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スピーカー、ヘッドホンとオーディオアクセサリーのレビューをメインとしたオーディオブログ。感じ取れ音楽!
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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

MessageⅡ : アナログケーブル

AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合

★②AC-DA(Maximum)Type36

s-PICT0164.jpgオーディオシステムの心臓部とも言えるDACの電源ケーブルを交換。
この効果は主に基本性能部分に現れる。
細かな表現が可能となり、特に情報量の向上が著しい。

それよりも注目すべきは、やはりローゼンクランツ特有のノリの良さ。
聞いていて楽しい、リズム感の極地。
生命感を感じられる生なリズム感を生み出せるのがローゼンクランツの特徴。
無機質的にスピード感を上げてリズム感が良くなるのとは訳が違う。

私は、「リズム感はオーディオにおける最重要要素」だと思っている。
この考えを教えてくれたのはオーディオインテル。
そう、USTサウンドである。
リズム感に注目し、リズム感を大事にした音作り。
これが生々しく躍動感溢れる音を生み出し、細かなニュアンス、奏者の意思までも伝えてくれる。

ローゼンクランツの音もまたリズム感を追求した音。
インシュレーター、ケーブルなどのオーディオアクセサリー全てに、このリズム感を狙い通りに付加できているのはローゼンクランツ製品だけだろう。
狙った音を正確に具現化できる技術を持っているからこそ可能な神業である。

★まとめ

s-PICT0166.jpgシステムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割が「音に命を吹き込むこと」であるならば、二本目導入の役割は「基礎工事~土台作り~」といったところだろうか。
土台で全てが決まると言ってしまってもいいほど基礎工事は大事な工程。
ガッチリとした土台があってこそ立派な家が建つというものだ。

トランスポートとDACの電源ケーブルで強固な土台を作り、次の段階で完成形の型となる家を作り、内装外装を綺麗に整え、水道や電気が通り、居心地のよい居住空間を作り上げるかのように、ローゼンクランツのケーブルが増せば増すほど確実に音が完成していくわけだ。
ローゼンクランツケーブル二本目の導入は通過点に過ぎず、これによって完成には至らないことを理解してほしい。
次の階段へ歩を進めよう。

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s-PICT0015.jpg型番:ATH-A2000X
メーカー:オーディオテクニカ(Audio-Technica)
タイプ:密閉型ヘッドフォン
ハウジング:チタンハウジング
再生周波数帯域:5 - 45,000Hz
インピーダンス:42Ω
感度:101dB
質量:298g
ケーブル長:3.0m
プラグ:標準/ミニ金メッキステレオ2ウェイ

メーカー製品紹介ページへ


オーディオテクニカの他のウィングサポート型ヘッドフォンと比べると重量が軽く、側圧が緩めでスカっと装着する感じになります。軽いので長時間使用でも首が疲れないのは良いですね。見た目はメタリックで先鋭的。Wシリーズとは対照的な美を感じます。

48370f16.jpeg基本性能は価格なり。情報量とレンジ感は少し物足りないように思いますが、解像度は聴覚上良く聞こえるような音作りがされています。バランスはフラット~高域寄り、癖の強い高域の影響で少し高域寄りに感じます。低域は緩みの無い程度に締まっており、それなりにレンジも広くそこそこ重みとキレのある良質な低域を聞かせてくれます。高域の癖が強く、これがATH-A2000Xの一番の特徴だと私は感じました。乾いたような、そして熱さの無い冷徹さを持っており、響きは付帯音的な響きではなく、高域の芯のみを取り出して増幅して鳴らすような、ある意味直球勝負とも言える高域です。他のヘッドフォンではなかなか聞くことのできない特殊な高域で、「チタンの癖の乗った高域」とでも表現しておきます。チタン製インシュレーターで感じることのできる高域の癖と同様のものが感じられます(余談ですが私はこのチタン特有の14ef3fc3.jpeg響きが受け入れられません・・・)。中域は低域や高域と比べると多少温もりが感じられるように思います。それはVoでよくわかり、意外と肉声的な声を味わえます。全体的に見た時に、「クリアーに綺麗に聞かせる」、そんな印象を受けました。明瞭な音ではあるものの、決して陽のイメージにならず、落ち着き、冷たさ、冷静さ、そんな中に温もりを垣間見れる大人なサウンドです。音の色づけは無いと言ってもいいほどで、このあたりはWシリーズと対照的です。甘さや艶っぽさ、煌びやかさを抑えて中庸な音を目指しているように思います。響きが控えめで線が細く、厚みはあまり感じられないタイプ。音の分離感が強く、特に高域はかなり輪郭がハッキリしており強調されます。オーディオテクニカらしからぬどちらかと言えば音像型の鳴り方な点は興味深く、分離感を重視しており、それによって距離感を出しています。その影響で横方向は狭いものの、前方方向への奥行き感を作ることに成功しており、この鳴り方は一般的な臨場感を重視したオーディオテクニカのヘッドフォンと一線を画します。ULTRASONE的な音場を好む人はすんなり馴染めると思います。音の立ち上がりは遅くもなく速くもなく、それほどノリが良いわけではありません。

