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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★検索ワード

アクセス解析の機能のひとつに「検索ワード」というものがある。
検索サイトでどんな検索ワードを打ち込んでまみそぶろぐに来たのかがわかる。

まみそぶろぐを立ち上げた初期の頃から、常に上位にランクインし、その日のトップ検索ワードになることも多々あったのが、実は「DenDAC」なのだ。

★仕様

DenDACは私の愛用するUSTヘッドフォンを販売しているオーディオインテルの製品。
正確にはオーディオインテルの製品ではなく、傳田聴覚システム研究所システムエルエスアイ株式会社によるコラボレート製品。
オーディオインテルはDenDACの取扱店でしかない。
DenDACの設計者は元バーブラウンの技術者で、今はシステムLSI(株)に勤務している工学博士の近藤氏という方だそうだ。
DenDACにバーブラウンのDACが採用されているのも納得。
DenDACの詳しい説明は紹介ページ参照。
見てもらうとわかるが、コンデンサにはエルナー社製のものが使われている。

s-P1010001.jpg

DenDAC情報目当てでまみそぶろぐに訪れる人が多いという事実が、非常に意外であり興味深く、面白いなぁ、と前々から感じていた。

DenDACの情報を探している人が多いようなので、一度DenDACについて詳しくレビューしてみようと思う。


★昔の感想

まず2007/03/20の時点での私のDenDACの感想は以下のようなものだった。

特徴としては、臨場感があり情報量が多く、低域が強く厚みのある音。
だが、既に高級オーディオシステムを組んでいる人には必要ない。

m902があるわけだし、DenDACを使って音楽聞く必要は無いだろうと判断し、ずっと使っていなかった。
約3ヶ月ぶりにDenDACをPCのUSBポートに挿し込み、ヘッドフォンを繋いでみる。
改めて評価するために。


★インプレ

DenDACは厚みがあり温かみのある柔らかい音、アナログ的な音。
特に強く感じるのは響きの豊かさ。
そのため空気感を強く感じ、臨場感が高い。
逆に音の透明感はそれほど感じず、クリアーさはあまり感じられない。
スッキリ系とは真逆の密度感の高い音。
音の方向性としてはDAC-AMと同系統。

クリアーさと音の厚みや密度感を両立しているのは「m902+DAC-AM」やAT-DHA3000だが、DenDACはそれらとはまた違った印象を受ける。
空気感と音響に特化したような音。
音が響き満ちるのを存分に味わうことができるので、この手の音が好きな人にはオススメ。
逆にインパクトや力感、実体感、メリハリ、クリアーさなどを求める場合には向かないだろう。


★結論

DenDACは消しゴムみたいに小さな大きさで、これをPCに挿すだけでそれなりの音をすぐに楽しむことができる。
音も普通にイイと感じれるレベルのものはあるし、手軽にPCで音楽を楽しみたい方にはオススメ。

しかし、出力がミニフォンジャックのみという点、これ以上音質を引き上げることが不可能な拡張性の無さという点から見て、オーディオシステムに組み込むのは無理がある。

また、音質面から見ても、それなりのシステムと比較すると流石に落ちる。
個人的には特に電源部分による差が大きいのではないかと感じる。
クリーンな電気を供給されたオーディオシステムとUSBにより供給される電気とでは差がありすぎる。

外部電源を取れてライン出力があり、外部アンプを使用できるようにすれば、かなり音質改善が可能なのではないだろうか。
電源部を強化、コンデンサの増設など考えればいろいろ思いつくが、売りである携帯性が損なわれるので得策とは言えない。
やはり、この大きさでこの音質であることに価値があるのだろう。

 



★PCトラポの性能によってDenDACの音質は変わるのか否か

後日検証予定

※予想

DenDACへ供給される電気の質が違うため、音質への影響は大いにありえる。
また、PCトラポのノイズが少ないことも影響すると思われる。
この考えからいくと、PCの電源の質によってDenDACのパフォーマンスが変わってくることになる。

