、人工臭さを感じずとても自然に聞こえます。蒼天肉雄氏の言葉を借りるなら「USTは養殖魚」で、これは言いえて妙だと思います。天然魚では無いが天然魚とは違った養殖魚ならではの美味さを持つのがUST(養殖魚)なのです。


『USTの特徴~鳴り方・音場~』

USTの特徴である「音響的な鳴り方」について詳しく説明しましょう。USTの音場感を説明するのは非常に難しいのですが、USTは間近で音が鳴っていると同時に遠くからも音が聞こえてきます。ソースにもよりますが、例えばVoでは「間近で聞こえて細かなニュアンスまで聞き取れるリアリティ溢れる表現力であると同時に、声が空間いっぱいに広がり満ち響きます」。そして、上下左右前後あらゆる角度から音が聞こえてくるので立体的な音場を形成します。このような鳴り方のため、音が拡散的に広がり響き、空間いっぱいに満ちた音に自分が包まれるような感覚になります。

全ては「音響的な鳴り方」という表現に集約されるように思います。USTヘッドフォンは「楽器から出た音やVoの声が空間全体に響き満ち、その響いた音の成分を聞く」といった鳴らし方のため、その響き満ちた音全体を聞くことになります。

同時に、USTヘッドフォンは「音響的な鳴り方」のため、直接的な鳴りで強く感じる「力感」をあまり感じることができません。響いた音を聞くので、間接的な耳に優しい音であり、これはUSTの音が心地良い、耳障りではないと感じる一因であると私は思います。


『USTの特徴~なめらかさ~』

USTは非常に音の繋がりがなめらかです。音の出だしの超微音から音の終わりの超微音(残響音、余韻)までをシームレスになめらかに描き出すことができます。音を波形に例えるなら、USTは限りなく曲線、他機種は波形をズームアップすると階段状にカクカクしているという例えが適切でしょう。艶っぽさでVoを活かすのも良いですが、なめらかさでもってVoを活かすというのもまた良いものです。

 
『USTの特徴~基本性能~』

※わかりやすいようにedition9との比較を例として使用します。

オーディオにおける解像度とは、①『解像度が高いほど滲みが無く鮮明でクリアーなサウンド』 = ②『解像度が高いほど細かな音、表現までハッキリ知覚できる』と私は考えます。

>解像度

USTヘッドフォンは②の意味での解像度が非常に高いです。「解像度、細かな音、表現までハッキリ知覚できる」、という意味ではUSTヘッドフォンはedition9を上回ります。「奏者の意図していること、微妙なニュアンス」までもしっかり感じ取ることができます。過去多くのヘッドフォンを聞いてきましたが、「奏者の意図していること、微妙なニュアンス」、又は「場の雰囲気」を感じさせる能力においてはコレ以上優れた機種を私は知りません。

>分離感

次に分離感を説明しましょう。音の分離感とは、言葉通り「各音がどれだけハッキリ分離するか」という意味です。音の輪郭感が強く、エッジのあるedition9は非常に音の分離感が強いです。逆に各音を完全に分離するという意味ではUSTヘッドフォンの分離感は弱いと断言します。

しかし、USTヘッドフォンは各音それぞれの主張感が強く、全ての音が個々で主張し独立するという意味で結果的に分離感が強いと言えます。ですから、edition9を聞いたあとにUSTヘッドフォンで同じ曲を聞くと、「こんな音あったっけ?」「なんだこの音?」と、今まで気づかなかった新たな音を発見することが多々あります。その後edition9で確認してみると、editioin9でも確かにその音は出ているのです。

なぜこのような差が出るのか、確信を持って原因を述べることはできませんが、「edition9は主旋律的な音が強調されるためか微小音に意識がいきにくいのに対し、USTヘッドフォンは全域にわたって強調される部分が無く(言い換えれば全ての音が主張している)、微小な音を含む全ての音に意識がいきわたる」のだと私は考えます。ですから、一般的な意味での音の分離感とは違った意味で、USTヘッドフォンは分離感が高いと言えなくもありません。

>情報量

情報量はedition9と同等、それ以上。情報量は一般的な意味で普通に多いと言えます。超微小な音まで再生しきるのは勿論、細かなニュアンスまで鮮明に描き出し、今まで聞こえなかった音がたくさん聞こえ、奏者の意図までも感じ取ることができます。環境次第で情報量は天井知らずで増え続けていきます。私の環境はまだまだチープなものですが、現状でもついてこれているのはedition9とUSTヘッドフォンのみですから、情報量に関してはヘッドフォン全体の中でもトップクラスだと言っていいのではないでしょうか。


『USTヘッドフォンは環境次第』

ヘッドフォンは環境次第で音質レベルを上げることが可能です。USTヘッドフォンも例外ではなく、音質レベルを環境レベルを上げることで向上できます。しかし、私がここで言いたいのは音質レベル(基本性能)のことではありません。「音の鳴り方そのもの」のことです。USTヘッドフォンは環境を変えると「鳴り方」が大きく変わってしまいます。音色やバランスなども変わりますが、それ以上に「音場の広さ、音の定位する位置、響き」の変化が激しく、音場の狭いセッティング、響きのデッドなセッティングにしてしまうと聞けたものではありません。非常に環境にシビアなため、使いこなすのが難しいヘッドフォンだと感じます。


『USTの特徴~リズム・ノリ~』

「音楽を楽しむ時に最も重要なのはリズム感でありノリの良さである」という考えから、この点を突き詰めたのがUST技術です。言い換えれば音の立ち上がりが速い、応答速度が速いということです。私の経験上、AKGのK1000をバランス接続した時の音の立ち上がりの速さ、ノリの良さに似ていると感じます。K1000を初めて聞いたときにはUSTみたいだと感じたものです。ヘッドフォン全体を相対的に見てもトップクラスの音の立ち上がりの速さ、応答速度、ノリの良さを持っています。


