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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★仕様

Black Diamond Racing Pyramid Cones-Mk3

s-bdr_cones_l.jpg 9ed7de80.jpg

カーボン素材のスパイク

直径40mm×高さ25mm


★インプレ

基本的な傾向はEau RougeのカーボンインシュレーターER-INXと同様。
カーボンらしく癖の無い音だが、音場感が弱点。
ER-INXと比較すると、こちらのほうが解像度が高く明瞭な音。
音が若干締まり、濃度は濃くなる。
ER-INX同様空気感、全体感、音の繋がりに優れており、非常に臨場感が高い。


★使いこなし

ER-INXとの組み合わせで試してみた。
スパイクの尖った方を下向きにし、スパイクとカーボンボードの間にER-INXを使った状態が最も音場感を引き出すことができた。
この状態では高域がスッキリとし音場感が若干改善される。
音の厚みは減少するが、元々分厚すぎるサウンドなので多少減っても全く問題ない。

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★仕様

Eau Rouge ER-INX

s-P1010138.jpg 5d1ee8d0.jpg

カーボン素材のインシュレーター。

サイズ:Φ38×20(H)mm 


★インプレ

響きが豊富でふんわりとした低域、量感、厚みは申し分ないが、締りがなく濃度は高くないので低域が若干軽く迫力に欠ける。
高解像度と言うよりは雰囲気重視。
クリアネスな音ではなくモヤっとした音、良く言えば空気感を存分に感じ、全体の音の繋がり感が強い。
しかし、このような音のため空間の見通しが悪く音場感は全方位で悪化する。
特に奥行き感が減少し、音が前面へ出てくるのが難点。
また、上記の特性も影響してか、高域の抜け、伸びがいまいち。
空気感、全体感、音の繋がりに優れており、臨場感は得意とする部分。


★総評

個人的には解像度不足、中高域に不満を感じる。
音場感(特に奥行き)が悪化するのが致命的である。
ふんわりとした空気感を感じる音は大変好みなだけに残念。
一見バランスのとれた聞きやすい音だと感じるが、実はかなり雰囲気重視。
他のアクセサリーとの組み合わせで解像度であり音場感を調整する必要性を感じる。

カーボンは厚みや形状、構成(BDRのようなカーボンをアクリルでサンドしたものではまた音質傾向が変わってくる)で特徴が大きく変わってしまうので、このインプレだけでカーボンの特徴とするのは危険である点に注意。

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★仕様

オヤイデ R-1

75795421.jpg cf20d7f0.jpg



ブレード ベリリウム銅(表面研磨)20A対応構造
メッキ 2回磨き上げの後、プラチナメッキ(0.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)仕上
シャーシ 高剛性 ガラスフィラー入り(30%) PBT樹脂
バンド 24金メッキ圧肉真鍮
etc.. 完全非磁性体 125V/15A・20A兼用 仕様 電気安全法認証品
定価 ¥11,000- (¥11,550-税込)
発売日 2007年09月20日



★インプレ

電源プラグの食いつきが強力。
挿すのも大変だが抜くのはもっと大変。
電源プラグにもよるだろうが、女子供じゃ引き抜くことはできないだろう。
ガッチガチに食い込む。 

解像度が高くクリアーな音質だが、落ち着きのある音でSSD2のような鮮烈なイメージは無い。
落ち着いていると言ってもER-PSXほど落ち着いた音ではない。
滲み感が無く音が散漫としないが、輪郭がクッキリしすぎているということもない。
音場感に優れており、明瞭で明確な空間。
締まりがあり弾力がある低域。

とにかくコレといった強い癖は無いバランスの良い自然な音。
性能は高いものの、性能の高さを前面に出さず、潜在的に感じさせるといった印象。


※追記(プラグの食い付きについて)

プラグの食い付きが強力すぎるのは初期ロットだけのようです。
不良品では?と疑いたくなるほどに常識を超えた食い付きに対して苦情があったのか、メーカーが自重したのかはわかりませんが、初期ロット以降に販売されたロットは食い付きが弱くなっており改善されているようですのでご安心を。

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★仕様(DAC-AM フルオプション)

496bfa70.jpg 

 ● D/Aコンバーター   :Analog Devices社製AD1853使用 24bit 96KHz
 ● OPアンプ      :Dualタイプ4基装着
 ● デジダル音声入力  :デジタル同軸×1、デジタル光×1、AES/EBU×1
 ● アナログ音声出力  :RCA(LR)×1、XLR(LR)×1、ヘットホン出力×1
 ● 周波数特性     :2Hz ~ 20KHz
 ● S/N比        :>105dB
 ● 電源電圧      :AC110V(100V定格の電圧も大丈夫)
 ● 外形寸法      :200(W) mm × 270(D) mm × 75(H) mm
 ● 質量        :2.7 Kg
 ● 材質        :鉄(メインパネルはアルミ)
 ● カラー       :黒