パっと聞いて「高音質」だと思わせるような音に仕上げたのかな?と想像できます。決して「高音質=良い音」ではありませんが、高音質だと感じられることは音の判断材料の中で大きな支配力を持っている要素ですから、「長期的に数を捌くためによく考えられた音作りだな」・・・そう感じました。一言で言えば「Aシリーズらしい音」です。この路線でハイエンド機種並の性能を身につければ、オーディオテクニカと言うよりは某ハイエンドヘッドフォンのような音になるのでは?なんて思ったりもしますね。私の本音の評価は、「商業的には名機、オーディオ的には迷機」です。弦楽器が上手い、のようなピンポイントな売りがあるわけでもなく、ヘッドフォン一本でオールジャンルを高音質で楽しみたい人向けではないでしょうか。

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★導入履歴

ローゼンクランツのケーブルはケーブル単体ではなく全体で判断し評価する必要がある。
ローゼンクランツのケーブルを導入する度にどのように音が変化していくのか。
①から順番にレビューを読んでいくことで変化の様子を感じて戴きたい。

AC-RL(Maximum)Type33 : PCトランスポートへ接続

AC-DA(Maximum)Type36 : DAコンバータへ接続

AC-RL(Maximum)Type33 : ヘッドフォンアンプへ接続

NIAGARA Jr.Ⅳ : 電源タップ

DIG-Kaiser Sound/3 : デジタルケーブル

AC-RL(Maximum)Type32 : 電源タップへ接続

MessageⅡ : アナログケーブル

AC-Music Conductor Type35 : CDトランスポートで比較試聴

ローゼンクランツケーブル総合


★①AC-RL(Maximum)Type33

PCトランスポートへ接続。
まみそシステムにとって一本目のローゼンクランツケーブルとなる。
オーディオシステムは上流から攻めると効果が大きく効果的。

PCトランスポート以外はBMIケーブルEmotion等を使用。


★①AC-RL(Maximum)Type33レビュー

s-PICT0132.jpg以前ケーブルをALLローゼンクランツの状態にしたときは、下流からケーブルを交換していった。
その時と同様に一本目の導入では基本性能が下がり、また特に音場感が急激に狭くなる傾向が見られる。
閉鎖的で音が広がらず凝縮されたような印象。
その代わりに音が濃縮された影響か実が詰まって存在感が増し、血が通い有機的な音となる。
ハイエンドケーブルから交換した場合、似たような変化が感じられるのではないだろうか。

解像度の低下、音が粗くなってしまう点は残念なところ。
加えて音が広がらず凝縮されてて閉鎖的。
これだけ高価なケーブルを導入して悪化する点があっては残念極まりない。
おそらく、全てをローゼンクランツケーブルにしたときの音を知らない人であれば、この時点で導入を回避してしまうだろう。

ローゼンクランツケーブルは数を増やし支配力が増すほど、まるで浄化されるかのように濁りが消えていく。
最終的に、ふと気付けば性能面だけにスポットをあてたとしてもハイエンドケーブルを凌駕する領域まで達すると言っても過言ではない。
その時だけの音で判断せずに忍耐強くローゼンクランツケーブルを増やしていってほしい。
瞬間のパフォーマンスで判断せずにトータルパフォーマンスで判断する必要があるのがローゼンクランツのケーブルである。

s-PICT0134.jpg音が粗くなる、音が凝縮される。
このような変化の全ては序章であると私は感じる。
ローゼンクランツの方向性はニュートラルサウンド。
つまり、綺麗すぎる音、美音すぎる音、言い換えればどのような曲でも綺麗に美しく鳴らしてしまうような音では困るわけだ。
ローゼンクランツの音は美しい音だけでなく、汚い音や激しい音、怒りのサウンドも表現できなければならない。
そのために一度ニュートラルな状態に戻す。
その土台作りの第一歩を踏み出したと考えるのが適切だろう。

その第一歩を一番感じられるのが「音に血が通い有機的になること」だろう。
今までになかった生命感、音に命が吹き込まれることは性能面で音を評価することより遥かに重要なことであることを理解してほしい。
システムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割、それは「音に命を吹き込むこと」だと私は思う。
一時的に性能面の低下はあるものの、こんなことは些細なことであり気にする必要はない。
「ローゼンクランツのケーブルを増やすほどに音楽性が増し、気付けば性能面も最高峰に達していた・・・」と最後には思えるはずである。

音楽性と言ってもどのような音なのか想像しにくいと思われるので簡単に説明しておこう。
一言で言えば人間のようだ。
音楽が血のように流れ、音の隅々まで血が通い、肉となりパワーを生み出す。
静と動、その強弱、瞬発力、躍動感。
流れるような動きもできれば力強いインパクトのある動きも可能。

ローゼンクランツケーブルの役割は健康な人間に治癒していくようなもの。
人間はそのままオーディオシステムに置き換えられる。
血が綺麗になり浄化される、それは基本性能の向上を意味する。
血が綺麗になれば血の流れがスムーズになり体がキレてくる、それは音の流れがなめらかになり、音のキレや瞬発力、躍動感、抑揚表現などの向上を意味する。
鍛えられた筋肉、それは音のパワーの強弱表現を意味する。
エネルギー感溢れる人間になること、それは実在感、存在感のある音に繋がる。
人間が多種多様な感情表現を出来るのと同様に、ローゼンクランツの音もまたあらゆる感情を表現できる。
まるで体全体で感情を表現するかのように、音が細かなニュアンスまで伝えてくれるようになる。