『USTの特徴~まとめ~』

USTの特徴をまとめると、「情報量、ノリの良さ」が優れている「音響的な鳴り方」をする機種だと言えます。更に細かく特徴を羅列すると、「音場感が優れているので窮屈感が無くスケールが大きい」「音の広がり、響きがありながらタイトで締まりのある音でボワつき感が無い」「高域がキンキンして痛いなどといった刺激とは無縁」「Voが引っ込むといったことも無く、極めてなめらかで独特の艶が乗り美音」「音の立ち上がりが速いのでノリが良い(リズム感が良い)」「情報量が多いため細かな音まで再現され、空気感を感じることができる」などなど、人によってはもっとセールスポイントが増えるかもしれません。逆に人によっては欠点となりえるのが「力感の無さ」「刺激の無さ」「原音の粗さが無い(原音忠実性が低い)」「低音不足」などなど、こちらもまた人によってはもっと欠点が増える場合もあるでしょう。

USTは一般的に嫌がられる傾向の強い欠点と言える欠点が無いため、非常に聞きやすく心地良い音を聞かせてくれます。全域にわたってお互いの長所を打ち消し合うことなく両立しているのがUSTヘッドフォンです。あえて悪く言うならば突出した個性の無いヘッドフォンとも言えます。

得意とするのはLIVE音源。コンサートホールの音の響き、鳴り、臨場感をここまで出せる機種は他に無いでしょう。また、「なめらかなVo」、「音響的な鳴り」という特徴から、女性Voで打ち込みのアニソンには最適だと感じます。空間いっぱいに満ち響く声や音に包まれるのを体験できます。私的にはオールジャンルで高いレベルで音楽を楽しめる機種だと感じます。


『USTの方向性』

USTの特徴の中でも、「Voや吹奏楽器などの息遣いが直接的に感じ取れるものでは、奏者の微妙なニュアンスであり、感情、意図を如実に感じ取ることができる」点と、「空間内で音が響くことの美しさ」は感動モノで、生命の宿った生きた音、音楽性に溢れた音を聞かせてくれます。これが「音楽の楽しさ」であり、本当の意味での「音楽を楽しむ」ということだと私に教えてくれました。これこそがUSTの目指した方向性なのだと私は感じます。「USTは理屈でなく感性で聞け」と言わせてください。


『313 or 900UST~HiFiとアナログ~』

ノイズの無さ、クリアーさ、細かな音まで鮮明にリアルに、といった部分では313は900USTを上回っています。この二機種を比較した時に、鳴り方そのものが大きく違うということはなく、本当に感覚的なレベルの差です。基本性能は絶対的に313のほうが上にも関わらず、私は心地良さ(聞きやすさ)の一点で見るならば、900USTのほうが優れているように感じます。なぜなのか。私の出した解答は「HiFiとアナログ」です。



先程述べた通り313と900USTはほとんど差がなく感覚的なレベルの差しかありませんが、僅かではあるものの差があります。以下の文章はその差を誇張して書いていますので注意してください。


 313はSN比が高くクリアーで、音の分離感も強く細かな音まで鮮明に聞き取ることができます。これは言い換えれば、HiFi的な音だとも言えるでしょう。一方900USTは313に比べるとノイジーで、空間全体の粗を感じます。この空間全体を漂う(覆う)粗がポイントなのではないかと私は思うのです。

「性能は劣るけどこっちのほうが聞きやすくて心地イイなぁ」

という体験をしたことがないでしょうか?

解像度が低く粗を感じるが、この粗を感じることが逆に空気感を強く感じることに繋がっているのではないかと思うのです。つまり、粒が細かいよりも、粒が大きいほうが見えやすい。これを音に置き換えると、大きな粒に付着した音成分のほうが聞き取りやすい(感じやすい)となります。勿論粗があると微小な音表現ができなくなって(感じ難くなって)しまいますが、心地良さを感じるには逆に粗いほうが、基本性能が低いほうが良いのではないかと私は思います。

900USTは粗があるので、313と比べると全体的に音が繋がってしまっているような感覚になり、音の分離感は313と比べると劣ります。ですが、逆にこの音の繋がり感、空間全体で聞かせる感覚は、音の調和、ハーモニーといった点では有利なように思います。更に空間全体で聞かせる感覚は、空間全体の密度感、音の厚みをより感じさせてくれるように思います(313=アッサリ、900UST=密度厚み)。私は900USTを「アナログ的な音」と表現します。

極端な例えになりますが想像してみてください。

「漆黒の闇の中に各音が分離して点々と存在する313」
「粗はあるがソレによって空間全体で音を聞かせる900UST」

そうです。決定的に313と900USTには違いがあるのです。

普通ならば、313と900USTを比較した時に「ただ基本性能が違うだけ」という結論に至るでしょう。この答えでは313だけを使うことになり900USTの出番は全くありません。事実私も過去に313しか使っていない時期がありました。しかし、この"HiFiとアナログ"という答えを導き出してからは、900USTの出番がグっと上がったものです。この理論からいくと、必ずしも高性能なほうが良いとは言えなくなりますが、人によって求める最高の音は違うわけですし、高性能=良い音でなくて当然なのではないでしょうか。


『USTイヤフォン』

USTイヤフォンでも基本は『USTの特徴』で述べた特徴を持っています。イヤフォンですのでヘッドフォンに比べ装着感が良いと言いますか、装着してる感が薄いです。そしてUSTは音場感に優れているので、目を閉じれば「あれ・・・イヤフォンつけてるよな?」といった感覚を覚えます。そのためUSTラインナップの中では最も聞きやすい音を出すと言えるかもしれません。イヤフォンとは思えない空間を感じることができるでしょう。