通常のDAC-AMから以下の部分をアップグレードしてフルオプションとなる

「DAC-AM VA-3 Edition」

SANYO汎用コンデンサ×3 → Black Gate 220μF高純度・超高速×2。 Elna  Cerafine×1
SANYO汎用コンデンサ×3 →  Elna音響専用×1。Elna SILMIC ×2
PHILIPS普通コンデンサ×4 →  Elna Cerafine
普通コンデンサ×1  →  Elna Cerafine
SHOP BRAND抵抗×2  →  Audio Grade 抵抗
OPアンプのソケット(Dual→Dual)×4追加半田取付
OPアンプOPA627BP(Single)×8 全て4箇所追加


★インプレの前に

>エージング

常時電源入れっぱなしの状態で約20日間(約480時間)エージングを行ってからテストに挑んだ。
というのも、DAC-AMは初鳴らし時は音が詰まって伸びず、抑揚が無くつまらない音であったからだ。
そしてこの状態が長時間続く。
10日前後(約240時間)でようやく機器本来の鳴りが出てくる。


>テスト用環境

①PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒ヘッドフォン
②PC(96/8 PST)⇒m902⇒ヘッドフォン
③PC(96/8 PST)⇒DAC-AM⇒m902⇒ヘッドフォン

DAC-AM、m902共に付属ケーブル、ラック直置き
PCからはDAC-AM、m902共に光デジタル接続を使用
③でのm902とDAC-AMの接続はベルデンケーブルを使用
できるだけケーブルや足場による味付けが乗らない状態でテスト

①はDAC-AMをDAC、アンプとして使用、DAC-AMのヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
②はm902をDAC、アンプとして使用、m902のヘッドフォン出力からヘッドフォンへ。
③はDAC-AMをDAC、m902をヘッドフォンアンプとして使用。

①と②を比較することで、DAC-AMとm902の「DAC&ヘッドフォンアンプ部」を使う場合のトータル性能の比較。
①と③を比較することで、アンプ部をm902で統一、DAC-AMとm902のDAC部分の比較。


★インプレ

>①

m902では出せない音の厚み。
肉厚で深く濃密な低域、高域は繊細かつ滑らか、伸びも良し。
刺激のない柔らかく響き豊かな心地良いサウンド。
特に空気感を強く感じ、音の響き、広がりが優れているように感じる。


>①と②で比較

m902はDAC-AMと比較するとクリアーで明瞭、解像度が高い。
音の温度が若干下がる(DAC-AMは暖かい音)。
m902はクリアーな音質なこともあり、音の分離感が優れているように感じる。
m902の音の分厚さ、響き、空気感はDAC-AMと比較すると落ちる。
若干m902のほうが腰高(DAC-AMのほうが重心が低い)で、低域の沈み込みはDAC-AMのほうが上。
m902は低音が締まっており弾力がある。
高域はDAC-AMのほうがよく伸びる。
DAC-AMに比べ、m902は音が硬く硬質的。
m902は艶やかさが無く淡白な印象、このあたりがモニター仕様といったところだろうか。
弦楽器などでハッキリと差を感じる。
SN比はどちらもかなり優秀で、ノイズ感は無いと言ってしまってもいいレベル。


>まとめ

①と②で比較したとき、潜在的な性能の高さはDAC-AMのほうが上だと私は感じた。
「潜在的」と表現したのは、DAC-AMのヘッドフォン出力によって一枚マスクがかかったような音になってしまうからである。
DAC-AMのヘッドフォン出力では本来出せるはずの音が出せていない。

音楽性豊かなDAC-AM、モニターライクなm902というキャラクターの違い。
この二つの機器を比べると本当にm902がモニター仕様だということを強く感じる。
どちらが良いかは好み次第だろう。

しかし、好みとは別の部分、いや、コレも好みの範疇に入るのだろうか。
音の厚みや低域の沈み込み、高域の伸びや音の繊細さ、響きや音場感などといった部分でDAC-AMのほうが優れていると感じたので、私の感覚ではDAC-AMのほうが性能は上だと結論付けておく。
ヘッドフォン出力を使う場合でのトータルバランスで見たときに、DAC-AM単体のほうが私は好きな音であった。
この手の音が好きならば、コストパフォーマンスの高いDACでありヘッドフォンアンプとなり得る。