★まとめ

ローゼンクランツのケーブルは音質を要素で評価できるものではない。
一本入れただけでクリアーなサウンドになるとか、音が柔らかくなるとか、音が冷たくなるとか、そのような変化がないからだ。
方向性としてはあらゆる音を引き出せるニュートラルなサウンド、それがローゼンクランツの音。
レビュー内でも書いたが、この言葉で締めたいと思う。
システムへのローゼンクランツケーブル一本目導入の役割、それは「音に命を吹き込むこと」である。

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★ローゼンクランツ

ローゼンクランツの音とは"音楽"である」

オーディオという分野において陥りやすいのが"音"を追求してしまうこと。
音を追求することは間違いではない。
しかし、重要であるのは"音楽"を求めること。
音を要素で判断することは間違いではない。
しかし、信じるべきは自身の感性であり直感的感覚であること。

★ローゼンクランツの特異性

ほぼ全てのオーディオメーカーは、独自の音楽観であり音楽性を持っている。
スッキリとした音、濃い音、甘い音、メリハリのある音などなど、それらの組み合わせにより形成される方向性は無限。
一般的に同一メーカーの製品を増やせば増やすほどそのメーカーの持つ特徴が強まる傾向がある。
つまり、その傾向が自分の好みのベクトルとずれているならば、傾向の度合いに比例して好みから離れてしまうことになる。
その離れてしまった距離を縮めるために別の傾向の製品を使い軌道修正をする。
様々な製品を組み合わせて自分の好みのベクトルにピッタリと合うようにするのが一般的なオーディオセッティングだと思われる。
音は無数の要素が組み合わさって出来ているため、好みの音に合わせる作業は想像を絶する難解なパズルを解くも同然の作業である。
数学的に数値及び計算でもって答えを導き出すのには限界があり、ある意味最もアバウトかつ最も正確な手段である人間の感性に最後は頼らざる得ないのだ。

そんな音の世界において極めて異例な性質をもった音楽性を持っているのがローゼンクランツである。
ローゼンクランツの製品は一貫してニュートラルサウンドを確立できており、その精度の高さは驚くほどに高くブレがない。
なぜこれほどの精度の高さを維持できるのだろうか。
一言で言えば「超人的な感性を持つ貝崎氏と理論で攻める貝崎氏の息子さんとのコラボレーション」。
感性と理論の組み合わせがその精度の高さを加速度的に高めているわけだ。
ちなみにケーブル類は全て息子さんの設計、インシュレーターにも息子さんの作品が存在する。
「狙った音を狂いなく具現化する製品作り」ができるのは、高度な理論と神がかった感性の融合により製品を作り上げるローゼンクランツならではだろう。
何百という試作品を作り、その中から良いものを選択する。
このような手法はローゼンクランツには存在しないのだ。

★ローゼンクランツの音~ニュートラルサウンド~

さて、ニュートラルサウンドとは何か。
特徴のないサウンドのことをよく中庸な音などと表現するが、ローゼンクランツの場合は中庸と言うよりも「全ての音を表現できる音」だと言える。
軽やかな音や重たい音、柔らかな音や硬い音、綺麗な音や汚い音、楽しい音や悲しい音などなど。
ソースに含まれる多種多様な表情を見せるサウンドを加工することなくそのまま素直に出せるのがローゼンクランツのサウンドだ。
ローゼンクランツの製品は音を作るのではなく、「あるがままに音を出せるような礎を築き上げる役割」を担っているのだ。

ローゼンクランツのケーブルは、増やせば増やすほど音が濃くなったり美音になったりメリハリがついたりすることはない。
なぜならば全ての製品が同一の方向性で統一されており、全てがニュートラルなサウンドであるからだ。
なので、ローゼンクランツの製品を増やしても音としての変化は少ない。
世の中に多数存在するハイエンドケーブルは、一本入れれば音が激変なんてことが当たり前のように起こるが、ローゼンクランツのケーブルは音としての変化は少なく、代わりに"音楽性"が高まる。
言い換えれば、ソースに含まれている音をそのまま引き出せる土台の完成度が高まると言える。
まるで大雑把に採寸された石を積んで作った石垣の細かな隙間を埋めていくかのように、まるで欠けていた細部のパーツがカチカチとはまっていくかのように、ローゼンクランツの製品を増やせば増やすほど土台の完成度が高まり、ソースに含まれている本当の音、つまり"音楽"を安定して引き出せるようになる。

★ローゼンクランツのケーブル

全てのケーブルをローゼンクランツで統一することに意味がある。
統一することで"音楽"を引き出す土台の完成度が高まる。
組み合わせで音を作る必要がないのがローゼンクランツ。
他メーカーのケーブルと組み合わせるとバランスを崩す。

ローゼンクランツの電源ケーブルラインナップは現在用途別に細分化されており、アンプにはアンプ用、DACにはDAC用などの電源ケーブルが用意されているため迷うことなく製品を選択することができる。
以下が電源ケーブルの製品ラインナップとなる。