更に、USTイヤフォンはUSTラインナップの中で唯一の開放型です。開放型であることからか、USTイヤフォンは空気を上手く利用できているな、と感じます。空気感の押し引きする感覚を一番強く感じることができるのがUSTイヤフォンです。イヤフォンの数少ないヘッドフォンに勝る部分と言えるでしょう。


『最後に』 

長々と書いてきましたが、とにかく聞いてみないことには始まらないのがUSTヘッドフォンです。謎多き技術であることは否定できませんが、一度音楽理論や分析的な思考を頭から外し、何も考えずに純粋な気持ちで一度USTサウンドを聞いてみて欲しいです。UST効果を感じることができ、好みのツボにはまれば至高の品となるクオリティーを秘めています。いきなり313や900USTを購入するのに不安がある人は、まずUSTイヤフォンから入るといいでしょう。USTがどんな感覚を与えてくれるのかを是非体感してみてください。


『オーディオインテルサウンド』

USTヘッドフォンの音がオーディオインテルの理想とする音そのものです。このオーディオインテルサウンドは以下で紹介している『Muse-Cable』や『DenDAC』でも一貫して貫かれています。つまり、USTの音が好みであればMuse-CableやDenDACを強くお薦めできますし、DenDACの音が好きであればMuse-CableやUSTヘッドフォンを強くお薦めできます。

Muse-Cable

ケーブル版USTと言えるような音のケーブルです。特徴はUSTコラムの内容をそのまま流用できるほど似たような特徴を持っています。USTの鳴りであり音を気に入った方には是非試してみて欲しいケーブルです。

DenDAC

PC用のUSBオーディオデバイス。コンパクトでPCに挿し込みヘッドフォンを繋ぐだけで高音質で音楽を楽しめます。これもまたUSTと似たような特徴を持った音を出します。




『USTヘッドフォンデータ』

メーカー:オーディオインテル

 s-P1010029.jpg s-P1010027.jpg


★EXH-313 

価格 48,000円(消費税・送料込み)

形式 密閉ダイナミック型
感度 102dB/1mW at500Hz
周波数特性 5~40,000Hz
最大入力 1600mW(JEITAに準拠)
インピーダンス 60Ω
質量 300g(コード除く)
プラグ 標準/ミニ 金メッキステレオ2ウェイ
コード 布巻き/FC-OFC/3.0m(片出し)


★A900UST

価格 52,500円( 消費税・送料込み)


★UST Earphone type .x

21,000円(消費税・送料込み)


★UST Earphone type .s
 
12,600円(消費税・送料込み)

拍手[3回]

はじめに

CDプレイヤーは、音を出す時に一番根っこの部分にあたります。
1万円以下のリーズナブルなものから100万円を超えるハイエンドなものまで存在し、当然違った音が出てきます。

まずは、音の出口であるスピーカー(ヘッドフォン)までの経路を確認しましょう。

①CDプレイヤー→(アナログ接続)→アンプ→スピーカー

これが一番一般的でしょうか。
この場合、DAC(デジタル信号をアナログ信号に変える機器)はCDプレイヤー内臓のものを使うことになります。

音にこだわり、単体DACを使う場合には、

②CDプレイヤー→(デジタル接続)→DAC→(アナログ接続)→アンプ→スピーカー

となります。


どっちがいいの?

さて、ここで①と②を見比べてください。
予算は20万円、現在アンプとスピーカーは既に所有済み。
20万円でいかにして高音質を目指すかとなった時どうしましょう。

①の場合、20万円でCDプレイヤーを買うこととなります。
20万円のCDプレイヤー、かなりの高音質を期待できます。

②の場合、20万円でCDプレイヤーと単体DACを買わなければなりません。
予算が分散されてしまい、それぞれ微妙なモノしか買えなさそうです。

となると、当然①のほうが高音質を期待できそうですね。

果たしてそうでしょうか?


ハイ、ココ注目!私なら②を選択します!


重要なのはDACなのです。

①の場合、20万円のCDプレイヤーの内臓DACを使うことになります。
②の場合は単体DACです。そう、ここに20万をほぼ全額投入するわけです。

それだとCDプレイヤー買えないんじゃ?

という心配は無用。
ここで登場するのが、


ポータブルCDプレイヤー

こいつです。こいつの出番です。

ここで②の経路をもう一度見てください。

②CDプレイヤー→(デジタル接続)→DAC→(アナログ接続)→アンプ→スピーカー

(デジタル接続)となっていますね。ここがポイントです。
つまり、②の場合にはCDプレイヤーは「CDからのデジタル信号の読み取り&デジタル信号の送り出し」という役目だけを果たすことになります。

この機能だけに特化したCDトランスポートというものが存在し、こちらも数10万円、100万円以上するものが存在しますが、CDトランスポートとして使用するポータブルCDプレイヤーを甘く見てはいけません。

今回の主旨は「手軽に高音質」です。
コストパフォーマンスを最重視するわけですので、ポータブルCDプレイヤーがベストなのです。


改めて比較してみようs-P1010013.jpg

話を戻しましょう。
ポータブルCDプレイヤーは、新品でも1万円ちょっとで購入できます。
しっかりデータを転送できるオーディオ用光デジタルケーブルは3千円ぐらいです。(太さ6㎜のものがオススメです。しっかり情報を転送でき、音の厚みが無い、音が薄い、スカスカしてるといった現象は起こりません。)
両方足しても2万円以下で収まりますね。
てことは・・・残り18万円を全額DACへ投入できるってわけです。