検証する価値がありそうだ。



★DenDACテクニック

>USBポート

DenDACを挿すUSBポートによって音が変わるのをご存知だろうか?
タワー型PCの前面についてるUSBポートなんぞを使った時には酷い音になるのだ。
明らかに情報量が落ちスカスカな音となってしまう。
おそらくPCの内蔵配線を通過することで音質の劣化(データの損失)が起きていると思われる。
DenDACはオンボードのUSBポートを使うべし。
また、DenDACを挿すUSBポートの付近(真横)のUSBポートを同時に使うか否かも音質に影響を及ぼす。

>DenDACから直で

DenDACの出力はヘッドフォン出力。
直接ヘッドフォンを接続するのが基本的には最も高音質を得られる。
DenDACの出力から中途半端なケーブルを使ってアンプに繋いだりすると、そのアンプがいかに優れたアンプであっても、ケーブル部分での劣化が激しく、DenDACに直接ヘッドフォンを繋いだ時よりも音質が劣化する可能性が極めて高い。
ケーブルの質を高めることである程度は劣化を抑えることは可能だろうが、DenDACの音質、用途、価格を考えると、あまり賢い使い方とは言えないだろう。

DenDACはオンボードUSBボードに繋ぎ、直接ヘッドフォンを繋いで使おう!



★改造

これ以上の改善の余地はなさそうなDenDAC。
本当にどうしようもないのだろうか?
否、私から見れば多少の改善ポイントは残されている。

・振動対策
・ノイズ対策
・コンデンサ換装

この3点。

振動対策は個人的に好印象なQR-8(Acoustic Revive)を貼り付けるのが良さそう。

ノイズ対策は電磁波吸収材を貼り付けることで対策できる。
MSI-30(オヤイデ)やers1.3(Stillpoints)などで包み込むことでノイズ対策が可能だ。

コンデンサを変更するのは音色そのものが変わってしまうのでリスクが高い。

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★原因は何?

ブレーカーを変更してからどうにも音がおかしい。
ずっと違和感を感じていた。

少し前まで感動的な音を出していたのに、ブレーカーを変えてからは淡々とした無機質な音で全然音楽を楽しめない。
やたら高域ばかり目立つのも改善される兆しがない。

ひとつ気になる点があった。
ブレーカーとメインブレーカーに大量に貼ったfo,Q
電源関連、しかも最上流部分に貼ったfo,Qがそんなに音に影響するのか?
という思いからスルーしていたが、今までのfo,Qの悪影響ぶりから考えるに音がおかしい原因だとしてもおかしくはない。

腹をくくり、ブレーカーのfo,Qを全部剥がしてみた。
ブレーカー専用のクライオ処理がされたfo,Qも当然剥がす。

結果、見事復活。
音が文字通り「生き返った」。
高域ばかり主張してくる変なバランスも改善され、どっしりした低域をベースとするバランスへ。


★fo,Qの及ぼす影響

おそらくこのアクセサリーは付帯音を削り、響きを殺すことが最大の難点。
響きを殺してしまうので、空間の音の広がり、特に前方方向への広がりがバッサリ切られてしまい、音響は無くなると言っていい。
そして響きの死亡の影響を一番受けるのが低域のようだ。
低域の持つ響き成分をカットされることで低域が痩せ細り、それにより量感バランスは逆ピラミッド型になってしまう。
同様に楽器やVoなどの響きも殺され、何とも味気ない、無機質な淡々とした音になってしまう。


★fo,Qは効果はある、が・・・

どこに貼っても滅茶苦茶に効果を発揮する。

私はひとつの結果だけから製品の本質がわかるとは思わない。
fo,Qによる悪影響が私のシステムに欠点があり、それが浮き彫りになっているという可能性もある。

そこで、様々な場所に、様々なサイズでfo,Qを貼ってみた。

アンプ、電源関連(コンセントプレート、電源プラグ、電源コネクタ、電源ケーブル)、メインブレーカー、CDPなどなど。
オーディオシステムに関わる部分なら、どこに貼っても私の環境の場合同様の悪影響が確認できた。
本当に小指の先程の大きさのfo,Qを電源プラグに貼るだけでもおかしくなるのだ。
どうも現状の私のシステムでは上手く使いこなすことは不可能なようだ。