  • Type31 ヴィジュアル用
  • Type32 タップ用
  • Type33 汎用タイプ,PCトランスポート
  • Type34A スピーカーケーブル
  • Type34B Niagara Only(超ハイエンド用)
  • Type35 Misic Conductor(コントロールアンプ,CDトランスポート,CDP)
  • Type36 CDプレイヤー,DAC,デジタルアンプ,真空管アンプ(PowerAmp)
  • Type38 DA Special(超ハイエンド用)


★導入編

実際にまみそシステムにローゼンクランツのケーブルを導入していく経過を記録していくことにする。
ローゼンクランツの製品は単体でのインプレにあまり意味がなく、トータルで判断する必要がある。
そのため、以下の導入する順番に沿ってインプレを読んで戴きたい。
そうすることによって、どのようにローゼンクランツの音が完成されていくのかがわかると思われる。

※各ケーブル名からケーブルのインプレへLink

AC-RL(Maximum)Type33

価格:170,000円(税抜き)

汎用タイプ、PCトランスポート用の電源ケーブル。
まみそシステムのPCトランスポートへ導入。
オーディオは上流から、効果の大きい箇所。

AC-DA(Maximum)Type36

価格:220,000円(税抜き)

DAコンバーター、CDプレーヤー、デジタルアンプ、真空管アンプ用。
まみそシステムのDACへ導入。
トランスポートとDACはセットで考えよう。

AC-RL(Maximum)Type33

価格:170,000円(税抜き)

まみそシステムのヘッドホンアンプへ導入。
トランスポート→DAC→アンプと上から攻めよう。

NIAGARA Jr.Ⅳ

価格:185,000円(税抜き)

ローゼンクランツの電源タップ。
システムに統一感を!そして息吹を吹き込め!

DIG-Kaiser Sound/3

価格:400,000円(税抜き)

まみそシステムのデジタルケーブルへ導入。
音のうそ臭さを無くし、本物の音へ。

AC-RL(Maximum)Type32

価格:170,000円(税抜き)

タップ専用電源ケーブル。
システム全体へ命を送り込もう。
デジタルサウンドよサラバ、ようこそアナログサウンド!

MessageⅡ

価格:450,000円(税抜き)

これにてALLローゼン化計画完結。
徹底した色付けの排除。
素のままの音をあなたへ。

AC-Music Conductor Type35

価格:330,000円(税抜き)

コントロールアンプ専用電源ケーブル。
CDトランスポート、CDプレイヤーでも可。
CDトランスポートにて比較試聴。

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★まみそ的エージング論 Part2

以前コラム「まみそ的エージング論」で述べた「効果的なエージングを行うには基本性能の優れた環境で鳴らすべきである」という考え方は今も変わらず、やはりエージングの方法には効率的、非効率的なものがあると私は思う。
そしてもうひとつ、エージング方法による時間の差はあれど、最終的には同様の音になるのかどうか。
この点に関しては前回答えを出すことができなかった。

さて、前置きはこれぐらいにして、実はオーディオ仲間と話をしていて面白いエージング論を聞く機会があった。
そのエージング論とは簡単に言えば「エージング方法によって音に差が出る」というもの。
これはエージング方法次第でエージング時間を短縮するだけでなく、音そのものも最大限引き出すことが可能という理論。
長時間のエージングによって同じ音になるのか否かは定かではない。

川を想像してみてほしい。
川には泥や砂や石がゴロゴロと乱雑に積もっている。
チョロチョロと流れる川であれば、この乱雑に積もった泥や砂や石はほとんど動かない。
電源ケーブルで言えばエージングに時間がかかるということになる。
しかし、雨が降り大量の水がドバっと流れてくれば、泥や砂や石は流され一掃される。
つまり、電源ケーブルに大量の電気を流してあげることでケーブルを綺麗にし、そしてなめらかに電気が流れるようにしてあげる。
というのが知人の提唱するエージング論である。

実はこの理論、私の理論とよく似ている。
よりワイドレンジな環境で使用することで、今まで使用していなかった帯域まで使うこととなり、短時間でエージングを完了できるという考え方。
これは電源ケーブルでいう大量の電気を流すという考えとよく似ている。
エージングの時間はやり方次第で短縮可能というのは同意できる部分である。

知人は更に続ける。
時間が経てばまた泥や砂や石が積もってくるため、定期的(3~4ヶ月に一度)にエージング専用機にて全てのケーブルをエージングをする必要がある。
これは今までの私にはない考え方。
一度エージングが完了すればそれで完結という考えを覆す。


★同一ケーブル比較

s-PICT0135.jpg実験のため、電源ケーブルBMI Hammerhead Gold Mk4を二本用意してみた。

果たして同一ケーブルで①「普通に機器に繋いで使用したケーブル」と②「エージング専用機器でエージングしたケーブル」に音質上の差は生まれるのであろうか。
ちなみに、①のケーブルは購入してから一ヶ月足らずのため単純にエージング不足の可能性あり。
また、①のケーブルは約2m、②のケーブルは約2.4mと長さが違うため、正確には同一ケーブルとは言えない。