①では20万円のCDプレイヤー(内臓DAC)
②ではポータブルCDプレイヤー(CDトランスポート) + 18万円のDAC

当然、②のほうが優秀なDACを使えることになります。
今回は予算20万円で例を挙げましたが、予算が10万円なら

①では10万円のCDプレイヤー(内臓DAC)
②ではポータブルCDプレイヤー(CDトランスポート) + 8万のDAC

となります。


予算が5万円ぐらいある場合には有効な手段ですが、予算が2、3万円となってきた場合には、単体DACにそれほど期待ができなくなってきますので、①を選択したほうが効率が良いかもしれません。

②にはもうひとつ利点があります。
音色を変えたいなと思った時、①の場合はCDプレイヤーをまるまる買い換えることになります。
②であれば、DACだけ買い換えれば良いですし、グレードアップもしやすく、更なるグレードアップを狙い、本格的なCDトランスポートを後々導入することも可能で、より選択肢が多く融通がきくわけです。 


ポータブルCDプレイヤーを選ぼうs-P1010011.jpg

私がオススメするポータブルCDプレイヤーは2つ。(2007年3月現在)

sony D-NE920、panasonic SL-CT810の二機種です。
どちらも光デジタル出力を搭載し、音質に定評のある機種です。
両機種購入して聞き比べてみての感想は

「モニター調のsony、自然で耳障りの良い鳴り方のpanasonic」

といった感じです。

ここで一工夫。 
オーディオの世界で電源はとても重要な要素で、音質に大きく影響します。
ポータブルCDプレイヤー付属のACアダプターでは心もとないと感じる人もいるでしょう。
そんな時には、直流安定化電源のACアダプターを使いましょう。
価格も安いのでオススメです。
いくつか種類が存在し販売されているので、ネットで検索して探してみてください。
更なる高音質を求める場合は、電池駆動、自作電池電源ユニットとなります。


最後に

ポータブルCDプレイヤーをCDトランスポートとして使う方法は、コストパフォーマンスの点で見るとかなり有効です。
CDトランスポート部分が固定されていれば、DACやアンプのアップグレードも手軽にしやすいです。
もちろん資金的に余裕があるならば、ハイエンドなCDプレイヤーを買ったほうがイイでしょう。
100万円以上もするCDトランスポート、DACやアンプが存在する以上、それらにはそれだけの価値があるのだと思います。
今回紹介した方法は、資金に余裕の無い人向けのコストパフォーマンス重視の方法だということを忘れないでください。

CDトランスポートはポータブル!DACやアンプに投資せよ!

お金の無い時はこの言葉を思い出し、是非試してみてください。
きっと満足する音が出てくると思いますよ。

拍手[45回]

★Electra Glide Audio EPIPHANY X2

Electra Glide Audio社のEPIPHANY X2。
定価は7000$らしいが、市場には10万円以下で流通しており手軽に入手可能。

P1010009.JPG


★検証方法


m902に繋ぎ、DACとアンプへの電気供給という形で検証。


★インプレ

>エージング前

驚くほどの静寂さ、解像度の高さ、圧倒的な情報量、音の厚みが出て低域の迫力が増し、スピード感がありノリが良く、ノリが悪いイメージを持っていたbeyerdynamicのヘッドフォンDT880までもがノリ良くなった。
まとめると、SN比に優れ、情報量が多くハイスピードな電源ケーブル。
基本性能は非常に高い。

欠点は音場感が完全に死んでしまっていること。
音像が中心に寄り、頭内定位感を強く感じ、音が外方向へ伸びていかず、極端に言えば内へ内へと言ってもいいぐらいの壊滅的な音場を形成していた。
また、中域の張り出し感が強く、耳横で鳴る感覚の強さ、更に高域が全く出ておらず、抜けきらない音。
音がほぐれきっておらず、高域が出ないという典型的なエージング不足の傾向が確認できた。

>エージング後

音が出た瞬間感じた・・・高域が出ている。
音場感がかなり改善されている。
エージング前の印象に音場感がしっかり生まれ、高域が出てフラットバランスになった感じ。
それにしても、この情報量の多さはやはり驚かされる。
細部のどんな小さな音までも、クッキリハッキリと描き出すのだ。

音場感が改善されたとは言え、このケーブルはやはり音場感がウィークポイントなケーブルのようだ。
得に横方向の音場が狭く、ストレートに音が迫ってくるタイプ。

音場を重視する人にはオススメできない。
キャラクターが強いのでアンプ等に使うと大きくバランスを崩してしまう。
基本性能が極めて高いので壁コンセント~タップ間に使うといいのではないだろうか。
なかなか使いこなしの難しい電源ケーブルである。

拍手[1回]

『スペック』

HN:まみそ

性別:男

誕生日:1981年9月13日

血液型:O型

職業:トカゲのおっさん(IT系エロ講師)

趣味:オーディオ・競馬

移動手段:ちゃりんこ

性格:適当

尊敬する人物:高田 純次

座右の銘:なるようにしかならん

『まみそ』 

保存版まみそ誕生秘話

2000年、2chのHR/HM板にある『固定誕生スレ』で大量の固定がデビュー。
「ムーミン谷物語」がそのうちの一人。
2chらしさを出すため→「ムーミソ谷物語」 、可愛らしさを出すため→「まるまるムーミソ谷物語」、「まるまるマッコイ物語」というHNも試す。
その後長いHNを「まるムーミソ谷物語」→「まるムーミソ」→「ムーミソ」と変化させ一時定着する。
雷族(メロスピ愛好家の集まり)に入り「雷ムーミソ」になってたこともある。
長いこと「ムーミソ」時代を過ごしていると、 知人からは「ムミソ」と呼ばれるようになっていた。
しかし、TV番組でタイのオカマバーが紹介されており、そこに「ムーミン」というオカマがいることを知り、混同されることを避けるため、「ムミソ」→「マミソ」→「まみそ」に変更。
現在に至る。 