>③

DAC-AMのDAC部分とm902のアンプ部分の組み合わせのインプレ。

DAC-AMの音を劣化させず綺麗にそのまま増幅できているという印象。
ベースはDAC-AMの音と言っていいが、m902の特徴が若干乗る。

まず、DAC-AM単体(DAC-AMヘッドフォン出力使用時)と比べて解像度がかなり向上する。
これがm902をアンプとして使った時の一番の違いだろう。
音の厚みや空気感を維持しつつも音が明瞭になり、より音場の見通しがよくなる。
低域の締まりや音の分離感などもDAC-AM単体時より向上。
m902のSN比の高さやキレやシャープさ、躍動感がうまい具合に融合されている。
DAC-AMのヘッドフォン出力の弱さを補って余りある向上っぷり。
DAC-AMは単体ではなく、ヘッドフォンアンプと組み合わせて使ったほうが良さそうだ。
しかし、その時に問題となるのが相性である。
DAC-AMは味付けの濃いDACのため、機器やアクセとの相性の良し悪しが出やすいのが難点。
個人的にはスッキリ系のアンプや電源ケーブルと組み合わせたほうが相性が良いと感じる。

m902視点で見るならば、m902を有機的に、音楽性を付加したような音になる。
モニター臭さがずいぶんと抑えられ、厚みがあり安定感のある聞きやすい音となる。
m902単体ではカリカリしすぎていると感じる場合には、この手の単体DACと組み合わせることでバランスを取れるのではないだろうか。


★総評

DAC-AMは初めて音を出した時には「これは・・・どーしようもないな」と思ったほど酷い音だった。
音が伸びずに詰まっており、特に音の抑揚の無さが酷く、音楽を楽しめるような音ではなかった。
そして、この状態が本当に長い間続いたものだ。
改善の兆しが見えてきたのは10日目(約240時間)あたり。
音が流れるようになってきたのだ。

さて、約20日間(約480時間)使用した段階での評価だが、DACとしてのDAC-AMはm902よりも高性能だと私は感じる。
勿論好みによる部分も大きいが、「まとめ」でも書いたとおり、細かな部分でDAC-AMのほうが優れていると感じる部分が多かったからだ。
他にもDA53AT-DHA3000DenDACなどと比較してもDAC-AMは頭ひとつ、ふたつ抜けた性能を持っているように感じる。

また、今回のテストでm902のアンプの優秀さも実感することができた。
SN比に優れ解像度の高い音、そして音がモニター調にシフトする。
m902は味付けの少ないアンプのため、様々な機器と上手く組み合わせることができるように思う。


★ノーマルDAC-AM vs フルオプションDAC-AM

さて、ノーマルのDAC-AMとフルオプションのDAC-AMにどれほどの差があるのだろうか。
実際にノーマルDAC-AMとフルオプションDAC-AMを用意して比較してみた。
下の画像の左がノーマル、右がフルオプションだが・・・見た目は「S」のシールがあるかないかの違いだけで、実際には機器の中を見てみないと違いを確認することはできない。

s-P1010154.jpg


>比較インプレ

全く同一の機器なので当然と言えば当然だが、同じ方向性の音である。
厚みがあり暖かく柔らかく、空気感が強く響き豊かで広がりのある音。
正直、プラシーボレベルの違いしか無いだろうと考えていたのだが、思っていた以上に違いがあった。

まず、単純にフルオプションのほうが解像度が高く、音の滲みが無くクリアーで細かな音まで潰れずに繊細に表現可能。
また、解像度を上げながらも音の厚みや濃度が増している点が面白い。
低域はより下まで伸び、高域も気持ちよく上まで伸びていく。
フルオプションと比べるとどうしてもノーマルはピーキーな印象を受ける。
一番の違いは音場感。
音場が広がり、響きが非常に豊かで空間の広さを感じることができる。
ノーマルと比べ、フルオプションは雄大で懐が深く余裕をもって音を鳴らしきるといった表現が適切かと思われる。

ノーマルはフルオプションと比較すると響きが控えめで、音場が狭く音が前面に出てくるため、インパクトや迫力、ストレート感はノーマルのほうが強く、ロックなどを聞くときにはノーマルのほうが適応度が高そうだ。