>結果

基本的に①も②も同じ音。
①のほうがパワフルで濃く実体感が強く重い音。特に低域の重さに差があり。
②のほうが軽やかでふわっとしておりサラサラした音。
①のほうが凝縮された感じ、②のほうが音がほぐれて開放的。
上記理由から①のほうが音場は狭め、②のほうが音場が広く開放感あり。
レンジ、解像度等性能面での差は特に感じず。

同一ケーブルということもあり当然ほとんど同じ音だが、一般的によくエージングで感じられる「凝縮された音⇒ほぐれて広がる音」という変化が①と②で感じられた。
果たして①は今後②のような音になっていくのであろうか。
それともいくら長い期間使用しても②のようにはならなのだろうか。

結局、最終的に同じ音になるのかどうかという疑問は解決することができなかった。
もうひとつ注意すべきは、エージング時間、方法は関係なく、音の違いは長さによるものなのかもしれない。

★まとめ

結局私は今回の実験から、音の違いはエージングの程度の差によるものという結論に至った。
エージング専用機によるエージングの音質面の優位性は感じられなかったが、エージング専用機によって、3~4日でこれだけの音を引き出せるようになるのであれば、それはそれで非常に効率的かつ効果的だと言える。

長期エージングによって効率的にエージングを行ったケーブルと同様の音になるのかどうかの謎は次回へお預けである。

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★はじめに

近代ヘッドフォン界において希少な存在であるコンデンサー型ヘッドフォンを作り続ける日本の匠STAX。
そんなコンデンサー型ヘッドフォンをまみそが超主観でもって考察してみる。

★まみそ的STAX考察

人間は正確な音を良い音だと感じるのだろうか。
私はそうは思わない。
良い意味での歪みがあると人はそれを心地良いと感じるものである。
代表的な例が真空管アンプで、真空管アンプは決して正確に音を増幅できているとは言えないが、その不正確さが味となり心地良さへと直結している。
これと同じ感覚を私はコンデンサー型ヘッドフォンに感じる。

高性能なダイナミック型ヘッドフォンが存在する今、STAXに性能面での優位性は無いと私は考えている。
ではSTAXの何に魅力を感じるのか。
それこそが先ほど書いた「不正確さからくる心地良さ」である。

STAXだけが生み出すことのできるひとつの特徴がある。
コンデンサー型ヘッドフォンにはダイナミック型ヘッドフォンには無い「刹那のタメ」があること。
この「刹那のタメ」はSTAXの最大の利点でもあり最大の欠点でもあると私は思うのだ。
バランス化したダイナミック型ヘッドフォンを使用している人は、ダイナミック型ヘッドフォンとコンデンサー型ヘッドフォン比較することで、特に低域でSTAXにおけるタメの感覚を理解しやすいと思われる。

良くも悪くもコンデンサー型ヘッドフォンは瞬発力に欠けるわけだ。
これは音の立ち上がりとは別の話。
音の立ち上がりは速いが、その後に極めて微小なタメがあり、そのタメの後に音が耳へ届く。
これがガツンとくる力感を出せない原因でもあり、キレや鋭さ、汚さを出せない原因でもある。
逆に、これが音の繋がりを生み、なめらかさや柔らかさ、揺らぐような心地良さ、美音となる原因になっている。

コンデンサー型ヘッドフォンはある一点においてのみは生演奏に近いと言える音を出せるのかもしれない。
しかし、一言で言えば力感が出せない、たったそれだけで生演奏とは程遠い、私はそう感じる。

私がコンデンサー型に見出した魅力は「オーディオ的音楽性の高さ」、これに尽きる。
オーディオとは「良い音」だと感じることが大事であり全て、それが私の考え方。
原音に忠実であることを「良い音」の基準にするのは勿論間違いだとは言わないが、それよりも自分の感覚で「良い音」だと感じることが大事。
そーいった意味でコンデンサー型ヘッドフォン、そしてSTAXは非常に優れた味わい(音楽性)を持った音を奏でてくれる。
素直にそう感じる。

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★Emotion AC

72289fa0.jpegKubala-Sosnaの電源ケーブル。
日本には代理店が無いためまだまだ知名度が低いケーブル。

まず基本性能。
数々の電源ケーブルを今まで試してきたが、Emotionはハイエンドと比較するに値する基本性能を有していると感じる。

音の傾向としてはEmotion RCAと似ており、暖色系でありながらモヤっとしないクリアーなサウンド。
響きを重視し、音がよく広がり、情報量も多く音に包まれるような感覚を生み出せる。
そのような特徴を持つ場合に多々感じられるモヤモヤ感がないのは高い解像度によるものだろう。

Emotion RCAでは濃い目の味付けだと感じたが、電源ケーブルはインコネと比べると影響力が少ないおかげか、それほどシステム全体をEmotion色に染め上げない。
とは言え、どこに使用しても音が濃く、実体感が強まる傾向がある。
音が濃くなっても音がくどくならないのがEmotionの特徴。
濃さによる息苦しさは感じられず、嫌味のない自然に馴染める音に有機感、生命感を付加してくれる。
allegretto ACほど強力に有機的な音になることはないが、方向性としては同じ。