『まみその習性』

何事も極めるタイプ。浅く広くではなく、深く狭く。
学生時代は、メタルとプロレスに大半の時間、労力、お金を費やしていた。
知識面だけでなくゲーム等の技術を要する分野でもとことん極める。
しかし、No1になれないのは努力不足?それとも己の限界か?
ゲームでは、MMO「ローズオンライン」公式大会で準優勝、オンラインボンバーマンの大きな大会(800人参加)での準々決勝進出などが主な戦績。
何をやってもそこそこのレベルまではいけるのだが・・・

『性格』

 極度の自虐キャラ。108のコンプレックスを持つ男。
マイナス思考であることをプラス力に変えて行動するタイプ。
自分は最低最悪、ゴミ屑以下の人間だという意識が強い。
このような意識が常にあるため、何があっても自分に満足することが無い。
それが、結果的に更に上を目指し精進するという行動へ繋がっている。
超マイナス思考から生まれる超プラス思考の持ち主。

常に上を目指す傾向が非常に強い。
これは相対的に見れば向上していることになるが、自分自身の中で達成感が得られることは絶対的に無い。
例え世界で一番になったとしても、上には上がいるという思いがあるのと同時に、自分自身が新たな壁となる。

ドSでありドM(ただし、対自分に限る)。
自分で自分を追い込むこと、そして極限まで追い込まれることに快感を覚える。
自分の限界を越えることによって初めて自分が成長できると設定することでパフォーマンスを発揮する。
ぬるい環境を嫌い、過酷な環境へと自分を追い込むことを楽しみ、同時に追い込まれた状況をクリアすることに楽しさを感じる。
最大の敵は自分自身。

精神的な耐性が強い。ストレスが溜まったことが無い。
感情が希薄、理論的に物事を考えるタイプ。
だが適当、かつ無関心。

『趣味』

多趣味と言えば多趣味かも。
ひとつひとつの趣味を深く追求していくタイプ。
「やるからにはとことんやろうぜ!」という考え方。
「メタル」「F1」「プロレス」は青春時代(学生時代)の3大趣味。
メタルとプロレスは、私の人生観や思考経路に大きな影響を与えている。

何事も「極めることで見えてくるもの」って、実は同じだったりするのだと悟る。
これはオーディオでも競馬でも同じであった。

創造する欲求を満たしてくれるような趣味を好む傾向がある。
過去行っていたWebサイト製作、現在で言えばオーディオシステム構築。

現在はオーディオと競馬を主な趣味としている。

『音楽』

幼少時代はX JAPANをよく聞いていて、その影響でメタラーになる地盤が築かれていたのかもしれない。
メタル以外では小室哲哉が流行っていた。

中学時代はメタラーの友達にメタルを聞かされ続けた。
1996年3月、新譜で山積みになっていたHELLOWEENのTTOTOを何気なく購入。
当時14歳。メタルの道へ本格参戦。

「とりあえず全て聞いてみよう!」という思いから全てのジャンルのメタルを網羅していった。
購入と売却の繰り返し、友達との共同作業で、毎月毎月30~50枚のメタルアルバムを聴いていた。
メタル雑誌、「BURRN!」と「炎」が愛読書の学生時代・・・メタルを制覇し次の旅へ。

メタルは様々なジャンルの要素を取り込んでいるため、源流を探るためジャズ、フュージョン、クラシックなどにも手を出すようになっていく。
元来ポップなメロディーが好きだったので、ポップス、ロック、メロコア等も好んで聞いていた。
このように、メタルを軸する洋楽ブームは約10年続いた。

長年洋楽しか聞いていなかったが、24歳あたりから邦楽も聞くようになった。
最初に聞き出したのはアニメソング。私の好きな声質の女性Voが多かったのが原因。
特に影響を強く受けたのがKOTOKO。

約2年に渡るアニソンブームが終わると、幼少時代、学生時代を懐かしむかのように1980年代~1990年代の邦楽ブーム到来。

懐古タイムはすぐに終わり、続いて打ち込みブーム到来。
元々生演奏至上主義であったが、今では打ち込みをこよなく愛している。
大沢伸一のOur songをきっかけに、主に日本のエレクトロニカを好んで聴いている。

主にエレクトロニカ、ダンス系を聞くことが多いが、ジャンルを問わず何でも聞くタイプである。

おそらくトータルで1万枚近くのアルバムを聞いているだろう(9割はメタル)。
所有CDはPCにリッピングして売却、現在の所有CDは1000枚も無い。


★好きなバンド、アーティスト

Helloween,The Wildhearts,KOTOKO,Perfume,Q;indivi,capsule,スピッツ,志方あきこ,柴田淳,KOKIA,元気ロケッツ,Pax japonica groove,Hierophant green,note native,De de mouse,★Star guitar,Studio arartment,大沢伸一,月刊プロボーラー,80Kidz,Underworld,Sound Around,大槻ケンヂ,PANTA,小田和正,hide,Suara,T.M.Revolution,TMN,レミオロメン,ポルノグラフィティ,ユニコーン,佐野元春,Angra,Bon jovi,David Coverdale,Def Leppard,The Music,U2,Enya,Alcatrazz,Blue Oyster Cult,Cave in,Extreme,Fair Warning,Iron Maiden,Journey,Judas Priest,Firehouse,Gamma ray,Ginger,Megadeth,Michael Jachson,Kalmah,Scorpions,Steve Vai,The Cure,The Police,Toto,Queensryche,Rush,Slayer,Soil Work,Testament,UFO,Van Halen,Whitesnake,Ulver,Tai phong,…etc