振動を抑えるという目的ならば最高だが、オーディオ的には疑問の残るアクセサリー。
一概にfo,Qは駄目だとは言い切れないが、少なくとも私の環境ではどんな使い方をしても良い結果は得られなかった。
オーディオアクセサリーを代表する製品なだけに、上手く使いこなすことも可能なのだろうとは思う。

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11c47e31.jpg

まず、なぜこのインシュレーターを買ったのかと言うと・・・

っと、その前に、私はヘッドフォンアンプ2つをジャンルや曲によって使い分けている。
m902では高解像度、高分解能、高SN比、ロックやメタルなどを聞くときに使用する。
真空管HPAではアナログ的、雰囲気重視、柔らかく温かみのある音、主に女性Voモノを聞くときに使用する。


★真空管アンプの音が明後日の方向へ

数々のオーディオアクセサリーを導入することで、音質レベルがぐんぐん上がったのはイイのだが、真空管アンプ側にとっては逆効果であった。
クリアーすぎて私の狙っている音とかけ離れてしまったのだ。

昔はオーディオボードやインシュレーターを使うことはなく、オーディオラック(タモ材)に直置きしていた。
というのも、中途半端なボードを間に挟むぐらいなら、直置きのほうが聞き心地の良い好みの音だったからだ。


★WOOD BOY(黒檀)

さて、話を戻そう。

なぜこのインシュレーターを買ったのかと言うと、一言で言って「アナログ的な音にしたかった」から。
解像度だのSN比だの音の分離感などは減ってくれて構わない。
それよりアナログ的な雰囲気重視な音にしたかった。


★狙いは

狙いは的中!

予想以上に満足のいく音になってくれた。
HiFiだった音が、柔らかく温かみがあり、ふんわりした響き、音の繋がりのある雰囲気重視な音へと変わってくれた。
ここまで思ったとおりに変わってくれるとは・・・感動した!

METAL-BUBBLE/MSG-4と比べると「音のクリアーさ」は落ちたと感じるが、「有機的な音」になることで全然不満を感じさせない。
と、私の好みでの感想だ。

クリアーすぎるサウンドになり、「ちょっとやりすぎたかも・・・」と感じた人にオススメな木製インシュレーター。



※関連記事

サンシャインシート、インシュレーター 検証

 

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★CAT SCBR-20AS

 ケーブルやコンセントよりも、最上流にあるブレーカーの交換のほうが効果がある!
という人もいるが、果たしてブレーカーの交換で音は変わるのだろうか。

12358543.jpg

オーディオ用ブレーカー CATのSCBR-20AS。
 ついでにSC-fo,Q(1)BRも購入。
スーパークライオ処理がされているらしいが・・・胡散臭いのでどーでもいい。
とりあえずfo,Qを使うことによる制振効果は期待できそうだ。

ただ、私の中でfo,Qのイメージが悪いので使うのをちょっと躊躇してしまう。
しかし、せっかく買ったものだし使うことにしよう。
余ってるfo,Qもブレーカーとメインブレーカーに貼りまくった。


★効果

実は結構期待していた。
電源まわりの音の変化が大きいのは重々承知していたし、なにより家の電源の根源と言える部分。
ここを変えれば激変するだろう!と。

本音を言えば、ちょっと期待はずれ。
 思った程の効果は得られなかった。

変化したのは主に高域。
高域がより粒が細かく、そしてその粒ひとつひとつがエネルギッシュになった。
例えるなら、クリアーな空間に音の粒ひとつひとつが感じられる。
そんな感じだ。