ノーマルを機器が持つ方向性に沿って正当進化させたのがフルオプションであり、フルオプションをベースにシステムバランスを整えたほうがより高見を目指せるだろう。


★DAC-AM mamiso Edition

DAC-AMの改造を更に推し進めたオリジナルDAC-AM。
音質の大部分を占めるコンデンサを変更して音質向上を狙う。
「DAC-AM VA-3 Edition(改造前)」の主なコンデンサは以下の通り

Black Gate 220μF高純度・超高速×2
Elna  Cerafine×1
Elna音響専用×1
Elna SILMIC ×2
Elna Cerafine
Elna Cerafine

Black GateのコンデンサはESOTERICの機器に使われていることで有名で、音質的にも定評があるので換える必要はないと判断。
Elnaはmarantzで使われていることで有名、SILMICの評判は良いのだが、Cerafineの評判はいまいち。
この部分を換えてみることにする。

計6箇所のCerafineをニチコンのコンデンサMuseに変更。
Museの中でも最高グレードのKZを選択。

8a4fec6d.jpg
※DAC-AM基盤(赤枠⇒変更部分)

更に、内部配線を全てツイスト及び2重シールドを施した。

s-P1010101.jpg


★DAC-AM mamiso Editioinインプレ

mamiso Editionの感想書くのスッカリ忘れてた・・・
前の音がどんな感じだったのか忘れてしまった。
とりあえずmamiso Editionの現在、刺激皆無、なめらかで柔らかくトロトロした音で鳴っている。
ワイドレンジで低いところから高いところまでよく出ており、W5000GS1000ではその帯域の広さっぷりがよくわかる。
濃い音で味付けが強すぎるようにも思うので、他の部分でクリアー傾向へ調整したほうがバランスがとれそうだ。
DACの電源ケーブルをスッキリ系にするのもありだろう。
ミドルクラスのDACと同等のクオリティを持っているのではないだろうか?
と個人的には感じる。

拍手[11回]

★仕様

CAT(クライオオーディオテクノロジー)のスーパークライオピュアヒューズ

ミゼットタイプ
ファーストブロー
0.315A


★m902に使えるヒューズ

9d56ec3b.jpg b36cbe85.jpg

m902のヒューズはミゼットタイプ、スローブローの250mA(0.25A)。
この仕様のヒューズが二本搭載されている。
3Pインレットの横の部分をパカっと開き、ヒューズソケットを抜き出して交換。

このような容量の小さいオーディオ用ヒューズは皆無に等しく、m902に適応可能なヒューズは今回購入したスーパークライオピュアヒューズしか存在しないのではないだろうか。
m902で使えるのはファーストブロー(速断型)の0.315A、もしくはスローブロー(遅延型)の0.25Aの二種類。
私はファーストブローの0.315Aを選択。


★インプレ

予想以上に効果大。

クライオ処理とのことで、高域寄りになって高解像度な傾向になるのかと思いきや、全く逆の効果が出て驚いた。

音が分厚くなり、深みが出て落ち着き、滑らかで艶やか。
この滑らかな質感は素晴らしい。
音の温もり、温かみが増し、有機的で生命感を感じる音となる。

一本1800円と価格が安い割りには効果が大きいので、一度試してみてはどうだろうか。

拍手[2回]

★仕様

Acoustic Revive(アコースティックリバイブ) RGC-24

 rgc24_img_02.jpg rgc24_img_05.jpg


どんなオーディオアクセサリーかと言うと、



オーディオ機器は本来、良質な接地アースを取るのが理想ですが、住宅環境などにより、 アース自体を引けない方も多く、またアースを引いても接地アース自体が低い接地抵抗が出ていない悪質なアースではノイズの逆流や無線の飛び込みなどが発生し、更には各機器のアースの落とし方を間違えるとアースループを起こしハムノイズを発生させて しまうなど、逆に音質を劣化させている事も少なくありません。
RGC-24は仮想的に理想的なアース環境を作り出し、オーディオ機器のシャーシ電位や電界発生状態などを整え、回路の動作安定により音質を著しく向上させる仮想アース装置です。
本体内部にはマイナス電位を持つ天然鉱石を数種類ブレンドしたものを内蔵し、付属ケーブルをオーディオ機器に接続する事により、機器の電位や電界がRGC-24本体内部に落とされる仕組みです。
既に理想的な接地アースを引かれている環境の方でも、RGC-24を使用する事により更に音質を向上する事が可能です。

機材のアース環境が整い、回路動作が安定する事により、劇的にSN比や音質が向上します。音像定位はブレがなくなり非常に明確且つ立体感や実在感が増し、音場はノイズ感が一掃され広がり、奥行き、高さ方向まで見通しが良くなり、躍動感や抑揚表現などに関係するダイナミックレンジも向上します。
また、歪み感も劇的に減少するため、楽器や声などの質感が滑らかに向上します。