演歌、レゲエ、R&B以外は何でも聴きます。

『F1』

F1を本格的に見始めたのは1997年から。
ミハエル・シューマッハが第16戦鈴鹿までランキングトップだったが、最終戦でジャック・ビルヌーブに故意にぶつけた年。

そのあとNo2の役目を完璧に遂行するエディ・アーバインに惚れ、鬼人の走りをするハッキネンに惚れ、弱小マシンながら時にトップグループに顔を出すミカ・サロや、引退するまで情熱的かつ攻撃的な走りを見せてくれたジャン・アレジも好きだった。
皇帝ミハエル・シューマッハは何故か好きにはなれなかった。

1998年~2000年のミハエルとハッキネンのバトルに夢中になった。
1999年はミハエルが事故って代わりにNo1に昇格したアーバインがポテンシャルを遺憾なく発揮しチャンピオン争いを演じ、アーバインファンの私は大興奮したものだ。

ハッキネンが引退し、ミハエルvsハッキネンの構図が消滅、F1熱が一気に冷めてしまった。
2006年を最後にミハエル・シューマッハも引退し、ますますF1への情熱が薄れてしまった。

過去の日本人レーサーの中でおそらく最速であろう小林可夢偉の出現で少し興味が回復するも、昔ほど熱中することは無し。。。

『プロレス・格闘技』

バリバリの闘魂三銃士世代。
武藤が凱旋帰国したあたりから熱烈なプロレスファン。
武藤の華麗なムーンサルトプレスに魅了されてプロレスファンとなる。

しばらく純粋にプロレスを試合として楽しむが、いつしかプロレスを試合外の部分で楽しむようになっていく。
2001年に発売されたミスター高橋の暴露本「流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである」をきっかけに、プロレスの本当の楽しみ方を知り、プロレスのあり方を考えるようになっていった。

今では試合にはほとんど興味は無く、興味があるのは裏事情。
ブックやアングルといったプロレスの裏側、そして真実を探ることに面白さを感じている。

プロレスだけでなく、総合格闘技やK1も好き。
全ての格闘技において、試合そっちのけで、人間関係、政治的絡み、裏社会との繋がり、ヤヲガチ論等々を勘ぐる癖がついてしまった。
私が物事を考える時には常にプロレス脳が起動し、猜疑心に満ちたモノの見方をする癖がある。

日本の裏社会、世界を操るロックフェラーやロスチャイルド、各国の社会情勢、災害や事件と裏社会の関係などに興味を持ったのもプロレスが原因である。

プロレスは世界の縮図!ってのは言いすぎか。
とりあえず、小学校に本当の意味での「プロレス」を教える「プロレス」の授業を入れとけ。

『ラーメン』

大のラーメン好き。
京都と兵庫のラーメン屋は特に詳しい。
学生時代、真夏の京都、友人と二人、朝からチャリンコでラーメン屋巡りスタート、合間合間和菓子の名店に立ち寄りつつ、深夜の夜食までラーメン、一日5食、肌は真っ赤になり軽く火傷したのは嫌な思い出。
それほどラーメンへの情熱は深い。
 
酷い時は毎週5回はラーメン屋へ通っていたが、今は週1~3回ペース。
決まって行くのは兵庫の「しぇからしか」本店、私の中でベスト3に入る美味いラーメンを提供してくれる。
兵庫なら「しぇからしか」、京都なら「いいちょ」、東京なら「ごとう」が好き。

『ゲーム』

ゲームは高校生ぐらいまで熱中していた。
PC-FXやネオジオ、ネオジオCDまで所有していた重度のゲーム中毒者。

マイベストゲームは「タクティクスオウガ(SF)」、他には「ファイナルファンタジー6・10」「伝説のオウガバトル」「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」「グランディア」「三国志シリーズ」「KOF95」などが私的傑作ゲーム。

2004年あたりからゲームはあまりやらなくなった。

大学生時代はMMO等のオンラインゲーム三昧。
経験値2倍イベント時などは不眠不休で連日プレイをするなど廃人と化していた。
一時期ボンバーマンオンラインに夢中になり、ギルド設立、ギルマスをしていた。

MMOやBOなどでギルマスをしていた影響で、Webサイト製作がひとつの趣味となっていた。

2008年初頭にPS3を購入するが起動することはほぼ皆無。
PSPで過去のPSのゲームをDLして遊ぶ程度。

『漫画』

漫画は中学時代に買い漁り、一時は5000冊ぐらいあったかもしれない。
が、あまりに邪魔なのでほとんど処分した。

愛、友情、仲間をテーマにした漫画が好き。
北斗の拳、花の慶次、ワンピースなど。ドラゴンボール、キン肉マン、セイントセイヤなどの定番モノから三国志等の歴史漫画、鉄腕アトムや鉄人28号、デビルマンなどまで幅広く読んでいる。

中学時代にこち亀を夢中になって読んでいたのが懐かしい。
個人的なベスト漫画はキン肉マン。

『小説』

高校時代はミステリー小説にはまっていた。
他ジャンルを絡めたタイプのミステリーを好む。
福井晴敏の「亡国のイージス」は個人的傑作。
本格派ミステリーでは島田荘司の作品が好き。

『映画』

基本的には小説同様にミステリーが好きだが、映画の場合は結構なんでも見るタイプ。
ミステリー以外ではホラー映画を好む。

マイベスト映画は「ゴッドファーザー」。
同じぐらい好きなのが「ワンスアポンアタイムインアメリカ」。

ホラーは「死」というテーマをリアルに表現している、つまりは「生」の表現が卓越しているとも言えるが、そのような映画を好む。
グロ系ホラー映画の代表格「ネクロマンティック」は是非ご覧あれ。