私の場合、ブレーカーを変える前にオーディオシステムがある程度完成しており、アクセサリーを導入して音質を追い込んでいたため、更なる音質向上の伸び白が少なかったように思う。
もっと初期にブレーカーを変えていたら凄い変化が起こっていたのかもしれない。


★スーパークライオ処理

今回の結果から、スーパークライオ処理への疑問が強くなった。
果たしてスーパークライオは良いのか悪いのか、効果があるのかないのか。
クライオの処理前と処理後の比較をしてみたい。

今回の音の変化が、老朽化したブレーカーから新品のブレーカーに変えたことによる変化、fo,Qを貼りまくったことによる変化であって、スーパークライオ処理による変化とは言い切れない。

オーディオリプラスの電源タップに内蔵されているコンセントもダブルクライオ処理がされているようだが、正直私の中で内蔵コンセントの評価は低く、いまいちな品といった印象。
今までクライオ処理された製品で良い思いをしたことが無いし、今回の件も重なり、今までにも増してクライオを疑問視するようになった。
と言うよりは、私の好みと合わないだけだろうが・・・


★超SN比、超解像度

数々のアクセサリーを使うことで、SN比、超解像度が高まってきている。
その音は、「落ち着いて気楽に音楽を楽しむ」ような音ではないと私は感じる。
極端な例えになるが、カリカリにチューニングしたF1カーに乗っているようなものだ。
響きを抑え、デッドな音になってきているのだろう。

私の好みはもっと自然な音。
素晴らしい音にも関わらず、音を聞いていることを意識させない、音楽の心を聞くような音。
もっとアナログ的な、血の通った音にしたいのだ。

私の場合、制振系から響きを活かすタイプのオーディオアクセサリーへ方向性を変えていく必要があるように思う。



後にfo,Qを全部剥がすことで音質向上、量感バランスも復活

是非この記事も読んでみて欲しい。
ブレーカー交換と同時にブレーカーにfo,Qを貼ったのが逆効果だったようだ。
fo,Qを全て剥がすことでいろいろと改善された。
私の好みでは、振動を抑えすぎるのは逆効果になるようである。 

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d919099f.jpg


★使いこなし、効果

サンシャインシートやと併用することで更なる効果の上乗せを期待できるアイテム。
特にサンシャインシートを単品で使用した時に「音のうるささ」を感じた人に試してみてほしい。
アーシングシステムによってうるささが軽減される。
更にメタルバブルとも併用してみてほしい。


★私の考えるアーシングシステム理論

なぜ音に影響が出るのかは謎で、確信を持って断言することはできないが、私なりの考えがある。
アーシングシステムという名称ではあるが、アースをとるわけではない。
私は「機器に帯電している静電気を逃がすことができるのではないか?」と思う。
なぜなら、静電気除去による効果を実際に体験しているから、この考え方が正しいのではないかと強く思うのだ。
静電気を除去することで、機器本来の持つ音の傾向がより顕著に出るようになるのだが、アーシングシステムをしたときの効果が静電気を除去した時の効果に非常に似通っているのだ。
アーシングシステムの理屈はまったくもって謎に包まれているが、とりあえず効果があるのは確かである。


★製作

逸品館では完成品が売られている。
が、こんなのは簡単に自作できるので作ってみた。

ちなみに逸品館で売られているのは以下の二種類。

MTA-A.jpgMTA-B.jpg

ネジで取り付けるタイプだとシートが浮いてしまうので、銅箔タイプを作ることにした。
ワニ口クリップタイプでは挟む場所がなかなか無くて使い難いので、Y型の端子を使ってみた。
これならネジ部分に簡単に取り付けることができるので利便性が高い。
また、オリジナルは50cmと長いが、使いやすさを重視して25cmで製作。

s-P1010131.jpg

パーツが小さく熱がすぐ伝わってくれるため、ハンダ付けが非常に楽だった。
スっと溶けて綺麗に仕上がったので満足度は高いw
ここらへんが自作の楽しみのひとつだろう。

線材はオーグライン単線では勿体無いので平編み銅線を使用した。

反対側には丸型の端子を同じ手順で取り付け、それを銅箔シールにハンダ付けする。

427318e7.jpg

3つ製作したが、所要時間は10分もかからない。

ただシートと機器を線材で繋ぐだけでも効果はあるが、ちょっとした手間をかけてやることで自己満足度は大幅にアップだ!
効果の度合いは線で繋ぐだけの方法と差はないので、無駄な苦労と言えば無駄な苦労でもあるw