とのことです。


★インプレの前に 
 

s-P1010130.jpg「中途半端なアースを引くぐらいなら引かないほうがマシ」という話はよく聞く。
とうぶんアースは無縁だろうなぁ、と思っていたが、仮想的にアース環境を作れるアクセサリーがある。
それがアコリバのRGC-24だ。
アースの効果も未知数であるし、興味も全くと言っていいほど無かったのだが、気の迷いで購入してしまった。
こんなの全然音変わらないだろ、と思っていたのだが予想以上に効果があった。
面白い、実に面白いオーディオアクセサリー。


★インプレ

9523ec48.jpgm902のラインアウトに接続してテスト。
筐体に直接接続も試してみたが、ラインアウト接続と差がなかったので利便性の高いラインアウト部でよさそうだ。
ちなみにラインイン端子に接続した場合は効果が無かった。

音が明確に、そしてエネルギー感が増し、各楽器の実在感、実体感が向上する。
この実在感、実体感の向上が一番の変化だと私は感じた。
ズシリとくる低域、低域の量感ではなく質が向上する。
Voの実在感も増し、非常にリアリティのあるVoとなる。

若干ではあるがSN比が向上、響き成分が細かくなり、どうも解像度が上がっているようだ。
響き成分を非常に細かな部分まで描き出し、その響きの質が細かくサラサラになる。
この変化は感覚的なレベルで微小。


>電源ケーブルのIECコネクタのアースを外部へ出し、そこにRGC-24を接続

余計な濁りが無くなり、一音一音を聞き取りやすくなる。
単純に全ての音に意識がいきやすくなると言うとわかりやすいだろうか。
本当に細かな音までも意識がいきわたり、知覚しやすい。

ぼやけた感じ、全体的な音の繋がりが減少するので、悪く言えば心地良さは減少する。


★総評

このアクセサリーを繋いだことによって悪化する部分はないように思う。
響きや空気感はしっかり残し、必要の無いノイジーさを除去できる。
実体感が強くなるのを筆頭に、若干解像度も上がり、細かなニュアンスを感じ取りやすくなる。
音色の変化ではなく、音のリアリティを増せるアクセサリー。
現状の音を維持しつつ、一歩音質を引き上げたい人にオススメだ。


★余談~購入理由~

私がこのアクセを買ったのには理由がある。
DACとアンプの間にライントランスを入れるとノイズが発生。
ライントランスによる音の変化が気に入っていただけにノイズは悩みの種であった。
そして、これはアースを取ることで間違いなく除去可能だと考えていた。
そこで目をつけたのがこのアクセサリー。
結果、ライントランスにRGC-24を接続することでノイズを除去することに成功。
これで安心してライントランスを使うことができる。

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★緋襷(ヒダスキ)

dai-1.jpg

「緋襷」という備前焼のインシュレーター。
6個1セットで18900円で販売されている。
「もっと小分けで売ってくれよ!」と思うのは私だけじゃないはず。


★インプレ

ヒダスキ(緋襷)インシュレーターによる音の変化は、あえて言うなら木材が最も傾向的には似ていると感じた。
響きを抑えて解像度やSN比を上げるタイプのインシュレーターとは違い、逆に響きを活かすという意味で木材が似ている。
カーボンのように響きを極力減らさずクリアーな方向にもっていくことのできるバランスのとれた素材もあるが、ヒダスキは素材の響きを乗せながらクリアーな方向にもっていくタイプのインシュレーター。
更に細かく評価するなら、ヒダスキの場合は「響きを極力減らさず空気感を付加する」という表現が最もしっくりくる。
実際の響き成分は増えず、音がクリアーになることから、響きは若干減っていると考えたほうがいいだろう。
しかし、「空気感」が付加されることで、響きをより強く感じやすくなるので、響き成分が増えたのだと聴覚上は感じるのだと私は思う。

さて、何から書けばいいのやら。
第一印象で最も印象深かったのが低域だったので、まずは低域について書いていこう。


>低域

ヒダスキの低域は例えるなら「和太鼓」。
響き成分がたっぷりありつつも、力強くダンダンと体に響いてくるような低域。
締まりがあるとは言えないが、極太かつ力強い低域で、まさに「和太鼓」と表現できるような低域だ。
このタイプの迫力ある低域は体験する価値あり。
低域改善度の高いメタルバブルと比較してみると、量感、力感、芯の太さなどが似通っている。
メタルバブルとの低域の違いは付帯する響きの量。