『スロット』

賭け事に興味がないのでゲームとして楽しんでいる。
パチンコ屋へ行ったことは一度もない。

ゲームでやってみて惚れた台のみ実機を購入して家でやるタイプ。
「南国育ち」、「めんそーれ」、「いみそーれ」といったシンプルなゲーム性の沖スロが特に好き。
他に好きな台は、定番の「北斗の拳」、「吉宗」、「番長」、「ミリオンゴッド」。
あとは「真・モグモグ風林火山」や、「戦国無双」など。

★所有実機

・めんそーれ30 ビスカス婦人パネル
・めんそーれ30 雷電パネル
・南国育ちR2

『競馬』

2011年4月より競馬開始、当時29歳、おそらく遅いデビューだろう。
競馬は実力至上主義、運など微塵も存在しない。
勉強しただけ競馬力は強化される。
努力しないものに勝つ力は無し。

本格的に競馬をやりはじめて4ヶ月、独自の競馬理論「まみそ流W理論」を創造。
その後更に4ヶ月かけて「まみそ流W理論」を形式化、確立することに成功。
短期間で高い的中率と爆発力を備えた理論を構築するあたり、流石まみそさん。
以下まみそ流W理論の概要。

まみそ流W理論

「馬主&調教師&騎手」を軸として予想を組み立てるのが「まみそ流W理論」です。
馬を見て予想するのが一般的かと思われますが、私の場合は人を重視します。
単純に馬よりも人の考えていることのほうがわかりやすいからです。
私には馬の考えをよみとる力はありません・・・

馬主であれば、

・今日は高額で落札した期待の新馬を出走させるから他の馬も勝たせたい。
・今日は重賞レースに出走する馬がいるから、他の馬も勝ちを狙っていきたい。
・今日は競馬場に行って自分の馬を応援するぞ、勝ちまくって祝福されたいなぁ。


調教師であれば、

・今日はオーナーが来場するから絶対に勝ちたい。
 (勝てば株が上がり、新しい馬を預けてくれる)
・うちの調教方法では、このコースのこの条件がベスト。必勝!
・もう勝たないと地方送りになる・・・勝たなきゃ。
・年間最多勝が狙えそう、勝ちを狙っていこう!


騎手であれば、

・前回は自分の騎乗ミスで勝てなかった、次こそは・・・
・ここは得意コース、絶対勝つぞ!
・オーナーも来てるし、お世話になってる厩舎の馬、勝たなきゃ。


などなど、人の意志(Will)がどうしても結果に影響してきます
馬が何を考えているかよりも、人が何を考えているかを推察したほうが的中へ近づけると考えるのが私の理論の根幹となっています。

人の意志(Will)を知ることが、勝利(Win)へとつながる

これが私がたどり着いた独自理論、「まみそ流W理論」です。
本格的に競馬予想を始めて4ヶ月目、この理論を確立させました。
しかし、出来立てホヤホヤの理論は不完全で、ともて使える代物ではありませんでした。
様々なスパイスを加え、修正を繰り返し、日々進化させ続けています。

まみそ流W理論は簡単なものではありません。
過去、馬主だけに注目して36レース全てに賭けたり、調教師だけに注目して賭けたり、そして騎手に注目して賭けたりしたこともあります。
結果から言えば、そのいずれもが大敗でした。
各々のファクターのバランスが大事なのと、それ以上に重要なのが、「実際馬の状態はどうなのか」を見極めることです。
この一手を加えることで、まみそ流W理論は飛躍的に質の向上を実現しました。

調教

馬の状態を見極める手段として最も有効なのが調教
調教師を信頼していれば調教など見る必要もない、と言ってしまえばそれまでですが、そこまで信用するのは難しいのが現実。
実際に自分で調教をチェックして、自分で判断したほうが確信をもてます。
調教師ごとにヤリ調教のパターンが違うのは勿論、同じ調教師でも時期やコースによってヤリ調教パターンを変えてくるので勉強する必要があります。
絶対的な調教師理論を確立できれば、調教を見る必要はないと思いますが。

パドック

続いてパドック診断
馬の状態はパドックでマルっとわかります。
状態がイイのか悪いのか、パドックを見れば一目瞭然。
いろいろなパドック診断方法を勉強し、ようやく有効なパドック診断術を身につけることができました。
「なんとなく元気な気がする」、「集中してる気がする」などといった曖昧な判断をしていては馬券を外し続けるでしょう。
パドックでは明確な判断基準を持って見極めなければなりません
このパターンは◎、このパターンは×、それはハッキリしているものです。

準備予想→本予想のスタイル

基本的な流れとして、パドックを見る以前の予想を「準備予想」とし、その予想をベースにパドック診断によって「本予想」を固めるスタイルをとっています
主に◎の気配のチェックで、◎が信頼できるようならGO、気配が悪ければ回避。
また、準備予想で印がついていない馬でも気配がよければヒモで加えることもあります。
ただし、私の場合ほとんど複勝やワイドで1点勝負するのでヒモで加えることは少ないですが。

スパイス

基本的に「馬主&調教師&騎手」と「調教&パドック」で十分な予想が可能ですが、より確かな予想とするためにスパイスを追加します。
主に、「血統&ローテーション&コース適性」の3点。
ローテーションやコース適性、血統も含め、これらは調教師の項目に含めても問題ないように思います。
というのは、これらの要素を全て考慮してレースに出走させるのが調教師だからです。
とは言っても、狙って投入するケースと、可能性を探るケースがあるので、自分で判断する必要があります。