★まとめ

s-PICT0089.jpgハイエンドケーブルと遜色ない性能、そして高い音楽性による格調高さを持ちながら、価格が$1000と破格であること。
おそらく日本で売られることになると20万クラスのケーブルになると思われるが、そう考えてもコストパフォーマンスが高い。

実はこのケーブルの良さを全く出せずに苦悩し、結局機器側が足を引っ張っていると判断してDACを買い換えたという過去がある。
(他の人にケーブルを使ってもらって感想を聞いたら全然違う感想だったとか、いろいろな過程を経ての話)
なので、Emotionはケーブルによって色づけするのではなく、機器の性能を高く引き出せるタイプなのではないかと思う。
そんなわけで、ハイエンド機器を使用している人には是非試してほしい。

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★Emotion RCA

s-PICT0128.jpgKubala-SosnaのRCAケーブル。
日本には代理店が無いためまだまだ知名度が低いケーブル。

情報量、解像度、レンジ感全てにおいて基本性能は最高レベル。
音楽性を含め格が違う。
傾向的にはmuse-cableとよく似ており、響き豊かでふわっとした鳴り方をする。
スピード感はmuse-cableに多少劣るように思うが、他の部分でカバーできる範囲内。
響き豊かな暖色系でありながら散漫とせず、曇りなく濁りなく細かな音まで描き出す。

バランスは低域寄り、その影響か重心は低め、低域の量は多いが解像度が高く自然な広がり、密で重く説得力十分。
低い位置に低域が配置され、中域が真ん中に、その少し上に広がるように高域が展開する。
サウンドステージの広さはmuse-cableとほぼ同等~少し狭めだが、一般的なケーブルと比べればかなり広い。

響きが多少多めなので邪魔に感じる人もいるかもしれない。
残響音、空気の揺らぎの表現力に長けており、音の調和を得意とする。
そのため音の輪郭をハッキリ出すタイプではなく、またメリハリのあるタイプでもない。
音の形をリアルに見せて聞かせるのではなく、間接的に全体の雰囲気を重視して聞かせる傾向がある。
その高い性能から生み出されるのはEmotionの場合「リアリティ」と言うよりも「自然さ」だろう。

★まとめ

「低域がよく出る高性能なmuse-cable」、そんな感じのケーブルである。
空間いっぱいに広がる優しい音にふわっと身を委ねるようなサウンドを目指している人にはお薦めしたいケーブル。
1mで$2800と高額、海外から個人輸入しなければならないという二つの理由からお気軽さは無いが、ハイエンドケーブル導入を検討する際には是非Emotionも選択肢に入れてみてほしい。

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★生カイザー来訪

2009年6月15日、まみそ邸へカイザーサウンド代表、生カイザーこと貝崎氏が訪れました。
ヘッドフォンによるオーディオ再生への興味、そしてヘッドフォン再生の経験をスキルとして根付かせたいというのが主な理由のようです。
一方私はといえば、単純に「生カイザーに会える」というそれだけの理由で楽しみにしており、まさかこの日が私の音楽観に衝撃を与える日になろうとは微塵も思っていませんでした。

時は朝10時、貝崎氏ご来訪であります。
第一印象、やたら血色の良いエネルギッシュなおじいちゃん、です。
活力に満ち溢れ、今が絶頂期と言わんばかりに輝いて見えました。

★試聴

まずは貝崎氏がまみそシステムで試聴。
そして第一声は、

「これダイナミック型ですよね?」

そうなんです。
私のシステムはまるでコンデンサー型のようにサラサラとしており優しく全く痛さのない、いくら音量を上げてもうるさくならないような音。
そしてそれは現状での不満な点でもあったのです。
私は不満点を貝崎氏に伝えました。

「音に重さ、粘り、有機感、生々しい活きた音を付加したい」

allegretto ACを廃したことにより無くなってしまった有機的で生々しい生命感。
それを再び付け加えたい、それが私の希望でした。
なぜallegretto ACを外したのかと言われると、『「音楽」よりも「音」を選択した』と言うしかありません。
つまり、私は音楽性よりも性能を重視してしまったのです。
今考えれば馬鹿な選択をしたものです。

★驚くべき調整技術、神業を見た!

この私の希望を叶えるべく調整がスタートしました。
まずはインシュレーターの方向性合わせ。
このインシュレーターの方向性合わせに関してはローゼンクランツのWebでも紹介されていますが、貝崎氏による調整は次元が違います。

同じ種類のインシュレーターでも違いがあり、遅いものから速いものへ、加速度がつくように適切なインシュレーターを適切な場所に設置する必要があるのです。
私のしていたセッティングでは、最も遅いものが前面へきており、最も速いものが左奥へ置いてあったため、加速度の面で見ると最悪な状態でした。
この二つのインシュレーターを入れ替えることにより、音が左奥から右奥へ、そして前面へと綺麗に流れ、音質的には音抜けの良い開放的な音となりました。

更に、使用しているアピトンボードにも方向性があるようで、私のセッティングは裏表逆、前後も逆とこれまた最悪な状態でした。
このボードを正常に設置してあげると、音がますます抜けよく綺麗に流れ、活き活きとしてくるのです。
しかし、正直言いますとこの時はまだ「プラシーボなんじゃないか」と疑う心があったことは否定しません。