>高域

響きの纏わりつく高域。
高域においても音のハーモニーを感じることができるが、高域の音数が増えてくるとうるさく感じる場合がある。
リプラスの石英インシュレーターと比べると微妙にシャリシャリした音で、このあたりにヒダスキ特有の癖が乗るようだ。
この高域の音色の癖でヒダスキインシュレーターの評価が大きく分かれそうである。
石英インシュは高域の繊細な表現ができるが、線が細く迫力に欠けるため、どちらがいいということはない。


>響き

最初に書いたとおり、「響きを極力減らさず空気感を付加する」のがヒダスキインシュレーター。
そのため、空気感や雰囲気は残すどころか、インシュレーター無しの状態より強く感じることができる。
ヒダスキは響きを残しつつも解像度を上げてクリアーな音へと変化する。


>解像度

黒檀、マグネシウム、真鍮、石英、アルミ、ゴム、カーボン、EVA、などと比較してみたが、解像度はヒダスキが最も高いと感じる。
ただし、インシュレーターは材質だけでなく大きさや形状でも音が変わってくるので、一概にヒダスキが最も解像度が高いとは言い切れない。
あくまでも私の所有しているインシュレーターでの話である。
石英やマグネシウムも非常に解像度が高いが、ヒダスキはこれらより解像度が高い。
音のバランス、傾向的に意外と似ているのがマグネシウム(メタルバブル)で、音の厚みがありつつも解像度が高い。
ただし、音の深みや味わいを出すにはクリアーすぎないカーボンが優れていると個人的には感じる。


>低域の沈み込み、高域の伸び

低域は沈み込み、高域が伸びる効果を見込めるインシュレーターは多々あるものの、「響きを伴いながら」といったタイプは珍しいのではないだろうか?
リプラスの石英インシュレーターも非常に高域の伸びであり抜けが良いが、ヒダスキはまた違ったタイプ。
常に音に響きが纏わり付いている点が大きな相違点だろう。


>音の質感など

いくら響きを残すとは言え、クリアーな方向へ変化するわけで、音はクールな印象になる。
音に温もりや柔らかさなどを求める場合には木製インシュレーターのほうが適切だろう。
また、高域の項目でも書いたが、若干シャリシャリした音になり、音の潤い感が無くなるように感じる。
あまり有機的な音ではないようだ。


>音場

音がクリアーになるインシュレーターでは決まって音場が明瞭になり明確になる。
その影響で音場の広さが広くなったように感じる。
ヒダスキも同様に音場が広がるが、高いSN比で見通しよく音そのものが伸びていくタイプと言うよりは、響き成分でもって広さを把握するタイプ。
スーっと音が遠くまで響いていくのを感じることができる。
上下方向への音場の広がりが良好なのだが、奥行き感(前後感)が弱く、Voなどが前面に出てくる。
私の好みはVoを奥へ奥へ追いやりたいタイプなので、この傾向は致命的である。


★総評

17c0cf45.jpg

高域の癖が若干気になるが、むしろ高域に癖の付かないインシュレーターのほうが稀である。
解像度が高く、インシュレーターの中でもかなりクリアーな部類に属する。
反面、音に深みや味わいを求める場合には不向きだと感じる。
ただし、このあたりは機器やケーブル等で補うことは可能だろう。

「響きを極力減らさず空気感を付加する」のがヒダスキインシュレーターの全てを物語っている。
響き成分をたっぷり含んだ低域や、高域でも感じることができるハーモニー感などは最もたる例だろう。

漆黒の静寂感、ビシバシに締まりのある音を求める人にはあまりオススメできない。
また、温かみや柔らかさ、全体的な音の繋がり、落ち着いた音などを重視する人にもオススメできない。
クリアーな方向性を好み、なおかつ音の響きを損ないたくない人に使ってみてほしいと思える、そんなインシュレーターだ。

最後に、見た目が饅頭のようで激しく外観を損なうので、見た目を重視する人は使わないほうが正解。

拍手[1回]

★仕様

pacific audio  AUDIO SPIDER SHEET(オーディオスパイダーシート)

ASP-001

8e44c1a8.jpg 6d598f86.jpg

素材=EVA(ethylene vinyl acetate copolymer)