血統は誰もが注目する項目ですが、どこまで深く血統を見るか、どの視点から血統を見るかで選択する馬は変わってきます。
私の場合は、コース適正、馬場状態だけでなく、内枠外枠、レース間隔や展開適正などなど、かなり多くの項目を血統から分析していきます。
馬の特徴、性質を知れば知るほど、どのような条件で馬が走るのかが見えてきます。

ローテーション

ローテーションは人の意志がハッキリと出る部分で、私はかなり重視します。
血統やコース適性はデータを見れば容易に判断可能です。
しかし、ローテーションは慎重に判断する必要があります。
馬ごとに最適なローテーションが違い、調教師は狙ったレースに合わせて「踏み台となるレース」を挟むこともあります。
なぜダートから芝へ転向させたのかなぜ距離短縮させたのかなぜ無理してまで遠征するのかなど、一つ一つのレースに必ず意味があり、人の意志が関係しています
基本的に調教師主導でローテーションが決められますが、希に馬主や騎手の意向が尊重されることがあり、騎手の場合は好結果を生むことが多いので問題ないのですが、馬主の意向でローテーションが決められるときは要注意です。
狙いのレースはどこなのかを見極めることがポイントとなります。
そして、それは調教内容や馬体重などから判断可能です。

ショック理論

ショック理論とは、条件を変えて激走を促すことを意味します。
例えば、コースの変更、距離延長・短縮、芝→ダート、ダート→芝、馬具変更などなど。
条件を変えることで、一変して激走する馬がおり、そこを狙うのがショック理論です。
この理論は、予想をより確かなものにするための補完的な活用方法があると同時に、穴馬を探し出すことも可能です。
「不人気馬の激走の理由」はショック理論であることが多いですね。
かなり有効な理論です。

消去法否定派

私は消去法で予想をしません。
消去法ほど危険な予想方法はないと考えています。
だって、一度消してしまった馬って二度と見なくなりませんか?
あとから「この馬券は絶対当てれないわー」とかなってませんか?
それは消去法予想をしているからです。

過去7歳以上の馬は馬券になっていない、過去大外枠の馬は馬券になっていないなど、これらのデータは過去のデータでしかなく、僅かな可能性を消してしまう危険な手段です。
僅かでも可能性のある馬を探り出すのが予想の本筋であって、消去法はその真逆をいく予想方法。
誰もが予想しないような馬を見つけ出すためには、消去法は適していないでしょう。
W理論で言えば、馬主に注目する人というのは少数派なので、馬主から選ぶ馬というのは2桁人気で激走することが多々あります

競馬力を上げるための復習の仕方

勝つ馬には必ず勝つ理由があります。
負けたときには、「なぜこの馬が勝ったのだろう?」と考えてください。
そして理由がわかるまで調べつくしてください。
その積み重ねが経験となり、競馬力向上に繋がります。
勝つ馬が勝つ理由がハッキリと見えてきたとき、必ず競馬力がついているはずです。

W理論のイイ所

W理論の真髄は、人を信用することに始まり、人を信用することに終わる
とにかく人を信用しなければ成り立たないのがW理論です。
調教師や騎手を心底信用しているから馬券を買えるわけです。
「信頼してるぞ、絶対勝つと信じてる!」と思いながらレースを見ることになるので、当然レースに対する熱の入り方が変わってきます。
勝つことができれば、「ありがとう」と感謝しますし、「信じてたよ」と信頼度がアップします。
何が言いたいかって、

めちゃくちゃ競馬を楽しめる

これに尽きます。
競馬に関わっている人達と一心同体になって馬を応援できるのがW理論のイイ所です。

『カメラ』

馬を綺麗に撮りたい!
そんな想いからはじめたカメラ道。
今はニコンのD5100を使って写真を撮っている。
まだまだ初心者。

『グロ』

別にグロ好きと言うわけではないが、興味はあったので学生時代に積極的に見ていた。
最初は画像に始まり、グロ系映画や動画へ。
「poso」や「チェチェン首切り」などが有名だが、「ウクライナ21」が精神的にキツイ動画ベスト1である。

宗教とは何なのか。
なぜ人はこんなことをできるのか。
人って何なのだろうか?

グロ動画とは、言い換えれば人の死をリアルに映し出した映像。
これほど人間の存在そのものを考えさせられる素材は他に無いと断言する。
人はもっと生と死と向き合うべきであるし、身近なものだと認識する必要があるはずだ。
単純にグロいというだけでなく、そこから何を感じ、何を考えるかが大事。

拍手[1回]

プロフィール
名前:
まみそ
競馬:
性別:
男性
「まみそぶろぐ」って何?:
ヘッドフォンやオーディオアクセサリーの感想などを筆ペン先生がぶった斬るWebサイト。
軽く自己紹介:
「永遠のオーディオ初心者」「糞耳筆頭」「ケーブル患者」「アクセ馬鹿」かつ「競馬中毒者」です!よろしく!








ついったー

売ります・買います
★出品中のアイテム

ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。

詳細はコチラ
まとめ記事
最新コメント
[09/13 ゆう]
[09/11 まみそ]
[09/11 ゆう]
[09/10 まみそ]
[09/09 ゆう]
[08/12 まみそ]
[08/12 まみそ]
[08/11 KN-コロ]
[08/09  魔人]
[07/22 まみそ]
[07/18 こまどり]
[06/17 syouta]
[06/07 まみそ]
[06/07 まみそ]
[06/07 まみそ]
[06/04 syouta]
[06/03  魔人]
[06/01  魔人]
[05/31 まみそ]
[05/31 まみそ]
ブログ内検索
携帯用QRコード
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © まみそぶろぐ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]
PR