ちなみに、この物質の方向性というのは見てわかるものではなく感じて判断するようです。
なので私達のような素人には全くもって方向性を知ることはできません。
よく言えば神業、悪く言えばオカルトとなるのでしょう。
私は最終的に「貝崎氏の調整技術は神業である!」と素直にそう思いました。

★ローゼンクランツに染まるまみそシステム

さて、ここからはローゼンクランツのアクセサリー大投入となります。
順を追って説明していきましょう。

・タップ

s-PICT0126.jpg開発中の新型タップとのこと。
タップのみ変更、他は変更なし。
正直言いまして、タップのみを換えた時は「音が広がらず閉鎖的で狭苦しい音」になってしまい、レンジも狭く解像度も落ち、確実にクオリティーが落ちたと感じました。
実際私は貝崎氏本人にもこのような正直な感想を伝えました。
ひとつ良くなったと言えば、僅かに音が生っぽくなったような気がしないでもないことでしょうか。
しかし、あまりに悪化した面が多すぎ、とても良くなったとは言えないのが実情です。

・アンプの電源ケーブル

今回試させて戴いたケーブルやタップは全て開発中の新製品とのことでした。
これからはインシュレーターだけでなく、ケーブルの世界でも王者の地位を築いていくことになるのでしょうか。
ケーブルの世界はライバルが多いだけに厳しいとは思いますが、これから続々と発表されるであろうケーブル類に期待せずにはいられません。

さて、話を戻します。
アンプの電源ケーブルを換えたところ、先ほど感じた音が広がらないという欠点は解消されたように思います。
しかし、やはり音場感は狭く、音が凝縮されたような感覚が消えません。
クオリティー的にもまだまだで、この時は「インシュレーターは凄いけどケーブルはこんなもんなのかなぁ」と内心思っていました。

・DACの電源ケーブル

このあたりからマイナスイメージからプラスイメージへと反転してきます。
音の生々しさが強く、凝縮されたような感じもなくなり、綺麗に音が配置され、細かな音もよく聞こえ、奏者の感情を感じられるようになり、美しい音から重い音、様々な音を見事に再現するようになってきたのです。

・インコネ

ローゼンクランツの音がまた一歩洗練されたイメージを持ちました。
ローゼンクランツのケーブルは全て同じ音で全く方向性にブレがありません。
増やせば増やすほどに同一方向性のまま完成度が高まるのです。

・PCトランスポートの電源ケーブル

これが決定打でした。
トランスポートの電源ケーブルを換えた時に全てのピースがピタッ!っと組み合わさったように感じました。
一番の変化は音の抑揚、英語のアクセントをイメージするとわかりやすいと思うのですが、その音の出だしのアクセントがグッ!っとくるようになったのです。
同時に音の流れ、リズム感、特に低域の躍動感は素晴らしかったです。

★ローゼンクランツに染まったまみそシステム

s-PICT0127.jpg実はまみそシステムの一番のウィークポイントであるデジタルケーブル。
ここもローゼンクランツ製のデジタルケーブルに換える予定でした。
しかし、AES16は24pという特殊コネクタのため残念ながら使用できませんでした。
貝崎氏も「ここで必殺デジタルケーブル!」といった雰囲気で取り出していただけに、使えなかったのは非常に残念でした。

その代わりトランスポートのインシュレーターの方向性を合わせてくれました。
ステンレスインシュレーターでローゼンクランツとは全然関係のないものですが、これもまた方向性があるようです。
またまた裏表逆、方向性もバラバラという状態で、加えてトランスポートに使用していたボードも裏表前後逆でした。
どこまで逆なんだ・・・・

さて、それらを修正すると、見違えるように音がクリアーに、音楽性だけでなく音質の面でもハイエンドケーブルに引けをとらないレベルにまで到達したのです。
途中から音楽性の高さはこれ以上はあり得ないレベルにまで達していました。
ただ、ひとつ気になっていたのが単純な音質レベル、言い換えれば基本性能。
この点に関しても、ほぼ全てをローゼンクランツケーブルで揃えたときには高いレベルまで引き上げられることを証明してくれました。
奏者の感情、ニュアンスを手に取るように感じられる音、それが今ここに実現したのです。

★原点を思い出せ

「奏者の感情、ニュアンスを手に取るように感じられる音」
このフレーズ、そうです、私の原点、USTヘッドフォンではありませんか。
性能にとらわれず、奏者の感情をダイレクトに感じられ、そしてリズム感を最重視したUSTサウンドはカイザーサウンドと同じなのです。
私はこの音に惚れ、この音こそ自分の理想の音だと信じ、この音を目指して環境を追い込んできたはずでした。
しかし、更に上を目指すという目的は「更に高性能にする」という大きな思い違いを生み出し、大事な「音楽」を鳴らすことを忘れて、進むべき方向を間違えていたように思います。

★オーディオとは「音」を再生するに在らず「音楽」を再生するものなり

貝崎氏との出会いによって、私はこの指標を改めて胸に刻み込んだのでした。
音楽とは聞いた瞬間に直感的に、そして感覚的に「良い音だ」と思える音を作ることが大事であり、高解像度だとかレンジが広いだとか、柔らかい音だとかクリアーな音だとか、そんな細かな要素を見て作っていくものではありません。
勿論基本性能は大事ですが、まず第一にあるべきは「心地良いと思える音」であることであり、それを見失わずに環境整備をしていけば、自然と性能はついてくるものなのです。