※ダイソーに売っている100円の滑り止めシートもEVA素材なので、同様の効果が見込める。

・サイズ=400mm×1150mm
・厚さ=0.5~0.8mm(網目状で凹凸あり)
・カラー=クリア


★インプレ

カーボンボードm902の間に使用

音は微妙にクリアーな方向へ変化。
特に中高域のクリアーさが増し、高域が刺激的になる。
そのため元々刺激ある高域の出るシステムの場合、かなり痛い高域になる可能性がある。
響きは減少し、低域は痩せ細り、高域も付帯音が消え鋭くなる印象。
低域が痩せ、高域が細く鋭くなるため、中域が少し張り出してくるように感じる。

カーボンボード直と比べると少し無機質な音になった感じを受ける。
潤い感、柔らかさが減少した、とも言えそうだ。


>カーボンボードとラックの間に使用

本来はこの使用方法が正しいらしい。
商品説明にも「オーディオボードの下や、インシュレーターの下にセットするだけで、音質や音調を変化させずに自然な特性で音質改善ができます。 」と書かれている。

何が変わったのかわからない。
カーボンボードをラックに直置きしたときと変わらず。
若干高域がクリアーになり、響きが美しくなったような気がしないでもない。
プラシーボレベルで音質改善かも。


★総評

カーボンボードをラックに直置きすると、ボードが僅かに反っているためかガタツキがあった。
不安定で気になるので、ボードの安定感を上げるための滑り止めシートとしてスパイダーシートを購入した。

音質的にも向上するとのことで直接的(ボードとアンプの間)に使ってみたが、好結果と言えるような変化ではなかったので、予定通りボードとラックの間に滑り止めとして使用することに。
ガタツキは抑えられ、ガッチリと固定し安定感抜群。
この使い方(ボードとラックの間)だと音質的な影響はほぼ無いので、オーディオ用途としての滑り止めシートとしては有効なアクセサリーだと思う。

使うならラックの下やボードとラックの間など、機器から離れた間接的な部分に滑り止めシートとして使うのがいいだろう。

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★仕様

ORB SN-02

3eeb2a5a.jpg s-P1010127.jpg

この機器はハンディ型高性能静電気除去ツール。
静電気を除去することができる・・・らしい。
簡単操作でアナログディスク、CD、DVD、プレーヤー、デッキ、ケーブル類などに帯電した静電気を約10秒で中和除去。
付着した埃やごみなどが除去しやすくなるばかりでなく、静電気によるノイズの発生を防ぐことにより、オーディオが持つ本来の音を引き出せるようだ。



■ 静電気除去原理 

高電圧放電により生成されたイオンをファンで送り出し、帯電した静電気を中和除去。イオンのプラスとマイナスがバランスよく生成され、静電気の除去をスピーディーに実施

■ 用途 

・アナログディスク、CD、DVD、MDなどに帯電した静電気の除去
・デッキ、アンプ等に帯電した静電気の除去
・各種ケーブルに帯電した静電気の除去
・その他、帯電した静電気を除去したい時

■ 特長 静電気除去特性 

・片手で扱える小型軽量設計
・電源にはどこでも入手しやすい単三乾電池4本)を採用
・風量が大きく、短時間(約10秒)で静電気除去が可能
・万一放電針に触れても、感電防止回路により感電を防ぐ安全設計



★はじめに

結論から言うと効果は・・・ある!
しかし、どうも効果のある場所と効果の無い場所の差が激しいようだ。
つまり、使用する箇所に静電気が溜まっているか溜まっていないかの差だろう。
効果の無い場所では本当にプラシーボレベルの変化。
いや、変化は無くて完全なプラシーボの可能性が高い。
しかし、効果のある場所では激変する、と言ってしまっていいだろう。


★インプレ

m902の筐体

とりあえずm902の筐体に風(イオンの風)を当ててみる。
変化が感じられず・・・

>ヘッドフォン

ヘッドフォンに当ててみる。
クリアーになったような気がしないでもない。
プラシーボ?


もっと静電気が溜まってそうなところに使わないと効果がないのだろうか?
と考え、ケーブル類に使ってみる。


>ケーブル

ん?
解像度が上がったような気がする。
音の雑さが消えスッキリし、細かな音が聞きやすくなったような気がする。
しかし、まだまだ「○○な気がする」程度で確信は持てない。


もっと直接的に。
m902の基盤に直接風を当てたほうがいいのだろうか?
蓋を開けて直接基盤に当ててみる。


>m902の基盤に直接

「音が生き返った」と言ってもいいぐらいの変化。
各音のエネルギー感が復活し、今までは「音が埋もれていたのではないか?」と感じるほどに音が凛々しく際立ち明確になる。
なんだか久しぶりに本来のm902らしいm902の音を聞いた感じがする。