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ta52.jpg

fo.Q(フォック)は、東京工業大学大学院・住田雅夫教授が、JST(科学技術振興機構)のプレベンチャー支援を受けて開発された新素材を応用した音質調整材で、従来のゴムや金属を用いた制振材に比べ、はるかに優れた振動吸収性能を持ち、その音質改善効果は高く評価されている・・・らしい。


★効果は? 

とりあえず、QR-8で 最も効果の大きかったヘッドフォンのハウジングに貼ってみた。

が・・・変化がわからん。

しばらく聞いてて感じたのが、たぶん「響き」が死んでいるように思う。
パっと聞きでは全くわからないレベルなのだが、おそらく「響き」が殺されているように感じる。

なぜ「死んでいる」だの「殺されている」といった悪い表現を使ったのかと言うと、5分も聞いていると「聞き疲れ」してくる音になっていたからだ。
通常状態では全くそのようなことは無いのだが、fo.Q(フォック)を貼ることで「聞き疲れ」する音になってしまった。
んんーー・・・とジワジワくる不快感で、無理に音を聞かされているような感覚。
音場感が損なわれたという感じは無いが、空間で音を聞かせる感が無くなったような感覚。

効果としてはマイナス効果。
ちょっとオーディオ用途としては使う気にならないアクセサリーだ。

同種のアクセサリーであるQR-8のほうが効果が大きいし、fo.Q(フォック)とは逆で聞きやすい耳障りの良い音になるので、この手のアクセサリーを使うなら私的には断然QR-8がお薦めだ。


実は音質改善を狙ってfo.Q(フォック)を購入したわけではないので、全然問題はなかったりする。
パソコンのファンまわりやHDDなどに貼ろうと思っての購入。
オーディオに関係の無い振動の大きそうな機器に貼りまくってみるかな。



※関連記事

CAT SCBR-20AS(ブレーカー)

fo,Qを再考する

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★METAL-BUBBLE/M(AIRBOW)

METAL-BB-MB.jpg

量感たっぷりの低域、金属でありながら響きを削らない低域を味わえる。
中高域を改善(クリアー、高解像度)できるインシュレーターは多く存在するが、単純に低域を量感を増やせるインシュレーターはなかなか無い。
押し出し感が強く締まりがあり量感のある低域になるため、ピラミッド型方向へバランスがシフトする。
(ただし、これはインシュレーターの下の素材が強く影響するようで、例えば木製ボードと併用するとふわりとソフトで響き豊かな柔らかい低域、そしてフラットバランスとなる)

私の大好きなバンドのひとつにHelloweenというメタルバンドがある。
しかし、このバンドは昔からアルバムの音作りがゴミのようでチープなサウンド、スカスカで重厚感の欠片も無く、各楽器の音もオモチャのように安っぽくて音作りの面でかなり損をしているバンドなのだ。
特に低域はほとんど聞き取れない程で、バスドラの音も小さく、ベースも鳴ってるのか鳴ってないのかわからない程に埋もれている(ちょっと大袈裟)。

そんなHelloweenのアルバムを、大満足な低域で聞くことができた。
これはHelloweenを聞いたことがある人なら驚愕、歓喜モノ。
この最悪録音なHelloweenでコレなのだから、当然他のソースはもっと凄い。