★最後に

カイザーサウンドの実体験だけでなく、貝崎氏のオーディオ理論やオーディオ体験のお話しから感じられるオーディオ観は、私の目指す音であり進むべき道を確固たるものとし、今後ブレなく音を追求していける自信を持たせてくれました。

カイザーサウンド、それは個性を持たず、あるがままの音をあるがままに出せるニュートラルな音。
激しい音は激しく、優しい音は優しく、綺麗な音は綺麗に、汚い音は汚く、重い音は重く、軽い音は軽く、硬い音は硬く、柔らかい音は柔らかく。
そのように、全てに柔軟に対応できるのがカイザーサウンドだと私は感じました。

オカルトチックで手を出しにくい人も多いかと思われるローゼンクランツですが、完成されたカイザーサウンドには神秘的な理論も納得してしまうだけの説得力があります。
私の場合、理論がどうであれ出音が良ければ全て良しなのであまり気にしませんが。

そんなこんなでお互い仕事の都合で解散は3時、あっという間の5時間でした。
このような出会いをこれからも大事にしていきたいと思っています。

★おまけ~ケーブルの特殊な傾向~

一般的なケーブルというのは個性を持っており、例えば濃い音のケーブルであれば、そのケーブルを増やせば増やすほど音が濃くなる傾向があります。
逆にクリアーでアッサリした傾向のあるケーブルであれば、そのケーブルを増やせば増やすほどクリアーでサラサラした音となります。
このケーブルごとの個性を把握し、それぞれを組み合わせて自分好みの音にバランスよく調整するのが通常のオーディオだと思われます。
ほぼ全ての人がこのような調整をしているはずです。

しかし、ローゼンクランツに限ってこの常識が通用しません。
ローゼンクランツのケーブルは全て同じ音の方向性を持っており、その方向性はニュートラルなのです。
そのため、いくらローゼンクランツのケーブルを増やしても味付けが強くなることが一切なく、よりニュートラルなサウンドとなっていきます。
こんなケーブルは他には無いでしょう。
少なくとも私は他に体験したことがありません。

ローゼンクランツのケーブルは一本だけ入れてもあまり効果を発揮してくれません。
むしろシステム全体のバランスを崩して悪化するでしょう。
今回の「ローゼンクランツに染まるまみそシステム」のレポートを見てもらうとわかるとおり、最初はバランスが崩れて悪化したと感じました。
しかし、システムの半分をローゼンクランツで支配したあたりから好転してきます。
そこからは増やせば増やすほどに活きた音となっていきます。
音色面での変化がないためわかりやすい大きな変化はありませんが、音が流れるようになり活きてくるのです。
これはインシュレーターでも同様のことが言え、増やせば増やすほど筋が通り流れが生まれます。
ローゼンクランツ製品を多く使用している人は「音の流れ」の大事さを痛いほどわかっていることでしょう。

一本では効果が無い、逆に悪化する、そんなケーブルなのですぐに手放してしまう人も少なくないのかもしれません。
まずは安価な入門モデルからでもいいので、全てをローゼンクランツで統一すること。
ローゼンクランツの音が好きなのであればこれが最良の選択だと思います。
一般的な「○○な要素を付加させたいからこのケーブルを入れる」という概念が全く通用しないため、なかなか認知されず悲しい製品のようにも感じました。
興味のある人は一度カイザーサウンドの試聴室に行くなどして、カイザーサウンドの真髄を味わってみてください。
捜し求めていた「音楽」がそこにあるかもしれません。

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★ORCA Limited Mk3i

a252267d.jpegBMIのORCA Limited Mk3iとHammerhead Gold Mk4に共通して言えるのがストレスフリーな癖の無い音であること。

解像度の高さとレンジの広さはハイエンドと言えるものを持っており、電源ケーブルの中では間違いなく最高レベル。
特にレンジの広さは目を見張るものがあり、高域方向への突き抜け感、開放感は気持ちよい。

方向性としては優しく軽やかでサラサラした音を基調としており、ヘッドフォンで例えるならコンデンサー型のような傾向がある。
そのため、ガツンとした力感、重さ、エネルギッシュな音を出すことができないのが欠点となる。
個人的には「重さ」を他の部分で補う必要があると感じる。

887673b0.jpeg全体感の強い鳴りで、音の繋がりを得意とする。
音場の前後感、特に上下と左右への広がりは優秀。
響きのコントロールが上手い。

私の場合、アンプに使用した時が最も良さを引き出せた。
どちらかと言えば下流向けのケーブルではないだろうか。

個人的にはこの手の傾向のケーブルのみで音を完成へ導くことはできないように思う。
勿論私の好みでの話だが、濃さや重さといった点を出せるケーブルと組み合わせることでバランスが取れると感じる。
ORCA Limited Mk3iは他ケーブルと組み合わせることを前提として極めて優秀なケーブルと言えそうだ。
Brack Label Ⅱのような一本だけで完成された音楽性を持つタイプとは何か違うような気がする。

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