各音がそれぞれ際立つことで音の分離感が良くなり、空間は濁りが消えてクリアーになるようだ。
解像度が高くなったと言うよりは、スッキリして音が際立つことによって細かな音まで聞き取りやすくなったという印象を受けた。

静電気が帯電することで「音にマスクがかかっていた」という表現がいいかもしれない。
このマスクを取り払い、本来の音そのものを引き出してくれる。
SN-02はそんなオーディオアクセサリーなのだと私は感じた。

>CDプレイヤー及びCD

音の変化を比較確認するためだけなので、ポータブルCDプレイヤーでテスト。

これが最も効果があった。
音の粗さが無くなり滑らになり、耳障りのいい音になった。
ギザギザしてたのが丸く。
音の分離感が良くなりつつも全体の音の繋がりが滑らかで自然な空間へと変化。
粗さが無くなったことで空間がクリアーかつ柔らかな空気感を存分に感じることができる。
音の伸びもよくなりピーキーさが減少。
ゆったりと余裕をもって音を鳴らしきる。
まるでポータブルCDプレイヤーに音楽性が植えつけられたかのようだ。
あまりの自然で心地良い鳴りにしばらく聞き込んでしまった。


★使い方

使い方のポイントとしては、「静電気が溜まってそうなところに使う」、及び「直接的に使う」ことの二点だろう。
静電的の溜まってそうなところとは、要は動的な場所、動きのある場所。
CDプレイヤーのCDトレイ部分は静電気がたっぷり溜まっているので効果的だろう。
また、アンプやDACなどのオーディオ機器に使う場合は、外側から風を当ててもあまり効果がないので、蓋を外し、中に直接風を当てたほうがいいだろう。


★総評

おそらく使う機器によって効果の方向性が変わってくると思われる。
というのも、静電気を除去して機器本来の性能を引き出してやることができるわけだから、機器の音の方向性に沿った変化が現れると考えられる。
共通して言えるのは「粗さ」を取り除くことができるという点で、それによってクリアーでメリハリあるサウンドになるか、柔らかく全体の繋がりのある自然な音になるか、といったような変化は機器次第だろう。

CDプレイヤーに使った時には機器本来の音どころではなく、機器本来の音以上のクオリティーになっているのでは?とさえ思える。
オカルティックなオーディオアクセサリーではあるが、効果は予想以上に大きかった。


★余談

ちょっと余談になるのだが、DenDACというDACがあり、このDenDACから出る音は妙に細かな音まで「ハッキリ」と聞き取れると感じていた。息を吸う音などが「意識しなくても」耳に入ってくるのがDenDACであり、対してm902では「意識して」鳴ってるのを確認できる程度であった。
しかし、SN-02を使った後のm902ではDenDACと同レベルで「ハッキリ」と音を聞き取ることができるようになったのだ。
つまり、m902に静電気が溜まることでずいぶんと音にマスクがかかっていたと考えられる。

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★仕様

チタンオーディオオイル Ti-102

img15468661.jpg



Ti-102は接点その他導通面に塗るだけで強力な極性分子バリアーを形成し、金属を劣化させる有害物質をブロックすると共に、付着しているイオン性酸化物を遊離、不活性化し、ピュアーな金属接触を作り出します。また磨耗を大幅に追放することで接触部の金属面積を拡大させます。

★効果 

●特に高域の歪みが減少しナチュラルなサウンドになります。
●音の厚みやエネルギー感が向上します。
●S/N比が改善されます



とのこと。
果たして効果はあるのだろうか?


★インプレ

接点という接点に塗ってみたのだが・・・変化がわからなかった。
私の所有しているケーブル類がまだ新しいため、そんなに劣化していなかったので効果が薄かったのかもしれない。
まぁでも効果があったとしても、音質的にはプラシーボレベルの変化程度に考えておいてよさそうだ。 

音質改善の期待は最初からしていなかった。
コレを買った理由は電源ケーブルを作るときに必要だったからだ。
Muse-Cable ACを作る際、線材の被膜を剥がさなければならない。
しかし、Muse-Cableの線材は髪の毛より細いので、ライターで焼き払うという強硬手段で被膜を剥がす。
その時にどうしても線材が汚れるので、その汚れを綺麗に掃除するためにこのオイルを購入した。

「汚れたプラグのお掃除」という目的でなら有効なアクセサリーだろう。
綺麗になるし、多少はプラグの劣化を防げるだろう。

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まみそ
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ヘッドフォンやオーディオアクセサリーの感想などを筆ペン先生がぶった斬るWebサイト。
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