チタンや石英といった超高解像度タイプと比べると流石に落ちるが、高解像度でクリアーな方向へ変化する。

しかし、他の素材との組み合わせによっては相性が悪いものもあるようだ。
これはマグネシウムという素材が他素材の影響を強く受けやすい?のが原因かもしれない。
私が試した中ではカーボンボードとの相性が悪く、高域がうるさくなり音が濃すぎて息詰まる音となってしまった。
逆にサンシャインシートと併用すると好結果なように思える。
システムにもよると思うのだが、サンシャインシート単品、メタルバブル単品で使うと音がうるさくなるケースがある。
しかし、この二つを併用するとうるささが減少する。
更にアーシングシステム(おそらく静電気を逃がす効果?)によって音のうるささはほぼ無くなった。
サンシャインシート+メタルバブル+アーシングシステムの組み合わせは是非試してみてほしい。
他にも木製ボードと併用することで厚みがあり柔らかく耳障りの良い心地良いサウンドを作ることも可能。


※関連記事

サンシャインシート、インシュレーター 検証

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★Acoustic Revive QR-8

qr_8.jpg

さて、今回紹介するのはACOUSTIC REVIVEのクォーツレゾネーター「QR-8」。
天然水晶を採用した音質チューニングチップ。
レゾナンスチップやFo.Q(フォック)と同系統のオーディオアクセサリーと考えてよさそうだ。

コレを貼るだけで音質改善できるという宗教臭いオカルティックなアクセサリー。
私はレゾナンスチップってのが一番信じることができない。
金属の余った切れ端を両面テープで貼ってるだけじゃないか。
そんなので音が改善できるのか?
と考えていた。

しかし、実際は・・・驚くべき変化を見せたのだった。

基本的には振動の腹と呼ばれる最も振動する部分に貼り付けるのが効果があるようで、軽く貼ってみて効果が無ければ取って別の場所に貼り、を繰り返して効果の大きな部分を探し、効果的な部分を見つけたらそこにビシっと貼り付ける、といった使用方法。

とりあえず2枚は貼る場所を決めていた。
m902真空管ヘッドフォンアンプの裏面の中央。
間違いなく振動が大きい部分なので、ココに貼るのは正解だろう。

残り6枚、どこに貼ったものか。
一応事前に貼る場所をピックアップしていた。

・ヘッドフォンのハウジングの中央
・電源ケーブルのインレットプラグ
・電源タップ
・真空管ヘッドフォンアンプのボリューム中央


★ヘッドフォンにQR-8

とりあえず試しに軽くヘッドフォンのハウジングに貼ってみたところ変化を感じることができた。
これほど変わるとは想定外だった。
極端な例えになってしまうが、このような例えがわかりやすいだろう。

「まるで密閉型が開放型になったかのような変化」が起きる。

ハウジングが共振しているのをスーっと抜き取ってくれるかのよう。
密閉型の場合、特に低域によるハウジングの共振を強く感じる。
QR-8を貼ることによって低域を改善することができるが、改悪とも言える。

密閉型の強みは低域を出せること。
グッグッ、と密度感や実体感があり迫力のある低域は歓迎する特徴だが、主張が激しすぎると感じる人もいるかもしれない。
QR-8を貼ることによって、「ヘッドフォンのハウジング内でブリブリ鳴っていた低域」→(わかりやすいようにちょっと誇張表現するが)「ハウジング内で鳴ってることをあまり意識させない広い空間全体で鳴るような低域」へ変化し、ヘッドフォンをつけてるという感覚が若干薄まる鳴り方になる。
ハウジングの壁が共振している感覚が薄らぎ、単純に聞きやすく、そして聞き疲れしない音になったと言える。
言い換えれば雑味をスーっと抜き取ってくれる。
しかし、ハウジングで低域が増強され、迫力や実体感を強く感じるのはノーマル状態(貼らない状態)なので、多少のハウジングが共振する嫌な感覚はあるものの、ロックやジャズなどを聞くときには貼らないほうがいいように思う。
そーいった意味で改善ではなく改悪とも言える。

