型番:PROline2500
メーカー:ULTRASONE
タイプ:開放型ヘッドフォン
再生周波数帯域:8 - 35,000Hz
インピーダンス:40Ω
感度:94dB
質量:292g
ケーブル長:3.0m(片出し)
プラグ:6.3φステレオ
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装着感はかなり良好。イヤーパッドとヘッドパッドがフカフカした素材で痛さは感じられません。edition9は勿論、DJ1PROよりも装着感は良好です。イヤーパッドの材質上蒸れも気になりませんし、ケーブルは細くて軽く取り回しが楽で、使用時に余計なことを気にかけず音楽に没頭できます。
バランスは完全なドンシャリ型。締りの無い量感たっぷりな低域と刺激的でザラザラした高域。このザラザラした音色は全体で感じ、Voまでもがザラザラとした質感になってしまいます。ソースにもよりますが、Voは多少引っ込み気味であまり前面には出てきません。中高域の音色の癖が非常に強く、癖の無い自然な音色を求める人にはまず合わないでしょう。しかし、この癖のある音色であり量感バランスがこのヘッドフォンの個性であり、魅力的だと感じられるので印象は悪くありません。音場感はなかなか良好で、同じULTRASONEのeditioin9やDJ1PROと比べても優秀だと感じます。密閉型と開放型による違いなのでしょうか。PROline2500のほうがS-LOGIC効果をしっかり出せているように感じます。そのS-LOGICにより前後感のある奥行き感の強い空間を形成します。基本性能は価格なり、量感のある低域による影響もあるように思いますが、全体的には厚みがあり響き成分が多く、そこそこ密度感のある重厚な鳴り方だと感じます。
刺激的で癖のある高域とモリモリ出る低域が最大の特徴で、ヘッドフォンに個性を求める人、ヘッドフォンを使い分ける人はニヤリとするのではないかと思います。刺激的な高域やドンシャリバランスから聞き疲れするような音だと思うかもしれませんが、実際は意外なことに落ち着いていて長時間聞ける安定感のある音です。おそらく密度感があり重厚なサウンドであることが原因だと思われます。
何にも向いていなさそうで何でもいける不思議なヘッドフォンです。PROline2500の鳴り方であり音色を受け入れることができれば何でも楽しく聞くことができます。あえて得意ジャンルをあげるとすればクラシックやジャズでしょうか。厚みのあるサウンドでクラシックの壮大さをなかなか上手く表現することができ、ジャズでは柔らかく量感のある低域でウッドベースが魅力的ですし、弦楽器や管楽器は鮮やかな音色で気持ちよいです。あまり鮮烈なイメージの音ではなく、逆に落ち着いた味のある大人なサウンドなので、そーいった曲のほうが合うようにも思います。
初めて聞いた時にはあまりに個性的な音に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまうとそれほど気にならなくなってきます。DJ1PRO同様に「音楽を楽しむ」という点で非常に優れた機種で、コストパフォーマンスも高いように思います。余談ですが、原音を忠実に再現するのではなく、独自の思想に基づいて「音楽を楽しめる音作り」をしているという意味で、ULTRASONEとGRADOは共通点があるように思います。性能と言うよりも鳴り方や音色の個性の違いでラインナップを揃えている点も似ていますね。
★オヤイデ HWS-22Wにケーブル変更
標準ケーブルと比べると一変してイメージが変わります。まず単純に基本性能の向上を感じられます。解像度がかなり向上し、帯域も広がりより低く、より上まで伸びるようになります。情報量も若干向上し、よりリアリティのある音へと変わります。綺麗でスッキリとした音になり、低域は程よく締まり、中高域がクリアーになり繊細さが増し、中高域のザラザラ感は減少します。特に中高域の変化は個人的に素晴らしく、PROline2500でこれほど癖のない繊細で綺麗な音が出るのかと驚かされます。バランスはドンシャリからフラット方向へ変化し、かなり聞きやすいバランスになりますが、代償として全体的な音の厚みが減少してしまいます。HD25のケーブル交換でもそうですが、ケーブルを換えることで音は大きく変わってしまいます。確かにクオリティーはアップしたと言えますし、個人的にはHWS-22Wを使用した時の音のほうが好きです。しかし、PROline2500の「らしさ」が無くなってしまうので良いとも悪いとも言えないのが本音です。HWS-22Wを使用した時の綺麗な音色が好きならば、最初からこのような音のヘッドフォンを使ったほうがいいのではないか?とも思います。ただし、一つのヘッドフォンで二度、三度楽しめるという意味ではケーブル交換は積極的に試してみる価値はあるでしょう。
僕が今回ヘッドホンに求めているのは、打ち込みとヴォーカルが共に得意であることなのですが、(極端な話、Michael JacksonのDangerous以降の曲群が得意そうなヘッドホン)このProlineはヴォーカルはどうなのでしょうか?まみそさんはざらつくという表現をされているようですが、ようするに「サ」行がキツイということなのでしょうか?S-Logicが気になること、BCLとUltrasoneの相性が良いらしいという事でProlineにまだ拘っているのですが・・・。
ですから、リケーブル前提ですと、PROline2500
のキャラではなくなるので注意が必要です。
ちなみにHWS-22Wのケーブルはヤフオクで作って出品している人がいるので、そこで落札できます。
値段は4k以下だったと思います。
HD25のHWS-22Wのケーブルも4kぐらいだったはずです。
漫画ドリームさんの場合、既にHD650でゼンハイザーは体験済みですし、ゾネホンにしたほうが、いろんな意味で楽しめそうな気もしますね~。
PROline2500にシルバー(ブルー)ドラゴンでどーなるのかは未知数ですw
>Vo
PROline2500はザラザラした質感の音で、Voもザラついてしまいます。
とは言っても、これは付属ケーブルでの話しで、ケーブルを換えると嘘のようにザラつき感は抑えられます。
ただし、付属ケーブルでないとPROline2500の「らしさ」が出せないのも事実。
難しいところですね。
>サ行
私は特に感じませんでした。
サ行の痛さというのはヘッドフォンによるところもありますが、それ以上に環境側による部分が大きく、環境を改善することでサ行の痛さを出ないようにすることが可能です。
SN比の改善をメインに向上させていくと、痛さや刺激といった部分は無くなっていきます。
で、今早速使っている(ケーブルはまだです)のですが、エージングが出来ていないにもかかわらず、特にヴォーカルのサ行が気になるようなことはありません。低音も、特にボワついた印象は受けません。HD650よりは大分締まっているように感じます。ヴォーカルも、確かに多少引っ込みますが、質はかなり良いように感じます。高域は確かに「ざらついている」という表現が分かるのですが、ヴォーカルには特に感じません。エージングでどう変わっていくのか楽しみです。
ヘッドホン、イヤホン、アンプ、ヘッドホンケーブル大放出!ヘッドホンを売るのはコレが最後になりそうです。興味のある機種などありましたらお気軽にご連絡ください。よろしくです。
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