低域の変化と比べると中域、高域の変化は少ない。
中高域に関しては書く程の変化ではないのだが・・・一応書いておこう。
高域は繊細で細やか、刺激がなく耳に優しい高域へと変化。
また、高域にピーク感がある場合、そのピーク部分をスっと抜けていくようになりストレスフリーな音へ。
中域は少し前面に出てくるかのような、ちょっと主張してくるような感じで、よりよく聞こえるようになる。

密閉型ヘッドフォンで、低域が出すぎでハウジング内で飽和状態になっている状態からスっと「力み」を取ってくれる。
QR-8にはそんな効果があるようだ。


★好結果を得られるポイント

ヘッドフォン以外で個人的に「ココに貼るとイイ!」と感じるポイントは

①電源ボタン
②3Pインレット(無理な場合はIECコネクタ)
③IECコネクタ
④アンプの背面(アナログ、デジタルINプラグ付近が効果的)
⑤ボリューム

特にケーブルのIN側、その付近に貼ると好結果が得られる。
意外に効果が大きいのが主電源ボタン、是非試してみてほしい。
音のピーク部分の張りが無くなりスっと抜けていくようになり、低域の嫌味がなくなりスッキリ(付帯音が取れるからだと思われる⇒SN比向上)し、微細な表現が感じやすくなりリアルな音。
「何か違和感を感じる」といった時に、その違和感を取り除いてくれるようなアクセサリーだ。


★逆効果だったポイント

①コンセントの裏側
②IECコネクタ、電源プラグの両方に貼る
③トランスに直接
④部屋の電気のスイッチ

この4つのポイントは効果が大きすぎ、私の場合は「やりすぎ感」が強かった。
人によってはこの大きすぎる効果を良しとする人もいるだろう。
とにかくこの4つのポイントは効果が大きいので一度試して欲しい場所でもある。

QR-8は貼るポイント、貼る数に注意。

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オーディオリプラスの高純度石英インシュレーター。

今まで電源タップの下に置いていたのだが、効果があるのか無いのかわからなかった。
そもそもタップの下に置いてもあまり効果が無いのではなかろうか?

そこで、今回は真空管アンプの下に置いてみた。
置き方は3点ポジションで配置。
確か4つ置きより3つ置きのほうが良かったはず。


★効果は?

replas_opt.jpgふむ。

これは効果あるねぇ。
真空管アンプに使用した場合は音質の変化を感じ取れた。

まず最初に感じたのが低域がスッキリし、ぼわつきが抑えられシュっとしたこと。
そこから全体に目を移すと、全体的に余計な音が削ぎ落とされてスッキリした印象。
そのため各楽器の音の分離具合が向上した。

余計な音が削ぎ落とされたことで、より細かな音まで聞きやすくなったように感じる。
SN比が向上しクリアーなサウンドになったとも言えるだろう。

そして何より注目したのが、聞きやすくなったこと。
おそらくノイズ感の除去による影響だと思われる。
気に障る嫌な音が抑えられ耳に優しい自然な聞きやすい音になった。

個人的にはこのインシュレーターの最大のポイントはココにあるように思う。

このインシュレーターは

「音質の向上」と言うよりも「音を整える、コンディショナー的な作用」が大きい!

という印象を持った。

効果はそれほど大きくなく、「聞きやすい音になったなぁ」という程度の微々たるものだが、「導入してみるのもありだな」と思わせる一風変わった魅力を持ったオーディオアクセサリーといったところだろうか。

現状の音に満足してて、多少のクオリティーアップと音調を整えて聞きやすくしたい人にオススメ。


ちなみにSG-4は最も安いモデル。
上位モデルになるともっと効果がデカイのかもしれない。

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DAPメインという某氏から面白い相談を受けたのでご紹介。

相談内容は


★wavファイルとAudioMasterで焼きなおしたwavの比較

つまり、「CDからリッピングしたwav」と「そのwavをAudioMasterでCDRに焼き直し、それからリッピングしたwav」との比較をして欲しいと。

この二つのファイルを送ってもらい、どちらがどちらのファイルか知らない状態で比較。
要はブラインドテストってわけだ。

私はAudioMasterで焼くことでどーいった変化があるのかは全く知らない。
AudioMasterの存在も今回初めて知ったので、AudioMasterに関する情報は一切無し、白紙の状態。
何の雑念もなく純粋にブラインドテストすることができるってもんだ。


★ファイルを送ってもらっている間に雑談

AudioMasterで焼き直すことで音質が良くなるらしい。
しかし面倒な作業だ。
わかるほど差が出るのだろうか?
普通に考えたら音質劣化しそうなものだが・・・


などと話している間にファイル転送完了。
ファイル1とファイル2を戴いた。
どちらがオリジナルで、どちらがAudioMaster使用後かは勿論わからない。

私は聞いた瞬間に違いを把握し、そこから細かな違いを見つけていくタイプ。
よって比較に時間はかからなーい!
2~3分比較試聴して違いのポイントをピックアップ。


★比較

単純に解像度や分離感といった基本的な部分は2のほうがいいように感じた。
2はVoが浮き彫りになるように輪郭がクッキリ(これは全ての楽器で感じた)してメリハリあるサウンドに。
ただし、分離しすぎて音の繋がりが無くなり、全体感が1と比べて無いように感じた。

1は角が無くて丸みがあり、全体的な音の繋がりがあり聞きやすい。
悪く言えば音がぼやけているとも言える。
逆に2はHiFi的な音。
低域がぼやけずにスッキリハッキリビシっと締まるのは2。

1のVoはぼやけた感じでまろやかで聞きやすいが、2では付帯音がスッパリ取れてVoの本体だけを抽出したような音、2はそのせいかキツさを感じる。

好みの差はある、という前提の上で、私は1のほうが好き


★ネタ明かし

ここで某氏からネタ明かし。

1がCDからリッピングしたもの
2がAudioMasterで焼きなおしたCDRからリッピングしたもの

とのことだった。


★どっちがイイ?

確かに、単純に一般的な意味での高音質なら2だろう。
しかし、高解像度、高分離感、といった部分を突き詰めるのが必ずしも最良とは言い切れないのがオーディオの世界。
2はどうにも音楽的・・・な音からは離れてしまっているように個人的には思う。
分析的な意味で音質を評価するなら2は1より優れているが。

どちらがイイかは好みによって人それぞれだろう。
少なくとも私の場合は1の音のほうが聞きやすくて好きだった。


★AudioMasterによって音は変わる

AudioMasterというのが何なのかよくわからないが、とにかく確実に音質は変わると私は感じた。
AudioMasterを使うことで音が変わるのは実証できたわけだ。
いやしかし、こんなことで音が変わるなんて面白いなぁ。
世の中いろいろ面白いモノがあるものだ。


本当に某氏には貴重な体験をさせてもらって感謝感謝である。


 

後から調べてみたのだが、どうもAudioMasterってのはコレのようだ。

「AudioMASTERとはCDの原盤並の高音質音楽CD作成を実現する新開発の高音質記録モードです。CD-Rディスクの記録エリアをぜいたくに使用して 記録するピットやランドを長くとり、再生時に音質を低下させる原因となるジッタを最小限を抑えます。クリアで原音に忠実なサウンドを実現します。」


まぁあれだ、こーいった試みの繰り返しでオーディオの分野ってのは発展していくんだろうなぁ。

その心意気や良し!!!!

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プロフィール
名前:
まみそ
競馬:
性別:
男性
「まみそぶろぐ」って何?:
ヘッドフォンやオーディオアクセサリーの感想などを筆ペン先生がぶった斬るWebサイト。
軽く自己紹介:
「永遠のオーディオ初心者」「糞耳筆頭」「ケーブル患者」「アクセ馬鹿」かつ「競馬中毒者」です!よろしく!








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★出品中のアイテム

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